デジタルハリウッド大学の学生が選ぶ就職先は?就活の実態と傾向を徹底解説
2025年9月15日更新
はじめに
デジタルハリウッド大学(DHU)に在籍する学生の多くが、「卒業後のクリエイティブキャリア」に対して非常に高い関心を持ち、就職活動においても自らの創造性と技術力を活かせる企業を厳選しています。国内でも数少ないデジタルコンテンツ専門大学としての特色を背景に、学生たちが目指す就職先は、ゲーム・エンターテイメント業界を中心とした革新的な企業群です。
たとえば最新のデータでは、就職率97.3%という高い実績を誇り、白組、WIT STUDIO、MAPPA、サイバーエージェント、東映アニメーションなどでDHU生が内定を獲得しています。こうした企業に共通する特徴は、クリエイティブな技術力の高さ、最新テクノロジーへの積極的な取り組み、そして創造性を重視する企業文化です。特に「創造力」「技術力」「チャレンジ精神」を備えた人材を求める企業ほど、DHU生の特性と一致しやすいといえます。
本記事では、デジタルハリウッド大学の学生の主な就職先や業界ごとの傾向、学習分野による進路の違い、さらには卒業後のキャリアパスまでを詳述します。就職活動を控えるDHU生や受験生、その保護者にとって、実用的な進路選択の参考となる内容をお届けします。
デジタルハリウッド大学の就職先ランキングTOP5
デジタルハリウッド大学の卒業生が活躍する企業には、最先端のテクノロジーとクリエイティビティを融合させる業界のリーディングカンパニーが並びます。
DHUの特色であるデジタルコンテンツ制作技術を活かし、VFX・アニメーション・IT業界を中心に多くの学生が活躍の場を見つけています。これらの企業は、高い技術力や創造性、そして新しいエンターテイメント体験の創出を重視する点でDHU生からの支持を集めています。
※以下のランキングは、2021-2024年の実際の就職実績データに基づき、業界での影響力・企業規模・DHU生との親和性を総合的に考慮して構成しています。
第5位:東映アニメーション

日本のアニメーション業界を代表する老舗企業として、「ドラゴンボール」「ワンピース」「プリキュア」シリーズなどの国民的作品を生み出し続けています。長年にわたって培われた技術力と安定した制作体制で、多くのクリエイターが憧れる企業です。
主な特長
東映アニメーションは、60年以上の歴史を持つ日本最大級のアニメーション制作会社です。DHU生の3DCG・VFX技術や映像制作スキルが高く評価されています。
- 豊富なIPと長期シリーズ
世界的に愛される長期シリーズの制作に携わることで、安定したキャリアを築くことができます。
- 伝統と革新の融合
手描きアニメーションの伝統技術と最新のデジタル技術を組み合わせた制作手法を学べます。
- グローバル展開
作品が世界各国で配信・放映され、国際的なエンターテイメント市場での経験を積むことができます。
社風・働き方
- 安定した制作環境
長期シリーズの制作により、じっくりと技術を磨きながら成長できる環境が整っています。
- 技術継承の文化
ベテランアニメーターから若手への技術継承が活発で、確実にスキルアップできる体制があります。
- 国民的アニメ作品の制作に携わりたい
- 伝統的なアニメーション技術を学びたい
- 安定した環境で長期的にスキルアップしたい
- 世界中の子どもたちに夢を届けたい
第4位:サイバーエージェント

インターネット広告とメディア事業で急成長を続けるIT業界のパイオニア企業です。特にゲーム事業やメディア事業において革新的な取り組みを続けており、若手クリエイターが活躍できる環境として注目を集めています。
主な特長
サイバーエージェントは、インターネット広告事業とメディア事業を中心に成長を続ける日本有数のIT企業です。特にゲーム事業部門やABEMAなどのメディア事業において、DHU生のデジタルクリエイティブスキルが高く評価されています。
- 最新技術への積極投資
生成AI、VR・AR技術、デジタル広告テクノロジーなど、常に業界最先端の技術に投資し続けており、学んだスキルをすぐに実践で活用できる環境が整っています。
- 若手でも活躍できる環境
新卒1年目から重要なプロジェクトにアサインされる機会が多く、早期から実力を発揮できるフィールドが用意されています。
- 多様なクリエイティブ領域
ゲーム開発、Web制作、動画コンテンツ制作、デジタル広告など、幅広いクリエイティブ分野で活躍の機会があります。
社風・働き方
- 成果主義の文化
年次に関係なく、優秀な人材には大きな裁量が与えられ、自らのアイデアでプロジェクトを推進できる環境です。
- クリエイティブな自由度
