説明会前に絶対やるべきことを徹底解説
2024/6/23更新
はじめに
本記事では就活の説明会前に絶対やるべきことについて解説します。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 会社説明会にはどのような事前準備をしていけばよいか知りたい
- どのような質問をしたらよいのかを知りたい
- どのような服装で行けばよいか、マナーについて知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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会社説明会とは
会社説明会とは、企業が就活生に向けて企業の概要や業務内容、待遇などについて説明をすることや、就活生が企業の担当者に質問を行えるイベントです。
企業は自社の魅力をアピールして優秀な人材を引きつけるために説明会を開催し、一方参加者は企業と直接対話する機会を得られ、自分がその企業で働くイメージを持つことができます。
就活生にとって会社説明会に参加する意義は、もちろん内定を勝ち取るためですが、企業の姿や職場環境が自分の求めるものと合致するかを確認、判断するためでもあります。
説明会の種類とは
会社説明会には「個別説明会(単独説明会)」と「合同説明会」の2種類があります。
個別説明会とは一つの企業が主催する説明会であり、企業の文化や仕事内容などを理解するためのものです。
企業全体の雰囲気を感じたり、また具体的な質問をしたりすることができます。
次に合同説明会ですが、複数の企業が一堂に会する大規模な説明会になります。
広い会場に多くの企業が一堂に参加しており、参加者はこれらを一度に比較できるのが特徴です。
各企業のブースで情報収集をしたり、気になる企業の担当者に質問をしたりすることができます。
合同説明会の最大のメリットは、自分の気になる企業を好きなだけ回ることができることです。
一社だけでなく複数回ることが可能なので、通常何日もかける工程が一日で済むのが魅力と言えます。
オンライン説明会
「オンライン説明会」は個別説明会の一種であり、企業が就活生に対してオンラインで業務内容を説明したり、企業の担当者に質問したりできるイベントです。
対面での説明会が主流でしたが、コロナの感染拡大を皮切りにオンラインでの開催をする企業が一気に増えました。
オンライン企業説明会は主に「ライブ配信型」と「録画配信型」の2つに分かれます。
「ライブ配信型」はリアルタイムで実施されるもので、開催時間に合わせて参加をして画面越しに就活生と企業担当者がコミュニケーションを取れて質疑応答ができるものです。
対して「録画配信型」は、企業が録画済みの説明内容をオンラインで配信するもので、企業と就活生間でのコミュニケーションは取れず、質問も出来ません。
参加する前にやっておくべきこと
会社説明会に行く前に次の5点は必ずやっておきましょう。
①開催場所・時間の確認
非常に大事なことは「開催場所と時間の確認」作業です。
アクセスの方法、交通機関のダイヤ確認を間違いのないようにしておき、遅れることも想定して「1本早めの電車・バスに乗る」位でちょうどよいでしょう。
グーグルマップなどのツールで下調べしておいて場所・時間・アクセス方法をしっかりと確認しておきましょう。
どうしても参加したい企業の説明会に遅刻してしまった、などということのないように事前確認を怠らないようにしてください。
遅刻や迷子はいきなり印象が悪くなる「マイナス評価」になります。
②企業分析をやっておく
まずは会社のホームページ・ウェブサイトを熟読して、その企業の情報を自分でノートなどにまとめておきましょう。
SNSでの企業情報やニュース記事なども最新の情報が手に入るツールですし、企業がメーカーならば自分で商品を購入して感想をまとめておいたり、サービスを提供する企業ならば自分で足を運んで実際に体験してみたりするのもよいでしょう。
自分で経験、体験して得た情報や知識は「活きたもの」になります。
また業績や企業文化などについても広く理解を深めておきましょう。
余力があれば同業他社企業も下調べすれば、業界でどの位置にいるのかを知ることができます。
③持ち物をチェック
忘れ物があってはなりませんので、ポイントとなる持ち物を確認しておきましょう。
次に挙げているのは最低限必要なものです。
【重要!忘れてはならないもの12点】
- 筆記用具
- メモ帳
