【面接対策】イカイの面接の対策法を徹底解説
2024/8/2更新
はじめに
この記事では、イカイへの就職活動における、面接のポイントや対策法について解説していきます。
また、志望動機を考えるのに役立つ会社概要、面接の質問のベースとなるエントリーシートの記入例も紹介していきます。
面接への不安を感じている人は、ぜひ本記事を参考にしてイカイの内定獲得を目指してください。
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株式会社イカイの概要
出典元:株式会社イカイ
初めに、株式会社イカイとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
イカイとは
株式会社イカイは、静岡県沼津市に本社を置く人材サービス企業です。
1970年に「伊海製作所」として設立され、1982年に株式会社化、1995年に現在の社名に変更されました。
現在、イカイグループとして多くの子会社を持ち、多くの企業へサービスを提供しています。
主要な事業は、人材派遣や構内請負であり、特に自動車や電機・電子機器、医薬品、食品製造などの製造業が中心です。
企業の生産現場に人材を派遣し、効率的な労働力管理を支援しています。
他にも、エンジニアリングサービスも提供しています。
専門技術を持つエンジニアを派遣し、設計、開発、製造工程の改善を支援しているのです。
ロジスティクス業務もアウトソーシングの対象であり、倉庫管理や在庫管理、配送業務などを代行することで、効率的な物流運営をサポートしています。
このように、イカイは人材不足が社会問題となっている現代社会において、多様なアウトソーシングサービスを通じて企業の効率化と競争力強化に貢献しています。将来性も安定していると言えるでしょう。
イカイが求める人材とは?
イカイは、公式サイトの採用情報で下記のような人材を求めていることを発信しています。
現在、イカイが社員の働きやすい環境づくりのために取り組んでいるのは、社員同士の絆や仲間意識(同期・同職場等)等、特に“人との結び付き・人間関係の構築、強化”です。やはり、仕事は一人ですべてをやり切ることはできません。チームや仲間で共にやり抜くことが大切だと考えています。そのためには、何事も信頼し合える人間関係を築くことが必要です。例えば、分社毎の懇親会や同期内での懇親会、職場内での懇親会など、さまざまなレクリエーションの場を設けることで親睦を深めたり、職場内での改善活動をはじめとするサークル活動では、お互いの意見や情報を交換することで、結束を強めています。
また、同社は就活生に対して「何かを強く求めることはしない」と発信しています。
しかし、職種ごとの募集要項を確認すると、下記のような記載がありました。
- 「人との関わりを第一・得意とする学生」
- 「チャレンジ精神旺盛、自分の将来のビジョンを明確にされる学生」
「何かを強く求めることはしない」を言葉通りに受け取らず、意図をくみ取り、応募する職種に求められる要素についても把握し、アピール方法を考えましょう。
その際は同社が開催する会社説明会に参加し、企業の雰囲気や考え方への理解を深めることをおすすめします。
イカイのグループ会社の採用方向性の違いは?