新しいアイデアや技術への挑戦が奨励され、失敗を恐れずチャレンジできる風土があります。
- デジタル技術で新しいエンターテイメントを創造したい
- 若いうちから大きな裁量を持って仕事をしたい
- 最新技術に触れながら成長したい
- 成果で評価されたい
第3位:MAPPA

世界的に評価されるアニメーション制作会社として、常に高品質な作品を生み出し続けています。「呪術廻戦」「進撃の巨人」「チェンソーマン」などの話題作を手がけ、国内外で圧倒的な支持を得ている注目企業です。
主な特長
MAPPAは、「呪術廻戦」「進撃の巨人 The Final Season」「チェンソーマン」などの話題作を手がける、世界的に評価されるアニメーション制作会社です。DHU生の3DCG・VFX技術や映像制作スキルが特に重宝されています。
- 世界最高水準のアニメーション制作
劇場版レベルのクオリティをテレビシリーズでも実現し、常に業界の技術的水準を押し上げ続けています。
- グローバルな影響力
作品が世界中で配信され、国際的なアニメファンに強い影響を与える作品作りに携わることができます。
- 最新技術の積極導入
3DCGとセルアニメーションの融合技術や、最新の撮影技術など、常に技術革新に取り組んでいます。
社風・働き方
- クリエイター重視の環境
個々のアーティストの創造性を最大限に活かし、自由な発想でアニメーション制作に取り組める環境です。
- 挑戦的なプロジェクト
話題性の高い作品や新しい表現手法への挑戦を通じて、常に成長できる機会が提供されます。
- 世界に通用するアニメーション作品を制作したい
- 3DCG・VFX技術を極めたい
- 話題作に携わり業界をリードしたい
- アニメーションで世界中の人々を感動させたい
第2位:WIT STUDIO

「進撃の巨人」「甲鉄城のカバネリ」「SPY×FAMILY」などの話題作を手がける、技術力と表現力で業界をリードするアニメーション制作会社です。革新的な映像表現と高品質な作品作りで国内外から高い評価を得ています。
主な特長
WIT STUDIOは、映画レベルのクオリティを持つテレビアニメーション作品で知られる制作会社です。DHU生の3DCG・VFX技術や映像制作スキルが特に重宝されています。
- 革新的な映像表現技術
3DCGと手描きアニメーションを巧みに融合させた独自の表現手法で、業界に新しい価値を提供し続けています。
- 国際的な作品展開
制作作品が世界中で配信・放映され、グローバルなエンターテイメント市場で強い存在感を示しています。
- 最新技術への取り組み
最新の撮影技術やデジタル制作ツールを積極的に導入し、常に技術的な進歩を追求しています。
社風・働き方
- クリエイティブ重視の環境
アーティスト一人ひとりの個性と技術力を活かし、自由な発想で作品制作に取り組める環境が整っています。
- 品質へのこだわり
妥協のない品質追求により、常に業界最高水準の作品を生み出すことを目指しています。
- 革新的な映像表現技術を追求したい
- 世界に通用するアニメーション作品を制作したい
- 3DCGと手描きアニメの融合に興味がある
- 高品質な作品作りに情熱を注ぎたい
第1位:株式会社白組

日本を代表するVFX・CG制作会社として、映画・ドラマ・アニメーション・CMなど幅広い分野で最高品質の映像を生み出し続けています。技術力と創造性を融合させた作品作りで、業界のパイオニアとしての地位を確立しています。
主な特長
株式会社白組は、「ALWAYS 三丁目の夕日」「寄生獣」「ルパン三世」シリーズなど、数々の話題作のVFX・CGを手がける日本最高峰の映像制作会社です。DHU生の3DCG・VFX技術や映像制作スキルが最も活かされる環境として高い人気を誇ります。
- 日本最高峰のVFX技術
ハリウッド水準のVFX技術を持ち、映画・ドラマ・アニメーション・CMなど多様なジャンルで最高品質の映像を制作しています。
- 幅広いプロジェクト参加
実写映画のVFXからフルCGアニメーション、TVCMまで、多様なプロジェクトに携わることで幅広いスキルを身につけられます。
- 最新技術の研究開発
AI技術、リアルタイムレンダリング、バーチャルプロダクションなど、常に最先端技術の研究開発を行っています。
社風・働き方
- 技術力重視の文化
高い技術力と創造性を持つプロフェッショナルが集まり、互いに切磋琢磨しながら成長できる環境があります。
- 品質へのこだわり
「観客に感動を与える映像」を追求し、妥協のない品質管理により業界最高水準を維持しています。
- 地元愛知で世界レベルの仕事をしたい学生
- 最高峰のVFX・CG技術を身につけたい
- 映画・ドラマ・アニメなど多様な分野で活躍したい
