就活の夏採用を突破するためには?ポイントやコツを徹底解説!
2024/7/23更新
はじめに
主な企業や団体は、夏期期間に重点的に選考を行っています。
そのため、夏期は企業だけでなく、就活生にとっても内定獲得ができるか否かの大切な期間です。
内定獲得がまだの方は、6〜8月の時期に選考を終えられるようにさまざまな対策が必要です。
この記事では、以下のような就活生を対象に、就活の夏採用を突破するためのポイントや注意点の解説を行っています。
- 夏採用で内定獲得したいが対策方法がわからない
- 夏採用に臨む際に気をつけるべきポイントや注意点が知りたい
ぜひ最後までご覧いただき、選考時に役立ててください。
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夏採用と春採用の違いは
新卒生の選考は、主に春と夏の期間に行われるのが主流です。
夏採用は春採用開始後に行われる新卒採用活動を指し、一般的に6月から8月に行われます。
夏採用は、多くの企業が求める人材を絞りこみ、積極的な採用活動を行う時期です。
夏採用は春採用と比べて採用枠が少なく、選考を受ける就活生も、優秀な人材の割合が比較的多くなります。
なぜなら夏採用では、春採用で満たせなかった内定者数を追加で確保するために行われる場合が多いからです。
加えて、留学や部活を終えた就活生が選考を受けるケースが増えるため、採用口が狭く難易度が高くなるでしょう。
競争率も高いのが特徴なので、徹底的な対策や事前準備をし、他学生との差別化を意識して就活に取り組むことが大切です。
夏採用が難しい理由
夏期期間の採用は、1年を通して特に選考を突破するのが難しいといわれています。
その理由を以下で紹介します。
さまざまな要因があって夏採用の難易度が高くなるため、夏期選考を受ける予定の方は、適切な対策を考えながら挑んでください。
①募集枠が少ない
多くの企業は春から採用活動を始めており、企業によっては、春の時点で採用枠がほとんど埋まってしまいます。
夏期はすでに新卒採用の大半を終えている企業が多いため、採用枠の残り数を埋めるため、夏採用を行うのです。
つまり、春採用時と比較すると夏採用は採用枠が少なくなるため、内定を獲得できる就活生の数は圧倒的に少なくなります。
選考を受けに来る就活生は、内定がまだ獲得できていない就活生だけではありません。
留学から帰ってきた人や部活を引退した人、内定を獲得しているものの、より良い企業の内定獲得を狙っている人なども含まれています。
そのため、倍率は春採用と比較すると非常に高いのです。
②選考期間が短い
一般的な夏採用の選考期間は、6月から8月だといわれています。
3月から8月にかけて行う春採用と比べると、期間は短いでしょう。
夏採用を行っている企業の中でも、エントリーの時期や選考期間は異なるため、志望企業の選考概要は必ずチェックしてください。
夏採用は期間が短い分、選考スピードが早いため、8月には選考の合否が出る企業が大多数です。
就活生にとって、エントリーシートや面接などの準備期間は短くなるため、早めに対策しておく必要があります。
③優秀な学生がたくさん集まる
夏採用では、春採用時より優秀な学生が選考を受ける傾向が高いです。
採用枠が少なく、優秀な学生の数が多くなるので、必然的に選考の難易度が高くなります。
優秀な学生とは、既に内定を獲得しているものの、さらに良い条件の企業に挑戦したいと思っている人です。
また、公務員の選考を受けたものの、民間企業にも挑戦したいと思っている人も挙げられます。
加えて、留学から帰ってきた人や、部活を引退して本格的に就活に取り組むようになった方も該当します。
すでに他企業や公務員選考を受けている人は、就活に慣れている場合が多いため、手強いライバルになるでしょう。
留学や部活動を終えた人は、長期間物事に一生懸命取り組んだという経歴があります。
これは選考時にアピールできる強みとなるため、油断はできません。
