大手じゃなくていい?就活での大手企業以外の探し方を解説
2024/9/28更新
はじめに
「中小企業の方が裁量が大きな仕事ができるのは本当?」
「大手企業が表示されてばかりで自分に合う企業が見つけられない」
上記のような悩みを抱えている就活生は多いでしょう。
本記事では、大手じゃなくていいと考えている以下の就活生を対象に、大手以外の企業を効果的に見つける方法を解説しています。
- 幅広い業務を担当したい
- 大手企業に魅力を感じない
- 新卒でも裁量の大きい仕事に携わりたい
大手以外の企業を志望する就活生は、企業数の多さから自分に合った企業を見つけるのに苦労していることでしょう。
納得した状態で就活を終えるためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
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大手企業以外の探し方
大手以外の企業の探し方として、以下の5つをご紹介します。
- Wantedlyを利用する
- ハローワークに相談する
- 就職エージェントに相談する
- 求人サイトを詳細な条件で検索する
- 大学のキャリアセンターを活用する
上記のサービスをうまく活用することで、効果的に自分に合った企業が見つかるでしょう。
探し方は多岐にわたるため、本章を読みながら自分でもできそうな探し方を見つけてください。
また、一度に複数のサービスを同時に利用しても問題はありません。
Wantedlyを利用する
探し方の1つ目は、Wantedlyを利用することです。
大手企業では条件面で負けてしまう企業が多数登録しています。
そのため、大手企業以外を探している就活生におすすめです。
Wantedlyには、求人欄に給与記載がありません。
給与を記載しなくてよいため、給与などの条件面の勝負だけでは採用が厳しい企業が大勢集まっています。
企業に応募するきっかけは、企業文化や経営理念に共感した場合になります。
一般的な求職サイトであれば、給与や福利厚生の欄を手厚く記載することで、就活生に自社の魅力がアピール可能です。
しかし、Wantedlyは就活生が企業に「共感」できるかを重要視しています。
企業に共感できるかどうかは、ブログを読むことで判断可能です。
社長の思いや従業員の本音が赤裸々に記載されています。
Wantedlyを活用することで、一般的なサイトでは大手企業の求人に埋もれてしまう企業に出会えるでしょう。
ハローワークに相談する
探し方の2つ目は、ハローワークに相談することです。
ハローワークは、就活生と中小零細企業を結びつける目的があります。
そのため、大手企業以外を探している就活生と相性がバッチリです。
ハローワーク=失業者が行く場所、とイメージする人もいるでしょう。
しかし、ハローワークには新卒向けのサービスもあります。
大学、大学院、短大などの学生を対象に新卒応援ハローワークと呼ばれるサービスです。
厚生労働省が運営しており、料金は無料で利用できます。
さらに、書類添削や面接対策などの基本的な支援に加え、必要に応じて臨床心理士のカウンセリングも可能です。
ハローワークを活用することで、就活に必要なサポートを受けながら大手以外の企業に出会えるでしょう。
就職エージェントに相談する
探し方の3つ目は、就職エージェントに相談することです。
相談することでプロのアドバイスを直接受けながら、中小企業をメインに紹介してくれます。
あらかじめ大手企業以外を探している旨を伝えることで、大手企業の紹介が省略可能です。
利用するためには、就職エージェントに登録してください。
その後、専任の担当者が1名付きます。
担当者とは面談やチャットを通して気軽に質問可能です。
些細な質問から、面接の不安など、さまざまな相談に乗ってくれるでしょう。
ほかには、面接日程の調整や企業とのやり取りを就活生に代わって対応してくれます。
就活と卒業論文の作成を同時進行で行う、就活生にとって便利なサービスです。
就職のプロのサポートを受けながら大手企業以外を探したい就活生は、就職エージェントを検討してください。
