アイリスオーヤマが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/5/22更新
はじめに
本記事ではアイリスオーヤマのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、アイリスオーヤマはインターンシップの選考であっても本選考で内定がでるレベルまで対策を進める必要があります。勿論インターンシップのほうが合格者数の枠も多いですが、非常に人気が高く、エントリーする就活生もレベルが高いです。確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- アイリスオーヤマの選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- アイリスオーヤマの選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
またアイリスオーヤマの企業研究は以下の記事から飛べるので、ぜひ併せて読んでみてください。
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アイリスオーヤマの基本情報
出典元
社名 | アイリスオーヤマ株式会社 |
本社所在地 | 宮城県仙台市青葉区五橋 |
設立年月日 | 1971年4月 |
総売上 | 7,540億円 |
従業員 | 6,290名 |
主な事業内容 | 生活用品の企画、製造、販売 |
1971年に創業したアイリスオーヤマは、50年以上の歴史を持つ家電メーカーになります。
アイリスオーヤマの強みは、メーカーと問屋機能の両方を併せ持っている点です。
アイリスオーヤマは、グローバル業態のメーカーベンダーシステムと呼ばれるビジネススタイルを持っています。
そのため、メーカー視点だけでなく、卸視点も併せ持った多彩な素材での商品開発や迅速な市場への商品の提供、そして中間マージンを削減した低価格なコストを実現しています。
アイリスオーヤマは、海外展開にも力を入れており、生産拠点・販売拠点をアメリカ・ヨーロッパ、そして韓国に展開しています。
中国には世界最大級の自動倉庫を備えた物流センターももち、世界各地にアイリスオーヤマの商品を提供できるような生産体制を敷いている点も強みといえるでしょう。
独自の業態を強みにして日常生活に不可欠な製品を提供し続けているアイリスオーヤマは、逆境を乗り越えて成長していきたい人や自身の専攻を活かして働きたい人にとっては、魅力的な企業の一つとなっています。
アイリスオーヤマに必要とされる人材像
アイリスオーヤマの企業理念や求める人物像では、未来のアイリスオーヤマに必要な人材像として複数の項目が挙げられます。
それらの内容から、「主体性」「成長意欲」「目標達成意欲」を持った人材を求めていることがわかります。
アイリスオーヤマは、時代の変化に迅速に対応することで、自分自身の力で逆境を乗り越えて道を切り拓いていく企業であるため、そのための目標達成に向けた主体性や成長性を重視しています。
そして次に、「未来のアイリスオーヤマ」が求めている人物像を予測しましょう。これは少し手間ですが、IRや企業が掲げている目標などを確認するのが1番手っ取り早いと思います。アイリスオーヤマの場合は、「企業理念」「アイリスオーヤマが目指すもの」も参考になると思います。
最終面接では役員や社長が面接官になる場合が増えますが、彼らは一緒に働くわけではなく、未来のために企業の方針を決めていく人たちです。そういった方々に自身をアピールする際には、自分がこの会社に入ることで未来に変化を与えることができるとイメージさせることが大事です。
ですので、終盤の面接では、この学生と一緒に働きたいかではなく、「この学生は未来の企業にとって必要か」で判断されることがあると思っておいたほうがいいです。
アイリスオーヤマのインターンに参加するメリット
企業理解が深くなる
アイリスオーヤマのインターンシップは3日〜5日間の間に多くの社員とコミュニケーションを取る機会があります。
その中で、実際に社内の雰囲気を知ることができたり、社員に直接質問したりできるため、現場のリアルな声を知ることができるでしょう。
特にアイリスオーヤマのインターンシップでは、インターンシップが現地開催であるため、社員の方と実際にお話するチャンスが多く、また職場の雰囲気を知れる貴重な機会となるでしょう。
