DICが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/6/21更新
はじめに
本記事ではDIC株式会社のインターンシップについて、概要や選考対策で押さえるべき点などを詳しく解説していきます。
最初に言っておくと、DICのインターンシップは選考フローが設けられており、応募すれば誰でも参加できるわけではありません。
DICほどの人気大手企業のインターンシップであれば、参加を希望する学生も多く、レベルの高い学生と参加枠を争うことになるでしょう。
そのため、インターンシップの選考でも対策は欠かせません。
ここでは特に以下のような就活生に向けた記事を書いています。
- DICの選考を受けることを考えているが、なにから始めていいのか分からず困っている
- DICのインターンシップの選考対策を知り、選考を突破したい
上記に当てはまる学生に向けて執筆していますので、最後までお読みいただき参考にしてください。
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DIC株式会社の基本情報
社名 | DIC株式会社(旧社名:大日本インキ化学工業株式会社) |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋 |
主な事業内容 | 印刷インキ、有機顔料、合成樹脂などの化学製品の開発・製造・販売 |
主要取引先 | 銀行、製造、商社、自動車、小売、エネルギー、健康、インフラ、メーカー、出版などの各種大手企業 |
DICは国内だけでなく、海外にも60ヵ国以上に進出しており、連結従業員数は22,000人を越す大規模な企業です。
DICは印刷インキの製造・開発を長年手掛けてきましたが、近年ではヘルスケアなど新事業にも着手しており、今後も多岐に渡る事業に参入していくことが予想されます。
化学メーカーでありながら枠にとらわれない事業参入をしているので、自分の能力を活かす環境が見つかる可能性が高く、やりたいことを後押しするサポート体制も整っています。
チャレンジ精神があり、自分の能力を発揮する場を求めている学生にとって魅力に映る企業と言えるでしょう。
DICに必要とされる人材像
DICで必要とされる人材は、やりたいことのある人材とチャレンジ精神に溢れている人材です。
100年以上に及ぶ長い歴史の中で、印刷インキの製造・販売から始まった事業も現在ではパッケージ&グラフィック、カラー&ディスプレイ、ファンクショナルプロダクツ、その他新事業など多岐に渡り着手しています。
こうした事業拡大の原動力として従業員の挑戦したいことを尊重する価値観が社内にあり、従業員の意見を聞き入れる体制や研修制度なども充実しています。
このことからチャレンジを恐れずできる人材がDICでは必要とされていることが分かるでしょう。
次に今後、DICが求めている人材像を予想してみましょう。
企業は未来を支える人材を確保したいと考えているため、企業の将来を考えた時に力になってくれる人材が好まれます。
将来のDICの求める人材像を予想するのには、IR情報やサステナビリティを参考にするのがおすすめです。
DICがこの先力を入れていきそうな内容や、企業の将来に関係のありそうなキーワードを一部紹介します。
- 省エネ技術
- モビリティ社会
- ソリューション
- 気候変動
- サーキュラーエコノミー
- 無機材料
- バイオ材料
- AI技術
上記の他にも調べると多くのキーワードが出てきます。
企業サイトを確認するなどして、自分なりに調べてみましょう。
常に新しいことに取り組んでいる企業であるため、あまり聞き慣れない単語やサービスが出てきたら将来力を入れる可能性が高いです。
気になったキーワードはチェックを怠らず、自分の能力ややりたいことに関連付けられないか確かめていきましょう。
企業がこの先やりたいことに自分の能力が役立つとアピールできれば、企業側もそのような人材を求めてくれるでしょう。
自分が企業に入ることで、企業がこれから取り組もうとしている事業やサービスにこのように貢献できる、といったように自分を入社させるメリットを伝えられれば、企業側も学生の必要性を感じてくれる可能性が上がります。
DICのインターンに参加するメリット
ここではDICのインターンシップに参加するメリットを紹介します。
実際のDICの仕事に触れることが可能
インターンシップの目的は、企業の実際の業務内容を体験し、どのような仕事をしているのかを肌で感じることです。
