【面接対策】リコージャパンの面接の対策法を徹底解説
2024/8/6更新
はじめに
この記事では、リコージャパン株式会社への就職を目指し、就職活動をしているものの、面接に対して不安を感じている就活生に向けた面接の対策法を解説しています。
面接の解説だけでなく、リコージャパンが求める人材像や面接のポイントなども紹介しますので、リコージャパンの内定を獲得したい就活生の方は最後までお付き合いください。
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リコージャパンの概要
出典元:リコージャパン 企業情報 / リコーについて | リコー (ricoh.co.jp)
まず最初にリコージャパンがどのような企業なのかを紹介します。
リコージャパンとは
リコージャパン株式会社は複合機やプリンターなど主にオフィス機器を扱う商社企業です。
製品の製造や販売、情報通信技術のコンサルティング、ネットワークの構築、オフィス環境の整備など幅広い業務を手掛けています。
コンサルティングによるサポート業務からオフィス用品の製造・販売までオフィスに必要なものは何でも提供できるのがリコージャパンの強みの1つです。
リコージャパンは1936年に設立されて以降、活動を続け現在の従業員数は18,518名、連結従業員数は80,000人近くに迫り、国内に348拠点の事業所を置き事業の拡大を目指しています。
海外でもアメリカ、欧州、アジアを中心に世界約200カ国に事業を展開しており、グローバル化も推進している企業と言えるでしょう。
リコージャパンが求める人材とは?
リコージャパンが求める人材は、「自分で考え、自分で動ける人」という自律型人財を求めています。
自らスキルを伸ばして自己成長を促したり、仕事に対しても自らの意思や考えを持って取り組んだりできる人材の獲得を目指しているようです。
自分で動ける人材であれば失敗を責めることはせず、むしろ歓迎しており、失敗を活かしてさらなる成長を遂げて欲しいと語っています。
このことから他人に言われて行動するのではなく、自分で考えて行動した経験があると面接でもアピール材料になるでしょう。
自己分析をして自主性を持って何かに取り組んだものがないか確認してみてください。
失敗を歓迎する企業でもあるため、何かにチャレンジした経験があれば面接やエントリーシートでアピールしてみましょう。
また、リコージャパンにはリコーウェイという会社の価値観が存在しており、この価値観に共感できる学生が求められています。
リコーウェイは創業の精神、使命と目指す姿、価値観の3つから成り立っており、中でも価値観はさらに7つのキーワードに分類されているので紐解いていくと求める人材像のヒントが得られるでしょう。
リコーウェイにある7つの価値観を下記に表記します。
- CUSTOMER-CENTRIC:お客様の立場で考え、行動する
- PASSION:何事も前向きに、情熱を持って取り組む
- GENBA:現場・現物・現実から学び改善する
- INNOVATION:制約を設けず、柔軟に発想し、価値を生み出す
- TEAMWORK:お互いを認め合い、すべての人と共創する
- WINNING SPIRIT:失敗をおそれず、まずチャレンジし、成功を勝ち取る
- ETHICS AND INTEGRITY:誠実に、正直に、責任を持って行動する
7つの価値観で自分に当てはまりそうなもの、過去に経験した中でマッチしそうなものを探してみましょう。
例えばPASSIONなら一つのことに熱中し、壁にぶつかっても前向きに取り組んだ経験が当てはまります。
TEAMWORKなら言葉通り、チームで物事に取り組み、自分がチームの中でどのような役割をしたのかなどを探してみてください。
こちらも自己分析をする際にリコーウェイに当てはまる経験や強みがないか確認してみましょう。
リコージャパンには採用ページに社員インタビューがあり、そこで新卒で入社した社員をはじめ様々な社員の話が掲載されています。
リコージャパンの面接に臨む際のヒントが隠されているかもしれないため、1度確認しておくのがおすすめです。
こちらでもいくつか紹介します。
当社の魅力はなんといっても楽しく働けるところにあると思います。知識を身につければ身につけた分だけ、お客様とのコミュニケーションが円滑になりますし、「ありがとう」といっていただける場面も増えていくのが嬉しいですね。また社として残業を減らす取り組みに力を入れており、ほとんど残業が発生しないのも良い点です。個人的には褒賞会も魅力のひとつです。普段体験できないような場所で、普段交わらないようなメンバーとコミュニケーションが取れる。それがとても良い機会になっています。仕事の頑張りがしっかり認められて成長できる環境なので、自分の能力を精一杯発揮したいという方にぴったりな会社だと思いますよ。
リコージャパンのメンバーは、人の話をよく聞き、相手を否定しない人ばかりだと感じています。私自身、熱心に話を聞いてくださり、相手を思いやる先輩方の姿勢に何度も助けられました。立場に関係なく自分の意見をしっかりと言える風土が根付いているので、新入社員でも物怖じすることなくどんどん意見を発信できますよ。全国の視点を巻き込んだ規模が大きな仕事にも携われる機械が多くあります。目に見える結果を追求し、会社に貢献したい人には素晴らしい環境だと思います。
リコージャパン各社の採用方向性の違いは?
