音楽に関わる仕事は未経験でもOK!おすすめの職種を紹介
2024/9/28更新
はじめに
「音楽に関わる仕事がしたいけど、未経験だと難しいのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、未経験でもなれる音楽業界の職種をメインに紹介していきます。
音楽業界の動向や仕事内容、就活に関するよくある質問などもまとめているので、
音楽業界への就職に興味のある方はぜひ参考にしてください。
- 音楽業界が未経験な人におすすめの仕事
- 音楽業界で必要な知識やスキル
- 音楽業界に就職するために意識しておきたいポイント
- 音楽業界の動向について
- 音楽業界の仕事内容
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音楽業界の動向について
CDの売上が近年は縮小傾向にありますが、音楽配信サービスなどの影響で業績が回復しつつあります。
コロナ禍では、大型ライブが中止になるなど音楽業界に大打撃を与えましたが、今後は徐々に売上を伸ばすことが予想されています。
特に、オンラインライブやストリーミング配信が注目を集めていくでしょう。
音楽業界の仕事内容
一口に音楽の仕事と言っても、さまざまな職種があります。
今回は、一般的に就職する人が多い「事務所(プロダクション)」と「レコード会社」に絞って仕事内容を解説します。
事務所とレコード会社では、それぞれ売るモノに大きな違いがあり、事務所は「アーティスト」、レコード会社は「CDやパッケージ」です。
それぞれ売る対象が異なるため、就職する前に仕事内容について考えておく必要があります。
レコード会社での仕事内容
CDやパッケージという「形のあるもの」を販売するレコード会社ですが、近年はそれらの売上が減少傾向にあります。
レコード会社の中には、販売するための業務だけでなく、ライブを制作する場合もあり、一部で事務所のような仕事をすることもあります。
気になる会社があれば、会社概要に目を通して、どのような仕事をするのか確認しておくと良いでしょう。
レコード会社では、CDやパッケージがどれだけ売れるかが大切になるので、販売時期や販売戦略を考える必要があります。
CDやパッケージの販売にあわせて、ライブやインストアイベントの企画、テレビ・ラジオ・雑誌などへのアーティスト出演の日程調整を行います。
これらの業務を通して商品の宣伝をするのです。
また、従業員1人につき複数組のアーティストの商品を担当することになります。
多くのアーティストがそれぞれ異なる販売時期やジャンルになったりすることもあるため、それらが混同しないように頭を切り替える必要があるでしょう。
事務所での仕事内容
事務所での仕事内容は、アーティストのマネージメントがメインで、自分が担当するアーティストをいかに魅力的に売り出すかを常に考えます。
一人のアーティストに対しても、さまざまな方法で売り出していく必要があるため、多角的な視点や情報収集能力が必要です。
専属で1人のアーティストを担当する場合もあれば、複数人のアーティストを担当することもあります。
アーティストの規模や動き方によっては、1人のアーティストに対して数名の従業員がマネージメントを行う場合もあります。
最近では音楽活動をメインとしながらも、俳優業やバラエティー出演、洋服のプロデュースなどマルチに活動するアーティストも増えてきています。
そのため、単なるマネージャー業だけでなく、幅広い仕事に携われる可能性もあるでしょう。
音楽業界の就活に関するよくある質問
ここでは、音楽業界の就活に関するよくある質問を2つ紹介します。
- 音楽関係の仕事に学歴は必要?
- 音楽関係の仕事に資格は必要?
それぞれを解説していきます。
音楽関係の仕事に学歴は必要?
結論、音大や音楽関係の専門学校に通っている人の方が就職で有利ではありますが、音楽業界の仕事に学歴は必要ありません。
音楽業界だけでなく、芸能やエンタメ関係の仕事では、学歴が重視される場面が他業界と比べて少ないです。
就活においても、学歴が良いからと言って選考フローが優遇されるなどの措置もありません。
音楽業界では、学歴よりもスキルが重視されます。
そのため、冒頭で述べたように音大や音楽関係の専門学校に通っている人の方が就職で有利になります。
注意点として、音楽関係の企業に就職する場合は、学歴が重視されるケースもあるので覚えておいてください。
音楽関係の仕事に資格は必要?
