東京から転勤なしのメーカーはある?選ぶポイントを解説
2024/9/28更新
はじめに
「東京から転勤なしの企業が見つからない」
「転勤なしの企業に特徴はあるの?」
「転勤なし企業を選択するメリット・デメリットが知りたい」
就活で企業を選んでいくなかで、上記を考えたことがある就活生は多いでしょう。
本記事では、以下の就活生を対象に東京から転勤なしのメーカーを紹介します。
- 東京から転勤しないメーカーに就職したい
- 転勤がない企業の特徴が知りたい
勤務地は就職先を選択するうえで重要な情報です。
さらに、転勤の有無は人生設計に大きな影響を与えます。
勤務地の条件が気になる方は、納得して就活を終えるために、ぜひ本記事を参考にしてください。
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東京から転勤なしのメーカー
今回は東京から転勤なしのメーカーとして、以下の5社を代表に挙げます。
- 東信工業株式会社
- 株式会社ノーリーズ
- フードライフデザイン株式会社
- 株式会社ゼウス・エンタープライズ
- 株式会社グリップインターナショナル
メーカーといっても、食品やアパレルなど企業ごとに扱う商品は多岐にわたります。
まずは、自分の興味のある分野から探し始めるのがおすすめです。
上記の企業はほんの一例ですが、企業探しのきっかけにしてみてください。
東信工業株式会社
1社目は、東信工業株式会社です。
1967年創業の上下水道施設の施工管理に特化した企業になります。
生活に欠かせないインフラ事業を展開しており、官公庁から依頼される案件がほとんどを占めるため安定性があります。
また、勤務するのは都内になるため転居を伴う転勤がありません。
詳細な情報は以下の表にまとめたので参考にしてください。
初任給 | 大学院卒:250,000円 大学卒:230,000円 短大卒・専門卒:210,000円 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
平均有給取得日数 | 11日 |
年間休日 | 108日 |
残業時間 | 7時間/月 |
採用大学 | 岡山大学、駿河台大学、専修大学、多摩大学、大東文化大学、中央大学など |
インフラ事業は公共性の高い仕事です。
人々の生活を支える仕事がしたい就活生に向いているでしょう。
株式会社ノーリーズ
2社目は、株式会社ノーリーズです。
1981年創業のオリジナルブランドを中心としたウィメンズ・メンズのセレクトショップになります。
地区ごとに採用しているため転勤の心配はありません。
東京都内で働きたい就活生は、就活の段階で意思表示しておきましょう。
詳細な情報は以下の表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
初任給 | 総合職 四大卒:227,000円 短大・専門卒:220,000円 |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
平均有給取得日数 | 11.5日 |
年間休日 | 110日 |
残業時間 | 3時間/月 |
採用大学 | 青山学院大学、大阪市立大学、立命館大学、中央大学、日本大学など |
アパレル関係を希望する就活生に向いている企業です。
また、接客・商品管理・店舗内のディスプレイ・WEB販促(Instagram)などさまざまな業務に挑戦できるのも魅力でしょう。
フードライフデザイン株式会社
3社目は、フードライフデザイン株式会社です。
コンビニエンス事業とベーカリー事業の2つを中心に展開しています。
応募職種は総合職とエリア職に分かれるため、転勤を希望しない方はエリア職を選択してください。
詳細な情報は以下の表にまとめたので参考にしてください。
初任給 | 総合職:243,353円以上 エリア職:231,185円以上 |
賞与 | 年2回(夏季・冬季) |
平均有給取得日数 | 5日 |
年間休日 | 週休二日のため105日と推測 |
残業時間 | 30時間/月 |
採用大学 | 駒澤大学、東洋大学、新潟経営大学、日本文化大学など |
来店されるお客様を幸せにする接客・パンの販売を目指しています。