リコージャパンにはグループの子会社が多数存在しており、販売関連会社のリコージャパンを主体に生産関連会社の迫リコー株式会社やリコーインダストリー株式会社、設計関連会社のエトリア株式会社、一般関連会社のリコーITソリューションズ株式会社やリコーイメージング株式会社など多岐に渡って関連会社と業務を推進しています。
こうした各社では、リコージャパン同様リコーウェイの考えを元に日々の業務を手掛けており、求める人材像もリコージャパンと同じくリコーウェイに共感できる人材だとされています。
各グループ企業すべてが現在、採用をしているかと言うとそうではなく、迫リコーなど一部は現在採用をしていないので応募する際は確認が必須です。
各社の特色に違いはあるため、それぞれどういった内容なのか調べていきましょう。
リコーインダストリー
リコーインダストリーはリコーのグループ企業としてデジタル印刷機などの製造を引き受けています。
ラインプリンターや連続紙プリンターなどを手掛けており、オフィス機器の製造に欠かせない会社となっています。
リコーインダストリーの採用ページにも自律型人財が求める人材像に掲げられており、情熱のある人、チャレンジ精神のある人が好まれやすいです。
社員が万全の状態で仕事ができるよう、ワークライフマネジメントを意識し、快適な職場環境を整えている企業となっています。
実際勤務時間は7時間30分で平均残業時間も6.5時間と短いです。
平均勤続年数は23. 1年と長く、入社した多くの社員は快適な環境で仕事を続けられることが分かります。
リコーITソリューションズ
リコーITソリューションズは複合機やテレビ会議システムなど、リコーグループが手掛ける製品のソフトウェア開発やソフトウェア検証を行ってる企業です。
その他、データ分析やAI技術を駆使したサービスの提供や業務アプリやクラウドサービス基盤の企画・開発を手掛けており、リコーグループをデジタル面から支えています。
そんなリコーITソリューションズの求める人材像は自律型人財に基づくチャンレジ精神の他に、コミュニケーション能力と技術に対する好奇心があります。
コミュニケーション能力は協調性を持って明るく対応し、チームワークでプロジェクトを完遂できる方を指しています。
自分1人で好き勝手動くのではなく、チームメンバーの意見を聞いて共に活動できる人材が好まれると言えるでしょう。
技術に対する好奇心は技術の習得に対し意欲と熱意を持ち、常にスキルアップを目指す人材のことを指します。
ITを扱う以上、常に新しい言語や技術を学ぶ必要があるため、現状に満足せず常に学び続ける姿勢のある人材が求められると言えるでしょう。
リコージャパンの採用フロー
リコージャパンの採用フローは以下の流れで進みます。
- エントリー:
リコージャパンの採用サイトか就活サイトから応募 - 会社説明会:
選考前に実施され、Web説明会も行われる - エントリーシート・適性検査:
エントリーシートを提出した後、適性検査を実施。適性検査は約60分でSPI形式 - 1次面接:
動画面接の場合が多く、録画した面接動画を送る - 2次面接:
オンライン上で実施され、各職種担当者か人事が担当する - 最終面接:
こちらはオンラインもしくは会場で実施され、面接官は2名。部長職と各種職種の担当者が面接官として臨む。場合によっては面接は2回で終わる場合もあるため参考程度に - 内定
リコージャパンの面接のポイント
リコージャパンの面接では1次面接、2次面接、最終面接と行われますが、場合によっては2回の面接で終わるケースもあります。
各面接のポイントを解説します。
1次面接
リコージャパンの面接は録画によるオンライン面接が多く、1次面接も動画を撮影して面接を行います。
面接官は録画したものを送るため肩書は不明ですが、人事の可能性は高いでしょう。
録画面接故に面接官がいないため緊張はしづらいと思いますが、淡々と話しがちになり飽きられやすくなります。
話に抑揚をつけたり、口角をあげてジェスチャーも交えるなど面接官がいるような心構えで臨みましょう。
1次面接では自己紹介を1分、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、自分の強み、志望動機など就職活動でよく聞かれることが多いです。