つまり、まだ内定獲得できていない人のみならず、あらゆるバックグラウンドを持つ学生が選考を受けるのです。
なぜ企業は夏採用を実施するのか
企業の採用活動は春から行われます。
それでは、夏に本格的な採用活動が行われる理由や目的は何でしょうか。
①春採用で内定枠を満たせなかった
春の選考時に、企業が求める内定者数に達していない場合に、夏採用を行います。
この場合、春採用時にすでにある程度の内定者数が確定しているため、夏採用では春採用より内定者数は減るでしょう。
要するに、夏採用は残りの枠を満たすために行われるため、選考基準が高くなり、倍率も高まる傾向があるのです。
夏採用は追加募集と位置付けられる場合が多いため、企業がどのような人材を求めているのかを分析・研究する必要があります。
自分が企業にマッチする人材かどうか、積極的にアピールしましょう。
②通年採用を行なっている
春と夏、時期は関係なく通年採用を行っている企業もあります。
通年採用を行っている企業の特徴は、幅広い経歴を持っている学生を採用する傾向があります。
例えば、留学経験者や、体育会系の部活に尽力していた学生などです。
何かに特化して長期間取り組んでいた経験があれば、それを強みにすると選考で有利になるでしょう。
加えて、新卒だけでなく中途採用も行っているため、採用難易度は決して低くありません。
多種多様な、個性溢れる人材の採用チャンスを一年間確保しているため、自分の長所を最大限にアピールしましょう。
夏採用を突破するためのポイント
倍率が高く、ライバルが多いと言われている夏採用を突破するためのポイントを紹介します。
具体的なポイントを把握し、戦略的な対策を事前に行えば、内定獲得に近づくでしょう。
ぜひそれぞれのポイントを意識して活用してください。
①自己分析・企業分析を徹底して行う
自己分析や企業分析は就活において基礎的な対策となるため、夏採用時にも必ず行ってください。
自己分析や企業分析が不十分だと、エントリーシート記入時や面接時に、自分を最大限にアピールできません。
自分の良さを企業に伝えることができなくなってしまいます。
特に、春採用時に内定が獲得できていない場合は、自己分析や企業分析を見直す必要があります。
自己分析や企業分析を一人でするのが難しい場合、キャリアセンターや就活エージェント、就活サイトなどを活用し、プロの手を借りることも一つの手段です。
②必ず選考フローやスケジュールを確認する
一般的な夏採用の期間は、6月から8月だといわれているため、通常の選考と比べると選考のペースが早いです。
そのため、選考前に必ず選考内容やスケジュールを確認しておきましょう。
同時期に複数エントリーが被る場合もあるため、エントリー期間や選考スケジュールが混合しないように注意が必要です。
夏採用においては、企業側も早く内定者数の枠を満たしたいと考えているため、スピード感に慣れることが大切です。
とはいえ、選考対策は省いたり雑に行ったりせず、丁寧に行いましょう。
③就活エージェントを利用する
就活エージェントでは、就活の適切な進め方や、対策方法などの具体的なアドバイスがもらえます。
そのため、夏採用に向けてのコツやポイントも教えてもらうことができるでしょう。
もし選考に落ちた際は、なぜ落ちたのかというフィードバックもしてもらえるため、次の選考への改善や対策ができます。
プロの個別カウンセリングを受けながら就活を進められるため、就活エージェントに登録しておくことをおすすめします。
さらに、就活サイトには掲載されていない企業を知る機会もあるため、ぜひ利用してみましょう。
④春採用の振り返りと改善を行う
夏採用を行う際、内定をまだ獲得できていない状況なら、春採用の振り返りと改善を必ず行いましょう。
以前の選考で、どうして内定が得られなかったのか要因を明確にし、分析し、改善しなければ、夏採用でも同じ過ちを繰り返してしまいます。
自分の弱点や苦手部分がわかると、適切な対策に何が必要なのか理解できるでしょう。