イカイには、株式会社イカイプロダクトや、株式会社イカイアウトソーシングなどのグループ会社が存在します。
いずれのグループ会社も、自動車関連や電気・電子機器関連の構内請負や人材派遣を事業としており、地域によって担当となる会社が分かれています。
このことから、イカイはグループ会社によって採用の方向性に違いはないと言えるでしょう。
イカイの採用フロー
イカイの採用フローは、下記のとおりです。
- エントリー
イカイ公式サイトもしくは各ナビサイトよりエントリー - 会社説明会
対面もしくはWEBにて実施 - 一次面接・最終面接
いずれも面接官と就活生の個人面接にて実施 - 内々定
イカイの面接のポイント
イカイの面接は、一次面接と最終面接の2回です。
以下で、それぞれの面接のポイントを解説していきます。
一次面接
面接官と就活生での個別面接です。
提出したエントリーシートをもとに、1時間程度で面接が実施されます。
面接官からの質問は、志望動機や学生の頃に取り組んだことなど、一般的な内容が出るでしょう。
人材サービスを事業としている企業は多数あるため「なぜイカイを選んだのか」を説明できることがポイントです。
最終面接
最終面接も、面接官と就活生の個人面接です。
製造系の職種に応募した場合、体力が必要であるため健康面に関する質問がされる可能性もあります。
最終面接では、一次面接での内容や入社への意欲が問われるため、矛盾が発生しないよう一次面接で受け答えした内容を整理しておきましょう。
面接で聞かれるよくある質問
面接で良く聞かれる質問について、シーン別に紹介していきます。
エントリーシートをもとに聞かれる質問
ここでは、エントリーシートをベースにした質問とその回答例について解説していきます。
志望動機について
製造関連や人材サービスをメイン事業とし、全国展開している企業は多数あります。
そのため「なぜイカイを志望しているのか」を明確に伝えられることがポイントです。
志望動機を考える際、展開している事業に注目しがちですが、競合他社がある場合には差別化が難しいです。
イカイは徐々に事業所を増やしていますが、メインは静岡が中心となっているため、地域に結びつけたアピールもできます。
もちろん、企業のカルチャーや価値観への共感も他社との差別化につなげやすく、具体的であるほど「企業研究をしっかり行っている」ことが分かります。
イカイに対する熱意をより強く伝えられるでしょう。
これらから、志望動機を明示したうえで、学生時代に頑張ったことや、興味関心や課題の乗り越え方、その経験から得た力などを組み込んでください。
志望動機は、就活生の人柄や能力の把握や入社後のイメージにも影響を与えます。
志望動機を裏付けるエピソードに組み込む際には、目標や成果が伝わるよう内容を整理しておきましょう。
・当社を志望した理由は何ですか?
【回答例】
私が株式会社イカイを志望する理由は、二つあります。まず、御社が提供する包括的な人材サービスに強く惹かれました。
御社は多岐にわたる業種・職種に対応する幅広い人材サービスを展開しており、求職者と企業双方のニーズに柔軟に応えています。
私は人と人を繋ぐ仕事に興味があり、御社であれば多様な現場で多くの経験を積むことができると感じています。
特に、派遣や請負、紹介予定派遣など、多様な雇用形態を提供することで、働く人々のキャリア形成を支援するイカイの取り組みに共感しました。
次に、御社の「人を大切にする」企業文化に魅力を感じています。
企業研究の際、御社では社員一人ひとりの成長と働きがいを重視しており、充実した研修制度やキャリア支援プログラムが用意されていることを知りました。
私も自身の成長を図りながら、人材業界での専門性を高め、クライアントや求職者の課題解決に貢献したいと考えています。
特に、現場での経験を積むことで、人材サービスのプロフェッショナルとして成長し、より良いサービスを提供できるよう努めたいと思います。
以上の理由から、私は御社で働くことを強く希望しています。
ポイント:社会的な課題となっている人材不足と企業からの需要、イカイが提供しているサービスについて理解している点が評価できます。
しかし、多くの就活生が志望理由に挙げがちな「研修制度の充実」には注意が必要です。
右も左も分からない状況で働き始めるのですから、研修制度が充実していることは、就活生にとって魅力的でしょう。
充実した研修制度は企業の選定の材料になりますが、採用側は就活生に対して「どのように貢献してくれるのか」をチェックしています。