結論から言うと、音楽関係の仕事に資格は必要ありません。
この資格があれば就職に有利といった明確なものがないからです。
また、質問①でも述べたように音楽業界ではスキルが重要なので、資格を優先的に取得するよりも実践あるのみといったところでしょう。
音楽業界で必要な知識やスキル
ここでは、音楽業界に就職するのに必要な知識やスキルを3つに分けて、紹介します。
- 柔軟な思考力と迅速な対応力
- 仕事のオン・オフを切り替えられる能力
- 自分の得意な分野・ジャンルを持つ
それぞれを解説していきます。
柔軟な思考力と迅速な対応力
アーティストと一緒に仕事をするため、柔軟な思考力と迅速な対応力が必要です。
アーティストのオリジナリティー溢れる発想力をサポートしつつ、自身も新しいことを吸収していく必要があり、それをもとにアーティストにアドバイスすることもあります。
アーティストのやりたいことと会社の方向性が一致しないこともあるので、折衷案を出す際には柔軟な思考力も必要です。
また、実行する際には自らが率先して準備したり、アーティストを引っ張っていく必要があります。
仕事のオン・オフを切り替えられる能力
不規則なスケジュールが多い音楽業界では、仕事とプライベートのメリハリが大切になります。
土日はライブやイベントなどで仕事が入ることも多く、夜中に仕事の連絡が入ることもしばしば。
そのため、不規則な仕事のスケジュールでも、休日にはいつでもリラックスできる体制を取れることが重要です。
休日でも仕事のスイッチがオンになってしまうと、疲れてしまい、不規則なスケジュールの仕事に対応するのが難しくなってくるでしょう。
どんな状況でも休日にリラックスできることで、良い状態で仕事に臨むことができます。
自分の得意な分野・ジャンルを持つ
自分の得意分野やジャンルを持っていると、それがモチベーションの維持やプラス評価に繋がることがあります。
何かの分野に精通していることで、意見を求められたり、自分がやりたい仕事をしているという自覚が芽生えて、モチベーション維持に繋がります。
例えば、他部署で意見を求められたり、上司から相談を受けることで評価がアップするケースもあります。
ただし、好きだからこそ、そうでない人への説明が欠けてしまったり、こだわりが強く出てしまうこともあるので、好きなものにも程よい距離を持つように注意しましょう。
未経験で音楽関係の仕事に就職するために、意識しておきたいポイント
未経験で音楽業界の仕事に就くために、意識しておきたいポイントを下記の3つに分けて解説します。
- 正社員にこだわらない
- 年下の先輩・上司ができることも多い
- 音楽が好きな気持ちを大切にし、常に感受性を育てておく
それぞれを解説していきます。
正社員にこだわらない
音楽業界の企業は、求人サイトで募集するケースが少なく、募集要項を見ても「経験者」と記載がある場合が多いです。
音楽関係の仕事を強く志望する場合、まずは経験を積むためと考えて、正社員だけでなくアルバイトなども視野に入れることをおすすめします。
アルバイトとして入社しても、社員と同じように週5日働けることもあり、健康保険や雇用保険に加入することもできます。
社員雇用試験が設けられている企業もありますが、必ず用意されているわけではないので、入社後にキャリアプランについて確認しましょう。
また、社員雇用試験に不合格の場合は退社しなければいけない企業もあるため、注意が必要です。
その場合、自分がアルバイトでもいいからその企業で働きたいのか、社員になれなければ転職したいのか、しっかりと考えておく必要があります。
条件面で正社員にこだわりたい気持ちもよく分かりますが、音楽業界のようにスキルや経験を重視している業界の場合は、正社員以外の雇用形態も視野に入れておくことをおすすめします。
年下の先輩・上司ができることも多い
音楽業界は、元々音楽活動をしていたという人や、専門学校卒の人も多いため、年下の人が上司や先輩になることも多い業界です。