求人サイトを詳細な条件で検索する
探し方の4つ目は、求人サイトを詳細な条件で検索することです。
詳細な条件で検索することで、より自分の価値観にマッチした企業に出会えます。
例えば、従業員規模を少ない人数で検索してください。
厚生労働省によると、大企業の定義は常用労働者1,000人以上、中企業は100〜999人、小企業は10〜99人と定めています。
大手企業と大企業のニュアンスは少し異なるため一概には言えませんが、従業員数を999人以下に設定して検索すれば、大手企業を除いた企業が表示される可能性は高くなるでしょう。
ほかには平均勤続年数や平均年齢を若くすることで、創業まもない企業が発見できます。
求人サイトは数多くの企業が掲載されているものの、検索しても上位に大手企業が表示されることがあるでしょう。
探している企業が見つからないと感じる就活生は、詳細な条件を追加して検索することで理想の企業が見つかります。
大学のキャリアセンターを活用する
探し方の5つ目は、大学のキャリアセンターを活用することです。
大学と長年交流のある地元中小企業に出会えます。
例えば、採用人数が若干名の企業であれば大手サイトに掲載する必要はありません。
大学や研究室とのつながりから採用することで目標人数を達成します。
さらに、大学と連携していることで企業は大学のお墨付きを得たことになるでしょう。
そのため、就活生は安心して応募可能です。
求人サイトであれば、企業実態を調べるのは難しいでしょう。
しかし、キャリアセンターを利用することで企業とすぐに連絡が取れたり、話す機会を設けてくれたりします。
大手企業以外を探す中で、地元に密着した企業に就職したい人は、大学のキャリアセンターの利用がおすすめです。
大手企業に向かない就活生の特徴
大手企業に向かない就活生の特徴は、以下の4つです。
- 起業を考えている
- リスクを取って挑戦したい
- 裁量の大きい仕事がしたい
- スピード感ある仕事がしたい
大手企業に就職することが必ずしも最良の選択とは限りません。
人によって向き不向き、強み弱みが存在します。
大手企業は合わないかもと考えている就活生は参考にしてください。
起業を考えている
特徴の1つ目は、起業を考えている就活生です。
20代のうちから起業し独立することを目標に設定している人にとっては遠回りになる可能性があります。
確かに、大手企業に就職することで得られる人脈やノウハウはあるでしょう。
しかし、入社してすぐは数ヶ月単位の研修を受け、配属先では上司とペアになりOJTが始まります。
独り立ちするのは、もっと先の話になるでしょう。
役立つスキルや貴重な経験ができますが、起業を考えている就活生にとっては実践経験が積めず歯がゆい期間になります。
また、年功序列の企業もあるでしょう。
起業したい就活生にとって年功序列との相性は悪いです。
成果を出したからといって、自分の望む役職にすぐに昇進できるとは限りません。
将来起業を視野に入れている就活生は、経験目的で大手企業に就職するとキャリアプランに合わないでしょう。
リスクを取って挑戦したい
特徴の2つ目は、リスクを取って挑戦したい人です。
業務が細分化し、担当する業務にマニュアルが存在する大手企業では新入社員がリスクを取って行動するのは難しいでしょう。
マニュアルがあることで、どの従業員でも一定のパフォーマンスを維持できます。
しかし、リスクを取って新しいことに挑戦したい価値観の就活生とは合いません。
企業に応募する段階で、新入社員の挑戦を歓迎する仕組みがあるのか確かめておくことが重要です。
インターンシップや会社説明会で、従業員の方に質問してみましょう。
新入社員の意見が採用されて新しい仕組みが増設されたり、新規事業を開拓したりした過去があれば理想の企業の可能性があります。
裁量の大きい仕事がしたい
特徴の3つ目は、裁量の大きい仕事がしたい人です。
大手企業になるほど組織化され、自分の裁量が少なくなります。
チーム単位で動いたり、上司と一緒に行動するのが条件になったりするでしょう。
さらに、大手企業であれば育成計画がしっかり用意されています。
1年目は上司の仕事について回る。
