ガクチカで学業を書いてもOK!内定を勝ち取る書き方を徹底解説!

ガクチカで学業を書いてもOK!内定を勝ち取る書き方を徹底解説!

2021年12月16日更新

はじめに

就活のエントリーシートや面接では、ほぼ100%の確率でガクチカ(学生時代に力をいれたこと)を聞かれます。

 

ガクチカはサークルやゼミ活動を書くイメージが強いですが、あまりそのような活動してこなかった人にとっては何を書いて良いか迷ってしまいますよね。

 

「正直書くことが学業に関することくらいしかないけど、ガクチカに学業について書いてもいいのかな」と思う人も多いです。

 

そんな方に向けてこの記事では以下内容を解説します。

 

・ ガクチカで学業について書いて良いかどうか

・ガクチカで学業について書くときのポイントや注意点

 

この記事を読めばガクチカに学業を書いて良いかと言った不安が無くなるのと同時に、内定を勝ち取りやすいガクチカの作り方が分かるのでぜひ参考にしてみてください。

1.ガクチカに学業を書いても良いの?

結論から言うとガクチカに学業を書いても問題ありません

 

なぜなら企業はガクチカそのものを知りたいのではなく、ガクチカを通してあなたが入社後も活躍できる人材かどうかを知りたいからです。

 

現に、私は大学時代サークル活動や、課外活動をほとんどせず、ガクチカは主に研究室での活動を述べていましたが、同時に大手3社の内定を取ることができました。

 

サークル活動や課外活動をしていなくても企業が求めている内容を、盛り込みさえすれば何の問題もありません。

 

むしろ学業は学生の本分なので、そこでしっかりと企業にアピールできれば好印象を得ることができます。

2.企業がガクチカを通して知りたいこと

企業はガクチカを通して自社で活躍できるかどうかといったことを知りたがっています。

 

それを見極めるために以下5点を重点的にみています。

 

・人柄

・思考力

・表現力

・問題解決力、課題達成欲

・協調性

 

順番に解説していきますので、これらを意識して、企業にとって魅力的なガクチカをつくりましょう。

 

 

<人柄>

人柄とはあなたの性格や価値観のことを指します。

 

採用担当者は、自社にマッチする人材を、エントリーシートや面接を通して探しています。

 

なので、あなたの性格や価値観を知りたがっています。

 

例えば、エンタメを主に取り扱う会社にとって、無表情でネガティブな人よりも、いつも笑顔で、ポジティブな人の方が、自社にマッチしていると思いますよね。

 

当たり前に思われるかもしれませんが、相手に「自分の人柄を知ってもらいたい」と意識しながら作るのと、そうでない場合では、伝わり方に大きな違いが出てきます。

 

学業について書くうえで、なぜあなたがその学業に興味を持ったのかということを具体的に作ることで、人柄が伝わりやすくなるので、意識してみてください。

 

 

<思考力>

思考力とは物事を多角的に見たり、論理的に考えたりする能力のことです。

 

思考力がなければ、斬新なアイデアや、効率的に仕事を進めることができません。

 

ガクチカで学業について書いたり、述べたりするときは、学業への取り組む時の、あなたの思考のプロセスが伝わるように意識しましょう。

 

ガクチカを作ったら、ゼミや研究室の同期・先生から、論理構造が問題無いか確認してもらうと、より質の高いものになるので、ぜひやってみてください。

 

 

<表現力>

どんなに素晴らしいアイデアや、意見を持っていても、相手に伝えることができなければ、意味がありません。

 

多くの場合、大学や専門学校での学業は、専門的なので、その分野に携わったことの無い人にとっては、理解するのが難しい内容であることが多いです。

 

だからこそ、どうすれば相手に伝わるかといったことを、意識して、簡潔で分かりやすい内容にする必要があります。

 

なるべく専門用語は使わず、分野外の友人に見せたり、聞いてもらったりするなどして、初見でもすっと頭に入ってくる内容かどうか確認するようにしましょう。

 

 

<問題解決力、課題達成力>

企業では、成果を挙げるために、仕事で発生した問題を解決しながら、課題を達成していくことが求められます。

 

企業は、ガクチカを通して、あなたが困難に直面したときに、どのように考え、解決していくかといったことを見ています。

 

