保健学部にオススメの就職先はココ！チェックすべき業界も徹底紹介！
2024/6/28更新
はじめに
保健学部では、人が健康に過ごすために必要な医学的な知識や予防に関する専門知識を学べるため、専門スキルを生かせる職業に就く就活生が多い傾向にあります。
しかし、卒業してから具体的にどんな企業に就職をするか悩んでいる学生は少なくありません。
- 保健学部からどこの就職先に行こうか悩んでいる
- 保健学部が就活すると有利になる職種を知りたい
- 保健学部を募集している職種はどこか調べたい
保健学部に在籍中で就職先に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
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保健学部卒業後におすすめの進路や職種・業界・就職先は？
まずは保健学部を卒業した学生はどんな進路を進むのか、おすすめの職種や業界・就職先をチェックしましょう。
健学部に在籍中の方でどんな仕事をすれば良いか悩んだときには、こちらを参考にしてみてください。
クリニックや診療所などの医療機関
保健学部生は、臨床検査技士をはじめとした医療機関での専門職に就職する学生が多い傾向にあります。
国家資格取得者の場合は特に、検診センターなどの各種専門分野の機関で専門知識を生かす仕事に就くケースが多いでしょう。
介護職や福祉職
医療施設以外にも、特別養護老人ホームや福祉関連施設をはじめとした、介護職、福祉職を選択する学生も増えています。
少子高齢化に伴い介護関係施設は増加の一途を辿っており、需要も高まっているので、求人情報も多く募集がかけられている傾向にあるのが特徴です。
就活の際に、専門資格と専門知識を有している保健学部出身の人間は、重宝されるケースもあるでしょう。
医療機器メーカーや製薬会社
保健学部では保健衛生学科などの予防医学、疫学の知識を生かして医療機器メーカーや製薬会社へ就職をする学生も少なくありません。
専門学科で学んだ知識を生かしながらメーカーで製品の製造研究を行う部署もあれば、顧客に商品を紹介する営業職を選択する方もいますので、自身が望む職種を選択してください。
製薬会社や福祉サービスの研究開発職
予防医学などの専門知識を使って研究者の道を歩む学生もいます。
製薬会社における研究者や、福祉サービスの研究開発業務で働くケースも多く、研究開発に勤しむ働き方も選択が可能です。
公務員としての働き方も
メーカーや特別支援学校で障害児教育を行う方もいれば、地域公務員として知識を生かした働き方をすることも可能です。
専門資格を持っているとより有利に就職活動が進むケースが多いため、自身が望む進路に合わせた資格取得を目指すといいでしょう。
アピールポイントを知っておきたい！保健学部の強み
保健学部では、医療機関をはじめさまざまな職種に進む学生が多いため、希望している企業や施設から内定を手に入れるためにもしっかりと強みを理解しておきましょう。
保健学部の学生の強みやアピールポイントはこれらが挙げられます。
国家資格を取得できる機会が多い
保健学部の場合はさまざまな国家資格を取得できる機会が多いため、できるだけ多くの資格を取得することはアピールポイントにつながります。
難易度の高い資格ももちろんありますが、資格取得の数は就活の際にも有利に働くでしょう。
選択学科が豊富で専門知識を得やすい
保健学部はさまざまな学科が用意されており、自分が望んだ専門学科の知識を学べます。
疾病の原因分析や予防、健康維持などに特化した衛生保健学をはじめ、公害などの環境に関して健康を阻害するものの対策を研究する保健・環境科学、栄養学や食品衛生学を通じて人々の健康維持を追求する保健・栄養学など、さまざまな学科があるのが特徴です。
選択学科によってより専門的な知識やスキルを学べるのも、保健学部の強みといえるでしょう。
保健学部で取得できる資格で就活に有利なのは？
保健学部で学ぶことで、国家資格をはじめさまざまな資格を取得できる機会があります。
就活に有利な資格として、下記が挙げられるでしょう。
臨床検査技師・臨床工学技士
病院や専門機関、クリニックなどで専門技術を使って検査を行える臨床検査技士や臨床工学士も、保健学部の学生の取得率が高い国家資格です。
こちらの国家資格は難易度が高い分非常に需要が高い傾向にあります。
医療施設で働くことを検討している方は、取得を目指すといいでしょう。
一度取得すれば一生涯使える国家資格ですので、どんな資格を取るか悩んだときにはこちらの資格を選択してみてください。
養護教諭
「保健室の先生」と呼ばれる養護教諭の道を進む保健学部生も多く、学生のうちに養護教諭資格を取得する学生も多いです。
養護教諭資格は学生のうちに一定の研修も必要になるため、進路の選択先を増やしたい方にぴったりでしょう。
看護師・助産師・保健師・作業療法士
より専門的な医療従事者・福祉関係者を目指したい方であれば、これらの国家資格・専門資格を取得するとよいでしょう。
こちらの専門資格がないと就けない職業も多いため、専門職を目指される方は早めに勉強を始めることが大切です。