DICでも職場体験型のインターンシップを設けており、実際の従業員と同様の業務を行うことが可能です。
DICでの働き方が分かることで、自分が入社後どのように仕事をするのかイメージができ、やりたいことや自分がどのように企業に対して力になれるのかが明確になります。
志望動機の作り込みではインターンでの経験内容が役立つことが多いため、実際の仕事を体験できるのは本選考においても有利となるケースが多いでしょう。
工場見学ができる
特に技術系職種を希望する就活生向けに言えるメリットが、DICの工場を見学できる点です。
DICには短期型のインターンシップが用意されており、実際に工場を見学することが可能です。
工場の内部を見れる貴重な機会であり、自分の働く姿を想像するチャンスでもあります。
エンジニアの業務を体感することも可能で、DICでの業務内容の把握もできる他、現場で働く社員からの話も聞けるのでDICについての理解度が深まるでしょう。
周りの学生のレベルが高くレベルアップに繋がる
DICは国内有数の化学メーカーであり、応募の倍率も毎年10倍を超える人気企業です。
採用大学も東京大学や京都大学など旧帝大クラスの大学を中心に一定以上のレベルの大学が大半を占めており、インターンにもレベルの高い学生が応募してきます。
そういった学生たちと一緒にグループワークをすることで新しい発見ができたり、考え方の視野が広がったりします。
就職活動仲間ができることもあり、仲間と情報交換をしたり、モチベーションを高め合ったりすることもできるので、インターンに参加すると知識や見聞など得るものが大きいと言えるでしょう。
早期選考に案内される
DICのインターンに参加すると、早期選考に繋がるとされています。
インターンに参加しているからといって、内定が出やすいというわけではありませんが、有名大手企業の選考解禁日より先に選考を受けられることで余裕を持って選考に臨むことが可能です。
インターンに参加した学生ということもあり、企業側も学生に熱意があると考えて選考の場を設けてくれるため、好印象の状態で選考を受けられるでしょう。
DICの早期選考を受けて内定を得られれば、内定先を1つ確保した状態で他社の選考を受けられるので心にゆとりも持てます。
その後の就職活動における精神の負担も緩和されるため、インターンを受けることは就職活動自体の大きな補助となるでしょう。
また、早期選考の案内の他に、インターン参加者限定の座談会も開かれ、通常の企業説明会で聞けないような情報を聞くことも可能です。
エントリーシートや面接でアピールする際に利用できるので、他の就活生と差をつけられます。
本選考のエントリーシート対策に繋がる
DICのインターン選考はエントリーシートがメインです。
エントリーシートは本選考でも選考内容に含まれるため、インターンの段階でエントリーシートができていれば一部そのまま本選考用に応用できるでしょう。
エントリーシートが上手くできれば、面接でも役に立つ他、自己PRや学生時代に頑張ったことなどは他社でも使えます。
早めのエントリーシート対策ができるだけでも、就職活動に役立つのは間違いないでしょう。
DICが行っているインターン内容
DICが実施しているインターンについて、概要を紹介していきます。
希望する職種に応じたインターンや参加してみたいインターンを見つけていきましょう。
- 技術職の魅力を知る職場体験型インターンシップ
- 生産技術とプラントエンジの魅力を知るワークショップ
- 素材開発力を知るインターンシップ
- プラントエンジニアの醍醐味を知るワークショップ
- 先輩社員に学ぶDIC企業研究セミナー
- 事務系ワークショップ
各インターンプログラムについて解説します。
技術職の魅力を知る職場体験型インターンシップ
技術系職種向けの学生を対象にした約1か月のインターンシップです。
与えられたテーマに沿って実習を行い、研究や製品開発を体験します。
長い期間DICの研究所や開発部門に入って研究や開発ができるため、DICの中では最も職場体験に適したインターンシップと言えるでしょう。
開催時期 | 8月~9月の1か月間 |
開催時間 | 詳細は記載がなかったが、過去の事例から紹介 8:45~17:15(休憩60分) 8:30~17:00(休憩60分) |
場所 | DICの各事業所(東京、大阪、名古屋など) |
人数 | 不明 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 全額支給 |
