リモート就活とは?WEB面接当日の流れや注意点を解説
2024/8/17更新
はじめに
2020年に世界的に大流行したコロナウイルス。
コロナウイルスの流行は、社会に大きな影響をもたらしました。
就職活動や企業の採用活動も例外ではなく、オンライン企業説明会やオンライン面接を導入する企業が急増したのも記憶に新しいでしょう。
2020年の就職活動では、企業側も就活生側も、リモートでの就活に対して不慣れな部分があり試行錯誤をしながら進めていたのが実際のところです。
しかし、現在では、リモートでの就活も定着してきています。
すなわち、「慣れていないから」という理由での失敗は許されないということです。
リモートで就活に臨もうとしている以下のような就活生に向けて、リモート就活で注意すべき点やWEB面接のマナーや当日の流れについて解説していきます。
- リモート就活にはどのような準備が必要か知りたい
- リモート就活のメリットやデメリットが知りたい
- WEB面接で何に気をつけたらいいのか知りたい
- WEB面接当日の流れが知りたい
本記事を読めば、上記のような疑問を解決することができますよ。
リモート就活は今後もさらに増加すると考えられるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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リモート就活とは?
「リモート就活」とは、その名の通り遠隔地から就職活動を行うことを指します。
具体的には、オンラインで企業説明会に参加したり、オンラインで面接試験を受けたりと選考のほとんどをオンライン上で実施することです。
2020年は2月にリクナビが合同企業説明会を中止にしたことを皮切りに、ほとんどの対面での企業説明会が中止になりました。
その代わりとして、オンラインでの就職活動が増加したのです。
リモート就活のメリット
就活をリモートで行うということは、自宅からでも就活ができるということです。
そのため、さまざまなメリットがあります。
ここでは3つのメリットについて解説します。
① 就活費用を抑えられる
費用を抑えられるのは、リモート就活の最大のメリットです。
就活を行ううえでかかる主な費用は次の2つです。
- 交通費(飛行機や新幹線、バス、電車など)
- 宿泊費(ホテルなど)
リモート就活であれば、これらの費用を大幅に節約できます。
特に地方の就活生は移動の距離も長く、宿泊を伴うケースが多いため、その恩恵は大きいといえるでしょう。
節約した費用でオンラインでの選考に対応するための機材を揃えるなどすれば、効率的に就活を行うことができます。
地方在住の就活生の経済的負担が軽減され、多様な人材が選考に参加できることになるので企業側にも大きなメリットがあるのです。
②自由に使える時間が増える
自宅からでも就活を行うことができるため、移動時間を短縮することができます。
その分の空いた時間を「企業研究」や「自己分析」、「面接対策」の時間にあてられるでしょう。
そうすれば、より充実した就職活動になるはずです。
③スケジュール調整がしやすい
自宅にいながら選考に参加できるので、スケジュール調整が容易になるというメリットも魅力的です。
地方在住の就活生が都市部で行われる選考に参加しようと思うと、過密スケジュールにならざるを得ません。
過密スケジュールになることにより、企業研究が疎かになってしまうというケースもあるでしょう。
無理のないスケジュール調整が行えるようになるメリットは、非常に大きいといえます。
リモート就活のデメリット
メリットがある一方で、対面ではないからこそのデメリットもあります。
ここでは3つのデメリットについて解説します。
①企業の雰囲気を感じとりにくい
リモートで就活を行う場合、対面ではないため企業の雰囲気を感じとりにくい傾向にあります。
対面の説明会であれば、座談会などで直接話すことにより、話し方や表情などからある程度の雰囲気は読み取ることができるでしょう。
また、オンラインでも座談会が設けられている場合が多いですが、細かい表情や雰囲気は掴みにくくなるので注意が必要です。
現在ではコロナウイルスも5類に移行していることから、制限は緩和されているはずです。
職場の雰囲気を実際に感じたいと思うなら、足を運んでみるのもいいでしょう。
現在は絶対にリモートでないとダメということもないので、選択肢としてリモートがあるのだという意識に切り替えて就活を行ってくださいね。
②魅力を伝えにくい
リモートでは、対面でないと伝わりにくい魅力もあります。
具体的には「清潔感」や「身だしなみ」、「表情」などです。