- 技術力で業界をリードしたい
- 観客に感動を与える映像制作に携わりたい
就活で成功したいなら、性格診断を受けてみよう
人気の企業ランキングを見て「自分にはどんな働き方が合っているのだろう?」と改めて考えた方も多いのではないでしょうか。自分にぴったりの就職先を見つけるには、まず自分自身の強みや価値観を客観的に理解する必要があります。
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文系と理系での進路傾向の違い
デジタルハリウッド大学では、1学部1学科でありながら、学生の学習背景や志向によって進路傾向に明確な違いが見られます。それぞれの特性やスキルセットが、キャリア選択に色濃く反映されているためです。
文系:対人スキルを活かす業界に人気集中
文系出身の学生、特に企画・コミュニケーション分野やWebデザイン分野を専攻する学生は、人と関わることが多い職種に高い関心を示します。
主な就職先業界
- デジタルマーケティング・広告業界:博報堂プロダクツ、電通デジタル、サイバーエージェントでのコンテンツマーケティング・Web広告企画
- Web制作・UI/UXデザイン:制作会社やIT企業でのユーザー体験設計・Webサイト制作
- ゲーム業界の企画職:プロデューサー・ディレクター・プランナーとしてプロジェクト管理・企画立案
- メディア・エンターテイメント:映像制作会社での制作進行・企画・ディレクション業務
- デジタルツールを活用したコミュニケーション能力
- ユーザーニーズの分析と企画提案力
- プロジェクト管理とチームマネジメント力
- デジタルマーケティングの基礎知識
- クリエイターとの協業・調整能力
理系:専門性を軸とした職能志向
一方で、理系出身の学生、特に3DCG・VFX、ゲーム・プログラミング、映像分野を専攻する学生は、自らの技術的専門性を活かせる職種を志向する傾向が強いです。
主な就職先業界
- 映像・VFX制作:白組、MAPPA、WIT STUDIOでの3DCGアニメーター・VFXアーティスト
- ゲーム開発:エンジニア・テクニカルアーティスト・3Dモデラーとしてゲーム制作
- IT・システム開発:メルカリ、LINE、ヤフーでのアプリ開発・システム開発
- 映像・アニメーション:東映アニメーションでのCGアニメーター・撮影・編集
- 3DCG・VFX制作の専門技術
- プログラミング言語(Python、C#、JavaScript等)の習得
- 映像編集・モーション制作技術
- 最新制作ツール(Maya、Houdini、Unity等)の操作能力
- 技術的課題の解決力と継続的学習意欲
志向の違いの背景にあるもの
このような進路の違いの背景には、デジタルハリウッド大学での学びの多様性が大きく影響しています。
- 文系的アプローチでは、人間の行動やコミュニケーション、社会のニーズを俯瞰的にとらえながら、デジタル技術でそれらの課題を解決する視点を重視します。
- 理系的アプローチでは、技術的な仕組みや表現手法を深く追求し、その技術的蓄積を実際のコンテンツ制作やシステム開発に直接活かしたいという動機が強く働きます。
この結果として、文系は「概念から実装へ」、理系は「技術から応用へ」というキャリア構築の志向性が、それぞれの進路選択に如実に表れています。
学部別での進路傾向の違い
デジタルハリウッド大学では、1学部1学科の特色を活かし、学生が専攻する分野によって顕著に異なる進路傾向が見られます。8つの専門分野を自由に組み合わせて学べるカリキュラムの特性上、学習内容が直接的にキャリア選択に影響を与えています。
デジタルコミュニケーション学部:クリエイティブ・IT系企業への就職が多数
デジタルコミュニケーション学部の学生は、デジタル技術とクリエイティブ表現を融合した分野での就職が中心となっています。特に、以下の業界や職種に高い人気が集まります。
- 主な就職先:白組、MAPPA、WIT STUDIO、東映アニメーション、サイバーエージェント、ドワンゴ、博報堂プロダクツ、ソニー、メルカリ、LINE など
- 人気職種:ゲームプランナー、3DCGアーティスト、Webデザイナー、プログラマー、UI/UXデザイナー、映像ディレクター、デジタルマーケター など
- キャリア観の特徴:テクノロジーとクリエイティビティの融合に価値を見出し、「デジタル技術で新しい体験を創造する」ことに強い関心を持つ傾向があります。
情報デザイン分野:映像・ゲーム・Web制作会社での活躍
3DCG・VFX、映像、ゲーム・プログラミング分野を専攻する学生は、高度な技術スキルを活かせる専門性の高い職種を志向しています。