- スケジュール長
- クリアファイル(資料を入れるために)
- 履歴書やエントリーシート
- 印鑑
- 学生証
- ハンカチやティッシュ
- マスク
- バッグ(就活用のもの)
- 腕時計
- 携帯電話
④参加する理由を明確にする
結論から言うと【内定を得るために参加する】気持ちでいくことです。
ただ参加して話を聞いて、勉強する程度の気持ちでは弱いですし、説明会に参加するどの企業でも内定を目指す程の前向きな気持ちで参加しましょう。
自分がその企業で働くイメージを持って、自分のキャリアに対する情熱や意欲をできる限りアピールして伝えるチャンスの場でもあります。
ぜひ積極的に、強い意思をもって臨みましょう。
⑤身だしなみを整える
会社説明会に参加する際の服装は、スーツ指定ならばリクルートスーツで問題ありません。
清潔感があって相手に不快なイメージを持たせない服装であるようにしましょう。
スーツの服装は下図を参考にしてください。
出典元:会社説明会で押さえるマナー|受付・質問・挨拶・服装について解説 – 賢者の就活 (kenjasyukatsu.com)
出典元:会社説明会で押さえるマナー|受付・質問・挨拶・服装について解説 – 賢者の就活 (kenjasyukatsu.com)
私服(普段着)で参加の場合の注意点を押さえておきましょう。
男性が私服の場合は、シャツやシンプルなセーター、無地のTシャツをインナーにして、チノパンやスラックスを合わせるコーディネートがおすすめです。
私服指定のときは、スーツではなく指定通りに私服で参加しましょう。
私服だからなんでもいいわけではなく、ある程度は失礼のない服装で参加しなくてはいけませんので「パーカーにデニムパンツ」では良くありません。
私服指定のときにおすすめなのは、セーター+チノパンのコーディネートです。
女性が私服の場合は、無地に近いシンプルなブラウスまたはカットソーを着用し、露出度が高すぎたらカーディガンをはおって調整しましょう。
花柄やドット柄などを選ぶときは、柄が小さめのものを選ぶと良いでしょう。
アクセサリーや小物も身に着けたいかもしれませんが、華やかすぎるとTPOを考慮できない人だと思われる可能性もあるので注意が必要です。
では服装指定なしの場合はどうする?
結論:「就活=リクルートスーツ」の考えからリクルートスーツが多い
服装指定が無い場合は、大半の就活生がリクルートスーツを着用します。
私服を選ぶのが難しいから、スーツが無難だから、就活はスーツで通したいからなどの理由があるかもしれませんが、指定がなければリクルートスーツを着ておいて間違いはありません。
説明会でしておきたい質問
では会社説明会でしておきたい質問をジャンルごとに例を挙げて解説します。
質問①:業務内容やサービスについて
- 御社の商品(サービス)がどのような過程で作られているのか、簡単に教えてください。
- 御社の製品(サービス)が他社と比べて特徴のある点を教えてください。
- 御社の製品(サービス)がどのような問題を解決していますか?教えてください。
企業が社会にどのように貢献しているか、または同業他社(ライバル社)と比べての特長や持ち味は、聞いておきたい情報です。
ライバル社では真似のできない商品やサービスは、その独自性を知ることができますし、入社してからの将来性があるかないかを判断できる物差しでもあります。
業界のシェアをどれだけ占めているかなども確認しておきたい情報ですので、聞きたい要点を絞って質問しましょう。
質問②:社風や働く環境について
- 異なる部署の社員と多く関わる機会はありますか
- 御社の社員の方々の士気が高まる瞬間はどんな時ですか?
- 入社後に感じたギャップがあれば、ポジティブとネガティブな点をそれぞれ教えてください。
社内の雰囲気や同僚との関係性は、ネット上で調べることが難しい一方、働きやすさを左右する重要な要素です。今その企業で働いている社員に直接聞くことで、社風が自分に合っているかどうかの判断材料ができます。
インターネットで調べても中々検索しにくいので、会社説明会で尋ねるには良い機会です。
先輩社員達の本音や、調べても分からないが知りたい情報を聞いておくのはすごく参考になりますし、就活生全員が知りたい「良い質問」になります。
自部署以外に他部署の社員ともコミュニケーションが取れるかは、社内環境を知るうえで貴重な情報と言えるでしょう。
質問③:キャリアについて
- 入社3年目、5年目で任される業務はどのように変化しますか?