エントリーシート作成時に自己分析をしていれば、答えられる質問が多いでしょう。
2次面接
2次面接もオンライン上で実施されますが、今度は録画ではなくその場で面接官とWeb上で面接を行います。
面接官は1名で本部長が担当することが多いです。
オンラインの面接では機器の接続不良がないか前もってテストするなど確認しておきましょう。
聞かれることについてはエントリーシート・1次面接の深掘りをされることが多いです。
リコーについても質問されることがあり、企業研究を徹底しておきましょう。
最終面接
最終面接はオンラインか会場で実施されます。
オンラインによる選考から会場での対面面接となる場合、いきなり本番に臨むと緊張し、雰囲気に飲まれやすいです。
大学の就職課や就活エージェントなどで対面面接の練習をしておくと良いでしょう。
面接官や2名で部長クラスと職種役員が担当します。
これまで質問されたことをはじめ、どのような社員になりたいか、就職活動の軸、なぜこの職種がいいのか、他社と弊社の相違点などが聞かれます。
リコーに入社して何がしたいのかを考え、なぜ営業職やエンジニア職で働きたいのかを答えられるようにしてください。
自分の強みや考え方が固まっており、将来像まで描けていることが伝えられれば好印象を持たれます。
自己分析と企業研究を元に自分の将来とやりたいことを見つけていきましょう。
面接で聞かれるよくある質問
ここでは就職活動の面接でよく聞かれる質問について一部紹介します。
エントリーシートの振り返り
多くの企業ではエントリーシートで出題された質問事項を元に面接を進めていくことが多いです。
エントリーシートの内容を深く聞かれることもあり、エントリーシートの質問をさらに掘り下げる必要があります。
自己PR
自己PRを質問することで就活生の強みを知り、自社に貢献できる人材か確認していきます。
また、強みが発揮された経験や経験から得たもの、学生の考え方なども把握できるため、学生の内面を知る上で重要な質問となります。
自分の強みを伝え、なぜそう思うのか、強みがどこでどのように発揮されたのか、強みを仕事でどう活かすのか、など詳細に答えられると企業側も学生の強みを理解しやすくなるでしょう。
・自己PRをしてください。
【記載例】
私の強みは自ら考えて行動できる行動力です。
学生時代にチラシ配りのアルバイトをしていました。しかし、配布エリアが広大な割に受け取ってくれる方が少ないので、始めた当初は目標の半分も配ることができませんでした。そこで私は、チラシを受け取るメリットを強調すればチラシを配り切れると考え、チラシにクーポン券をセットにして配ってみました。その結果、チラシの配布数の割合が80%まで上昇し、配り切る日も増えてきました。ここまで来たら配布率を100%にしたいと考え、SNSを使ってチラシの訴求するための動画を撮影し、知名度の向上に努めました。この広告の活用が上手くいき、すべてのチラシを配り切ることができるようになりました。
この経験で新しいアイデアを考え取り組んでみる行動力が身に付きました。仕事でもこの行動力を活かして新しいことに挑戦していきたいと考えています。
ポイント
まずは自分の強みを企業側に伝えましょう。
その後に強みが発揮されたシーンを自分のエピソードを元に話してください。
どんなことをしていてどのような課題に直面したのか、課題をどう解決したのか、その結果どういう成果を得たのかを伝えることで、相手に伝わる自己PRが完成します。
自分の能力が発揮された場面を想像しやすいように、できるだけ詳細に伝えるのがおすすめです。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
リコージャパンのエントリーシート選考で実際に質問されたことのある設問を記載例とともに紹介します。
エントリーシートの質問内容の掘り下げを面接でしてくる可能性が高いため、エントリーシートの出来栄え次第で面接の難易度も変わってくるでしょう。
ガクチカ
・学生時代に力を入れて取り組んだことについて教えてください。(300文字以下)
【記載例】
私が学生時代に力を入れたことはジグソーパルを仕上げたことです。