地域のお客様と交流しながら貢献したい就活生は、応募を検討してみてください。
株式会社ゼウス・エンタープライズ
4社目は、株式会社ゼウス・エンタープライズです。
ネットワークセキュリティに特化している企業になります。
配属先が東京都内の各所になるため転勤はありません。
詳細な情報は以下の表にまとめたので参考にしてください。
初任給 | 228,000円 |
賞与 | 年1回(決算期) |
平均有給取得日数 | 12日 |
年間休日 | 121日 |
残業時間 | 7.2時間/月 |
採用大学 | 京都産業大学、静岡大学、上智大学、デジタルハリウッド大学など |
全社員の終身雇用を目標に掲げ、従業員の働きやすい職場整備に力を入れています。
仕事とプライベートを両立させたい就活生におすすめです。
株式会社グリップインターナショナル
5社目は、株式会社グリップインターナショナルです。
ゴルフなどのスポーツ用品を扱うメーカーになります。
応募職種は、転勤のある総合職と転勤なしの販売職に分かれるため、応募時は注意してください。
詳細な情報は以下の表にまとめたので参考にしてください。
初任給 | 総合職:215,000円 販売職:200,000円 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
平均有給取得日数 | 12日 |
年間休日 | 総合職:121日 販売職:105日 |
残業時間 | 公表データなし |
採用大学 | 京都大学、神戸大学、同志社大学、成蹊大学、玉川大学、など |
ゴルフやアパレルが好きな就活生にとっては興味ある分野になるでしょう。
趣味と仕事を同時にこなせることに魅力を感じる人は応募してみてください。
転勤が少ない業界
比較的転勤が少ない業界は、以下の3つが代表的です。
- IT
- 公務員
- インフラ
企業のメイン事業によって転勤の有無は大きく変わります。
本章では、東京都内で勤務し続けられる企業を解説するので、参考にしてください。
IT
転勤が少ない業界の1つ目は、ITです。
ITに関するビジネスは、自宅にいながらできる業務が多いため転勤する必要がありません。
従来であれば企業に出勤して作業するのが一般的です。
しかし、コロナ禍を経験したことで在宅ワークが普及したため、企業の近くに住む必要がなくなりました。
一人で黙々と作業したい方や通勤ラッシュが苦手な方には向いている業界です。
インフラ
転勤が少ない業界の2つ目は、インフラです。
インフラは、地域密着型の企業が多くあります。
全国展開している企業でも関西や関東などエリアが細かく分割されているため、転勤の可能性は低くなるでしょう。
インフラは、エネルギー系や交通系に分かれます。
人間が生活していくうえで欠かせない業務になるため、安定性の高い仕事に就職したい方におすすめです。
地方公務員
転勤が少ない業界の3つ目は、地方公務員です。
採用試験を受ける段階で、勤務する地域が限定されています。
また、勤務対象になるのが地元住民のため、都道府県をまたいでの転勤はありません。
ただし、部署間での異動はあるため注意してください。
新卒で配属された部署に退職するまで在籍することはないため、あらかじめ理解しておきましょう。
地元に貢献したい気持ちがある就活生は、地方公務員への就職を検討してみてください。
転勤が少ない業種
比較的転勤が少ない業種は、以下の3つが挙げられるでしょう。
- 事務職
- 研究職
- エンジニア
転勤の有無は業種によって大きく変わります。
就活の段階で勤務地の条件を確認しておきましょう。
事務職
転勤が少ない業種の1つ目は、事務職です。
事務職は、社内での業務がメインになるため転勤する必要がありません。
さまざまな部署を経験することも大切ですが、事務職は深い知識と経験が求められるため転勤させることはあまりないでしょう。
一方で、就活生からの人気が高い業種でもあります。
さらに募集人数が少ない傾向にあり競争倍率が高くなるため注意してください。
パソコンスキルや簿記など資格を取得しておくことで、ほかの就活生と差別化できるでしょう。
安定性を求めるのであれば事務職がおすすめです。
研究職
転勤が少ない業種の2つ目は、研究職です。
1つの研究施設で継続して研究するため転勤の可能性は低くなります。