自己分析を必ず行い、次に選考を受ける企業の正しい対策を徹底して行ってください。
また、春採用時に内定が獲得できていないのであれば、就活の軸をもう一度見直す必要があります。
春採用と夏採用では選考を実施する企業が異なるため、再度視点を変えて考えてみましょう。
夏採用を実施している企業の特徴
夏採用はすべての企業が行っているわけではなく、以下の項目に当てはまる企業が実施しています。
決して少ないわけでなく、さまざまな企業が夏採用を取り入れています。
①内定辞退者がいる企業
企業が採用活動を行う際、あらかじめ内定辞退者が出ることを想定し、内定を出しています。
しかし、予想以上に辞退者が出てしまう場合があります。
その場合は、内定者数を満たすために夏採用を行うことになるでしょう。
有名な大手企業でも内定辞退者が出る可能性は大いにあるため、採用情報の収集は常に行っておいてください。
夏採用は大手・中小企業に関係なく実施される場合が多いですが、有名企業の場合は非常に倍率が高くなる傾向があります。
そのため、選考対策は念入りに行なっておきましょう。
②志望者が少ない企業
志望者が少なく、求める内定者数に満たせていない企業も、夏採用を積極的に取り入れています。
企業を選ぶ際は、知名度やブランド力が高い大手企業を選びがちです。
中小企業や大手企業の子会社、グループ会社のような比較的人気が低い企業は、志望者が少ないでしょう。
大手企業の子会社やグループ会社の他にも、BtoB企業やサプライチェーンの中流企業も志望者が少ない傾向にあります。
人気は低くても、視野を広げてみると自分にマッチする企業が見つかる場合があるため、大手だけに絞らずあらゆる企業に目を向けてみましょう。
③大手企業のグループ会社や子会社
大手企業のグループ会社や子会社も、夏採用を積極的に行っています。
グループ会社や子会社は、それぞれが属する親会社のブランド力や知名度を活かし、独自の事業を展開しています。
こうした企業は大手企業の強固な経営基盤があるため、安定した社風や事業形態が見込まれるのです。
一般的に知られていない企業でも、業界内では認知度が高い優良企業も多いため、認知度だけでは企業の判断はしないでください。
積極的に多くの企業情報に触れてみることが大切です。
④知名度の低いBtoB企業
夏採用を積極的に実施している企業は、一般的に知名度が低いです。
春採用時では、知名度が高い企業は優秀な人材を多く確保するでしょう。
そのため、比較的知名度が低い企業は、夏採用を活用して求める人材を確保しようと考えます。
しかし、知名度が低いといっても企業のイメージが悪いわけではなく、安定した経営基盤を持つ企業も多いです。
特にBtoB企業は、企業間で取引が完結するため比較的知名度が低く、知る機会が限られています。
知名度だけに左右されず、気になる企業は必ず企業研究を行い、自分とマッチするかどうか判断しましょう。
夏採用を行っている企業の見つけ方
夏採用はすべての企業が導入しているわけではないため、適切な方法で探す必要があります。
過去に夏採用を導入していた企業でも、内定獲得者が満たされている場合は、夏採用を行わないケースもあります。
夏採用を実施している企業は、以下のさまざまな手段から見つけることができるため、自分が活用しやすい方法を選んでください。
①就活サイトを活用する
就活サイトでは、さまざまな企業の選考情報や概要をチェックできます。
夏採用を実施している企業も豊富に存在するため、自分にマッチする企業を見つける手段として最適です。
就活サイトでは、効率的に企業を検索したり、OG・OBの経験談や選考の詳細も細かくチェックしたりできます。
さらに、就活サイトは複数のサイトを活用すると、求人数が増やせて、自分に合う企業を見つけやすいでしょう。
サイトの種類によって、大手企業がメインだったり、特定の業界が強みだったりと掲載内容が異なるからです。
②説明会に参加する
