エンタメ業界の就活の軸とは?エンタメ業界の内定を勝ち取る方法
2024/6/21更新
はじめに
エンタメ業界に就職を希望する方にとって、効果的な志望動機の作成は重要なステップです。
多岐にわたる業種と役割が存在するエンタメ業界で内定を勝ち取るためには、業界特有の要素や自分の強みをしっかりと理解し、魅力的にアピールすることが求められます。
この記事では、「エンタメ業界について詳しく知りたい」、「エンタメ業界の就活の軸は?」という方に向けて、エンタメ業界の市場規模や業種ごとの仕事内容、そして志望動機の書き方のポイントについて詳しく解説します。
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エンタメ業界とは?
エンタメ業界は、人々に娯楽を提供するさまざまな分野から成り立っています。
エンタメ業界は、多くの人々の生活に大きな影響を与え、日常に楽しさと興奮をもたらしています。
エンタメ業界の市場規模
エンタメ業界の市場規模は非常に大きく、経済産業省の調査によると、2018年時点で日本のエンタメ業界の市場規模は約10.8兆円でした。
コロナ禍による影響もありましたが、2021年には市場規模が14兆2,159億円と回復し、さらなる成長が期待されています。
この成長は、デジタル化の進展や新しいエンターテイメント形態の登場により支えられています。
エンタメ業界の多岐にわたる業種
エンタメ業界は非常に多様であり、以下のような業種があります。
業種 | 主な業務内容 |
放送 | テレビ番組の制作や放送を行う業界。バラエティ番組、ドラマ、ニュース番組など、多種多様なコンテンツを提供しています。 |
映画 | 映画の制作や配給を行う業界。大手スタジオからインディペンデントプロダクションまで、さまざまなスケールの映画が制作されています。 |
音楽 | 音楽の制作、販売、ライブなどを行う業界。レコード会社、音楽プロダクション、コンサート運営会社などが含まれます。 |
ゲーム | ゲームの開発や販売を行う業界。コンソールゲーム、PCゲーム、モバイルゲームなど、多様なプラットフォームで展開されています。 |
アニメ | アニメーションの制作や配信を行う業界。日本独自の文化として世界中で人気を博しています。 |
舞台 | 演劇やミュージカルの制作、上演を行う業界。劇場運営、舞台プロデュース、俳優マネジメントなどが含まれます。 |
動画配信 | 動画コンテンツの制作、配信を行う業界。NetflixやAmazon Prime Videoなどのストリーミングサービスが含まれます。 |
出版 | 書籍や雑誌の制作、販売を行う業界。小説、漫画、雑誌など、多様なコンテンツが出版されています。 |
遊園地、レジャー | 遊園地やレジャー施設の運営を行う業界。テーマパーク運営やアトラクション開発が主な業務です。 |
エンタメ業界の主な仕事内容
エンタメ業界での主な仕事内容は、業種によって異なりますが、以下のような役割があります。
職種 | 役割 |
プロデューサー | テレビ番組、映画、アニメなどの企画を行います。予算管理やキャスティング、スケジュール管理なども担当します。 |
エンジニア・アニメーター | 映画やアニメのコンテンツ制作を担当します。アニメーターはキャラクターの動きを描く仕事、エンジニアは映像の編集や特殊効果の制作を行います。 |
技術スタッフ | カメラ、音声、照明などのサポートを行います。現場での撮影やライブイベントの技術的な支援を担当します。 |
広報 | 新作ライブや映画などの宣伝、販売促進活動を行います。メディアとの連携やプロモーション戦略の立案を担当します。 |
事務 | チケット販売やイベント運営などの事務作業を行います。財務管理や人事管理、契約書作成などの業務も含まれます。 |
業種による新型コロナウイルスの影響
エンタメ業界では、新型コロナウイルスの影響が業種によって異なります。
