株式会社極洋のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
この記事では株式会社極洋(以下、極洋)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に極洋ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、極洋が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、極洋の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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極洋の概要
出典元:企業理念|株式会社 極洋
初めに極洋とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
極洋とは
極洋は1937年に設立された、水産物の加工・販売を行う専門商社です。
魚を中心とした総合食品会社として、調達・加工・販売までを一貫して手掛けており、長年にわたって培ってきた水産のプロとしての総合力を生かし、海外から日本の食卓へ、日本から海外の食卓へ海の恵みを届けています。
極洋の強みは特に業務用商品にあり、回転寿司やファミリーレストラン、スーパーのお惣菜、学校の給食など、身近な食シーンを彩り、食卓を支えています。
2023年3月期の売上高は2,721億円、従業員数は704名(グループ総数2,112名)で、東京証券取引所プライム市場に上場しています。
極洋の採用難易度
極洋の採用難易度は比較的高いと言えます。
極洋の採用人数は今年度予定で21〜25名、昨年度実績で16〜20名程度と、大手企業の中では決して多くありません。
限られた枠に多くの学生が応募するため、選考を突破するハードルは高くなります。
ただし、極洋は特定の学部・学科に限定せず、全学部全学科から幅広く採用しているのが特徴です。
専門性よりも、人物重視の選考を行っていると考えられます。
とはいえ、応募者のレベルは総じて高く、大手水産商社への就職を目指す優秀な学生が多数受験します。
選考では志望動機や自己PRをしっかりとアピールし、他の学生と差をつけることが求められるでしょう。
極洋の採用大学
極洋の採用大学は以下の通りですが、幅広い大学から採用実績があり、学歴フィルターはあまり存在しないと考えられます。
<大学> 北海道大学、東北大学、筑波大学、千葉大学、東京大学、東京海洋大学、東京農工大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、日本大学、近畿大学、関西学院大学、関西大学、同志社大学、九州大学 |
採用実績のある大学を見ると、難関大学から中堅大学まで幅広く存在しています。専門性を重視する東京海洋大学や東京農工大学などの実績もあり、学歴だけでなく人物面を評価していると言えます。
ただし、応募者の学歴レベルは総じて高く、優秀な人材獲得に向けた競争は激しいと考えられます。
学歴だけでなく、志望動機や自己PRをしっかりアピールすることが極洋の選考突破には重要でしょう。
極洋が求める人材とは?
極洋が求める人材は、チャレンジする気持ちを大切にし、目的意識と責任感を持って自発的に仕事に取り組める人です。
極洋の企業理念である「人間尊重を経営の基本に、健康で心豊かな生活と食文化に貢献し社会とともに成長することを目指します」に共感し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
また、極洋は特定の学部・学科に限定せず、全学部全学科から幅広く採用しているのが特徴です。
水産や食品の専門的な知識がない方も大歓迎で、専門性よりも人物重視の選考を行っています。
入社後は、各種研修制度や通信教育・資格取得支援など、自己啓発を支援する教育制度が充実しています。
個々の自己啓発を優先するスタイルで、企業理念でもある「人間尊重」をベースに、伸び伸びと企業人として育っていけるような育成システムを組んでいます。
極洋の門をくぐりたい人は、水産や食品の専門知識は必須ではなく、同社の理念に共感し、食の分野で社会に貢献したいという強い意欲を持つことが重要だと言えます。
極洋各社の採用方向性の違いは?