これらは直接対面しているからこそ伝わる魅力でもあります。
しかしながら、伝わりにくいからといっておろそかにして良いというわけではありません。
リモートだからこそ、このような部分には気を遣うようにしましょう。
③ネット環境の整備が必要になる
自宅にネット環境を整備する必要があるということも、リモート就活の1つのデメリットとなりうるポイントです。
リモート就活では、Zoomやスカイプなどのビデオ通話アプリを用いて行われます。
すでに自宅にWi-Fiなどのネット環境が整っている場合は問題ありませんが、ない場合には新たに整える必要があります。
その場合は、出費がかさんでしまう可能性もあるので注意が必要です。
自宅では騒音などのトラブルが発生する可能性もあるので、大切な面接であれば、レンタルスペースを借りるなど、あらかじめ対策が必要になります。
差し支えがなければネットカフェなどの回線が安定している場所で、面接を受けることを検討してみてもいいかもしれません。
さて、ここまでリモート就活のメリットとデメリットを紹介してきました。
以下の記事では「WEB面接にしてほしい理由」や「WEB面接を受けてみて困った経験」などを紹介しています。
また、WEB面接を依頼する際の企業への連絡の方法などについても徹底解説していますのでぜひ、ご覧ください。
WEB面接実施の流れ
ここからは、WEB面接を実施する際の流れを解説していきます。
事前準備
WEB面接を受けるにあたって事前の準備は非常に重要です。
本記事を参考に準備を整えてくださいね。
- PC・スマホ・タブレット
- イヤホン
- マイク・カメラ・ライト(あれば)
- 面接を受ける場所
- スーツ
- 企業側から指定されているツールやアプリ
- 企業から送付された面接用のURLの確認
以上のものを事前に準備しておく必要があります。
スムーズに面接に入れるように、アプリの設定などは済ましておきましょう。
また、専用のマイクやカメラがあればなおよしです。
映像が鮮明になったり、音声がクリアになったりしますので、それだけでも第一印象は変わるはずです。
導入にはコストがかかりますので、余裕があれば検討してみてください。
当日の流れ
WEB面接当日の流れについて解説します。
WEB面接を受けたことがない就活生は、本記事を読んでイメージをしてみてくださいね。
①URLにアクセスし待機
企業から送付されたURLにアクセスし待機しましょう。
早くアクセスしすぎないように、送られてきたメールをよく読んでおいてください。
アクセスをした際、面接官の姿がなかったとしても油断は禁物です。
接続した時点から面接は始まっているものと考え、集中しておきましょう。
②面接官とあいさつを交わす
対面の面接であれば、ノックをして入室するという流れがありますが、WEB面接ではその流れがありません。
いきなりあいさつを交わすことになりますが、落ち着いてハキハキと「初めまして。本日面接を受けさせていただきます○○と申します。よろしくお願いいたします」といった具合にあいさつしましょう。
ここでの第一印象は非常に重要なので、緊張のあまり忘れてしまったということがないようにしましょう。
③WEB面接を開始する
基本的には、対面時と同じように受け答えをすれば問題ありません。
ですが、WEB面接特有の注意点もあるのも事実です。
注意点については以下のパートで解説していますので、のちほどご覧ください。
また、WEB面接だからといって、質問の内容が変わるわけではありません。
以下のリンク先で、面接に関するさまざまな対策方法を公開していますので参考にしてください。
④あいさつを交わし退出する
面接が終了したら、面接官から「退出してください」などといった指示があるはずです。
面接官の指示に従って退出するようにしてください。
リモート就活で注意したい7つのポイント
メリットが大きいリモート就活ですが、いくつか注意しなければならないポイントもあります。
今回は7つのポイントについて解説します。
①できる限りパソコンで行う
企業説明会や面接に参加するときは、可能な限りパソコンから参加すると良いでしょう。
パソコンであれば画面がしっかりと安定し、サイズも大きいため内容を理解しやすいです。
スマートフォンからでも参加することは可能ですが、画面が小さいことに加えて安定性に欠けます。
面接の際に画面がブレてしまうと、面接官にしっかりと準備ができていないと判断されてしまう可能性もあるので注意が必要です。
準備ができるのであれば、パソコンから参加するのが無難といえるでしょう。
②ゆっくりハキハキと話す
オンラインでのグループディスカッションや面接を行う場合、微妙なラグ(時間差)が発生します。
そのため早口だと、非常に聞き取りにくくなってしまいます。
