【例文5選】30秒の自己PRは何文字で話せばいい?コツや注意点を解説
2024/7/23更新
はじめに
企業によっては、面接において30秒で自己PRを行わなければならないことがあります。
しかし、30秒という限られた時間の中で、効果的な自己PRを行うのは簡単ではありません。
この記事は、以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。
- 企業が30秒自己PRを求める理由は?
- 30秒自己PRで面接官が注目しているポイントは?
- 30秒自己PRは何文字必要なの?
- 30秒自己PRのコツは?
30秒自己PRの注意点やコツについて丁寧に解説していますので、作成方法に迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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なぜ企業は30秒自己PRを求めるのか
その企業なりの考えがあって30秒自己PRを行っています。
ここでは、30秒自己PRをさせる企業の考えを見ていきましょう。
短い時間でポイントをとらえて話せるかを見るため
企業が採用活動で30秒自己PRを実施するのは、就活生が端的にわかりやすく話せるかを見るためです。
限られた時間内で自分の長所や経験を効果的に伝える能力は、ビジネスの場面で大切なもの。
社会人には、会議やプレゼンテーションなど、要点を絞って論理的に話す力が求められます。
30秒自己PRは単なる自己紹介ではなく、就活生が仕事をこなせる能力があるかを見極めるために用いられています。
気になる点を深掘りするため
就活生の特徴を大まかに把握し、のちの面接で深掘りするために30秒自己PRを行う企業も多いです。
面接官は、限られた時間内で就活生の要点を聞き、その後の面接でそれらの点について詳しく質問をする機会をつくるのです。
そして、次の選考の段階では、30秒で伝えきれなかったことを具体的なエピソードを用いて効果的にアピールします。
30秒自己PRは就活生と企業の双方にとって、互いを深く知るための効果的なツールだといえるでしょう。
就活生のアピールポイントを短時間で知りたいから
大企業など就活生が膨大である場合、たくさんの学生の面接を行う必要があります。
そのため、就活生のアピールポイントを短時間で効率良く把握しなければなりません。
面接官に好印象を与えるためには、効果的なアピールが必要であることを覚えておきましょう。
ルールを守ることができる人材かを確かめるため
企業が採用活動で30秒の自己PRを課す理由の一つとして、就活生がルールを守れるかを見極める狙いがあります。
きちんと時間を守れることは、社会人としての基本的な資質です。
ルールや規定を尊重する姿勢は、コンプライアンス意識にもつながります。
ルールやコンプライアンスを軽視する人は、会社の信用や利益を損なう存在かもしれませんよね。
また、限られた時間内で自己をアピールする能力は、プレッシャーがかかる状況での対応力にもつながります。
そして、全就活生に同じ条件を課すことで、公平な評価基準を設けることになります。
簡潔明瞭な自己表現は、ビジネスマナーとして重要です。
30秒自己PRは難しい課題かもしれませんが、企業側からすれば多角的に人物を評価する有効な手段だといえます。
30秒自己PRで面接官が見ているポイント
面接官が30秒自己PRで注目しているポイントをあらかじめ把握することで、効果的なアピールができます。
ここでは、30秒自己PRで面接官が特に気にしているポイントをご紹介します。
臨機応変に対応する能力
30秒自己PRを通して、面接官は就活生の臨機応変な対応力を見極めています。
この短時間での自己アピールを通して、緊張した状況下でも冷静に自分の長所を伝えられるかどうかを判断しているのです。
仕事を続ける上では予期せぬ事態が起こるもの。
そのため、顧客からの質問や急な締め切り変更など、さまざまな状況に柔軟に対処できる人材が求められています。
30秒という制限時間は、そうした予想外の事態を想定した面もあるのです。
就活生の中には、慌てて話す内容を忘れてしまったり、時間を気にするあまり早口になってしまったりする人もいます。
一方で、落ち着いて要点をまとめ、自分の魅力を簡潔に伝えられる人もいるのです。
こうした違いは、その人の対応力を表しています。
これは、日々変化する業務環境で優先順位を付け、効率的に仕事をこなす力にもつながるからです。
面接官は、30秒間で就活生の潜在能力を見極めようとしています。
自己分析の深さ
30秒という限られた時間で、面接官は就活生の自己分析の深さを見抜こうとしています。
学生が自分のことをしっかり理解しているかどうかは、面接官の大きな関心事です。
自分の長所や短所をよく把握して、それを簡潔に説明できる力は、自己分析がしっかりできている証だといえますよね。
たとえば、「細かい作業が得意で、複数のタスクを同時に進めることが得意ですが、完璧主義になりすぎることもあります」というように、自分の特徴をうまくまとめるとよいでしょう。
それから、これまでの人生経験を整理し、それを将来にどう活かすか考えているかも重要なポイントです。
また、自分の能力を高く見積もったり、低く見積もったりすることをせず、適切に認識できているかどうかも面接官は見ています。