極洋は、水産物を中心とした総合食品会社として、「人間尊重を経営の基本に、健康で心豊かな生活と食文化に貢献し社会とともに成長する」ことを企業理念に掲げています。
新卒採用では、この理念に共感し、水産物の輸出入、開発、製造、販売に興味がある人材を求めています。
営業、管理、生産管理、養殖、研究など幅広い職種で採用を行っており、学部や学科は問いません。
入社後は、新入社員研修や職種別の専門研修など、体系的な教育制度によって必要な知識やスキルを身につけることができるでしょう。
また、キャリア採用でも、国内外の営業、経理、人事、システム開発、工場の製造管理など、様々な職種で経験者を募集しています。
全国転勤が前提となりますが、各種手当や福利厚生が充実しているのが特徴です。
働き方については、ワークライフバランスの推進や働き方改革に力を入れています。
育児休業や介護休業など、ライフステージに合わせた多様な働き方を支援する制度を整えているほか、グループ会社の極洋食品では事業所内保育施設を開設するなど、仕事と育児の両立がしやすい環境づくりにも取り組んでいます。
創業以来、捕鯨や漁業で培ってきた技術を活かしながら、水産物の買付、加工、販売へと事業を拡大してきた極洋。
「魚を中心とした、あらゆる食品を扱いながら、どこまでもその道を極めていく」という採用メッセージからは、これからも食のプロフェッショナル集団として成長を続けていく意欲が感じられます。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、応募者個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
企業は、応募者が自社に対する理解と強い関心を持っているかどうかを見極めたいと考えています。
加えて、応募者のコミュニケーション能力や論理的思考力も、エントリーシートから評価されます。
自分の考えを明確かつ説得力をもって表現できるかどうかは、ビジネスシーンで重要だからです。
最後に、ユニークな経験やスキルがあれば、それをアピールすることも忘れずに。
企業は多様なバックグラウンドを持つ人材を求めており、他の応募者との差別化につながります。
エントリーシートは、応募者の魅力を最大限に伝えるチャンスです。
企業が何を求めているのかを意識しながら、自分らしさを存分に発揮しましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートを書く際は、自分の強みや経験を企業の求める人物像に結びつけることが重要です。
以下のポイントを意識して書くと効果的でしょう。
- 企業研究を徹底し、自社の事業や求める人材像を理解する
- 自分の強みや経験が、企業のニーズにどう合致するかを明確に示す
- 具体的なエピソードを交えて、自分の強みや経験を説得力をもって伝える
- 企業に対する熱意と、入社後のビジョンを明確に示す
- 簡潔で読みやすい文章を心がける
また、エントリーシートの設問の意図を的確に理解することも重要です。
設問の背景にある企業の思惑を読み取り、求められているポイントを押さえた回答を心がけましょう。
加えて、誤字脱字や文法的な誤りがないよう、提出前に入念にチェックすることを忘れずに。
企業が求める人物像と、自分の強みや経験を結びつけ、説得力のあるエントリーシートを完成させましょう。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が株式会社極洋を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、水産資源の持続的利用と安定供給という極洋の理念に共感し、その実現に貢献したいと考えるからです。
具体例:私は大学で海洋生物学を専攻し、水産資源の重要性と課題について学びました。世界的な人口増加と気候変動による水産資源への影響が懸念される中、極洋が取り組む資源管理型漁業や養殖事業は、持続可能な水産業の発展に不可欠だと考えます。大学で培った知識を活かし、極洋の事業に貢献したいと強く思っています。
結び:極洋の理念に共感し、その実現に貢献したいという想いから、御社を志望しています。
理由:2点目は、グローバルな視野を持ち、世界の食文化に貢献したいと考えているからです。
具体例:私は学生時代に海外留学を経験し、様々な国の食文化に触れました。その中で、日本の水産物が世界中で高く評価されていることを実感しました。極洋は世界各国に拠点を持ち、日本の優れた水産物を世界に届ける役割を担っています。私もその一端を担い、世界の食文化の発展に貢献したいと考えています。
結び:グローバルな視野で世界の食文化に貢献したいという想いから、極洋を志望しています。
以上の2点が、私が株式会社極洋を志望する理由です。私の知識と想いを活かし、極洋の理念実現と更なる発展に尽力したいと考えています。
極洋の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
極洋の企業理念は「人間尊重を経営の基本に、健康で心豊かな生活と食文化に貢献し社会とともに成長することを目指します。」です。
極洋は水産物を中心とした総合食品会社として、この理念のもと事業を展開しています。
極洋の強みは、創業以来培ってきた水産業のノウハウと、グループ会社を含めた幅広い事業領域にあります。
極洋食品株式会社などのグループ会社と連携し、商品開発から生産、販売までを一貫して行える体制を整えています。
また、極洋は「価値ある企業として、透明性の高い経営、迅速な意思決定」を心がけており、コーポレートガバナンスの強化にも注力しています。
私が極洋を志望する理由は、同社の企業理念に共感し、総合食品会社としての強みを活かしてキャリアを築きたいと考えるからです。
