オープンESとは?メリット・デメリットから記入のポイントまで徹底解説!
2024年8月28日更新
はじめに
就職活動が本格化してくると、多くの人がエントリーシートの作成に悩むのではないでしょうか。
各企業ごとで、エントリーシートの作成に多くの時間や労力を割く必要があるため、エントリーシートでの選考突破に悩まれている人も多いでしょう。
そのような中で、リクナビが「オープンES」という便利なツールを提供しています。
オープンESを活用することで、エントリーシートを効率的に作成して、就職活動をスムーズに進めることが可能です。
本記事では、オープンESに関する次のような内容について解説しています。
- オープンESとは
- オープンESのメリット・デメリット
- 選考を突破するオープンESを作成するポイント
オープンESを上手に用いて、効率的に就職活動を進めていきたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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オープンESはリクナビの新サービス
まずオープンESとはどんなサービスなのかを解説していきます。
オープンESとはリクナビが新しく開発したサービスです。
オープンESの特徴は、リクナビのオープンESを通して一度作成したエントリーシートを複数の企業に提出できる点にあります。
一般的に、各企業は独自のフォーマットで異なるエントリシートの項目を設けており、各企業ごとにエントリーシートを作成する必要がありました。
しかし、オープンESを利用することで、同じフォーマットのエントリーシートを複数の企業に提出できるため、企業ごとのエントリーシートを作成する手間を大幅に削減できます。
このサービスは、多くの就活生にとって待ち望んでいたツールであるといえるでしょう。
オープンESの記入項目
次にオープンESでどのような項目を記入する必要があるのか紹介します。
基本的に入力する項目は下記の通りになっています。
- 基本情報
- 資格、スキル情報
- 自己紹介
それぞれ詳しくみていきましょう。
基本情報
基本情報に関しては、生年月日や所属大学、性別など一般的に必要となるような情報を記入します。
記入自体は難しいモノではありませんが、あなた自身を証明するものになります。
必ず間違えないようによく確認して入力するようにしましょう。
ここを疎かにすると悪い評価にも繋がりかねません。
資格・スキル情報
ここでは以下の項目を記入します。
- 保有資格、スキル
- 趣味・特技(120文字以内)
これらは特に意識して書く必要はなく事実をそのまま記入することが大切です。
職種によっては、保有資格やスキルを評価されることもあるので、抜け漏れなく記入しましょう。
また、趣味や特技では、あなたの人間性や性格などが知れる項目となります。
面接の際にも、最初の入りとして趣味や特技を深ぼられることが多いため、趣味や特技で自分自身をうまくアピールできるように意識して記入できるといいでしょう。
自己紹介情報
自己紹介情報は最も大切な部分になります。構成としては
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容(250字以内)
- 自己PR(400字以内)
- 学生時代に最も打ち込んだこと(400字以内)
という内容になっております。
自己紹介情報が、一般的にエントリーシートで求められる項目です。
この項目をみて、エントリーシートの選考を行うことがほとんどです。
ここで、いかに自分自身をアピールできるかで、今後の選考の突破にも大きく影響するため、作り込んでおくようにしましょう。
作成する際のポイントは後述しているため、そちらも参考にしてみてください。
オープンESのメリット・デメリット
オープンESには、数多くのメリットとデメリットもあります。
ここでは、オープンESのメリットとデメリットをそれぞれ紹介しています。
オープンESを利用するメリット
まずオープンESを利用するメリットを解説します。
メリットとしては大きく下記の2つが挙げられます。
エントリーシート作成の効率化
まず1つ目は、エントリーシートを書く手間が省ける点にあります。
これまでであれば各企業ごとエントリーシートを書く必要があったのですが、オープンESの場合は1つ完成させることで、作成したエントリーシートを他の企業にも転用することができます。
そのため、毎回各企業のフォーマットに合わせて書く必要もありませんし、締め切りに追われる心配も少なくなります。
その結果、ES作成に費やしていた時間を企業研究や面接練習などの他の選考対策の時間に当てることができるようになるので、これまでよりも効率的に就職活動を進めることができます。
ESのクオリティの向上
オープンESの2つ目のメリットは、ESの完成度を高められることです。
オープンESは、一回ベースを作ってしまえば、毎回文字数や企業ごとに考えたり、修正したり、言葉を変えたりする必要がありません。そのため、オープンESに多くの時間をかけて、選考までに完成度の高いESを作り込むことができる点にあります。
やはり今までのエントリーシートの形式だと過去のエントリーシートを参考にできず、また一から考えて作成するということも多くありました。
しかし、オープンESの場合は自己分析や業界研究などで新しい知見が得られた場合に少し修正を加えるだけでアップデートしていける点も魅力的であるといえるでしょう。