ライブや映画などの集客エンタメは大きな打撃を受けましたが、Netflixなどの動画配信サービスは巣ごもり需要で業績を伸ばしています。
例えば、ライブイベントは観客の動員が制限され、オンラインライブへのシフトが進んでいます。
一方、動画配信サービスは新規会員数の増加や視聴時間の増加により、収益が大幅に向上しました。
エンタメ業界の年収
エンタメ業界の年収は比較的高いです。
東洋経済オンライン「最新版!40歳年収「64業界別」ランキング」によると、放送業界の平均年収は約879万円であり、非常に恵まれた給与待遇が特徴です。
映画・アニメ業界、ゲーム業界も、業界平均の600万円よりも上の水準です。
これには、業界特有の高いスキルや専門知識が求められるため、その分高い報酬が支払われる傾向があります。
具体的には、以下の通りです。
業種 | 平均年収 |
放送業界 | 879万円 |
映画・アニメ業界 | 695万円 |
ゲーム業界 | 629万円 |
業界平均 | 600万円 |
エンタメ業界への就職を目指す際には、自分がどの業種に興味があり、どのような仕事内容を希望するのかの明確化が重要です。
そして、業界の現状や将来性をしっかりと理解し、効果的な就職活動を行いましょう。
エンタメ業界の就活の軸を高めるために
エンタメ業界での就活を成功させるためには、明確な軸を持つことが重要です。
ここでは、そのための具体的な方法をいくつか紹介します。
自己分析の徹底
まず、自分自身を深く理解することが必要です。
自分の強みや弱み、興味のある分野を明確にすることで、エンタメ業界のどの分野に適しているかが見えてきます。
これにより、応募する企業や職種の選定がより的確になります。
業界研究の重要性
エンタメ業界は多岐にわたる分野で成り立っています。
それぞれの分野における現状や動向を把握することは、就活の軸を固める上で不可欠です。
例えば、テレビ業界、映画業界、音楽業界など、それぞれの分野の特徴や求められるスキルを理解することで、自分がどの分野に向いているのかを判断できるでしょう。
明確な志望動機の形成
企業に応募する際、なぜその企業を選んだのか、なぜその業界で働きたいのかを明確に伝えることが大切です。
具体的なエピソードや経験を基に、自分の価値観や目標が企業のビジョンとどのように一致しているのかを説明することで、説得力のある志望動機を作成できるでしょう。
ネットワーキングの活用
エンタメ業界では、人脈の構築が大きな武器になります。
業界セミナーやイベントに参加し、プロフェッショナルや先輩社員との交流を通じて、リアルな業界情報を得られます。
また、SNSを活用して最新の情報を収集し、自分の名前を広めることも重要です。
スキルアップの継続
技術の進歩が早いエンタメ業界では、常に新しいスキルを習得することが求められます。
専門的な講座を受講したり、最新のソフトウェアを学んだりして、自己研鑽を続けることが重要です。
また、実際のプロジェクトに参加することで、実践的な経験を積むことも効果的でになります。
エンタメ業界に向いている人
エンタメ業界は創造性と情熱が求められる職場です。
魅力的なコンテンツを生み出すためには、特定のスキルや特性が必要になります。ここでは、エンタメ業界に向いている人の特徴について詳しく説明します。
エンタメ業界に向いている人の特徴
エンタメ業界に向いている人の特徴を以下に詳しく説明します。
創造性
エンタメ業界は常に新しいアイデアやコンテンツを求めています。
創造性が豊かな人は、新しい視点や独自のアプローチを持ち込めます。
エンタメ業界では、革新的なコンセプトや斬新なデザインが重要な役割を果たします。
たとえば、ゲームデザイナーや映画監督は、ストーリーの展開やキャラクターのデザインにおいて独自のビジョンを持つことが求められるでしょう。
コミュニケーション能力
プロジェクトはチームで行うことが多く、他のメンバーと円滑にコミュニケーションを取る能力が重要です。
エンタメ業界では、さまざまな専門家が協力して一つの作品を作り上げます。