- 主な就職先:白組、MAPPA、WIT STUDIO、東映アニメーション、ドワンゴ、バンダイナムコスタジオ、カプコン など
- 人気職種:3DCGアニメーター、VFXアーティスト、ゲームプログラマー、テクニカルアーティスト、映像編集者、モーションデザイナー など
- 専門性の深化:学部時代から高度な技術スキルを身につけ、卒業後もさらなる技術向上を図りながら、業界の第一線で活躍することを目指す学生が多数います。
プロダクトデザイン分野:メーカー・スタートアップでの製品開発
Webデザイン、UI/UXデザイン、企画・コミュニケーション分野を専攻する学生は、ユーザー体験を重視した製品・サービス開発に携わるケースが増えています。
- 主な就職先:サイバーエージェント、ソニー、メルカリ、LINE、スタートアップ企業、Web制作会社、デジタルマーケティング会社 など
- 人気職種:UI/UXデザイナー、プロダクトマネージャー、Webディレクター、デジタルマーケター、サービス企画者 など
- ビジネス志向:技術的なスキルに加えて、ビジネス的な視点やユーザーニーズの理解を重視し、「人に喜ばれるサービス作り」に情熱を注ぐ学生が多く見られます。
このように、デジタルハリウッド大学では専攻分野の学問的背景や育成方針が、その後のキャリア選択に直結する構造になっているのが特徴です。そのため、入学時から「どのような分野で活躍したいのか」「どんな技術やスキルを身につけたいのか」といった将来像を描いておくことが、理想のキャリア構築において極めて重要となります。
OB/OGインタビュー|卒業生の体験談
デジタルハリウッド大学の卒業生たちは、世界の第一線で目覚ましい活躍を見せています。実際の卒業生の声を通じて、DHUでの学びがどのようにキャリアに活かされているかをご紹介します。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで活躍するOB(2012年卒業)
2012年にデジタルハリウッド大学を卒業後、OLMデジタル、Sony Pictures Imageworksを経て、2023年4月にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに入社したアニメーターです。
「決定的になったのは大学3年生の時に観た、ディズニーの『塔の上のラプンツェル』です。キャラクターが本当に生きているみたいにスクリーンの中で生き生きと動いていることに大きな衝撃を受けました。それがきっかけで、自分も将来は海外でこんな作品作りに関わりたいと思い、ゲーム業界志望からアニメーション業界志望へ完全に方向転換したんです」
DHUでの学びについてこのOBは、「CGやアニメーションの基本を学べたことで、今の自分のアニメーターとしての基礎が築けた。一番よかったと思うのは縦のつながりですね。CG制作のサークルに入ったのですが、2年生から4年生の先輩たちの存在がそのまま自分の1~3年後の目標になるんですよ」と語っています。
株式会社乃村工藝社で活躍するOG(2022年卒業)
他大学の建築学科を卒業後、建築×デジタルの可能性を追求するためにDHUに入学し、2022年に卒業後は空間の総合プロデュース企業である株式会社乃村工藝社に就職しました。
「わたしはDHUに入学する以前、他大学で建築や都市計画について学んでいました。そこで学ぶうちに、建物自体というより、内部空間のデザインやプロジェクションマッピングに興味を持つようになったんです。デジタルの演出について学べるDHUを選びました。」
DHUでの印象的な体験として、「1年次の夏休みのときには落合陽一先生の集中講義『メディアアート』を受講しており、その授業が特に印象に残っています。この集中講義は期間が2週間しかなく、最初の1週間で落合先生が授業をし、残りの1週間で展示会の企画・作品制作・展示会の実施を完結させる超濃密な内容です。この期間で初めて、電子媒体(メディア)とアートを掛け合わせることの面白さを実感しました。」
また、ゼミ活動については、「落合先生もメディアアーティストとして活動されているので、先生の作品の進捗状況も聞けたりして。先生と学生というよりは、作家同士という関係性で話してくれているようで貴重な時間になりました。またゼミ活動の一環として年に複数回展示会を開催するので、作品を発表できる機会が多かったこともありがたかったです。」
就職活動では、「面接では、ゼミで展覧会を主催したことや作品を制作してきたことを話し、具体的に自己PRができたと思っています。」と、DHUでの実践的な学びが直接的に活かされたことを語っています。
デジタルハリウッド大学のキャリアセンターではどんな支援が受けられる?