研究施設は、多額の資金が必要になるため建設場所は限定的です。
そのため、全国各地を転々と異動させられる心配もありません。
自分の興味関心がある分野を仕事にしたい方や、大学生時代の研究を継続したい方は研究職が向いているでしょう。
エンジニア
転勤が少ない業種の3つ目は、エンジニアです。
自社内やクライアント先に常駐しながら作業するため勤務場所が限定されます。
とくにITエンジニアであれば在宅で仕事も可能になるため、転勤の心配がありません。
出社する際も本社が東京にある企業を選択しておけば安心です。
転勤がない企業の特徴
転勤がない企業の特徴は、以下の2つです。
- 地域限定職
- 地元密着型
転勤なしの企業を見極めるためには、上記の特徴に関する記載が募集要項にあるか確認してください。
記載があれば自分の理想とする働き方ができるでしょう。
地域限定職
特徴の1つ目は、地域限定職です。
勤務する場所を限定する働き方になるため、転勤しません。
例えば、東京限定職と記載のある求人は、東京都内で働く条件で入社します。
東京から離れたくない就活生にとっては魅力的な条件になるでしょう。
正社員と休日日数や福利厚生、勤務時間の条件は変わりません。
しかし、給与に関しては転勤の可能性がある正社員の方が高い傾向にあるため注意してください。
給与が多少低くても転勤なしという条件を優先したい方は、応募を検討してみましょう。
地元密着型
特徴の2つ目は、地元密着型になります。
地元が取引のメインになるため転勤なしが基本です。
また企業理念に地元への貢献を挙げている企業であれば、事業展開するうえで離れた地域に支店ができる可能性は低いでしょう。
そもそも転勤先がなければ、転勤のリスクもないため安心して働けます。
地元を盛り上げたい、住み慣れた地元で働きたい、という就活生におすすめです。
転勤がない企業の探し方
転勤がない企業の主な探し方は、以下の3つです。
- ハローワーク
- 転勤なしで検索
- 就職エージェント
大手求人サイトをそのまま閲覧していると転勤ありのものが多く記載されています。
転勤なしを希望する就活生にとっては手間になるでしょう。
探し方を工夫することで時間を節約しながら、希望する条件の企業に出会えるため参考にしてください。
ハローワーク
探し方の1つ目は、ハローワークです。
地元企業と就活生を結びつける目的があるため、ハローワークに相談することで地域密着型の企業に出会えます。
ハローワークは、失業者がお世話になる施設と考える人も多いでしょう。
確かに失業者を支援する機能はあります。
しかし、新卒を支援するサービスもあるためおすすめです。
窓口の方に「転勤なしを希望します」と伝えておけば、より自分の希望に沿った就活ができるでしょう。
また、各都道府県に設置されているため必ず利用できる点も心強いです。
ただし、午後や夕方は混みやすい傾向にあるため注意してください。
午前中に訪れたり、時間に余裕のある時に行ったりするなど工夫しましょう。
転勤なしで検索
探し方の2つ目は、転勤なしで検索することです。
就活支援サイトを活用する際に詳細な条件で検索することで、短時間で転勤なしの企業に出会えます。
「東京 メーカー」のみで検索してしまうと何千社とヒットするため、転勤がない企業を探すのに時間がかかるでしょう。
そのためご自身が利用しているサイトで「東京 転勤なし メーカー」と検索することであらかじめ転勤がある企業を省けます。
サイトによっては、詳細な条件の中から転勤なしの項目にチェックを入れる必要があるため、注意してください。
検索方法を理解しておくことで、自分の条件に当てはまらない企業を省略できるため忙しい就活生は身につけておきましょう。
就職エージェント
探し方の3つ目は、就職エージェントに相談することです。
あらかじめ担当者に「転職なしの企業を希望します」と伝えておくことで、転勤なしの企業を紹介してくれます。
就職エージェントは、数多くの求人を抱えているためさまざまな企業が紹介可能です。
一方で、条件を絞らないと紹介できないため優先度の高い条件として「転勤なし」を伝えておきましょう。
就職エージェントごとに強みのある分野が異なるため確認してからの利用がおすすめです。