たとえば、映画制作では、監督、脚本家、俳優、技術スタッフが一体となって作品を完成させます。
円滑なコミュニケーションがなければ、プロジェクトは成功しません。
柔軟性
業界の変化に対応し、迅速に新しい技術やトレンドを取り入れる柔軟性が求められます。
エンタメ業界は技術革新が激しい分野です。
たとえば、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった新しい技術が次々と登場しており、それらを取り入れることで新しい体験を提供できるでしょう。
こうした技術の進化に対応するためには、柔軟な発想と対応力が必要です。
忍耐力
大規模なプロジェクトには長期間の努力が必要であり、忍耐力を持って継続的に取り組むことが求められます。
エンタメ業界では、映画の制作やゲームの開発など、長い時間をかけて完成させるプロジェクトが多くあります。
このようなプロジェクトでは、細部にわたるこだわりと継続的な努力が必要です。困難に直面しても諦めずに取り組む忍耐力が重要となります。
熱意
エンタメ業界は情熱を持って取り組むことが重要です。
好きなことに対して情熱を持ち続ける力が必要になります。
エンタメ業界で成功するためには、自分の仕事に対する強い熱意が欠かせません。たとえば、アーティストやクリエイターは、自分の作品に対する情熱が作品のクオリティに直結します。
情熱を持って取り組むことで、観客やユーザーに感動を与えられるのです。
エンタメ業界の代表的な企業
エンタメ業界には、多くの有名企業が存在します。
これらの企業は、それぞれ独自の強みを持ち、世界中で影響力を持っています。
ここでは、エンタメ業界の代表的な企業を紹介します。
エンタメ業界の代表的な企業
企業名 | 説明 |
ソニー株式会社 | 音楽、映画、ゲームなど、多岐にわたるエンターテイメント分野で活躍しています。特に、PlayStationブランドは世界的に有名です。 |
任天堂株式会社 | ゲーム業界のリーダーとして知られています。マリオ、ゼルダ、ポケモンなど、世界的に人気のあるフランチャイズを持っています。 |
東宝株式会社 | 日本の映画業界を代表する企業であり、多くのヒット映画を制作・配給しています。ゴジラシリーズは世界的に有名です。 |
株式会社バンダイナムコエンターテインメント | ゲーム、アニメ、トイの分野で広く知られています。ガンダムシリーズやパックマンなど、人気のあるコンテンツを多く持っています。 |
株式会社講談社 | 出版業界の大手企業であり、多くの人気漫画や雑誌を発行しています。進撃の巨人やAKIRAなど、世界中で知られています。 |
これらの企業以外にも、エンタメ業界で注目されている企業として、株式会社マルハン、株式会社サンリオ、株式会社オリエンタルランドがあります。
株式会社マルハンは全国に300以上のパチンコホールを展開し、ボウリング場も経営。
また、株式会社サンリオはハローキティを中心としたキャラクター商品の販売やサンリオショップ、テーマパークの運営を行っています。
株式会社オリエンタルランドは東京ディズニーランドと東京ディズニーシー、4つのディズニーホテル、複合型商業施設を運営しています。
エンタメ業界の志望動機の書き方
エンタメ業界は、創造性と情熱が求められる職場になります。
魅力的なコンテンツを生み出すためには、特定のスキルや特性が必要です。
ここでは、エンタメ業界に向いている人の特徴について詳しく説明します。
エンタメ業界は、多岐にわたる分野で成り立っており、それぞれに異なるスキルセットや特性が求められます。
自分の特性や強みを理解し、それを最大限に活かせる分野を見つけることが、エンタメ業界での成功の鍵となります。
企業理念に惹かれた場合
【例文】
私が御社を志望したのは、「エンターテイメントの可能性に挑む」という企業理念に強く惹かれたからです。私は音楽が人生の支えとなってきた経験があり、音楽で人々を支えたいという想いを抱いています。御社の理念に共感し、音楽の魅力をさらに広げる挑戦を続けている姿勢に心を動かされました。入社後は、より多くの人が音楽を楽しめる新しい環境づくりに尽力したいと考えています。
