【徹底解説】OB・OG訪問で何を聞けば良い?
2021年1月19日更新
はじめに
就職活動を行う際の情報収集の一環としてよく行われているのが、OB・OG訪問です。
OB・OG訪問では、実際に働いている社員さんと話ができるので、企業のホームページや説明会などでは知ることができないリアルな声を聞くことができます。
しかし、どのようなことを質問すれば良いのかわからないという就活生も多いのではないでしょうか?
しっかりと質問の内容を考えなければ、知りたい情報を得ることができないかもしれません。
そこで今回の記事では、OB・OG訪問で聞くべき質問と避けるべき質問について解説していき
1.OB・OG訪問する前にするべきこと
先ほども言ったように、事前にしっかりと準備をしなければOB・OG訪問を有意義な時間にすることができません。
まずは、どのよう準備をするべきなのかということについて解説します。
OB・OG訪問の前にするべきことは、2つあります。
◎訪問先の企業の情報をしっかりと調べる
◎質問内容を考え、優先順位をつける
まずは、訪問先の企業に関する情報をしっかりと調べることが大切です。
OB・OG訪問に対応してくれる先輩社員は、仕事の合間の貴重な時間をさいて対応してくれます。
その時間を無駄にしないためにも、事前にホームページやナビサイトから基本的な情報を調べるようにしましょう。
次に、質問内容を考え、優先順位をつけるようにしましょう。
具体的な内容については後ほど解説しますが、OB・OG訪問ではホームページなどからはわからないようなことを質問します。
どんなことが聞きたいのかしっかりと考えて、複数の質問を準備するようにしましょう。
また時間が限られているので、優先順位をつけて聞きたいことを確実に聞けるようにしておきましょう。
2.OB・OG訪問で聞くべき質問
採用担当者は、会社を魅力的にみせるために良いところばかりを伝えようとします。
一方でOB・OG訪問出会う先輩社員は、採用活動を担当していない社員であることがほとんどです。
そのため、採用担当者には聞けないような、よりリアルな現場の声を聞くことができます。
そうは言っても、「どんなことを聞けば良いかわからない…」と思った就活生も多いのではないでしょうか?
ここからは、4つに分けて聞くべき質問とその例について解説します。
2-1.業務に関する質問
実際の業務内容に関する質問をすることで、自分自身が働くイメージが湧きやすくなります。
また、同じような業界・職種であっても企業によって働き方や業務の進め方が異なります。
業務に関する質問をすることで、自分が働いたらどうだろうとイメージを膨らませましょう。
<例>
・1日の業務のおおまかな流れを教えてください。
・具体的な業務内容について教えてください。
・どのような目標を持って業務に臨んでいますか?
・仕事が面白いと思うのはどのような時ですか?
・仕事が大変だと思うのはどのような時ですか?
2-2.会社のリアルな実態に関する質問
会社のリアルな実態に関する質問は、実際に働いている先輩社員でないと聞けないことなので有意義な質問です。
ホームページやナビサイトに書いてある情報が必ずしも正しいとは限りません。
先輩社員が感じているギャップなどについて聞いてみると良いでしょう。
<例>
・入社してから今までに行った仕事を教えてください。
・この会社を選んで良かったことはなんですか?
・入社前と入社後に感じたギャップはありますか?
・キャリアステップについて教えてください。
・査定や評価の仕組みはどうなっていますか?
・御社にしかない強みを教えてください。
2-3.プライベートや働き方に関する質問
プライベートや働き方に関する質問をすることで、より自分が働いているイメージがつきやすくなります。
ワーク・ライフ・バランスを会社を選ぶうえで、重要視している就活生もいるでしょう。
実際の働き方やプライベートの過ごし方の情報は、ホームページなどからはわからないことも多いので聞いてみると良いでしょう。
<例>
・休日はどのように過ごしていますか?
・1日のスケジュールを教えてください。
・働くうえで大切にしていることは何ですか?
2-4.就活全般に関する質問
就活全般的な質問も、OBやOGならではの視点からのアドバイスをもらうことができるため有意義な質問です。
時間があるのであれば、面接の対策やエントリーシートの添削なども依頼してみると良いでしょう。
<例>
・なぜこの企業を選んだのですか?
・この企業を選んで良かったことを教えてください。
・面接で気をつけるべきことはありますか?
・選考過程とそのコツはありますか?
・ESの添削はできますか?
3.OB・OG訪問で聞くべきでない質問
OB ・OG訪問で聞くと良い質問は解説した通りですが、中には質問することを避けた方が良いものもあります。
質問によってはマイナスイメージになってしまうこともあるので、気をつけるようにしましょう。
ここでは2つのポイントについて解説します。
3-1.調べればわかるような質問
調べればわかるような質問を聞くのは避けましょう。
先ほども書いたように、OB ・OG訪問に対応してくれる先輩社員は仕事の合間をぬって対応してくれています。
企業理念や社員数、事業内容などの基本的な情報はホームページを調べれば書いてあることがほとんどです。
OB ・OG訪問前にしっかりと下調べを行い、貴重な時間を生かせるようにしましょう。
3-2.給与や待遇など個人的な質問
給与や待遇などの個人に関する質問も避けるようにしましょう。
給与に関する質問は気になる人も多いでしょう。
しかし、OB ・OG訪問出会う先輩社員は初対面であることがほとんどです。
ですので、ダイレクトにいくらもらっているのかを聞くような質問は失礼にあたります。
昇給や評価の仕組みについて聞くのはアリですが、その人の給与に関する質問は好ましくありません。
給与や待遇に関する情報は、ホームページの新卒採用のページやナビサイトに記載があるはずですので、そちらを確認するようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
OB ・OG訪問での質問に関して解説してきました。
何度も書いているように、OB ・OG訪問は実際に働いている先輩社員のリアルな声を聞くことができる貴重な時間です。
しっかりと準備をして有意義な時間にできるようにしましょう。