- 仕事をしていて一番成長したと感じる点はどんなところか教えてください。
- 社員の方々がキャリアアップしていくために、どんなサポートがありますか?
自分が入社したとして、今後の未来像を尋ねる質問は気になる点ですので、しっかりと聞いておきましょう。
企業に貢献するのは当然ですが、自身の成長やステップアップを具体的に知ることや、会社側からどのようなサポートを受けられるかはぜひ確認しておきたいものです。
あまり進歩がない、成長がみられないキャリアですと、仕事のモチベーションにも関わるので、入社後のイメージと将来像をしっかりと質問しておきましょう。
企業側にも意欲が伝わる良い質問と言えます。
質問④:社風
- 御社の企業サイトに「風通しの良い職場である」と書いてありました。
具体的にどういった点で風通しが良いのか教えてください。 - 実際に入社されて感じた、特徴的な社風があれば教えてください。
- 入社前と入社後で、ギャップを感じた点はありますか?
普通は良いイメージのアピールをされる社風についても、先輩社員達に確認しておける良い質問です。
答える側としては本音で答えにくい部分もあるでしょうが、働く環境を知るうえで社風の質問は重要です。
ホームページやネット情報だけでなく、実際に働きやすい職場環境なのかは参加者全員の知りたい部分と言えます。
入社後に後悔しないためにも、最も聞いておきたいジャンルの質問ですので、必ず聞いておきましょう。
説明会参加時の注意点をチェック
説明会に参加する際に知っておくマナーを時間、挨拶、質問の別に解説します。
時間のマナー
遅刻は絶対にNG!遅れるなら早めに電話連絡を
基本的に「遅刻は絶対NG」と覚えてください。
社会人のマナーとして会社説明会、OB訪問、選考、内定者懇親会などの就活行事での遅刻は絶対にNGです。
事前にアクセス方法の下調べをし、移動経路をしっかり確認して、不安ならば下見をするのも良いでしょう。
余裕をもって早めの到着をするくらいでちょうど良いです。
公共の交通機関でも、多少の遅れも想定して早めのダイヤで出発しましょう。
ただしトラブルなどでどうしても会社説明会の時間に間に合わないならば、遅れると分かった時点ですぐに採用担当者に電話をして、遅れることを伝えてください。
メールではなく必ず電話連絡で、まずは遅れることの謝罪をし、途中参加でも大丈夫かの確認をしましょう。
「途中参加は認められない」または「次回の説明会に参加してください」と言われる場合もあるので、自分の都合で決めず、途中参加が可能かをきちんと確認しましょう。
早すぎる到着もNG?
遅れるよりはいいのですが、あまりにも早い時間の到着も良くありません。例えば30分ほど早く到着してしまうのなら考えものです。
採用担当者側は事前に決めたスケジュールで行動しているので、想定外の早い時間に就活生が到着すると、スケジュールが狂う恐れがあります。
会社説明会は、その会社の本社や支社のビル、レンタルルームなどでおこなわれることが多いです。
もしも早く到着しすぎたなら、カフェや公園などで企業情報やスケジュールの再確認をしておくなどするとよいでしょう。
受付時のマナー
受付では笑顔ではっきりと名乗る
受付では、まずは「こんにちは」と元気よく挨拶してください。
元気がない、暗い、小さな声の挨拶は好印象ではありません。
そして「◯◯大学の△△です」と大学名・名前をはっきり伝えます。
書類を受け取るときは、両手で相手の目を見ながらありがとうございますと伝えましょう。
最後に、「よろしくお願い致します」と頭を軽くさげ、受付の場を去ります。
挨拶についてのポイントは3つです。
- 明るく、はっきりと
- 相手の目を見て挨拶をする
- 適切・丁寧な言葉遣いで敬語を正しく使う
質問する時のマナー
企業説明会で質問する時のマナーはこの4点です。
- まず大学名と名前を名乗る
- 質問は簡潔に大きな声で
- 回答後はお礼を言う
- 調べてわかる質問はダメ
①まず大学名と名前を名乗る
