デジタルハーツビジュアル(デジタルハーツ)の採用方向性の違いは?
2024/7/23更新
はじめに
この記事では、株式会社デジタルハーツ・ビジュアル(以下、デジタルハーツ・ビジュアル)のエントリーシートの書き方や採用情報を知りたい就活生に向けて、デジタルハーツに適したエントリーシートの書き方を解説します。
エントリーシートの書き方や自己PRについては、実際の記載例とともに紹介します。
エントリーシートを書く上で重要となる企業が求める人材や、エントリーシートで企業がチェックしているポイントも併せて解説しますので、デジタルハーツの内定を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
デジタルハーツ・ビジュアルおよびデジタルハーツの概要
出典元:株式会社デジタルハーツ
はじめにデジタルハーツビジュアルは、どのような企業でどのような仕事を行っているのかを簡単に紹介します。
デジタルハーツ・ビジュアルおよびデジタルハーツとは
デジタルハーツ・ビジュアルとは、2012年に株式会社デジタルハーツ(以下、デジタルハーツ)の連結子会社として設立された企業です。
グループ組織再編の繰り返しによって、現在はデジタルハーツとして、株式会社デジタルハーツホールディングスのもと、ゲームの不具合を検出し、報告する「ゲームデバッグ」事業を担っています。
他にも、カスタマーサポート翻訳、LQAなどのローカライゼーションサービス、マーケティング支援といったサービスもゲーム業界に向け、提供しています。
ゲームデバッグでは、約8,000名の登録テスターや8,000を超える検証機材を強みとし、国内12拠点、海外4拠点のテストセンターを持ち合わせています。
これらの強みを活かし、有名なシリーズもののゲームをはじめとする様々なゲームタイトルの品質向上を支援し、今では国内トップのデバッグ委託業者として確固たる地位を築いている企業です。
現在では、海外にもコンテンツを展開する際に必要な「ローカラーゼーションサービス」にも注力しており、日本だけでなく世界に目を向けた取り組みを行っています。
昨今のゲーム業界は、従来のゲーム製作会社だけでなくIT企業などの異業種が参入したり、クラウドゲーミングが拡大したりと、変革の時代を迎えています。
そのような変化にも柔軟に対応し、ユーザーが安心して楽しめるようにするのが使命と考え、努力を続けているのです。
品質を提供するには、一人ひとりの社員が「“品質”に対しては妥協を許さず、とことんこだわることが大切」という文化が根付いており、日々技術の向上と追求に努めています。
デジタルハーツビジュアル(デジタルハーツ)の採用難易度
デジタルハーツの採用難易度は、高くないと考えられるでしょう。
採用大学や採用基準などについて、公式には発表されていないものの、採用募集は契約社員やアルバイトです。
ゲーム業界の他企業を見ると、正社員で採用されている企業が大多数を占めています。
また、セガやカプコン、バンダイナムコホールディングスなど就活生から人気のある企業が数多く存在しており、就職への切符の争奪戦が繰り広げられていると予測できます。
そのため、契約社員やアルバイトから始まるデジタルハーツは、他の企業に比べて難易度が低いと考えられるのです。
デジタルハーツでは、2024年7月現在、契約社員かアルバイトのみの募集ですが、デジタルハーツホールディングスのグループ会社や子会社では、新卒採用で正社員が募集されています。
たとえば、ゲーム「電車でGO復刻版モード」などの制作実績を持つフレイムハーツでは、業界No1のプロフェッショナル集団を目指した新卒採用を目指しており、スキルを持つ就活生のライバルが多数いると考えられます。
一方で、デジタルハーツの採用は契約社員やアルバイトと未経験でも採用される可能性があり、就活生のやる気次第では、内定を獲得できる可能性があると考えられるでしょう。
なお、デジタルハーツでは、「正社員登用300名以上」との記載がり、年に2回正社員登用のチャンスがあります。
具体的な時期や条件については、面接時に採用担当に確認が必要ですが、アルバイトからでもポジションを上げていけば、平均3~4年で正社員に昇格できるケースが一般的となっています。
ゲーム業界におけるスキルを持たず、未経験で自信がないという就活生も、デジタルハーツなら、諦めずに就職を目指せば、将来はスキルを身につけてゲーム業界の第一線で働ける可能性があるのです。
そのためには、エントリーシートや履歴書の対策、企業研究や分析を丁寧に行って対策し、採用を掴みらなければならないでしょう。
デジタルハーツビジュアル(デジタルハーツ)の採用大学
デジタルハーツの採用大学について、インターネット上に情報はありませんでした。
現在、契約社員かアルバイトの募集しか行っていませんが、募集要項には「未経験者歓迎」との記載があるため、明確な学歴フィルターは存在していないと考えられます。
とはいえ、様々なスキルや経験を持った就活生が就職を希望する可能性があります。
デジタルハーツへの就職を目指すなら、採用大学の実績や自身の学歴に捕らわれず、自己分析をしっかりおこない、採用担当者へ自己アピールすることが大切です。
デジタルハーツビジュアル(デジタルハーツ)が求める人材とは?