第1種衛生管理者資格
こちらは労働者の健康傷害や労働災害をなくすためにつくられた国家資格です。
労働者が50人以上いる職場では必ず衛生管理者1名が在籍することが義務づけられており、その衛生管理者を誰にするかを選べる資格が第1種衛生管理者資格となります。
食品メーカーをはじめとした企業で重宝される資格で、保健学部とも相性が良い資格ですので取得しておくと、のちのち有利に働く場合も。
ライバルに差をつける！保健学部が就職活動を有利に進めるコツ
保健学部は卒業後、病院での勤務やメーカーでの勤務など、さまざまな選択肢があります。
自分が進みたい道に向かってスムーズに就職活動が行えるように、保健学部在籍中の学生に向けた就職活動必勝ポイントを解説します。
介護福祉士などの国家資格を積極的に取得
保健学部出身というだけでは自己アピールは弱いでしょう。
自身がきちんとした知識を持っているということをアピールするために、保健学部ならではの資格をできるだけ多く取得することをオススメします。
特に介護福祉士などの国家資格や難易度が高い資格、需要が高い資格を取得している学生は重宝されます。
これらの国家資格は取得しておくと、将来もしも転職活動をする場合にも有利に働きますので、学生のうちに取得しておくのがベストです。
近年ではとくに複数個の資格を取得するのが当たり前の時代になっています。
自分のキャリアプランを練る際にも、将来の選択肢を増やすためにも、就職活動の一貫としてできるだけ取得できる資格は取得しておくといいでしょう。
自分が学んだことが企業にどう活かせるかをアピール
同じ保健学部出身者でも、専門分野の選択が異なります。
できれば自分の専門分野と合っている企業に就職活動をするのがスムーズではありますが、専門とは違う企業に進む場合でも、自分が学んできた専門分野がどのようにして企業に貢献できるかをアピールすれば、就職活動を有利に進められるでしょう。
企業理念や企業が求める人材をきちんと確認した上で、自分の学んだことを生かせるポイントを探してみてください。
面接対策やエントリーシート対策も大切
保健学部出身者は卒業後に医療関係の仕事に就く方が多く、需要が高いためスムーズに就活が終わる学生が多いですが、就活先の状況によっては倍率が高くなる傾向にありますので、基本の就活対策を行うことを忘れてはいけません。
面接対策やエントリーシート対策、公務員を目指す方であれば公務員試験の対策も必須です。
自分1人で対策をするのが難しい場合は、大学の先生に面接対策をしてもらったり、就職活動のプロフェッショナルに相談したりするのもオススメです。
プロに相談することで、就職活動をよりスムーズに行えるとともに、内定率をアップできるからです。
本当に自分のやりたいことを探す
企業分析や自己分析、試験対策など就職希望先によってもやることは大きく変わるので、まずは自分のやりたいことを探しましょう。
自分の就職希望先に合わせた対策を行うと、就活をスムーズに行えます。
自分のやりたいことを優先せずに、安定を求めて大手企業に対してのみ就職活動を行う方もいますが、あまりオススメしません。
新卒で大手企業に就職した方でも、本当にやりたいことをやるために中小企業へと転職したという方も多数いるからです。
大手企業や公務員として働き始めれば、必ずしもやりたいことができるということでは残念ながらありませんので、自己分析や企業分析をしていく上で、自分が本当にやりたいことは何なのか、保健学部で学んだことをどのようにして仕事で生かしたいのかなどを客観的に考えることが大切です。
保健学部生の就職先を決めるポイント
就職活動に悩んだときに、就職先を決めるポイントがいくつかあります。
保健学部の場合は特に選択肢が多いからこそ、自分と相性の良い企業に就職できるように、このようなポイントをチェックしてみてください。
クリニックの場合は勤務時間や企業分析を丁寧に行う
保健学部で将来的に医療関係の仕事に携わりたい方は、特に資格取得の関係で研修としてクリニックに行く機会もあるかと思いますが、自分と相性が悪い職場を選択してしまうと早期退職につながる可能性があります。
クリニックの求人募集率は人材不足に伴い年々増加傾向にありますので、慌てることはありません。
ある程度時間をかけて、本当に自分に向いている職場を選ぶことこそ、早期離職を防ぎ、ひいては自身の健康的な暮らしを守ることにつながるのです。
実際に働いてみてイメージと違った、というケースは残念ながら多くあります。
余計なストレスを抱えて心身に支障をきたすことがないように、クリニックにせよ企業にせよ、できるだけどんな場所なのかを事前にチェックする機会を増やすことが大切です。
ミスマッチを防ぐために可能であれば、実習などでいくつかのクリニックで学んでみたり、就職活動時に実習体験を募集しているクリニックがあれば積極的に応募したりするといいでしょう。
また、クリニックによっては経営体制によって、地方の関係クリニックや関係施設へ転勤が必須な場合もあります。
転勤しても構わないということであれば問題ありませんが、転勤や引越しは避けたいという希望がある場合は、クリニックの体制や関連部署への転勤があるかも事前に確認しておくといいでしょう。