研修制度を設けている企業も多いため、他社との差別化も難しいといえるでしょう。
学生時代について
・学生時代に力を入れたことを教えてください
【回答例】
学生時代に最も力を注いだのは、大学のボランティアサークルでの活動です。
私は2年間、サークルのリーダーを務め、地域社会に貢献するための様々なプロジェクトを企画・実行してきました。
特に力を入れたのは、地域の高齢者施設でのイベント企画です。
メンバーと共に定期的に訪問し、季節ごとの行事や交流会を開催しました。
企画を成功させるために、高齢者の方々のニーズを事前に調査し、その意見を反映したイベントを考案しました。
その結果、多くの高齢者の方々に喜んでいただき、施設のスタッフからも高く評価されました。
この活動を通じて、私はリーダーシップや企画力、コミュニケーション能力を磨くことができました。
また、相手の立場に立って考えることの重要性を学び、チームワークの大切さを実感しました。
御社に入社しましたら、この経験を活かし、多様な人々と協力しながら、顧客や求職者のニーズに応えるサービスを提供したいと考えています。
イカイの一員として、人材サービスのプロフェッショナルを目指し、企業や働く人々に貢献していきたいと思っています。
ポイント:結論ファーストであり、学生時代に注力してきた内容が分かりやすい点が評価できます。
人柄もつかみやすいため、採用担当者は入社後の働く姿をイメージしやすいでしょう。
高齢者施設に関する内容となっているため、介護やシニア向けサービスを提供している業界を目指さない理由を質問されることも予想されます。
製造や人材サービス業を志望する理由を明確にしておきましょう。
面接の終盤で聞かれる質問
ここでは、面接の終盤に聞かれるような質問とその回答例について解説していきます。
逆質問
一般的な面接では、最後に学生側からの質問の時間が設けられています。
逆質問は、就活生の不安や疑問を解消するのはもちろん、企業に対して興味関心を持っているかどうかといった、志望度や熱意をチェックする場です。
また、就活生から企業側に対して質問させることでコミュニケーション能力も見られています。
「逆質問って何を聞けばいいの?」と悩んだ際には、その面接官からしか聞けないようなことや、仕事内容に関する詳しい質問を意識してみましょう。
調べれば誰でもわかるような内容や、給与や福利厚生などの条件面ばかり質問すると、企業研究が不足していると評価される恐れがあります。
あらかじめ用意している逆質問が面接時に説明されてしまうこともあるため、複数用意しておくと安心できるでしょう。
- 入社後に早くから活躍している人の特徴はありますか?
- 〇〇様(面接官の名前)にとって、仕事でやりがいを感じるのはどのような場面でしょうか?(逆に大変と感じることはどのような場面でしょうか?)
- 〇〇の業務に興味がありますが、入社前に必ずやるべき勉強はありますか?
- 本日面接をしていただき、私の課題になる点は〇〇様から見てどのような点だと感じましたか?
・後に言っておきたいことはありますか(面接の締めくくり)
【回答例】
本日、面接を通じて御社への理解度が深まり、自身が働いている姿を具体的にイメージできるようになりました。
〇〇さん(面接官)とお話しさせていただき、御社へ入社したいという意欲も高まりました。
本日は貴重なお時間をいただき、どうもありがとうございました。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
イカイの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
面接ではエントリーシートをベースにして質問されることも多いので、把握しておきましょう。
志望動機
・志望動機
【記載例】
貴社の「ものづくり」は「人づくり」という考え方に強く共感し、志望いたしました。
大学時代、人材派遣会社でのアルバイト経験を通じて、適材適所の配置が企業の生産性向上に大きく寄与することを実感しました。
特に製造業界での経験を通じ、現場のニーズに対応した人材提供が不可欠であることを痛感しました。
貴社は製造業に特化した人材サービスで豊富な実績を持ち、企業の発展と人材のキャリア形成を支援する姿勢に強く惹かれています。
また、私は貴社の充実した教育・研修制度にも魅力を感じています。
私は貴社の環境で自らのスキルを磨き、企業と人材の橋渡しとして貢献していきたいと考えています。
人材不足が社会的課題となっている現代において、仕事を通じて貴社と社会双方の成長を支援し、社会的貢献の実現をしていきたいです。