極洋の一員として、お客様に安全・安心な食品を提供し、健康で豊かな食文化の発展に貢献したいと思います。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、就活生の論理的思考力や文章力を評価する重要な選考ツールです。
企業は、応募者の文章構成や論理展開に注目し、一貫性や説得力があるかを見極めています。
そのため、エントリーシートを提出する前に、文章の流れや論理の飛躍がないか入念にチェックすることが大切です。
また、設問の種類によって、企業が評価するポイントは異なります。
(a) 志望動機系の設問では、企業に対する熱意と情報収集能力が問われます。
企業研究を徹底し、自分の価値観や強みと企業の理念や事業をリンクさせることが重要です。
(b) 過去の経験系の設問では、コミュニケーション能力やリーダーシップなど、社会人として必要な基本的な資質が評価されます。
具体的なエピソードを交えて、自分の強みや成長過程を説得力をもって伝えましょう。
(c) 未来目標系の設問では、大局観や未来志向、社会貢献への意欲が問われます。
自分のキャリアビジョンと企業の目指す方向性を結びつけ、将来的な貢献をアピールすることが大切です。
(d) 価値観系の設問では、応募者の個性やコンサルタントとしての適性が評価されます。
自分の価値観や行動原理を明確に示し、それが企業の求める人物像とマッチすることを伝えましょう。
(e) その他の設問では、応募者の長所や専門知識、研究内容などが問われます。
自分の強みや独自の経験を、企業の業務や課題解決にどう活かせるかを明確に示すことが重要です。
エントリーシートは、自分をアピールする重要な機会です。
設問の意図を的確に理解し、求められるポイントを押さえた上で、自分の強みや経験、熱意を論理的に伝えることが、選考通過のカギとなるでしょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
極洋の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
自己PR
・自身の強みや特徴、経験してきたことなどをアピールする内容が求められます。
【記載例】
私の強みは、水産資源の持続的利用に関する専門知識と、グローバルな視野で物事を捉える力です。大学で海洋生物学を専攻し、持続可能な養殖技術の開発に取り組みました。また、海外留学で様々な食文化に触れ、日本の水産物の価値を再認識しました。ゼミリーダーの経験から、多様な意見を尊重し、チームの力を結集することの大切さも学びました。私は極洋の理念に共感し、専門知識とグローバルな視野、チームワーク力を活かして、持続可能な水産業の発展に貢献したいと強く願っています。
- 冒頭で自身の強みを明確に提示し、その後の文章でその強みを裏付ける具体的な経験をコンパクトに示している。
- 大学での専門研究、海外留学、ゼミリーダー経験から得た知見と強みを、極洋の事業と結びつけて的確に伝えている。
- 最後に極洋の理念への共感と、自身の強みを活かして貢献したい熱意を簡潔に述べることで、説得力のある締めくくりとなっている。
学生時代に最も力を入れたこと
・部活動やサークル活動、アルバイト、資格取得など、学生時代に打ち込んだことについて聞かれています。
【記載例】
学生時代、私が最も打ち込んだのは海洋生物学研究室での活動です。水産資源の持続的利用に関心を持ち、特に養殖技術の開発に注力しました。チームで協力して実験や調査を行い、データ解析や考察を深めました。研究成果を学会で発表した経験は、プレゼンテーション力とコミュニケーション力の向上につながりました。
また、1年間の海外留学では、現地の学生と協働プロジェクトに取り組みました。言語や文化の壁を乗り越え、多様性を尊重しながらチームで成果を出すことの大切さを学びました。帰国後は、留学生支援サークルで活動し、留学生の日本での生活をサポートしました。異文化理解とグローバルな視野を広げる貴重な経験となりました。
これらの経験を通じて、専門知識を深めると共に、チームワークとコミュニケーション力、グローバルな視点を身につけました。極洋では、これらの強みを活かし、持続可能な水産業の発展に貢献したいと強く願っています。
- 海洋生物学研究室での活動を具体的に述べ、養殖技術の開発に注力したことで専門性の高さをアピールしている。
- 研究活動を通じて得たプレゼンテーション力とコミュニケーション力の向上を、学会発表の経験と結びつけて説得力を持たせている。
- 海外留学と協働プロジェクトの経験から、多様性の尊重とチームワークの大切さを学んだことを明確に伝えている。
- 留学生支援サークルの活動に触れ、異文化理解とグローバルな視点を身につけたことをアピールしている。
- 最後に、これらの経験で得た強みを極洋で活かし、持続可能な水産業の発展に貢献したい熱意を述べることで、説得力のある締めくくりとなっている。
まとめ
この記事では、極洋のエントリーシートの書き方や選考対策について詳しく解説しました。
極洋は1937年に設立された水産物の加工・販売を行う専門商社で、「人間尊重を経営の基本に、健康で心豊かな生活と食文化に貢献し社会とともに成長することを目指します」という企業理念を掲げています。
極洋が求める人材像は、この理念に共感し価値観に沿って行動できる人で、特にチャレンジ精神や目的意識、コミュニケーション力を重視しています。
エントリーシートでは、企業理念への共感や事業内容の理解、自身の経験とのマッチングをアピールすることが重要です。
また、過去の出題例を見ると、志望動機や自己PR、学生時代の経験などを端的に伝える力が求められていることが分かります。
選考では、エントリーシートの他にWEBテストや面接が中心となり、特に面接では事業や商品への理解、入社後のビジョンを問われます。
極洋の採用倍率は15倍と高く、優秀な学生との競争も予想されるため、企業研究と自己分析を入念に行い、熱意と意欲を示すことが内定獲得の鍵となるでしょう。
本記事が、極洋への入社を目指す皆さんの一助となれば幸いです。