デジタルハーツの価値観の1つに「多様な仲間を信頼し、笑顔で仕事を楽しむ」ことがあります。
以下は、デジタルハーツの各売上ランキングTOP100への関与率です。
- 家庭用ゲーム:84%
- スマホゲーム:69%
デジタルハーツでは、家庭用やスマホゲームを中心としたシステムやアプリケーションなどの品質を守り、世界中の人が楽しいと思える環境を整えています。
先輩社員や同僚、後輩がお互いを信頼しあえる仲間意識が高く、コミュニケーションを取りながら、仕事にポジティブな姿勢を持つ人が求められていると考えられます。
また、「業界未経験からのスタート率95%」というデータが掲載されていることから、必ずしもゲーム好きや得意でなくても、採用される可能性があり、デジタルハーツでは、就活生自身のやる気や人間性を重視していると言えるでしょう。
なお、デジタルハーツには、語学力を活かせるグローバル事業部があり、「グローバルな環境に身を置きたい」「語学スキルを活かしたい」といった人材も求められています。
デジタルハーツビジュアル(デジタルハーツ)の採用方向性の違いは?
デジタルハーツは、以下の職種に分かれています。
職種 | 仕事内容 |
ゲームテスター |
|
ローカライズテスター |
|
カスタマーサポート(日本語・外国語) |
|
各職種によって仕事内容は違います。
具体的な採用の方向性の違いは、公式サイトには記載されていません。
しかし、今どのような知識やスキルを持ち合わせているかよりも、ゲームを作ることに興味があるか、コミュニケーション能力や自己啓発などに高い意識を持っているかなどが重要だと考えられます。
勤務地や勤務時間は全国各地にあり、自分が希望する場所を選びます。
また、必ずしも希望が叶うわけではありませんが、勤務地の異動の相談にも乗ってもらえるようです。
勤務時間や勤務日数については、応募する職種や勤務地によって異なります。
各種手当や休日・休暇制度についても職種によって違うため、確認が必要です。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業は、エントリーシートから、主に以下の3点を判断しています。
- 就活生が企業に適した人材か
- 入社後に活躍できるのか
- 自分の思いを相手に分かりやすく伝えられる力があるか
企業によって仕事の内容や求める人材像は異なります。
しかし、どの企業もエントリーシートに記載された情報から「就活生が企業に適しているか」「どのような人物なのか」を見極めているのです。
また、企業は現在就活生が持っている力はもちろん、エントリーシートに記載された「志望動機」から就活生の入社後の姿をイメージし、選考を行います。
「なぜ入社したいのか」という志望動機も大切ですが「入社後、どんな仕事がしたいのか」「自分の持つ力をどのように活かしたいのか」という、将来的なイメージも踏まえてエントリーシートを記入しましょう。
すると、就活生の入社後の姿が明確になるため、採用担当者からのプラスのイメージに繋がります。
また、エントリーシートはスペースが限られており、時には文字数の制限があります。
限られた範囲内で、いかに自分の思いを表現するかという部分も重要です。
入社後は、社内外の人と言葉や文章を用いて、思いを伝え合う機会も増えるでしょう。
就活生がどのくらいの文章力があり、順序立てて相手に説明する能力を持ち合わせているのか、企業はエントリーシートから読み取っているのです。
エントリーシートは「質問に対して回答は的確か」「相手に伝わる文章か」を意識して記入しましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートを書くときは、結論から書き始めましょう。
すると、伝えたいことが相手に分かりやすく、説得力が増す文章になります。
エントリーシートを書くときに大切なことは、「PREP法」を用いた文章構造です。