緊張していると、つい早口になってしまいがちなので、意識してゆっくりとハキハキと話しをするように心がけましょう。
③背景に気をつける
見落としがちなのが背景です。
アプリで背景を設定できるので、面接を受ける前に設定を確認しておきましょう。
画面の背景は何も装飾のない白い壁が理想的です。
散らかっている部屋の風景が見えてしまっていたり、部屋に干している洗濯物などが見えたりしてしまうと生活感が出てしまい、場合によっては「だらしない」と判断されてしまいかねません。
身だしなみに気を配るのと同じように、画面の背景にも気をつけるようにしましょう。
④開始前に周辺機器のチェックを行う
企業説明会や面接が始まってから、音声やカメラにトラブルが発生すると焦ってしまい、集中できなくなってしまいます。
そのような事態を防ぐためにも、最低でも10分前から準備を整えるようにしましょう。
その間に音声やカメラの画角、ネット回線のチェックを行い、集中して選考に臨めるように準備すると良いでしょう。
以下に確認項目をまとめておきますので活用してください。
- イヤホンやマイクは正常に機能しているか
- 実際に話してみて問題ないか(事前テストを推奨)
- アカウント名がプライベート仕様になっていないか
- 使用する機器のバッテリー残量は問題ないか
- カメラの位置は適切か
- 用意したデバイスはしっかり固定できているか
- インターネット回線は安定しているか
- 回線の速度は確保できているか
いずれにしても、対面で面接を受ける際は気にしなくても良いポイントです。
手間かもしれませんがしっかりと確認しておきましょう。
周辺機器にトラブルが発生し、思いの丈を伝えることができなかったとなると悔やんでも悔やみきれません。
面接対策を行うのと同様に、周辺機器の準備も徹底しておきましょう。
⑤画面ではなくカメラを見る
WEBで面接や企業説明会に参加する場合は、画面ではなくカメラをみるように意識してください。
話している人の目を見るというのは基本中の基本ですが、WEB面接では違います。
しっかりとカメラを見ていないと、相手から違和感を抱かれてしまいますので注意してください。
⑥メモは手書きでとること
WEBでの企業説明会や、面接の際にメモをとるシチュエーションがあると思います。
メモを取る際は、手書きでメモするようにしてください。
スマートフォンやパソコンで記録を残すことも可能ですが、入力音が入ってしまったり、スマホの画面を見ていると誤解を招いてしまったりする恐れがあります。
対面で面接が実施されていた場合、スマホでメモは取りませんよね。
便利かもしれませんが、参加する側のマナーですのでしっかり守りましょう。
⑦回線を切断するまで油断しないこと
WEB面接や説明会が終わったからといって油断してはいけません。
しっかりと回線が切断されているかを確認しましょう。
終わったと思ってため息をついたり、独り言をいったりしたはいいが、実はまだ通信がつながったままだった…という苦い経験をした就活生もいるようです。
アプリを確認し、確実に終了しているか確かめましょう。
就活仲間同士で模擬WEB面接をやってみよう
ここまで、WEB面接を受けるまでの流れや注意点について解説してきました。
ここまで解説してきた点を踏まえて、友人同士で模擬WEB面接を行ってみてください。
WEB面接で使用されるツールとしては「Zoom」や「Skype」などが一般的かと思いますので、ダウンロードして試してみましょう。
また、企業側もトラブルが発生したから不採用というような判断は下しませんので安心してください。
再接続を試みてくれたり、日程の再調整をしたりしてくれますので落ち着いて対処しましょう。
ただし、面接はスムーズに受けられるに越したことはないので、しっかりと準備をしておいてくださいね。
本来は面接に集中すべきなので、余計な点に気を取られないよう、時間があるうちに対策しておきましょう。
おわりに
本記事では、2020年以降定着しつつあるリモート就活について解説してきました。
導入当初は、就活生も企業側も慣れておらず、お互いに手探りの部分があったと思います。
しかし、現在ではリモート就活は一般的なものになりました。
面接試験や企業説明会に参加する際は、ぶっつけ本番ではなく、事前準備を徹底し、流れを確認したうえで臨むようにしてください。
WEB面接を実施することにより、就活生、企業側の双方にメリットが多く、互いに楽をできる部分が増えました。
しかし、便利さにかまけてしまい、手を抜いてしまうとネガティブな印象を抱かれてしまいますので注意しましょう。
この記事が、これからリモート就活を行おうとしている就活生の一助となれば幸いです。