企業の説明会に参加することで、採用期間について知ることが可能です。
加えて、直接人事担当者や現場で活躍している社員から、意見を聞ける貴重な機会となり、企業をより深く理解できるでしょう。
もしご不明点があれば直接質問し、回答をもらうことが可能です。
夏採用の期間や、選考などの疑問点を解消するのに適しています。
また、複数の企業が集まる合同説明会も、さまざまな視点から企業を比較し、新たな企業を知るきっかけとなるため、積極的に参加するといいです。
説明会に参加する事前準備として、ある程度企業研究を進めておき、疑問点や不明点を明確にしておくと、スムーズにやり取りができるでしょう。
③キャリアセンターに問い合わせする
キャリアセンターとは、大学に設置されている就職やキャリア支援をサポートする部署を指し、就職支援センターと呼ばれます。
大学のキャリアセンターは、就活関連の情報を日々取り扱っているため、夏採用についての情報も提供してくれます。
一般的な就活サイトやエージェントでは公開されていないような、夏採用の募集も見つかる場合があるのです。
キャリアセンターでは夏採用の情報の他、企業の求人情報、イベントや会社説明会の詳細などもわかります。
個別でキャリア相談も行っているため、積極的に活用してみましょう。
④SNSでチェックする
企業はSNSで採用情報を発信している場合も多いため、XやFacebookなどのサイトをこまめにチェックしておくことがおすすめです。
検索欄で、「夏採用 大手企業」などのように検索すると、関連情報やサイトを見つけられます。
また、SNSは求人情報だけでなく、企業の社風や業務内容についての情報も収集できる手段のため、積極的に活用してください。
SNSを活用する際は、情報が正しいかどうか、信憑性はあるかどうかを見極めることも大切です。
すべての情報を鵜呑みにするのではなく、情報の取捨選択を行いましょう。
夏採用の実績がある企業紹介
夏採用の実績がある企業と、通年採用を行っている企業を一部紹介します。
下記以外にも夏採用を行っている企業はあるため、積極的に探してみてください。
夏採用は毎年実施している企業と、内定者数が不足している場合にのみ行う企業とさまざまです。
志望企業が夏採用を行っているか否か、よく調べましょう。
- 三菱電機
- 東芝
- 富士通
- NTTデータ
- NTT西日本
- 三菱商事
- 住友商事
- UNIQLO
- ソフトバンク
- リクルート
- 味の素
- アサヒ飲料
- キューピー
- カゴメ
- 三井住友海上
- 損保ジャパン
- 住友生命
- みずほフィナンシャルグループ
- ソニーグループ
- 昭和コーポレーション(中電工グループ)
- 三菱マテリアル
- TOTO
- 日立建機
- 楽天グループ
- MXモバイリング(丸紅グループ)
- ベネッセスタイルケア(ベネッセグループ)
- ネスレ
- フィリップモリスジャパン
- ファーストリテイリング
- サイボウズ
- サイバーエージェント
- Yahoo
- メルカリ
- JAL
- JR東日本
- JR西日本
- フジテレビ
- 日本テレビ
- ブリヂストン
- 住友林業
- 三菱ケミカル
- 日鉄物産
まとめ
この記事では、就活の夏採用を突破するためのポイントや対策方法などを紹介しました。
夏採用の特徴がわかっていただけたでしょう。
夏採用は、一般的に優秀な学生が選考を受け始める時期であり、春採用と比べて募集枠が少ないため、競争率や倍率が高いと言われています。
しかし、夏期期間は夏採用を導入している企業だけでなく、通年採用を実施している企業も多いため、内定を獲得することは十分に可能です。
まずは春採用の振り返りやフィードバックを行い、改善点を明確にしましょう。
そして自分の改善点を見直し、再度選考対策を行ってから臨んでください。
併せて自己分析や企業分析も徹底して行い、夏採用突破を目指しましょう。
この記事を参考に、就活の夏採用の際にぜひ活かしてください!