学業を進める上で、誰しも困難に直面しているはずですので、しっかりとその内容について盛り込みましょう。

3.ガクチカでの学業の書き方

ガクチカでの学業の書き方は以下の8ステップで書きましょう。

 

1.概要

2.動機

3.目標

4.課題

5.結果

6.第三者からの評価

7.学び

8.入社後にどう活かすか

 

詳細に解説していきます。

 

 

<1.概要>

まずは、どんな学業に専念していたかを伝えないと何もはじまらないので、取り組んでいた学業について、簡潔にまとめましょう。

 

ここでは専門的なことを、分野外の人にも分かりやすく説明する表現力が問われています。

 

例えば営業職の場合は、自社の商品やその魅力をクライアントに理解してもらわないと、契約を結ぶことはできないので、それらを相手に伝えるための表現力は非常に重要です。

 

書いたら一度、その分野についてあまり詳しくない友人などに見せて、フィードバックをもらうのがオススメです。

 

 

<2.動機>

ここではあなたの人柄を伝えることを意識して、書きましょう。

 

小さいころの思い出や留学など、あなたの価値観に大きく影響したエピソードも交えながら、なぜその学業に興味を持ったか、ということを盛り込めれば、よりあなたの人柄が伝わりやすくなります。

 

好きな人に自分のことを知ってもらうように、「私はこんな人間なんだ」ということをアピールしていきましょう。

 

これを意識すれば、企業とのミスマッチの確率も大きく下げることができます。

 

 

<3.目標>

学業をはじめる上で、具体的な目標を明記するようにしましょう。

 

どの企業も必ず売上や契約数などの目標があります。

 

そしてその目標を達成するために自ら考え、行動し、成果を上げる人材を企業は求めています。

 

また単に教授から言われたからこの目標にしたというよりも、主体的に目標設定をしたという方が好印象です。

 

なぜなら企業は最終的に目標を与えられる側ではなく、適切な目標を設定していくようなリーダーとなる人材を求めているからです。

 

ただ先生に言われたからこの目標にしたというのではなく、現状把握をしたうえで、明確な根拠を伴った適切な目標設定ができていることをアピールできれば、好印象を与えることができます。

 

目標の作り方については、なるべく定量的にすることを意識しましょう。

 

数値でアピールすることで、採用担当の記憶に残りやすく、かつスマートな印象を与えることができるからです。

 

面接官に一目置かれる目標設定をできるようにがんばりましょう。

 

 

<4.課題>

学業を進める上で、直面した課題と、それをどのように解決したかということについて書きましょう。

 

これを盛り込むことで、仕事で問題が生じても、解決し、前に進めていける能力があることをアピールできます。

 

あなたが上司の立場になった時に、何か困りごとがあったら、自分で考えもせずに、すぐに助けを求めてくる人を部下にしたいと思いませんよね?

 

周囲に助けを求めてはいけないということではありませんが、まずは自分で問題解決のために考え、行動できるということをアピールできないと、入社後の活躍をイメージしてもらえないので、気を付けましょう。

 

 

<5.結果>

設定した目標に対して、最終的にどの程度達成したかを定量的に書きましょう。

 

仕事に対する取り組み姿勢やプロセスもとても重要ですが、企業の一員としてはたらく以上、結果を残さないといけません。

 

企業の利益や成長に貢献できる人材であることをアピールするためにも、この項目はしっかりと盛り込みましょう。

 

 

<6.第三者からの評価>

学内や学会での表彰など、第三者からの評価があれば、ぜひ盛り込んでいきましょう。

 

ゼミや研究室の友人・教授から自分の結果や取り組み姿勢について、フィードバックをもらうのも良いです。

 

第三者からの評価が加わることで、客観性が生まれ、あなたが学業で出した成果に対する説得力が向上します。

 

 

<7.学び>

企業は成長意欲のある人材を求めています。

 

学業を通じて何を学んだかということをしっかりと盛り込めれば、どんな経験からも学びを得て成長していける人材であることをアピールできます。

 

例えば、外国の文化に関する研究をしていたとすると、

 

「たくさんの外国人と話せて、楽しかった」

 

だと、ただの感想という印象で終わってしまいますが、

 

「世界には多くの価値観を持った人がいることを知り、多様性を受け入れていくことで、自分の価値観に深みが出ることを学びました」

 

というような内容であれば、成長意欲があることをアピールできます。

 