デジタルハリウッド大学では、業界とのネットワークの強さと、1年次からのきめ細かい就職サポートにより高い就職率を実現しています。就職サポート講座や企業ゼミ、学内企業説明会など、独自の就職支援イベントを多数開催し、学生の夢実現を応援しています。
企業ゼミ
企業の現場担当者自らが講師となって、本学にてワークショップを行う「企業ゼミ」。実際に取り扱う商品やサービス、マーケティングデータを用いて、仕事の現場における問題解決やマネジメントなど、学内で就業体験をすることができます。
就職サポート講座
就職活動が本格化する3年次より、各種講座を毎月実施。就職活動の基礎を学ぶと同時に、志望する職種や業界にあわせた講座を受講することができます。
- 就職活動キックオフガイダンス:内定を獲得した4年生の体験談を交え、就職に対する考え方や就職活動の流れを説明
- 自己分析講座:自分の強み、弱み、価値観などを整理し、企業は何を見ているのかについても解説
- 就活マナー・メイク講座:就活生にふさわしい言動、服装、メイクなどについて、専門の講師が解説
- SPI就職試験対策講座・模擬試験:意外に見逃しがちなSPI対策。回答の際のポイント解説及び模擬試験を実施
- 業界研究ガイダンス(総合職・クリエイティブ職):総合職・クリエイティブ職それぞれについて、業界の構成、特徴、どんな企業があるかなどについて説明
- 履歴書・エントリーシートの書き方講座:面接時における基本的なマナーや、面接時の受け答えなど、模擬面接を交えて指導
- ポートフォリオ講座:クリエイティブ職の就職活動に必要なポートフォリオの見せ方、作り方について説明
- ポートフォリオアドバイス会:企業採用担当者が学内で、作品制作やポートフォリオを見るポイントを個別にアドバイス
- 外国人留学生就職セミナー:外国人留学生に特化した内容で、日本で就職するために必要なことを説明
キャリアカウンセリング(個別相談)
専任のキャリアカウンセラーが、個々の希望や悩みに寄り添います。エントリーシートの添削から面接練習、ポートフォリオ指導まで、目的に合った相談が可能です。
企業説明会
コンテンツ業界との強いつながりを持つ、DHUだからできる学内説明会。単独もしくは数社合同の説明会で、大手からベンチャーまで多種多様な企業に出会うことができます。
入社後のキャリアパス
デジタルハリウッド大学を卒業した後のキャリアは、専攻分野や個人の価値観によってさまざまですが、共通して見られるのは「技術力」と「創造性」を両立させたキャリア形成です。
ゲーム業界やエンターテイメント業界に進んだ卒業生は、20代後半から30代前半でリードクリエイターやテクニカルディレクターに昇格するケースが多く、早期から技術的リーダーシップを発揮します。特にDHU卒の人材は、複数の技術領域を横断して学んだ経験を活かし、プロジェクト全体を俯瞰する能力に長けている傾向があります。
一方で、IT業界においては成果主義の文化が強く、昇進のスピードが速い分、転職や独立といったキャリアチェンジも頻繁に見られます。数年の実務経験を経てフリーランスクリエイターや起業を果たす人も多く、技術スキルを起点とした自律的なキャリアが一般的です。
また、最近では企業内でのキャリア形成だけでなく、副業やパーソナルプロジェクトを通じて複数の収入源を持つ「ポートフォリオワーカー」(複数の働き方を組み合わせて生計を立てる人材)として活躍する卒業生も増えています。
いずれの進路でも、入社後3年以内にキャリアを再設計する「早期キャリア見直し」の傾向は顕著であり、働きながらも自らの技術力と創造性を継続的に磨き続ける姿勢が、現代のクリエイターキャリア形成には不可欠です。