ポイント:イカイの方針に対して共感を持っていることを述べており、その理由も論理的に説明できている点が評価できます。
また、学生時代に人材派遣のアルバイト経験があることは、同社の展開する事業に対する理解も深いと感じさせます。
人材派遣事業を行っている企業は多いですが、価値観やカルチャーに触れることで競合他社との差別化もできているといえるでしょう。
自己PR
・自己PR
【記載例】
私は、粘り強く困難に立ち向かう姿勢と優れたコミュニケーション能力に自信があります。
大学ではサークル活動のリーダーとして、メンバーの意見を尊重しつつ、目標達成に向けたチームの統率を行いました。
特に、100人以上が参加するイベントの企画・運営を成功させた経験は、計画力と調整力、リーダーシップを磨く貴重な機会になりました。
また、アルバイトの接客業務では、お客様のニーズに応じたサービス提供を徹底し、クレーム対応では迅速かつ誠実に対応することで信頼を回復し、多くのリピーターを獲得しました。
これにより、問題解決能力と対人スキルを向上させることができました。
これらの経験を活かし、貴社での業務に貢献したいと考えています。
特に、人と企業をつなぐ役割を果たし、適材適所の人材配置を実現することで、企業の生産性向上に寄与したいです。
貴社で成長しながら社会に貢献することを目指します。
ポイント:自身の強みをアピールするためのエピソードが簡潔にまとめられているのがポイントです。
面接時では、エントリーシートに記述した自身の強みを、入社後どのように活かせるのか具体的に説明できると高い評価を得やすいでしょう。
「企画・運営したイベントはどのようなものか」「イベント企画の仕事を志望しない理由は」などの質問もあるため、回答の準備をしておくことをおすすめします。
イカイの新卒採用や選考に関するQ&A
ここでは、イカイの採用に関するQ&Aについて紹介していきます。
面接などにも役立つ情報もありますので、ぜひ参考にしてください。
選考・配属
・選考を受けるうえで必要な資格はある?
資格は必要ありません。
入社後、スキルアップやキャリアアップを会社として重要と考え、順次、資格取得をします。
・女性が働きやすい環境ですか?
活躍のチャンスも男女同じという方針を立てています。
こちらの方針は数十年前より掲げられており、会社としても女性が働きやすい環境も整備されています。
産休・育休制度はもちろん、活躍できる機会も沢山あります。
研修・教育
・新入研修とはどのような事をしていますか?
ヒューマンスキル研修として「ビジネスマナー教育」「価値観教育」「教養教育」「コミュニケーションスキル開発」などの研修・教育を実施しています。
・転勤はありますか?
社員の一人一人の特徴や力量をそして期待をかけ、入社後の配属もしくは配置展開の際に転勤をする場合があります。
その他
・今後の展望はどのような計画がされていますか?
地域に根ざして成長し続けてきたイカイの静岡県内事業割合は、会社全体の70%です。今後はさらなる事業拡大のためにも、積極的に他県での実績を増やしていくことも必要だと考えています。
近年は、事業拡大のため神奈川県や茨城県、広島県、九州地方など、県外にも事業所を構えるようになりました。
まとめ
本記事では、イカイの会社概要や面接のポイントについて解説しました。
同社の主な事業は人材派遣や構内請負であり、特に自動車や電機・電子機器、医薬品、食品製造などの製造業が中心です。
企業の生産現場に人材を派遣し、効率的な労働力管理を支援しています。
現在は本社のある静岡での事業が全体の7割を占めていますが、事業拡大のため県外にも事業所を増やしていることに注目です。
入社前に資格取得は不要であり、公式サイトでも学生に「何かを強く求めることはしない」とメッセージが発信されています。
とはいえ、同社はチャレンジ精神や自身のビジョンを持っている人材を歓迎しています。
同社の価値観やカルチャーへの共感や、求められる人材の要素をアピールできるエピソードを用意することで、就職活動の成功率を高められるでしょう。
また、面接では、志望動機や学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)など定番の質問がされる可能性が高いです。
同社にマッチした人材であることをアピールできるよう整理しておきましょう。
イカイの内定獲得を目指す人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。