以下の順番を意識して記入してみましょう。
- 最初に要点や結論、主張を提示する
- その理由を書く
- 理由を強調するために具体例やデータを用いる
- 最後に再び要点や結論、主張を強調する
この方法を用いて文章を作れば、自分が言いたいことを簡潔に、そして論理的に相手に伝えることが可能です。
相手に思いが伝わりやすくなり、最後に要点を再度強調するので、伝えたいことを相手に印象付ける効果もあります。
PREP法を用いた文章を紹介するので、エントリーシートを書くときに参考にしてみてください。
結論:私が御社で採用していただけた際には、新規顧客開拓にチャレンジしたいです。
理由:私はコミュニケーション能力に自信があるため、相手と友好な関係を築き、自社のアピールをすることが得意だと考えるからです。
具体例:学生時代にしてきたアルバイトでは、明るい性格や巧みな話術を活かし、アルバイトという立場ながら新規顧客の獲得に貢献してきました。実際に、社員と変わらない人数の新規顧客獲得を達成したこともあります。
再結論:このような経験を活かし、御社でも新規顧客の開拓に挑戦していきたいです。
デジタルハーツの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートを書く上で重要なのが「志望動機」です。
エントリーシートの通過率を上げるためには「なぜデジタルハーツを選んだのか」「なぜデジタルハーツで働きたいのか」を明確化しなければいけません。
しっかりとした志望動機を企業に提示することで、熱意を伝え、他の就活生との差別化を図りましょう。
デジタルハーツの企業理念や将来像を調べ、意図を自分なりによく理解した上でエントリーシートにうまく取り入れるのがポイントです。
たとえば、デジタルハーツなら、企業理念に「SAVE the DIGITAL WORLD」を掲げています。
また、今後のビジョンとして「多様な人材が活躍するグローバル・クオリティ・パートナーとして、世界中の人々が笑顔で暮らせる安心・安全なデジタル社会の実現を追求し続けていきます。」と公式サイトに記載があります。
なお、企業価値として以下の3点を掲げています。
- Hearts of Honesty:真摯に物事に向き合い、誠実に仕事に取り組みます
- Hearts of Innovation:変わることを恐れず、社会・顧客課題にスピーディーに挑戦します
- Hearts of Diversity & Inclusion:多様な仲間を信頼し、笑顔で仕事を楽しみます
これらの言葉や具体的な取り組みを取り入れながら、エントリーシートを作成してみましょう。
加えて「自分が入社後にしたい業務」や「自分が持つ知識や強みが企業にどのように活かせるのか」を示すのもよいでしょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートでは、志望動機のほかに「就活生の文章力」と「論理的思考力」も見られています。
「各設問に対して適切な回答ができているか」に加えて「文章は分かりやすいか」「論理的に組み立てられているか」にも注意しながら記入しましょう。
内定を目指すために、エントリーシート選考の突破は必須です。
エントリーシートを提出する前には、文章の構造や展開を見直しておくとよいでしょう。
また、エントリーシートにおける企業の設問には、各項目ごとの回答で以下のように分類されています。
設問 | 選考基準 |
志望動機 | 仕事に対しての意欲、ゲームが好きな気持ち、ゲームに対しての興味関心 |
過去の経験 | ゲームが好きな気持ち、語学スキル、 |
未来目標 | 新たなジャンルに対する興味関心、PCスキルを身につける |
価値観 | ゲームが好きな気持ち |
その他 | 学び続ける力 |