成長の余地を認識しつつ、今の自分の強みをしっかり把握している姿勢を示すとよいでしょう。
このように30秒自己PRを通して、面接官は就活生の自己分析の深さを見極めようとしているのです。
コミュニケーション能力
面接官は30秒自己PRで学生のコミュニケーション能力を見ています。
社会人として働く上で、短い時間で自分のことをうまく伝えられる能力は重要だからです。
30秒できちんとした自己PRができる学生は、「高いコミュニケーション能力を持っている」と感じさせることができます。
話の内容だけではなく、話し方や表情、身ぶり手ぶりも大切なポイントになることを覚えておきましょう。
このように、30秒自己PRは、自分のコミュニケーション能力を伝える場だととらえ、前向きに挑戦しましょう。
論理的思考力
論理的思考力は仕事を進める上で、必要不可欠な能力です。
複雑な問題を整理し、的確な解決策を導き出す能力があれば、どんな職種でも通用するでしょう。
短い時間で、自分の強みや経験を論理的に組み立てて伝えられるかどうかは、その人の思考力を示す重要なポイントとなります。
面接官は自己PRの構成が論理的かどうか、因果関係の説明が適切か、という点に注目しています。
相手の立場に立った対応ができるか
30秒自己PRでは、面接官の目線を意識することが大切です。
なぜなら面接官が見ているのは、「就活生が相手の立場に立てる人材であるか」という点だからです。
自己PRは自分のことを話すだけじゃなく、会社にとって役立つ人材だと伝える機会でもあります。
面接官は、「学生が会社のニーズを理解しているか」を判断しようとしています。
自分の長所をアピールするだけでなく、それが会社にどう役立つかを伝えるチャンスだととらえましょう。
30秒自己PRは何文字必要?
30秒自己PRの文字数について、厳密な決まりはありません。
一般的な目安として、普通の話し方のスピードを考えると、30秒ではおよそ150〜200字程度話せるでしょう。
ただし、個人の話す速さによって多少の違いがあります。
ゆっくり話す人なら150字程度、早口の人なら200字以上話せるかもしれません。
練習する際は、実際に話してみて時間を計ることをおすすめします。
何度か繰り返すうちに、ちょうど30秒に収まる長さがわかってくるはずです。
また、少し余裕をもたせて25秒程度で話せるようにしておくと、本番での焦りも軽減できますよ。
30秒自己PRのコツと注意点
30秒自己PRを準備する前にコツと注意点を把握しておくことが重要です。
ここでは、面接官に好印象を与えるポイントをご紹介します。
アピールポイントは1個に絞る
30秒自己PRで成功するコツは、アピールポイントを1つに絞ることです。
1つに絞ることで、限られた時間内に最大の印象を与えることができるからです。
限られた時間内で複数の強みをアピールしようとすると、かえって印象が薄まってしまうもの。
「ほかの学生に負けないように」と考えて、たくさんの強みを詰め込もうとする人もいますが、これは避けたほうがいいでしょう。
たとえば、「私はリーダーシップがあり、かつ細かい作業も得意で、さらに語学力もあります」という内容を30秒で伝えるのは難しいですよね。
それぞれの強みの説明が浅くなり、結局何が一番の強みなのかわからなくなります。
面接官としても、どのポイントから掘り下げて質問すればいいのか迷うでしょう。
そのため、自分の中で特に印象的な強みに絞ってアピールすることをおすすめします。
30秒自己PRでは一つの強みを深く掘り下げて伝えることで、あなたの個性が際立つでしょう。
最初に結論を伝える
30秒自己PRのコツは、冒頭で自分の強みを明確に伝えることです。
「私の強みは○○です」と冒頭で明確に述べることで、面接官の印象に残りやすくなります。
最初に結論を伝えると、短時間で相手の注目を集め、メッセージを印象づけられるもの。
また、その後の説明をより理解しやすくする効果もあります。
具体例を挙げると、「私の強みはリーダーシップです。大学のサッカーサークルでキャプテンを務め、チームメンバーと協力し合って地域大会で優勝を果たしました。」といった内容だとわかりやすいでしょう。
このように、最初に結論を示し、それを裏付けるエピソードを話すことで、短時間で自分の魅力を効果的にアピールできます。
感情を込めてはっきり話す
30秒自己PRでは感情を込めてはっきり話すことで、面接官に強く印象づけられます。
30秒で自己PRをしなければならない、と考えると焦ってしまい、早口になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、ただ自分のアピールポイントを伝えるだけでは選考を突破することは難しいでしょう。
感情を込めて、しっかり話すことで言葉に説得力が生まれ、面接官の興味を惹きつけられるものです。
1文に内容を詰め込みすぎない
30秒自己PRを成功させるコツの一つは、1文を長く話さないことです。
短い文で簡潔に伝えることで、聞き手の理解が深まります。
長い文章は聞き手に負担をかけてしまい、複雑な情報を一度に処理しなければならないからです。
一方、短い文は理解しやすく、印象に残りやすいもの。
1文を短くすることで、自己PRの内容が相手に伝わりやすくなります。