オープンESを利用するデメリット
一方でオープンESを利用することにはデメリットもあります。
デメリットについて2つ紹介します。
企業ごとのカスタマイズが難しい
まず1つ目のデメリットは、企業に合わせて作成することができない点です。
オープンESの場合、各企業毎に追加での記入項目はあるものの、基本的な記入項目はどこの企業も一緒です。
そのため、自分で作成した基本情報をどの企業にも送付することになります。
これはメリットでもある反面、デメリットにもなり得ます。
例えば、場合によっては「行動力がある人材が欲しい」と思っている企業Aと「論理的な思考がある人材が欲しい」と考えている企業Bに「私は直感に優れた人間です」という強みの書いたエントリーシートを送ってしまい、企業へのアピールをうまくできない可能性もあります。
これまでであれば各企業の欲している人材に合わせて自分の強みをアピールすることができていましたが、オープンESの場合は気をつける必要があります。
そのため、企業ごとに自分自身の強みをアピールしたい場合には、オープンESは適さないといえるでしょう。
しかし、いくつか内容の違うオープンESを事前に用意しておき、提出するその企業が求めている人物像にあっているようエントリーシートを選択して送ることで対策することが可能です。
自己分析の機会が減少してしまう
デメリットの2つ目は、自己分析を行う機会が減少してしまう可能性がある点です。
今までであれば各企業毎でエントリーシートを作成していましたが、オープンESを使うことでエントリーシートを作成する手間が減ります。
その結果、エントリーシートを作成する際に今までやっていた追加の自己分析や企業分析を活かしたES作成をする機会がなくなってしまいます。
自己分析を行う機会が減少することで、結果としてエントリーシートのクオリティが上がらず、選考の突破率が下がってしまう可能性があるでしょう。
こちらに関しては、自己分析の機会は、意識的に設けておき、エントリシートのクオリティを向上させるために、常にアップデートし続けることや、他の人に添削をしてもらうことで対策することもできるでしょう。
オープンESを作成する際のポイント
オープンESを作成する際に、どのように記載すればいいか悩む人も多いのではないでしょうか。
ここでは、具体的にどのようなことを意識して記載するのがいいのか解説します。
端的に重要な要素を伝える
まず1つ目のポイントは、伝えたい要素を端的に伝えることです。
オープンESも一般的なエントリーシート同様、文字数が限られています。
そのため、なるべく必要な要素を厳選して、伝えることが求められます。
基本的に一つの文章で一つのことを深掘りして伝えることを心がけるといいでしょう。
文字数が限られているため、あなたの人間性が伝わるように、自身のエピソードも交えて一番伝えたいことをしっかりと盛り込むようにしましょう。
独自の考えを反映させる
2つ目のポイントは、独自の考えを反映させることです。
人事の担当者は、膨大な量のエントリーシートを目にすることとなります。
そのため、多くの応募者が同様の内容を書く中で、あなた自身の個性を際立たせることで、選考の突破率が向上するでしょう。
例えば、自分自身の経験や価値観をうまくエピソードも入れて伝えて、自分自身の強みや想いをアピールするようにしましょう。
数字を使って具体的に記載する
3つ目のポイントは、数字を使って具体的に記載することです。
従来のエントリーシートでも大切なポイントですが、具体的な数字を使うことでより説得力を持たせることができます。
例えば、学生時代に頑張ったことでアルバイトの売り上げを増やしたことをアピールしたいとします。そこで「お客様を増やしました」だと抽象的で読み手に伝わりにくくなってしまいます。
そのため、「お客様を通常1日100名だったところを120人に増やすことができました」と書くことで、読み手に実績や魅力がより伝わりやすくなります。
選考を通過している成功事例を参考にする
最後のポイントは、選考を通過しているエントリーシートを参考にすることです。
オープンESを書く時には、基本的には自分で構成や言葉を考えて作成することが重要です。
しかし、インターネット上で共有されているすでに内定が出ているもしくは選考を突破したエントリーシートを分析し、参考にすることで、自分のESを作成する際にもクオリティを向上させる助けになるでしょう。
公開されている優れたエントリーシートを参考にしながら、自分自身をよりアピールできる言葉や表現を使用していきましょう。
さいごに
ここまでオープンESの概要とメリット・デメリット、そして具体的なポイントを解説しました。
今までの就活は各企業毎で求められるエントリーシートに対応して書かなければならない部分もあり、就活生としては大きな負担になっていた側面もありました。
しかし、リクナビが提供しているオープンESを活用することで、就職活動をより効率的に進めることもできます。
これから就職活動を始める方や、オープンESをまだ活用していない人は、ぜひこの機会にオープンESを活用した就職活動を始めてみてください。
効率よく就職活動を行うことで、今までよりも多くの企業に挑戦することができ、自分自身が納得いく内定を勝ち取るチャンスも増えるでしょう。
オープンESを賢く活用することで、皆様が納得のいく就活ができることを願っております。