インターン実施期間が8月からなので、申込期限は6月〜7月中だと予想されます。
エントリーシートによる選考があるため、対策は2〜3か月ほど前から始めていくと良いでしょう。
過去のインターンでは2週間だったこともあり、現在はインターンの期間が伸びていることが分かります。
期間が長くなった分、よりDICの仕事内容に触れられるため、得られる知識や職場での働き方などについての理解が深まるでしょう。
生産技術とプラントエンジの魅力を知るワークショップ
こちらは生産系職種向けの1日完結型のインターンシップとなっています。
短期間で終わるため、時間がない就活生におすすめです。
インターンではプラント設計の一部を体験できたり、若手の技術者たちが業務の紹介もしたりと1日のみの実施ながら実のあるインターンシップとなっています。
また、生産職向けとありながら、企業のモノづくりについての理解を深める目的もあることから、他職種を希望されている方でも参加が可能です。
開催時期 | 9月中のうち1日 |
開催時間 | 詳細は記載がなかったが、過去の事例から紹介 8:45~17:15(休憩60分) 8:30~17:00(休憩60分) |
場所 | オンライン上で実施 |
人数 | 30~50人 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | オンラインのためなし |
応募締切日は8月31日です。
こちらのインターンは選考はなく、抽選となっています。
そのため申込だけ忘れずに行いましょう。
素材開発力を知るインターンシップ
こちらは技術系職種を希望する方に向けた1日完結型のインターンシップです。
研究や開発などの業務を模したグループワークを行います。
1日のみですが、DICの工場で実施するため、工場見学もできるのが特徴です。
開催時期 | 12月、1月にそれぞれ1日実施 |
開催時間 | 不明 |
場所 | 関東:千葉工場 関西:堺工場 |
人数 | 30人 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
関東は千葉工場、関西は堺工場で工場見学を行います。
選考フローはエントリーシートで、選考時期はインターン開催時期からそこまで離れていないようです。
対策自体は10月・11月頃から始めることをおすすめします。
インターンでは会社説明会が行われた後に工場見学、グループワーク、発表、質問といった順番で進行していきます。
プラントエンジニアの醍醐味を知るワークショップ
こちらのインターンシップの内容は素材開発力を知るインターンシップに類似しています。
1日完結型のワークショップで、工場見学もあります。
テーマが異なるだけで、概要はほとんど似ていると言って良いでしょう。
開催時期 | 12月、1月にそれぞれ1日実施 |
開催時間 | 不明(過去に実施された時は13:00~16:00) |
場所 | 関東:千葉工場 関西:堺工場 |
人数 | 30人 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
こちらも選考対策を10月〜11月頃に始めておき、エントリーシート選考突破を目指していきましょう。
先輩社員に学ぶDIC企業研究セミナー
技術系職種と生産系職種向けのオンラインセミナーとなっており、DICではインターンシップの一環として提供されています。
技術者として活躍する若手社員をお呼びし、座談会が開催され、DICの業務以外の働き方や良かったこと、悪かったことなど通常では聞けない内容を聞くことが可能です。
開催時期 | 10月、11月に複数回実施 |
開催時間 | 最新のはまだ詳細が出ていないが、過去に実施した時は15:00~16:30 |
場所 | オンライン開催 |
人数 | 各回100人 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
過去の申込期限は開催日の10日前でしたので、申込をする場合は1か月前にするなどゆとりを持って申し込めば問題ないでしょう。
座談会で話を聞く機会が多いのでメモの準備をしておきましょう。
事務系ワークショップ
事務系職種を希望される就活生向けのインターンも開催されています。
こちらも1日完結型のワークショップとなっており、プレゼンテーションを使った演習と先輩社員の懇談会を行います。