私は頭の運動にもなり、集中力の訓練にもなるジグソーパズルが好きで大学から帰った後は1日5時間パズルを組み上げていました。1,000ピース以上あると思うように組み合わせが埋まらず、完成に1ヵ月以上かかることもありました。そのため、パズルによって組み合わせの法則性を独学で研究し、パズルを10に区分して後で繋ぎ合わせる手法を確率させました。
その結果、1,000ピースを超えるパズルも1週間で完成させられるようになり、パズルの完成時間でギネス記録をいただきました。
パズルを通して高い集中力と課題解決能力を身に付けられました。
ポイント
エントリーシートでは面接とは異なり明確な文字制限があるため、文章の構成に注意しながら回答を埋めていく必要があります。
ガクチカで取り組んだことを冒頭で伝え、その後に取り組んだことについての理由をエピソードも交えて記載していきましょう。
希望勤務先
・希望する都道府県を選択し、選んだ理由を教えてください。(300文字以下)
【記載例】
私が希望勤務先に熊本を選んだ理由は2つあります。
1つは熊本が私の地元であり、仕事を通して地元を盛り上げたいと考えているためです。熊本にある企業が豊かになれば、そこに住む人々の生活も自然と豊かになると考えられます。オフィス業務のサポートサービスに特化した貴社でなら、熊本で働く企業の役に立ち、地域の活性化にも繋がると感じています。
2つ目は震災にあって復興途中の熊本を仕事を通じて支えていきたいためです。2016年の熊本地震で私の実家も被災しました。未だ完全に復興できたとは言えず、企業・個人問わず震災からの復興は今も続いています。そんな熊本で仕事を通じて復興の手助けをしていきたいと考えています。
希望勤務地を選んだ理由を漠然と答えるのではなく、明確な理由を伝えていきましょう。
理由がない、もしくは適当だと配属した後に意見の食い違いが発生して、早期退職やトラブルの原因になるケースがあります。
なぜその勤務地で仕事がしたいのかを明確に伝えられれば、熱意のアピールにも繋がりますし、自分の考えをしっかり持った学生だと企業に思わせることも可能です。
記載例のように地域密着型に関連した理由は回答例でも頻出されていたりします。
自分なりに理由を考え、勤務地の希望を伝えていきましょう。
リコージャパンの新卒採用や選考に関するQ&A
こちらではリコージャパンの採用に関するQ&Aを抜粋して紹介します。
選考に関する内容もありますので、選考を受ける前に1度確認しておきましょう。
エントリー・応募について
Q.学部・学科の指定はありますか?
A.ございません。いずれの職種も適性は選考を通して判断いたします。
Q.職種の併願は可能ですか?
A.不可になります。原則として第一希望の職種で選考を実施させていただきます。
教育研修・人事制度について
Q.入社後の研修内容を教えてください。
A.職種により期間に違いはありますが、入社後、新入社員研修を受講いただきます。はじめはリコーグループ共通教育から始まり、徐々に職種や地域に分かれての研修にシフトします。また、配属後も職種や年次に合わせた各種研修の機会がございます。
配属・キャリアについて
Q.勤務地の希望は通りますか?
A.営業職、カスタマーエンジニア職の場合、希望した都道府県への配属は確約となります。例えば埼玉県で採用となった場合、埼玉支社の配属は確約されますが、埼玉県内の勤務地については会社が決定します。
Q.職種転換は可能ですか?
A.希望すれば必ず叶うということではありませんが、年に一度「キャリアプラン申告書」を会社に提出する機会がございます。
まとめ
この記事では、リコージャパンの企業概要や面接で押さえるべきポイントなどを解説しました。
リコージャパンはオフィス機器を取り扱う企業であり、製造や販売、コンサルティングなど様々な分野に渡って事業を展開しています。
リコージャパンではリコーウェイをグループ全体で掲げ、この理念に共感できる人材を求めています。
グループ各社で細かく重視する内容はあれど、リコーウェイを把握して選考のアピールに活用していけば、企業側の印象も良くなるでしょう。
面接では自己分析と企業研究、エントリーシートの掘り下げを徹底してリコージャパンに自分が必要な人材であることを伝えていきましょう。
この記事がリコージャパンの内定獲得に役立つことを願っています。