30秒という限られた時間を有効に使い、印象に残るアピールをするためには、この点を意識してください。
誰でもわかる言葉で話す
30秒自己PRでは、誰にでもわかる言葉で話すことを心がけましょう。
面接官があなたの研究内容やサークル活動について詳しいとは限らないからです。
たとえば、「接客業で顧客満足度向上のためのクロスセリングスキルを磨きました」という表現よりも、「お客様のニーズに合わせて、より良い商品を提案する力を身につけました」のほうが伝わりやすいですよね。
専門的な内容を伝えたい場合も、誰にでも理解できる表現を心がけましょう。
専門用語ばかり使うと「この人は相手の立場に立って話すことができないのかな」と思われてしまうかもしれません。
30秒自己PRでは、専門用語を避け伝わりやすい話し方をすることをおすすめします。
丸暗記はなるべく避けよう
30秒自己PRでは、丸暗記はなるべく避けましょう。
丸暗記だと、棒読みになってしまい、印象が悪くなる可能性があるからです。
おすすめの方法は、話すキーワードを箇条書きにして、実際に話す言葉はその場で決めることです。
「長所:積極性」「大学プロジェクト」「困難→諦めない→成功」といったキーワードを頭に入れておき、それを基に自分の言葉で話すことで、より自然な話し方ができるでしょう。
とはいえ、暗記しないと頭が真っ白になりそうで不安という人もいるかもしれません。
その場合、完全に覚えて、スラスラと言葉が出るレベルまで練習してください。
そうすれば、暗記した文章でも自然な話し方に近づけることができるものです。
200文字以内の30秒自己PR例文5選
30秒自己PRでは最初に結論を述べ、自分の強みを伝えましょう。
そして、その強みを裏付ける具体的なエピソードを話すことで説得力が増します。
ここでは、30秒自己PRの例文を5つご紹介します。
1.コミュニケーション能力
私はコミュニケーション能力が高いと友人に言われることが多く、普段から相手の立場に立って考え、柔軟に対応することを心がけています。大学時代のボランティア活動では、さまざまな背景を持つ人々と接する機会がありました。そこで培った傾聴力と共感力を活かし、相手の真のニーズを把握することに努めてきました。こういったコミュニケーション能力を活かして御社に貢献していきたいと考えております。
ポイント:この回答例ではコミュニケーション能力の高さと、その能力をどのようにして身につけたかを端的に述べています。
2.柔軟性
私の強みは柔軟性にあります。大学時代のアルバイトで、突然のシフト変更や予期せぬお客様からの要望に直面しましたが、常に前向きな姿勢で対応しました。特に、繁忙期にはさまざまな部署を掛け持ちし、状況に応じて役割を柔軟に変えることで、店全体の効率向上に貢献しました。御社でもこの柔軟性を活かし、どんな状況でも適応し、チームの一員として価値ある成果を生み出していく所存です。
ポイント:この回答例では、どんな状況でも柔軟に対応できる能力を具体的に示し、かつその能力をどのように活かすかをわかりやすく伝えています。
3.粘り強さ
私の強みは、研究活動で培った粘り強さです。卒業論文のテーマに関する実験で、半年以上にわたり思うような結果が得られず苦戦しました。しかし、あきらめずに文献を読み、実験方法を改良し続けました。その過程で、予想外の発見があり最終的には学会で発表するまでに至りました。この経験から、困難に直面しても粘り強く取り組み続ける重要性を学んだのです。この粘り強さを活かし、御社の成果に貢献したいと考えております。
ポイント:この回答例では困難を乗り越えた過程を具体的に述べることで、説得力をもたせています。
4.チャレンジ精神
私の強みはチャレンジ精神です。大学時代、所属していた環境保護サークルの参加者が減少していました。そこで、SNSを活用した新しい広報戦略を行いました。さらに、清掃活動にゲーム性を取り入れるアイデアを実行に移したところ、参加者が3倍に増加したのです。この経験から、新しいことへの挑戦が成果を生み出すことを学びました。御社でも、このチャレンジ精神を活かし、組織の一員として貢献できればと考えております。
ポイント:この回答例では「サークルの参加社が減少」というピンチの状態を、チャレンジ精神と発想力で乗り切ったことを述べています。
具体的な数字を出すことで、伝わりやすいアピールとなっています。
5.協調性
私の強みは協調性です。大学時代のゼミ活動で、メンバー間の意見対立で止まってしまったプロジェクトがありました。そこで、各メンバーの得意分野を活かせるよう役割分担を提案し、定期的な進捗共有会を設けました。この取り組みにより、チームの一体感が生まれ、最終的に高い評価を得られる成果を出すことができたのです。御社でも、この協調性を活かし、チームの一員として組織の発展に貢献していく所存です。
ポイント:この回答例では協調性を活かし、メンバーをまとめ上げ成果をあげたことを述べています。
協調性を活かし、志望企業に貢献していく決意が伝わる内容となっています。
まとめ
この記事では、なぜ30秒自己PRを求める企業があるのか、その理由とアピール方法のコツや注意点をご紹介しました。
企業は30秒という限られた時間で、効果的なアピールができる人材を高く評価します。
文字数としては、およそ150~200文字程度となります。
この記事を参考にして、30秒自己PRの場を有効に活用しましょう。