未経験で音楽業界に入れば、分からないことも多く先輩に質問する機会も増えます。
年下の先輩や上司に抵抗があると、上手く接することができず仕事に支障がでてしまいます。
音楽業界は上下関係がしっかりしている業界なので、分からないことがあれば素直に聞くことを徹底して、仕事を覚えていきましょう。
教えてもらえるのは新人の特権でもあるので、年齢を気にしてしまうのは勿体ないです。
音楽が好きな気持ちを大切にし、常に感受性を育てておく
音楽業界に入る前と入った後では、感じ方に違いが出てしまうことがよくあります。
業界に入ると、ビジネス視点が先行してしまい、音楽自体が楽しめなくなってしまう場合もあります。
そうならないためには、業界に入る前と同じようにライブ鑑賞をしたりして、自分が持っている感性を大切にする時間も必要です。
ライブに通うことで、自分の中の経験値を上げたり、日ごろからさまざまなものを吸収しようという意識が大切になってきます。
その時に得たものが、仕事の思ってもみない場面で活きることもあるでしょう。
未経験でもなれる音楽関係の職種7選
未経験でもなれる音楽業界の職種を7つに分けて解説していきます。
- 音楽雑誌編集者
- 音楽ライター
- CM制作スタッフ
- アーティスト・バンドマン
- スタジオミュージシャン
- DJ
- 作詞家・作曲家
7種類の職種について詳しく解説していきます。
音楽雑誌編集者
未経験でもなれる音楽関係の仕事1つ目は、「音楽雑誌編集者」です。
音楽雑誌編集者は、雑誌の企画を立案し、アーティストへのインタビューや、新曲情報をまとめたり、原稿作成が主な仕事内容になります。
雑誌を通して音楽の魅力を伝えるために、普段からさまざまな分野の音楽やトレンド情報に触れ、知識を取り入れる必要がある仕事です。
音楽ライター
未経験でもなれる音楽関係の仕事2つ目は、「音楽ライター」です。
音楽ライターは、アーティストや音楽サービスの運営者に対してインタビューをすることが主な仕事内容になります。
音楽の良さを文字で伝える仕事のため、文章能力や世の中のニーズに応えるためのリサーチ力が必要です。
また、ただ音楽について記事を執筆するのではなく、どうしたらライブの集客率が上がるのかについても考えながら執筆する必要があります。
CM制作スタッフ
未経験でもなれる音楽関係の仕事3つ目は、「CM制作スタッフ」です。
CM制作スタッフは、企画をもとに演出を考え、実際にCMを制作するのが主な仕事内容になります。
演者やカメラマン、照明スタッフなどと協力して進めるため、コミュニケーション能力が必要です。
アーティスト・バンドマン
音楽関係の仕事と言えば、アーティストやバンドマンを真っ先に思い浮かべる方も多いでしょう。
こうすればなれるという明確な方法はなく、レコード会社のオーディションを受けてなるパターンがほとんどで、音楽関連の専門学校で学んで実力をつける方も多いです。
最近では、音楽系の事務所やレーベルに所属するのではなく、個人で活動する方も増えています。
自分の目指す音楽スタイルに合わせた活動の方向性を考えていく必要があるでしょう。
スタジオミュージシャン
スタジオミュージシャンは、ライブやレコーディングの演奏をサポートする仕事です。
性別、職歴、学歴、資格などは一切不問で、楽器が演奏できれば誰でも目指せます。
芸能プロダクションやレコード会社に所属する方がほとんどですが、実力のある方はフリーランスとして活躍しています。
スタジオミュージシャンになるには、高度な演奏技術や経験、人脈などが必要です。
演奏技術を磨くために、まずは音楽の専門学校を目指す人がほとんどでしょう。
DJ
DJはフロアで流す音楽を選定し、その場を盛り上げる仕事です。
実は今、一番儲かるのがDJの仕事ではないかといわれています。