まず当たり前ですが、質問前に「大学名と名前を名乗る」ことです。
簡潔に名乗れば良く、学部名や学科名までは述べる必要はありません。
名乗り方の例は、次のように
「〇〇大学の▲▲と申します。
□□についてご説明頂きまして、ありがとうございます。」と簡潔に名乗ってから質問をはじめましょう。
また自分の意見は最低限にしておき、質問内容が分からなくなる聞き方はやめておくことです。
②質問は簡潔に大きな声で
次に「質問は簡潔に大きな声で話す」ことです。
質問は簡潔に短く話すことで、聞き手も内容を理解しやすくなります。
また、企業説明会は大きな会場で行われることが多いので、全員が聞き取れる位の大きな声で話しましょう。
オンラインの企業説明会でも、マイクがしっかりと声を拾うように大きな声で話すのが良いです。
そして質問時間は、自分1人が独占できる時間ではありません。
基本的に質問は1つだけにして、どうしても複数質問したいならば、名乗った後に「2点質問があるのですが、よろしいでしょうか?」と質問前に許可を取りましょう。
何の許可もなくいくつも質問をすると、質問をされたほうも困りますし、配慮できないマイナスイメージしかありません。
③回答後はお礼を言う
そして質問後は「回答をいただいたお礼を言う」です。
「お礼を言うなんて当たり前のことだよ」と意識していても緊張して忘れることもあるのです。
当たり前のことだからこそ、回答をしていただいたお礼はきちんと伝えましょう。
④調べればわかる質問はダメ
最後に「調べればわかる質問はダメ」についてです。
給料や勤務地など調べればわかる質問をすると「この人は企業研究をしていないのだな」と見なされ、マイナスイメージを持たれます。
ですので企業研究で基本情報をしっかり調べておき、調べてきた内容をもとに質問をすることが大切です。
説明会を成功させるためのポイント
では説明会を成功させる、有意義なものにするにはどうすればよいでしょうか?
ここではポイントを4点におさえて解説します。
1.事前の予習が成否を分ける
説明会は、ただ説明を聞くだけでは無意味で、事前のしっかりとした予習こそが重要です。
予習のメリットとしては、内容を能動的に聴いて鋭い質問することや、批判的に内容を検証できます。
また会社説明会前には自己分析、企業研究と業界研究を済ませておきましょう。
2.質問を事前に考えておく
質問を考えておくのは必須なのですが気をつけたいポイントがあります。
難しいですが、理想の質問は
- 相手の話したいことである
- みんなの聞きたいことである
- 自分の最も聞きたいことである
この3点を満たす質問が理想です。
3.選考に繋がることを意識する
会社説明会はただ説明を聞くだけではなく選考の場でもあります。
はじめに「選考には関係がない」と言われたとしても気を抜かずに取り組んでください。
例えば説明会中のグループワークで活躍した学生にはリクルーターから面談の連絡が来たり、社員懇親会で印象の良かった学生だけが声をかけられることもあるので「説明会は選考会だ」の意識を強く持って、臨むことが重要です。
4.説明会だけで満足しない
説明会に参加して、ただ聞いて話のメモを取るだけでは「参加した」とは言えません。
どんな話を聞く際にも「この情報をきっと内定に活かす、繋げるんだ」という思いをもって参加しましょう。
そこで重要なのは以下の3点です。
- 常に志望動機・自己PRのヒントを探すこと
- 事業内容や仕事内容をメモした時は「なぜ興味や関心を持ったのか?」の自分の感想も書き込むこと
- 仕事内容を聞いて求められる能力や資質が自分にあるかを考えること。
さいごに
会社説明会は「ただ参加するだけ」では意味がありません。
企業研究や業界研究、他にも質問を考えておくことやマナーを学んでおくことなど事前準備でやるべきことは多くあります。
しっかりと準備、対策をした上で参加してください。
「説明会は選考会」の気持ちをもって気を抜かずに取り組み、良い結果をもたらすことを願っています。