また、社員からフィードバックを受けられるため、自分自身をより成長させる良い機会にもなります。
本選考に向けて、自分の強みをどのように仕事に活かせるのか、アイリスオーヤマのどのような部分に魅力を感じて、志望するのかをインターンシップの中で明確にできるように積極的に社員と交流していきましょう。
インターンでの経験を活かして、業界理解・企業理解を深めることで、志望理由や自己PRの質を高めることができるため、十分に内定率が高まるでしょう。
ライバルの実力を把握できる
アイリスオーヤマのインターンシップは他の参加者とのグループワーク形式で課題を解決していく形式が多いです。
そのため、インターンシップでは一緒にグループワークを楽しんだ仲間も本選考ではライバルになる可能性があるため、他の学生の実力を知ることできます。
そのため、インターンシップの中でも他の参加者の良い部分は積極的に自分自身に取り入れて本選考に望むことができますし、インターンシップを通して自分の強みをさらに磨くきっかけになるはずです。
そして、他のインターンシップの参加者とも積極的にコミュニケーションを取ることで、どのような学生がインターンシップに参加しているのかを確認してみるのも良いでしょう。
アイリスオーヤマが行っているインターン内容
アイリスオーヤマで過去に実施されていたインターンについて、概要を紹介します。
- 営業職(B to B営業、B to C営業)
- 商品企画/マーケティング
- 財務経理(管理会計)
- アイリスプラザ(ECサイト運営)
- 研究開発(家電開発/回路設計、品質管理、システムエンジニア、応用研究、IoT開発、LED開発)
- 製造職(飲料、食品)
- デザインセンター
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
営業職(B to B営業、B to C営業)
2023年度に行われていた営業職のインターンシップの概要は、以下の通りです。
職種 | B to B営業 B to C営業 |
開催時期 | 8〜9月 |
開催時間 | B to B営業:3週間 B to C営業:3日間 |
場所 | B to B営業:東京都(浜松町、目黒) B to C営業:千葉県・神奈川県(松戸、川崎) |
営業職のインターンシップは、B to B営業とB to C営業のそれぞれでインターンシップが開催されます。
B to B営業では、1週間ごとにB to B事業を3つ体験する3週間のプログラムです。
営業職のインターンシップで3週間体験するプログラムは少ないため、営業職についての理解を深められるとても貴重な機会になるでしょう。
B to C営業では、実店舗で営業体験をロールプレイングの形で行うプログラムが行われていました。
実店舗にいくことで、社員の方がどのように営業を行っているか間近でみられるため、職種理解を深められるでしょう。
応募期限は全職種共通で6月11日でした。
そのため、大学3年の3月には準備を始めておくといいでしょう。
商品企画/マーケティング
2023年度に行われていた商品企画/マーケティングのインターンシップの概要は、以下の通りです。
職種 | 商品企画 マーケティング |
開催時期 | 9月 |
開催時間 | 5日間 |
場所 | 宮城県(卸町) |
商品企画・マーケティングのインターンシップは、5日間で商品企画の理解を深めるプログラムとなっています。
インターンシップでは、市場分析などのマーケティング職が行っている業務を体験し、数値を用いたマーケティング戦略を立案します。
アイリスオーヤマで実際に行われているマーケティング戦略の考え方や社員の雰囲気も知れるため、企業理解・職種理解を深める良い機会になるでしょう。
財務経理(管理会計)
2023年度に行われていた財務会計のインターンシップの概要は、以下の通りです。
職種 | 財務経理(管理会計) |
開催時期 | 8月 |
開催時間 | 5日間 |
場所 | 宮城県(青葉) |
財務経理のインターンシップは、5日間で簿記や会計の知識を活かした企業の管理会計についての理解を深めるプログラムとなっています。
プログラムの中では、管理会計の実務を体験して、その後の企業戦略の提案まで行います。
そのため、簿記や会計の知識を活かしたインターンシップの経験が積めるでしょう。