2年目から仕事を覚え、3年目は独り立ちの準備期間、4年目以降に独り立ちするなどです。
裁量の大きい仕事がしたい就活生にとっては、自分のやりたいことができないと不満を募らせる原因になります。
裁量の大きい仕事は責任が伴うため、簡単に任さられないのも事実です。
しかし、就活生の価値観に合わない意味で、裁量を重視する人に大手企業は向いていないでしょう。
スピード感ある仕事がしたい
特徴の4つ目は、スピード感ある仕事がしたい人です。
大手企業は、行動するまでに時間がかかります。
各役職者からの承認や会議を通す必要があるためです。
例えば、一般社員が企画書を提出したら主任、係長、課長、部長と順を追って確認と承認が必要になるでしょう。
主任がOKを出しても係長に却下されれば、企画の見直しが必要です。
上記のように企画書を読んでもらうだけでも時間がかかります。
そのため、どんどん行動していきたいと考える就活生とは仕事のスタイルが合わないでしょう。
仕事をするうえで上司の許可を得るのは当然です。
しかし、モチベーションが高いうちに行動できないのは、従業員にとって歯がゆい思いをするでしょう。
即断即決で動いていき、さまざまな仕事に携わっていきたい就活生には向いていません。
中小企業のメリット
中小企業のメリットは、以下の4つです。
- 企業数が多い
- 大手病を回避できる
- 経営層との距離が近い
- 幅広い業種が経験できる
中小企業には、中小企業ならではのメリットが存在します。
なんとなく中小企業を探している就活生も、メリットを理解することで主体性を持って目指せるようになるでしょう。
企業数が多い
メリットの1つ目は、企業数が多いことです。
企業数が多いと、自分の価値観に合う企業と出会える確率は高くなります。
さらに、応募できる数も増加するため、1社落ちてもすぐに別の企業に応募可能です。
中小企業庁が2023年に発表したデータによると、日本にある中小企業数は約380万社でした。
一方大企業は約1万1,110社です。
上記のデータを比較すると企業数の約99.7%が中小企業になります。
大手企業を目指して就活することは、就活生からの知名度と人気がある非常に狭き門への挑戦です。
その反面、中小企業であれば約380万社もあり自分に合う企業が見つかる気がするでしょう。
中小企業は数が多いため、その分自己分析と企業分析を丁寧にしてください。
似たような企業に対して志望動機が曖昧になり、面接官に入社したい熱量が伝わらない可能性があります。
自分に合う企業に出会える可能性が高いことは、大手企業にない大きなメリットでしょう。
大手病を回避できる
メリットの2つ目は、大手病を回避できることです。
大手病とは、大手企業や有名企業に絞って就活した結果、内定が獲得できず心身を病んでしまうことを指します。
どの企業を志望するかは就活生の自由です。
しかし、競争倍率の高い選考だけに挑戦すると、当然内定獲得が難しくなります。
さらに、何度も不採用のメールが届くことで自信を失うでしょう。
しかし、中小企業を志望することで競争倍率が下がり内定を獲得できるチャンスが増えます。
結果、大手病にならず心身の健康を保てるでしょう。
経営層との距離が近い
メリットの3つ目は、経営層との距離が近いことです。
企業がどういう方向に進んでいくのか、何を目指しているのか経営層から直接聞けます。
大手企業であれば、社長の顔を見たのは入社式や創立記念パーティーのみの人もいるでしょう。
また、企業方針についてメールや書類、上司から共有されることもあります。
一方、中小企業であれば会社規模が小さいため、社長の口から企業方針や考えを聞くことが可能です。
中小企業には、経営層の価値観を身近に感じながら仕事できる利点があります。
幅広い業種が経験できる
メリットの4つ目は、幅広い業種が経験できることです。
幅広い業務経験は、仕事への自信につながります。
大手企業は役割分担が決まっているので人事は人事の仕事、総務は総務の仕事に特化するでしょう。
しかし、中小企業であれば従業員数が多くないため1人が複数の部署を兼任することがあります。
例えば、人事総務部です。