テイラースウィフトの恋人であるカルヴィンハリスは、年収78億円を稼いでいるという夢のある仕事です。
楽曲のデジタル化によって、誰でも自分好みのプレイリストを作成できるようになった今、注目を集めている職業であるといえるでしょう。
DJもアーティストやバンドマンと同じく、これをすればなれるといった明確な方法はありません。
プロになるには、フリーランスのDJになるかクラブの専属DJになるかの2通りが考えられるでしょう。
今は音楽専門学校の中にはDJになるためのコースが選べる場合があったり、DJに特化した専門学校も登場し注目を集めているようです。
作詞家・作曲家
作曲家は、音楽プロダクションやレコード会社の依頼をもとに、コンセプトに沿った楽曲づくりをする仕事です。
一方で作詞家は、作曲家の作った曲の歌詞を考える仕事です。
作曲家になるにあたって、ギターやキーボードを演奏できて、コードに関する知識が最低限必要です。
作詞家は、言葉のセンスや流行を上手く取り入れる能力が必要になるでしょう。
仕事を依頼されるには、音楽業界の人に認められるか、人からの紹介というケースがほとんどで、人脈づくりのために専門学校に通う方も多いです。
しかし、ヒャダインさんがニコニコ動画をきっかけにプロデビューしたように、今は業界の人に見てもらえるツールを活用することができます。
また、初めからフリーランスの作曲家として、動画投稿で稼いでいる方もいるほどです。
作詞家・作曲家を目指すなら、自分から世の中に発信していく積極性や自己アピール力が必要不可欠であるといえるでしょう。
音楽関係の仕事に就職する方法3選
音楽業界に就職する方法は、主に下記の3つがあります。
- スキルを身に付けて実績を作る
- 専門学校や大学で学ぶ
- 企業や事務所に就職する
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
スキルを身に付けて実績を作る
音楽業界の仕事では、スキルや実績が重要視されます。
特にアーティストや楽器演奏者、ピアニストなどはスキルや実績がものを言う世界です。
例えば、ピアニストの場合はコンクール入賞経験を重ねることで、実績としてアピールできます。
専門学校や大学で学ぶ
音楽業界の仕事は専門職が多いため、専門学校や大学に通った方が良いケースがほとんどです。
特に学校の音楽講師になる場合は、教員採用試験を受ける必要があるため、大学入学は必須になります。
ボーカリスト系やエンジニア系は音楽に関する専門知識が必要なので、専門学校や大学に通っておいても損はないでしょう。
企業や事務所に就職する
音楽業界の仕事に就きたい場合は、自分の携わりたい仕事に直接関われなくても、まずは関連する企業に就職することも大切です。
音楽業界においては、知識や経験が重視されるので、自分のやりたい仕事に関連する職業に就いて、知識や経験を積めば、転職時に本当にやりたい仕事に就くことも可能になります。
音楽系の仕事は、企業や事務所が募集を出していることもあります。
例えば、音楽を取材する仕事がしたいなら、Webコンテンツ運営会社や出版社に就職するのも一つの手です。
さいごに
未経験でもなれる音楽業界の職種をメインに紹介していきましたが、気になる職種はありましたか?
音楽業界では、柔軟な思考力や迅速な対応力、仕事のオン・オフを切り替えられる能力、自分の得意な分野・ジャンルを持つことが必要です。
面接時には、それらをアピールできるようにしておくと良いでしょう。
また、アーティストやバンドマン、作詞家・作曲家を目指すなら、自分から世の中に発信していく積極性や自己アピール力が必要不可欠です。
初めからフリーランスの作曲家として、動画投稿で稼いでいる方もいるほどなので、業界の人にも見てもらえるツールは積極的に活用すると良いでしょう。
音楽業界の仕事は、音楽の素晴らしさを世の中に広める役割があるので、いつまでも音楽に対する感性を育んでいってください。