大手企業に強い業者や、中小企業・地域密着型企業の実績が多い業者などが挙げられます。
転勤を希望しない就活生であれば、地域密着型の企業を多く抱えている就職エージェントに登録してください。
転勤がない企業に就職するメリット
ここからは、転勤がない企業に就職することのメリットをご紹介します。
転勤がないことの主なメリットは、以下の2つです。
- ライフプランが安定する
- 人間関係の変化が少ない
転勤なしにすることで、将来設計や人間関係において安定する傾向にあります。
自分のなりたい姿や将来やりたいことが決まっている就活生であれば、積極的に応募する価値があるでしょう。
ライフプランが安定する
メリットの1つ目は、ライフプランが安定することです。
転勤の心配がないためマイホームの購入や子育てなど、将来設計の見通しが容易になります。
30歳で第一子を出産、35歳でマイホーム購入など具体的なプランが立てられるでしょう。
転勤ありの企業に勤めてしまうとマイホームを購入した翌年に東京を離れる可能性があります。
さらに、出産・育児のタイミングも慎重な検討が必要です。
転勤の辞令が出れば夫のみ単身赴任するのか、家族で引っ越すのかなど計画を見直す必要が生まれるでしょう。
自分の人生設計が決まっている、突然の変更を避けたい就活生にとっては、転勤なしの企業は恩恵が大きいです。
人間関係の変化が少ない
メリットの2つ目は、人間関係の変化が少ないことです。
基本的に同じ人、チームで勤務することになるため、仕事の連携が取りやすくストレスが少なくて済みます。
さらに、取引先との人間関係も継続できるため要領よく仕事ができるでしょう。
人間関係をできる限り固定した方がパフォーマンスは上がるのか、新しい人脈を広げていきたい性格なのか自己分析を通して明らかにしてください。
あらかじめ理解したうえで、就活することで人間関係に悩まない職場に出会えます。
転勤がない企業に就職するデメリット
続いて、転職がない企業に就職するデメリットをご紹介します。
主なデメリットは、以下の2つです。
- 給与が少ない
- キャリアアップが限られる
転勤なしの企業にもデメリットは存在します。
自分の優先事項とデメリットを比較して問題ないか確認しておきましょう。
給与が少ない
デメリットの1つ目は、給与が少ないことです。
転勤するリスクがないため給与が減額される傾向にあります。
例えば、地域限定職の給与が20万円の場合、転勤ありの総合職は22万円などです。
同じ内容の仕事をしているにもかかわらず、給与が異なることに不満に感じる就活生もいるでしょう。
しかし、募集要項に記載があり納得したうえで入社していることになるため問題にはなりません。
給与の差を諦めるのか、違う企業に応募するのかなど、自分の価値観や人生設計と比較して検討してください。
キャリアアップが限られる
デメリットの2つ目は、キャリアプランが限られることです。
昇格・昇進していくために、さまざまな経験や知識が求められます。
転勤なしの場合、限られた経験しかできないため企業が定める要件を満たさない可能性があるでしょう。
もちろん、部署異動することで得た経験を活用することも可能です。
しかし、海外赴任や新規営業所の立ち上げなど、転勤することでしか経験できないこともあります。
さらに、本社が1つしかない企業は役職数が少ない可能性があるでしょう。
昇格するにもポストがないとどうしようもありません。
自分の活躍に応じて役職が新設されることもありますが、就活の段階で見極めるのは困難です。
転勤なしの企業は、キャリア形成で不利になる可能性を考慮しておきましょう。
さいごに
東京に就職しても転勤なしのメーカー企業は存在します。
転勤の可能性は企業が携わる業界や、自分が所属する業種によって大きく変化するでしょう。
転勤なしで勤務したい方は、ITやインフラ業界などがおすすめです。
また業種は、事務職や研究職が適しています。
自分一人で企業を探すのが不安な方は、就職エージェントに相談してください。
あらかじめ転勤したくない旨を伝えておけば、条件をクリアした求人を紹介してくれます。
さらに、エントリーシート作成や面接対策など就活に必要なサポートが一括で受けられるでしょう。
東京で勤務し続けられるように本記事を参考にしてください。