自分の専門知識を生かせる職場か判断
保健学部では自身の専門学を選択してさまざまな専門的知識を学びますが、就職した先が自分の専門的知識を生かせる場所かどうかを判断することも大切です。
あえてまったく違う業種に飛び込むということであれば問題ありませんが、本来就きたかった職種や業種とは異なる仕事内容の部署に配属され、充分に働けない環境になってしまってはもったいないです。
研修の段階でいろいろな部署に配属されるケースは珍しくありませんが、将来的に自分のスキルを生かすことができる職種に就くことができるのか、不安があれば面接の際に尋ねてみるのも1つの手です。
保健学部の就活はこんなことに注意！
保健学部の就職活動はスムーズに行えるかと思いきや、いくつか注意しておかないと沼にハマって出られなくなる場合もあるため注意が必要です。
就職活動の際には、こんな部分に気を付けましょう。
理由を明確に表示
就活をする際には、できれば自分が通っている専門分野と関連した就職先で就活を進めたほうがスムーズです。
関係する別の専門分野に進む場合は、なぜ別の専門分野に進もうと考えたのか、自己PRなどに明確に記す必要があります。
説明がないと企業の人事担当者からは「なぜまったく関係ない分野なのに応募してきたのか、ちゃんと応募概要を見ていないのか」など、不必要な不信感が生まれてしまいます。
専門分野とは別の分野を学んでいたことをきちんと提示した上で、○○な理由で別分野を目指したいと感じた、という説明を自己PRに盛り込むことをオススメします。また、保健学部卒業者の場合は、さまざまな資格を取得できる機会が多い学部だからこそ、「自分が持っている○○という資格を使って別分野ではありますが○○という業務に役立てたい」など、具体的にどんなことに役立てられるのかをアピールすると印象が良くなります。
現在、自分が取得している資格の知識や技術を別分野でどのように生かせるのか考えると、就職活動時にも困ることはありません。
資格取得は民間も視野に入れよう
保健学部で取得できる資格は、衛生管理者資格や看護師資格など、名前だけは誰もが聞いたことがあるような有名国家資格が多く、就職活動の際にもほかの学科に比べて有利に働く傾向にあります。
国家資格取得を目指すことはもちろんですが、難しい場合は民間資格で役に立ちそうな資格など、どんな資格でも良いので取得する努力をしましょう。
現在の就職活動では無資格者というのは珍しく、就活生は何らかの資格を取得する傾向にあります。
保健学部の学生が取得可能な資格の一例として、これらが挙げられます。
- 看護師・保健師免許
- 養護教諭一種・二種免許
- 理学療法士・作業療法士
- 受胎調節実地指導員
- 第一種衛生管理者
選択科目によって国家試験受験資格を取得できたり、申請をすれば取得できる資格までさまざまな種類があります。
自分の就職希望先やキャリアプランに合わせて資格取得を目指しましょう。
保健学部の学生は、上記のようにさまざまな資格取得をできる可能性があるからこそ、何も資格を取得していないと、場合によっては勉強をきちんとしてこなかったのかと人事担当に問われる可能性があります。
それぞれ資格によって難易度が異なりますので、国家資格とまではいかなくとも何らかの資格を取得する努力をしたほうが安心です。
近年では、医療情報技士などの民間資格でも信用度の高い資格が増えています。
応募する企業によっては、特定の資格取得者を優遇する制度を取り入れているところもあるため、企業のホームページの応募概要などを確認した上で資格取得を目指すのもいいでしょう。
ライバルが少ないマイナーな企業もあり
就職活動をする際に職場選びで悩んだときには、いったん立ち止まって、自分が本当にやりたいことは何なのか考えた上で、就職先を検討することが大切です。
本当に自分がやりたいことを考えたときに、世間的に名前を知られていないようなマイナー企業のほうがのびのびと働けるケースが少なくありません。
中小企業の場合、国家資格保持者であれば就職活動中も比較的優遇される職場が多いにも関わらずライバルが少ない傾向にあるため、就活がスムーズに行えるでしょう。
企業分析を行った上で自分と相性が良い企業だと感じた場合、会社の規模の大きい小さいはあまり考えないほうが賢明です。
早期離職を防ぐためにも、本当にやりたいことをやれる企業を見つけられるように、幅広い視野で考えることが大切です。
まとめ
保健学部では人々の暮らしを健康面からサポートするために、医学的な知識を学ぶのが特徴です。
そのため就職先として選ぶのもクリニックや製薬会社など医療関係・介護福祉関係の仕事が多いでしょう。
ですが、保健学部を卒業してから養護教諭などの公務員として働くケースもあれば、まったく異なる業種へと足を踏み入れる学生もいます。
保健学部では国家資格を取得しやすい環境が整っているからこそ、どこの職場からも需要が高く、自身が望む道に進みやすい傾向にあるでしょう。
自分の望む進路に行くためにも、就活前には自分のアピールポイントを増やせるように就活対策、自己分析、企業研究をしてみてください。