また失敗談や成功体験をもとにした、ノウハウやナレッジなどをマニュアル化するなど、成果物があると更に好印象となります。

 

仕事におけるノウハウを共有化することで、同じ失敗をする人が減り、企業としての生産性向上に寄与できます。

 

このような活動を自主的に行える人は企業にとってはとても魅力的なのです。

 

 

<8.入社後にどのように活かすか>

最後に、学業を通して得られた学びや経験を入社後にどのように活かしていくかについてもしっかりと述べましょう。

 

これが無いと、結局自社で活躍してくれるのかどうか、イメージがしにくくなります。

 

そのため、なるべく志望する業界や業種に合わせて、学業の種類を変えるとより良いです。

 

例えば、出版社を希望している場合は、小説に関する研究について述べるなどです。

 

研究活動でなくても、語学関係の資格を取ったなどでも良いので、より関連性の高い取り組みをしてこなかったか、今一度振り返ってみましょう。

4.より面接官に刺さる伝え方のポイント

つぎにガクチカを書く上で、より面接官に伝わりやすくなるテクニックについて、ご紹介します。

 

以下の3点を意識することで、あなたのガクチカはとても伝わりやすくなります。

 

・PREP法

・具体性

・定量性

 

順番に解説していきます。

 

 

<PREP法>

PREP法とは、以下の構成で書く文章作成術のことです。

 

P:Point(結論)

R:Reason(理由)

E:Example(具体例)

P:Point(結論)

 

PREP法は、最初に結論を述べ、その後に理由や具体例を説明し、最後にもう一度結論で締めくくるという構成になっており、聞き手の頭にすっと入りやすくなります。

 

企業の採用担当は、無数の学生を相手のエントリーシートを読んだり、面接を受けたりしているので、少しでも分かりにくい説明だと、その時点で採用候補から外されてしまう可能性もあります。

 

とにかくはじめに、自分の伝えたい内容(結論)を話す癖をつけていきましょう。

 

 

<具体性>

抽象的な表現のみでは、分かりづらい内容になるので、なるべく具体例を盛り込むようにしましょう。

 

前述したPREP法では、最初に抽象的な結論とその理由を書いて、その後に具体例を盛り込む構成になっているので、PREP法を意識すれば、おのずと具体性のある内容になります。

 

 

<定量性>

特に目標設定や結果について述べるときは、定量性を意識しましょう。

 

具体的な数値があった方が、面接官の印象にも残りやすく、数値に強い印象がある方が、入社後の活躍に期待してくれる可能性が高くなります。

5.ガクチカ×学業の種類

一口に学業といっても、たくさんありますが、以下のようなものが一般的です。

 

・ゼミ

・研究室

・授業

・資格

・語学

 

文系だとゼミ、理系だと研究室に配属して、研究活動を進めていくパターンが多いかと思います。

 

ゼミや研究室に配属していなかったという方については、授業や資格、語学について、力を入れた経験があれば、それでも良いです。

 

授業では、大学でのGPAが3.0を超えていたらかなり優秀な部類なので、それを達成するために取り組んだことについて書いても良いですね。

6.ガクチカは学業よりもバイトやサークル活動がいい?

よくある質問のひとつには「ガクチカでは学業よりも、バイトやサークル活動について書いた方が良いか」というものがありますが、冒頭でも話した通り、どちらでも良いです。

 

たくさん経験していることがあれば、以下の観点で、考えてみてください。

 

・最も困難に直面したもの

・志望している企業にマッチしているもの

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

この記事では、ガクチカで学業を書くときのポイントについて解説しました。

 

面接官が知りたいポイントと、実際にガクチカに学業を書く時のステップをおさらいしておきます。

 

 

<面接官が見ているポイント>

・人柄

・思考力

・表現力

・問題解決力、課題達成欲

・協調性

 

 

<ガクチカでの学業の書き方>

1.概要

2.動機

3.目標

4.課題

5.結果

6.第三者からの評価

7.学び

8.入社後にどう活かすか

 

 

ひとつひとつのフェーズにおいて、企業は何を求めているか、何をアピールしたいかを意識することが重要です。

 

これを意識するだけで、伝わりやすさに大きな差が生まれます。

 

ぜひこの記事を参考に、ライバルと差をつけて、内定を勝ち取りましょう!

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