財務経理系のインターンシップで、5日間のプログラムで経験できる機会は貴重であるため、職種理解を深められる良い機会になるでしょう。
アイリスプラザ(ECサイト運営)
2023年度に行われていたアイリスプラザのインターンシップの概要は、以下の通りです。
職種 | アイリスプラザ(ECサイト運営) |
開催時期 | 8月 |
開催時間 | 5日間 |
場所 | 宮城県(青葉) |
アイリスプラザのインターンシップは、5日間でECサイトの販促についての理解を深めるプログラムとなっています。
プログラムの中では、グループワークを通して、自社で運営しているECサイト(アイリスプラザ)の販促提案を体験します。
商品企画、マーケティングとは異なるEC販促に関する理解を深められるプログラムとなっているため、ECサイトの販売戦略に興味がある人にはおすすめのインターンシップになるでしょう。
研究開発
2023年度に行われた研究開発のインターンシップの概要は、以下の通りです。
職種 | 家電開発/回路設計 品質管理 システムエンジニア 応用研究 IoT開発 LED開発 |
開催時期 | 家電開発/回路設計、品質管理、システムエンジニア:8〜9月 応用研究、IoT開発、LED開発:9月 |
開催時間 | 5日間 |
場所 | 家電開発/回路設計、品質管理:東京都、大阪府(蒲田、心斎橋) システムエンジニア:宮城県(卸町) 応用研究、IoT開発、LED開発:宮城県(角田) |
研究開発職のインターンシップでは、自身の専攻を活かしたそれぞれの分野での研究開発体験を行うインターンシップとなります。
過去には、開発に向けた成果報告から提案まで行う5日間のプログラムを開催していました。
研究開発職のインターンシップでは、様々な分野でのプログラムを開催していることが特徴です。
去年は、家電開発/回路設計、品質管理、システムエンジニア、応用研究、IoT開発、LED開発の6つの分野でインターンシップを開催していたため、より自分の専攻を活かしたプログラムに参加できる貴重な機会といえるでしょう。
製造職
2023年度に行われていた製造職のインターンシップの概要は、以下の通りです。
職種 | B to B営業 B to C営業 |
開催時期 | 8〜9月 |
開催時間 | B to B営業:3週間 B to C営業:3日間 |
場所 | B to B営業:東京都(浜松町、目黒) B to C営業:千葉県・神奈川県(松戸、川崎) |
製造職のインターンシップでは、自身の専攻を活かしたそれぞれの分野での研究開発体験を行うインターンシップとなります。
過去には、アイリスオーヤマの飲料や食品の製品づくりを行う製造職の業務を体験する5日間のプログラムを開催していました。
5日間のプログラムを通して、飲料や食品のものづくりの根幹を担う製造職の業務を幅広く体験できるため、職種理解を深める貴重な機会といえるでしょう。
デザインセンター
2023年度に行われていたデザインセンターのインターンシップの概要は、以下の通りです。
職種 | B to B営業 B to C営業 |
開催時期 | 8〜9月 |
開催時間 | B to B営業:3週間 B to C営業:3日間 |
場所 | B to B営業:東京都(浜松町、目黒) B to C営業:千葉県・神奈川県(松戸、川崎) |
デザインセンターのインターンシップでは、デザインのスキルを活かしてアイリスオーヤマの商品の販促物デザインの作成体験を行うインターンシップとなります。
過去には、実際にアイリスオーヤマの商品の販促物について考え抜く5日間のプログラムを開催していました。
インターンシップを通して、デザインが商品の販促に与える重要性についてや商品が売れるデザインについて、自身のデザインスキルを活かしてデザイン作成体験ができる良い機会になるでしょう。
アイリスオーヤマのインターン選考対策
アイリスオーヤマでは実際にアイリスオーヤマの職場に行き、社員からフィードバックをもらえる機会や企業理解を深める機会が多くあるため、夏のインターンまでにある程度準備を進めておくとよいでしょう。
通常のインターンシップは興味本位で体験しにきたという学生も多いですが、アイリスオーヤマのインターンでは倍率がかなり高いためバッチリ対策してくる学生も多いです。