各設問において、企業がどのような人材を求めているのか考え、エントリーシートを記入しましょう。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
デジタルハーツの選考において、過去のエントリーシート回答例はWEB上では見当たりませんでした。
デジタルハーツは現在どのような力があるかよりも「ゲームが好きな気持ち」を大切にしている社風です。
そこで、ここでは「ゲームが好きな気持ち」を活かしたエントリーシートの書き方について紹介します。
デジタルハーツのエントリーシート
志望動機
・なぜこの企業を志望しているのかを教えてください。
【記載例】
私が御社を志望する理由は、私が幼少期からゲームに魅了され続けてきたからです。
幼少期から家族や友達とゲームを楽しんできました。
その中で、ゲームが持つ独特の没入感、ストーリーテリング、そして技術革新に常に感銘を受けてきました。
実際にゲームが好きで、よくしているからこそ、お客さまが何を求めているのかが分かります。
自分の経験を活かしながら、新しい世代のゲーマーに感動を届けたいと思っています。
ポイント:PREP法を用いて、要点を掴んだ文章を作れています。
また、自分がゲームが好きなのは「幼少期から」という時期も入れることで、志望同期に根拠を持たせられるため、全体的な話の厚みが増しています。
自分が好きなこと、気持ちを活かして、それを仕事にどう繋げるのかがうまく表現できているでしょう。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験や困難を乗り越えた経験を具体的にご記入ください)
【記載例】
複雑なアルゴリズムを構築させたことです。
大学3年生のとき、私は極めて難しいプログラミングプロジェクトに取り組みました。当初、複雑なアルゴリズムの実装に苦戦し、何度も挫折しかけました。
しかし、教授や仲間にアドバイスを求めながら試行錯誤し、毎日少しずつでも進めることを大切にしました。
1カ月という期間がかかりましたが、最終的には完成させることができました。このことで、粘り強く物事に取り組む気持ちや柔軟な発想を手に入れることができたと感じています。御社に入社後も、どのようなバグに関しても臆することなく最良の結果を求めて行動したいと思います。
ポイント:PREP法を用いることで、相手に伝わりやすい文章構造となっています。
また、今までの経験を交えながら「諦めず最後まで取り組める粘り強さがある」という自身の強みを活かし、企業に貢献できるとしっかりとアピールできています。
まとめ
この記事では、デジタルハーツ・ビジュアル時代から再編を繰り返してきたデジタルハーツの会社概要やエントリーシートの書き方を解説しました。
デジタルハーツは、ゲームデバッグやソフトウェアのテストに特化した企業です。
スマホゲームや家庭用ゲームなど、幅広いジャンルのゲーム制作に携わっており、日本国内はもちろん、グローバル企業として世界中にゲームの楽しさを届けています。
正社員の採用ではなく、契約社員やアルバイトの採用募集ですが、正社員への登用もあり、一般的に3~4年で昇格できるようなキャリアパスが構築されています。
デジタルハーツでが求めている人材は、企業の価値観から、社員同士がコミュニケーションを取りながら働ける人材です。
そのため、今持ち合わせているスキルや知識よりも、「ゲームが好き」「興味がある」などの気持ちを大切にしている企業であるため、「人が楽しめるゲームを作りたい」「作ることに携わりたい」など、ポジティブに働ける人材が求められていると考えられます。
デジタルハーツへの就職を志望するなら、エントリーシートではデジタルハーツの企業理念や求める人物像に沿った内容を意識しておきましょう。
自己分析を徹底しておこない、アピールできるポイントを深掘りしながら、企業とマッチする部分を見つけることが大切です。
この記事が、デジタルハーツの内定に一歩でも近づくための参考になることを願っています。