NNTでも大丈夫!NNTがつらいときにとるべき5つの対処法
2024/5/22更新
はじめに
この記事では、「NNT」という言葉の意味や、NNTがつらいときにとるべき行動を解説しています。
のちほど詳しく解説しますが、「NNT」とは就活中に使われるネットスラングです。
主にインターネットの場で「NNTでつらい」「NNTから抜け出したい」という声があがっています。
そこで、この記事では、つらいNNTから抜け出す方法も解説しています。
この記事は、特に次のような方におすすめです。
- NNTがつらい
- NNTという言葉の意味を知りたい
- NNTから抜け出す方法を知りたい
この記事を最後まで読むと、NNTという言葉の意味や、NNTから抜け出すためにとるべき5つの行動がわかります。
「NNTから早く抜け出したい」という方はもちろんのこと、「NNTという言葉を最近よく聞くけど、どういう意味?」という方も、ぜひ最後までお読みください。
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この記事の結論
結論からいうと「NNT」とは、「ない(NOT)内定」のことです。
就活において内定がない状態のことを「NNT」といいます。
NNTが長引いてしまう人は、はじめからエントリー数を絞っている可能性があります。
大手企業至上主義の人や、第一志望の企業にこだわりすぎてしまう人は、NNT状態が長引く傾向にあるでしょう。
また、就活へのモチベーションが低い人も、NNT状態が長引いてしまう傾向にあります。
就活に対してモチベーションをもてないことが原因で、エントリーシートや面接対策がおろそかになるからです。
この記事では、NNTという言葉の意味や、NNTが長引いてしまうNG行動について詳しく解説しています。
そして、NNTから脱するための対処法も5つご紹介しています。
ぜひ、参考にしてくださいね。
NNTとは
「NNT」とは、「ない内定」のことです。
就活の場において、「内定や内々定がない状態」のことを指す言葉です。
「内々定」の語感に合わせてつくられたネットスラングで、ここ数年じわじわと流行しています。
内定がない状態というのは、就活生にとって非常につらいもの。
そんな状態を面白おかしく表し、つらさを共有できる言葉として、人気が出ているのかもしれません。
NNTはスラングとして流行!?
「NNT」は、スラング(若者が使う砕けた言葉)として流行しています。
2023年の「あなたの周りで流行った『就活用語』」では、なんとランキング1位でした。
2020年では4位だったため、数年かけて定着していっていることがわかります。
NNTはリアルではあまり使わない?
「NNT」という言葉は、インターネット上で使う「ネットスラング」としての側面が強いようです。
そのため、「リアルではあまり使わない」という声もあります。
「NNT」をリアルで使いたいときは、周囲の様子をうかがってみてから使うのが無難かもしれません。
NNTの反対語は「ANT」!
NNTには反対語があり、「ANT」といいます。
「ANT」とは「ある内定」のことで、NNT(ない内定)の反対の状態を表しています。
ただし、ANTであることを周囲に言いふらすと、内定がない人から反感を買ってしまうかもしれません。
「ANT」という言葉を使う際には、慎重になったほうがよいでしょう。
いつまでNNTだとまずい?
NNT(ない内定)の状態は、大学4年生の10月まで続くとまずいといえるでしょう。
なぜなら、多くの企業は10月に内定式を行うからです。
10月以降は求人の数も大幅に減り、内定獲得がいっそう難しくなってしまいます。
そのため、大学4年生の10月にNNTなのであれば、焦ったほうがよいでしょう。
ちなみに、大学3年生の2月の段階では、内定がある人はたったの3割。
内定がある人のほうが少数派です。
この段階では、NNTでもまだ焦らなくてよさそうです。
そして、大学4年生の4〜5月頃になると、およそ半数の人が内定をもらえている状態になります。
そろそろ焦り始める人もいるかもしれませんが、まだ「まずい」というほどではないでしょう。
このあと、大学4年生の7〜8月頃になると、ほとんどの人が内定をもらえています。
そのため、このころにはNNTから脱していたいところです。
NNTになってしまうNG行動とは?