人事総務部とは、人事部が担当する採用や配置、育成の役割と総務部が担当するイベント企画や電話・来客対応、備品管理の役割を兼任する部署になります。
そのため、採用活動をしながら来客対応や備品管理を担当する日もあるでしょう。
上記のように1つの分野に特化するよりも、複数の分野を同時に経験したいと考えている就活生におすすめです。
中小企業のデメリット
中小企業のデメリットは、以下の4つです。
- 福利厚生が少ない
- 社会的信用が低い
- キャリアパスが限られる
- 教育制度が整備されていない
中小企業を選択する前にデメリットも理解しておきましょう。
メリット・デメリットを比較検討したうえで志望することが大切です。
なんとなくで中小企業を選択すると後悔するリスクがあるため注意してください。
福利厚生が少ない
デメリットの1つ目は、福利厚生が少ない点です。
福利厚生は、法律によって定められたものと企業独自に設置している2種類があります。
前者は、義務のためどの企業でも同じ待遇です。
しかし後者は、企業理念や従業員への配慮で用意されます。
そのため、資金に余裕がない中小企業は、大手企業と比較すると福利厚生の数が少ない傾向にあるでしょう。
知人から保養所を利用した話や出産・育児に対する手厚いサポートがある話を聞くと羨ましく感じるかもしれません。
中小企業に就職する場合は、大手企業と比較して福利厚生の差があることを理解しておきましょう。
社会的信用が低い
デメリットの2つ目は、社会的信用が低い点です。
中小企業は知名度が低いため、社会貢献度の高い仕事を担当していても認知されないことがあります。
もちろん、認知されることが目的ではありません。
しかし、同じ仕事をしているのに大手企業との差に違和感を覚える可能性があります。
さらに、両親へ就職先を紹介する際も社会的信用が重要になるでしょう。
どういった仕事をするかわからないため、社名で判断する人もいます。
大手企業に就職=安心と考える人もいるでしょう。
自分が納得したうえで就職できていれば問題ありません。
しかし、社名で社会的信用が決まる可能性を理解しておきましょう。
キャリアパスが限られる
デメリットの3つ目は、キャリアパスが限られる点です。
大手企業であれば全国に支店があります。
さらに海外進出している企業もあるでしょう。
そのため、配属先やジョブローテーションの候補が豊富です。
企業によっては、自己申告制で希望部署に異動できる制度があります。
しかし、中小企業の場合は異動候補になる場所は少なく、キャリアアップするための役職が限られる可能性があるでしょう。
もちろん、ポジションが新設されることもあります。
ただし就活生が見極めることは非常に困難です。
そのため、自分が理想とするキャリア形成ができないかもしれません。
中小企業を志望する就活生はあらかじめ理解しておきましょう。
教育制度が整備されていない
デメリットの4つ目は、教育制度が整備されていない点です。
大手企業であれば、入社後に研修から始まり、定期的な面談、資格取得の支援など従業員が成長するための仕組み作りがすでに整備されています。
しかし、中小企業は環境整備の途中であったり、昔からの慣習が採用されたままだったりするでしょう。
主体的に行動できる人であれば問題ありません。
学生気分のまま入社し、企業が全て教育してくれるものと思い込んでいる就活生はギャップを感じるでしょう。
さいごに
大手企業を選択しないのも1つの考え方です。
大手企業以外を探している就活生は、以下の方法を検討してください。
- Wantedlyを利用する
- ハローワークに相談する
- 就職エージェントに相談する
- 求人サイトを詳細な条件で検索する
- 大学のキャリアセンターを活用する
どのサービスも簡単に利用可能です。
とくに就職エージェントは、スマートフォン1台で気軽に相談できます。
さらに、企業とのやり取りを代行してくれるので忙しい就活生は便利に感じるでしょう。
就活は自分が納得した企業を選択するのが重要です。
大手企業を選ぶことに違和感を覚えた就活生は、本記事を参考にして自分に合った企業を見つけてください。