満足のいく就活を円滑に進めるための3箇条
デジタルハリウッド大学の学生が就職活動を進めるうえで最も重視すべきことは、自身の創造性と技術力に合致したクリエイティブ企業選びを、確かな情報と戦略で実行することです。限られた期間の中で最大限の成果を上げるためには、準備段階での取り組みが大きく影響します。本章では、円滑かつ納得のいく就活を実現するための基本指針を3つの観点から紹介します。
その1)情報収集をまんべんなく行おう
就職活動の出発点は、正確で多角的な情報の収集にあります。次のような多方面からの情報源を活用しましょう。
- 企業公式サイト・採用ページ・制作実績
- OB/OG訪問やクリエイター向けイベントでの体験談
- 業界専門メディアやクリエイター向けコミュニティでの評判
- 大学のキャリアセンターが提供する企業分析データ
さらに、ゲーム業界誌や映像制作関連の専門書籍にも目を通すことで、業界理解の深さが格段に増します。早期から広範囲な情報収集を行うことで、視野が広がり、自分に最適な進路の絞り込みがスムーズになります。
その2)ESや面接対策を徹底的に行おう
エントリーシート(ES)や面接は、自分のクリエイティブスキルと人間性を相手に伝えるための重要な機会です。特にDHU生の場合、ポートフォリオとESの連動性が差別化のポイントになります。以下の対策を徹底しましょう。
- 過去のES例や面接質問を収集し傾向を分析
- 技術的なスキルセットと作品制作の背景を言語化
- ポートフォリオプレゼンテーションを繰り返し練習
- 他者にフィードバックをもらい客観視する
また、特定企業の選考傾向に合わせて作品紹介内容を調整することも重要です。技術力・創造力・協調性を意識し、具体的な制作エピソードで語ることが成功のカギになります。
その3)就活エージェントを利用して効率的に行おう
就活エージェントは、就活に精通したプロのアドバイザーが学生一人ひとりに専属でつき、志望業界や職種、適性に合わせたきめ細かな支援を提供します。弊社では以下のようなサポートを通じて、皆さんの理想のキャリア実現を全力でバックアップしています。
特に多忙なデジタルハリウッド大学の学生にとって、就活の戦略設計から選考対策、内定後のフォローまでワンストップで受けられるのは大きなメリットです。「何から始めていいかわからない」「もっと自分に合う企業を知りたい」と感じたら、まずはジョーカツへお気軽にご相談ください。
まとめ|デジタルハリウッド大学の学生の就活成功のポイント
デジタルハリウッド大学の学生が納得のいくキャリア選択を実現するためには、技術力と創造性を両立させた戦略的な姿勢が求められます。特にDHU生は、デジタルコンテンツ制作という専門性を活かせる多様な業界・職種から選択できるため、自分の強みと志向性を明確化し、適切な判断を行うことが重要です。
以下のポイントを押さえることで、後悔のない進路選択につながるでしょう。
- 技術と創造性の両面から情報収集
企業公式情報だけでなく、クリエイター体験談や業界トレンドなど複数の視点を活用。 - ポートフォリオを軸とした自己分析
作品制作を通じて培った技術力と発想力を明確化し、職種や企業とのマッチ度を判断。 - 柔軟な姿勢
業界の最新動向を受け入れつつ、自分の意思で道を選ぶバランス感覚と行動力。
これらの視点をもとに、将来を見据えた現実的かつ希望に満ちたキャリアを築いていくことが求められます。皆さんも、自分らしいクリエイターキャリアの第一歩を踏み出すために、ぜひ行動に移していきましょう。