業界理解・企業理解を入念に行った上で、当日には自分の強みや志望動機をしっかりとアピールしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をみて大学2年の冬には就活対策を始めておく必要があります。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
それらの自身の特徴を理解した上で、アイリスオーヤマの求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
定番の志望動機やガクチカだけでなく、「他の家電業界の企業ではなくて、なぜアイリスオーヤマなのか」を考え抜きましょう。
アイリスオーヤマは、変化やピンチをチャンスと捉え、成長に変えてきた企業であるため、過去に自分自身の変化やピンチを迎えた時にどのように切り拓いたかをアピールできるといいでしょう。
業界研究・企業分析
業界研究や企業分析をすることで、家電業界内でのアイリスオーヤマの立ち位置、競合他社との違いが見えてきます。
また家電業界以外の気になる業界も分析することで、家電業界を客観視できるため、その他の業界研究も行いましょう。
例えばアイリスオーヤマはメーカーでありながら問屋としての機能を持っています。
そのため、家電メーカーや問屋の競合をそれぞれ分析することによってもアイリスオーヤマの強みが見えてくるでしょう。
業界研究や企業分析を入念に行うことで、志望動機や自己PRなどES・面接の受け答えをより一段とレベルアップでき、本選考の際にはブラッシュアップされた回答を用意できるでしょう。
ES作成
自己分析や企業分析をある程度進めたら、過去に出題されたESをワンキャリアやユニスタイルなどで見つけて練習しましょう。
実際に書いたESは、客観的な視点はとても大切です。
事前に練習で書いたESやインターンシップや本選考でのESは可能な限り、OB・OGや身近な社会人に見てもらい、気づきにくいミスや分かりにくい表現を指摘してもらうのがおすすめです。
このように客観的な視点からESをみてもらい、ESをブラッシュアップし続けることで、本選考の際には自分の強みが選考の担当の人にしっかりと伝えられるため、ESの通過率が劇的に高まるでしょう。
ESは事前に対策が可能で、しっかりと対策を行うことで通過率を限りなく高めることができるため、インターンシップだけでなく本選考に向けて自分の魅力を伝えられるようにブラッシュアップをし続けましょう。
面接
ESを突破したら、面接が行なわれるため、その対策も入念に行いましょう。
ここではESで記載したことと一貫性をもたせつつ、具体的なエピソードを基に志望動機や自己PRを伝えます。
事前に具体的なエピソードとしてどのようなことを行っていたかやその時にどのような考えを持って行動していたか、そしてどのように行動していればよりよかったかなどを考えておけるといいでしょう。
また面接対策は、1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習しましょう。
客観的な視点から質問を受けたり、質問をしてみることで、実際に面接官がどのような視点で質問をしてくるかや質問に対する回答の準備を進めることできます。
友達や面接イベントでは、相手にしっかりと自分の伝えたいことが伝わっているかは入念にチェックした上で、ブラッシュアップを繰り返していきましょう。
以下の記事も参考にしてみてください!
アイリスオーヤマのインターン選考の流れ
アイリスオーヤマのインターン選考の流れは以下の通りです。年度によっては、内容や選考の流れが若干異なる可能性もあるため、参加したいコースの選考フローは事前に確認しておきましょう。
- マイページ登録
- WEBエントリーシート
- WEB集団面接
- SPI・適性検査
- インターンシップ合否連絡
さいごに
いかがでしたでしょうか。近年、早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。また、インターンを学生の適性把握や優秀層の早期取り込みの手段として活用する会社が増えており、本来のインターンの目的とは少し趣が変わってきています。従来にも増して、企業側は採用選考のためのツールとして利用することが当たり前の世界になってくると思われます。「所詮、インターンだ」という軽い気持ちで臨むのではなく、本番さながらの臨戦態勢でシッカリと準備して参加することが重要です。