- 企業理念に共感した具体的な理由を書く
自分の経験や価値観と企業理念がどのようにリンクしているかを具体的に説明します。 - 音楽の持つ力を強調する
音楽がどのように自分の人生に影響を与えたか、そしてその経験がどのように志望動機につながるかを明確にします。 - 入社後の目標を明示する
企業で何を達成したいのか、どのように貢献できるかを具体的に述べます。
事業内容に惹かれた場合
【例文】
私が御社を志望したのは、幅広い事業内容に魅力を感じたからです。新しいエンターテイメントに触れることが好きで、御社の多様なアプローチに興味を持ちました。特に、ユーザー視点でのものづくりが巧みである点に心惹かれています。入社後は、自分のアイデアを活かし、革新的なプロジェクトに取り組むことで、御社のさらなる成長に貢献したいと考えています。
- 事業内容の具体例を挙げる
具体的にどの事業内容に惹かれたのか、どのようなアプローチが興味深かったのかを詳細に説明します。 - 自分の取り組み方との関連性を示す
自分がどういった姿勢で物事に取り組んでいるか、それが企業の事業内容とどのように結びつくかを示します。 - 実現したいアイデアを具体的に述べる
自分が持っているアイデアやプロジェクトのビジョンを具体的に述べ、入社後にどのように貢献したいかを明示します。
経営方針に惹かれた場合
【例文】
私が御社を志望する理由は、革新的な経営方針に強い関心を持ったからです。御社の顧客中心の姿勢や斬新なアプローチは、私の就活の軸と深く共鳴します。エンターテイメント業界での御社の先進的な取り組みに魅力を感じ、入社後は新たなプロジェクトの企画や開発に携わりたいと考えています。これを通じて、エンターテイメント業界に新しい価値を創造することに貢献したいです。
- 経営方針の具体的な例を挙げる
どのような経営方針や具体的な取り組みに共感したのかを明確に示します。 - 自分の価値観や就活の軸との関連性を強調する
自分が大切にしている価値観と企業の経営方針がどのように一致するのかを具体的に述べます。 - 将来の貢献を具体的に描く
入社後にどのようなプロジェクトや取り組みに参加したいか、そのためにどのように貢献できるかを明確にします。
4. 社風に惹かれた場合
【例文】
私が御社を志望したのは、社員の成長環境に魅力を感じたからです。御社は若手の成長を重視し、多様なキャリアパスを提供しています。私は自分のスキルを磨き、エンターテイメント業界で幅広い経験を積みたいと考えています。入社後は、御社の成長環境を活かし、クリエイティブなプロジェクトに挑戦し続けたいと思っています。
- 社風の具体的な特徴を挙げる
具体的にどのような社風や社員の姿勢に惹かれたのかを明確に述べます。 - 自分の経験との関連性を示す
自分がどのような経験をしてきたか、その経験が会社の社風とどのようにマッチするかを具体的に説明します。 - チームでの貢献を強調する
自分がチームの一員としてどのように貢献できるか、入社後の目標を具体的に描きます。
まとめ
エンタメ業界の就職活動で成功するためには、明確な志望動機と自分の強みをしっかりとアピールすることが求められます。
この記事では、エンタメ業界の市場規模や業種ごとの仕事内容、そして志望動機の書き方について詳しく解説しました。
- 新型コロナウイルスの影響でライブや映画が打撃を受けた一方、動画配信サービスは業績を伸ばす。
- エンタメ業界の年収、放送業界の平均年収は879万円、映画・アニメ業界は695万円、ゲーム業界は629万円。
- エンタメ業界での就職活動のポイントは自己分析、業界研究、明確な志望動機、ネットワーキング、スキルアップの継続。
エンタメ業界でのキャリアを目指す際には、自分の特性や強みを理解し、それを最大限に活かせる分野を見つけることが成功の鍵となります。
この記事を参考に、エンタメ業界へ効果的にアプローチしてください。