営業を希望する学生はこちらのインターンに応募すると良いでしょう。
開催時期 | 11月~1月に複数回実施 |
開催時間 | 不明 |
場所 | オンライン開催 |
人数 | 30名 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
申込者が多数いた場合はエントリーシートによる選考がされるようです。
このことから応募期限締切から少し経過した後に、エントリーシート選考の案内が来る可能性があります。
エントリーシート選考が来てもすぐ書けるように準備と対策を心掛けてください。
DICのインターン選考対策
DICのインターン選考を受けるにあたって選考対策を紹介します。
概要
インターンによっては抽選による運が左右されるものもありますが、言い換えればレベルの高いライバルたちと競わず参加できるチャンスです。
選考のあるインターンでは、エントリーシートのみが課されます。
適性検査や面接がないため、対策の負担は軽減される一方、エントリーシートにかかる比重は大きくなります。
エントリーシートの対策を徹底して行うことが重要となるでしょう。
DICのインターンに参加することで早期選考に案内される可能性があるため、早期選考ルートに乗ろうと考える学生が対策を万全にして臨んできます。
そのような学生たちに取り残されないように、早め早めの対策を進めていきましょう。
選考フローごとの選考対策
DICの選考フローはエントリーシートのみなので、エントリーシートに関する対策を中心に解説します。
自己分析
エントリーシートを作成する上で欠かせないのが自己分析です。
エントリーシートでは自己PR、参加動機、学生時代の取り組みや頑張ったことなどを中心に、学生の能力や考え方を知るための質問がされます。
自分の過去を振り返り、自分の能力や強み、考え方を把握しましょう。
ここで紹介したDICの求める人材像に当てはまる人材であることをアピールする裏付けエピソードがないか、探してみるのも良いでしょう。
注意点として自己分析の掘り下げが甘いケースがあります。
自分の経験したことの深掘りがされておらず、根拠を持って話せないケースが目立ちます。
自己分析の際は、一つ一つの行動や考えに対する根拠まで説明できるレベルに落とし込んでください。
例えば、自分の強みは〇〇である、その理由は学生時代の経験が関係している、私はこういうことを経験の中で取り組んだ、自分の強みが発揮された結果こういう成果を得た、この経験から仕事でもこういうことに活かしたい、というように細かく自分の出来事や考え方を説明できるようにしましょう。
エントリーシート作成
自己分析を進めたらエントリーシートを作成していきましょう。
自己PRなど基本となる質問の他にDICで過去に出題された質問の傾向を調べ、回答の対策を進めてください。
よく出題されるのは、インターンシップで知りたいことや学びたいことに関する質問です。
DICのインターンシップに参加して学びたいものを答えるのですが、学びたいことが曖昧だったり、知りたいことがなかったりすると意欲・熱意が低いと思われてしまいます。
自分がインターンで学びたいものを明確に伝えるために、自己分析で自分の軸を定めるのがおすすめです。
また、インターンで学びたいものを伝えるためにはインターンでどのようなことをするのかを知っている必要がある他、企業や業界についても理解を深めておかなければいけません。
企業研究・業界研究をしておき、自分が学びたいものは何か見つけておきましょう。
DICのインターン選考の流れ
DICのインターン選考の流れは以下の通りです。
プログラムによっては選考は設けていない場合もあるため、参加したいコースの選考フローは予め確認しておきましょう。
選考の流れ
エントリー(マイページから実施)
エントリーシート提出
インターンシップ合格通知
さいごに
DIC株式会社では、職種に応じて様々なインターンシップを用意しており、企業の業務体験や理解を深める絶好の場となっています。
現在ではインターンを早期に受ける学生も増えてきており、インターンの重要性も高まりつつあります。
DICでもインターンを受けることで早期選考に繋がるケースがあるなど、内定獲得に有利となる可能性があるため、インターンを受けるメリットは大きいと言えるでしょう。
ですが、DICのインターンは応募者数も多く、対策なしで通過できないプログラムも存在します。
インターンに臨む場合はエントリーシートの対策を徹底して、本選考に臨む時と同じ姿勢で選考を受けましょう。