NNT状態になってしまうNG行動は、次の5つです。
- はじめからエントリー数を絞る
- 就活の軸を考えない
- ES(エントリーシート)の内容を練らない
- 面接対策を怠る
- モチベーションをもたない
NG行動①初めからエントリー数を絞る
就活生の平均エントリー数は、20社程度。
多くの就活生は、20〜30社ほどエントリーしています。
平均より少ないエントリー数だと、当然、内定は出づらい状態にあるといえるでしょう。
就活生の中には、大手企業のみにエントリーする人もいますが、NNTを避けるためには大手以外も検討するのが大切です。
また、第一志望の企業や、自分が興味のある企業のみを受けている人もNNTが長引きやすいかもしれません。
同業他社や隣接業界などを幅広くチェックしてみることが重要です。
NG行動②就活の軸を考えない
「就活の軸」とは、「自分はどのような考えのもとで就活を進めるか」という軸のことです。
就活の軸がないままやみくもに就活を進めてしまうと、1社1社の準備が大変になってしまいます。
なぜなら、業界や事業内容、社風がバラバラの企業を複数受けることになってしまうからです。
その反面、就活の軸がしっかりあると、準備がスムーズになります。
なぜなら、軸に沿ったかたちで応募企業を決定することによって、事業内容や社風の似ている企業を受けることになるからです。
応募企業の事業内容や社風が似ていると、志望動機や自己PRで伝えるべき内容も似てくるため、準備がスムーズになるでしょう。
そして、結果としてエントリーシートや面接の受け答えの内容が充実したものになるため、内定を獲得しやすいのです。
また、軸があれば、面接で予想外のことを聞かれても、慌てず落ち着いて答えられるでしょう。
そのため、就活の軸を考えないまま就活を進めてしまうのは大変危険です。
NG行動③ES(エントリーシート)の内容を練らない
就活の面接では、エントリーシートの内容を深掘りされることが多いです。
仮にエントリーシートで適当なことや大げさな内容を書いてしまうと、面接でそのことについて深掘りされたときにボロが出てしまいます。
すると、結果として内定につながりにくくなるでしょう。
エントリーシートは、就活生と企業が出会う、最初の機会。
人事担当者は、エントリーシートの内容もしっかり読み、合否を判定しています。
そのため、エントリーシートの内容をしっかり練ることが非常に大切です。
NG行動④面接対策を怠る
エントリーシートをしっかり書いたことで安心し、面接対策が疎かになってしまう人がいます。
しかし、就活においては面接対策も大変重要です。
面接対策をしておかないと、正しい敬語が使えなかったり、ビジネスマナーを守れなかったりします。
言葉遣いやマナーがきちんとできていなければ、受け答えの内容や経歴がどれほどすばらしくても、内定にはつながりづらいです。
また、面接対策を怠ると面接という場に緊張してしまいやすいため、落ち着いて実力を発揮できません。
面接対策をしっかり行っておくと、本番でも落ち着いて堂々と話すことができるでしょう。
NG行動⑤モチベーションをもたない
人事担当者は、就活生のモチベーションを鋭く見抜きます。
本当はこの企業で働きたいと思っていなかったり、本当は労働意欲が低かったりすると、人事担当者はそれを見抜き、不採用とします。
企業が求めるのは、意欲のある就活生です。
なぜなら、意欲があれば、入社後に伸びていくと予想できるからです。
意欲を感じられない就活生は、「すぐやめてしまうのではないか」と思われ、落とされてしまいます。
そのため、「自分はなぜこの企業に就職したいのか」「なぜこの業界がいいのか」といった自己分析を深めることが大切です。
また、ほどよく息抜きをしてストレス発散するのも大切。
疲れきった顔より、元気な顔で面接に行ったほうが意欲的な印象を与えやすいからです。
NNTから脱却するための5つの対処法
NNTから脱出するためには、次の5つの対処法がおすすめです。
- 就活の軸を明確にする
- 幅広い企業を検討する
- エントリーシートの内容を練る
- 面接練習をする
- 仲間や先輩に相談する
対処法①就活の軸を明確にする
まず、「就活の軸」を明確にすることが大切です。
就活の軸をしっかりもつと、エントリーシートや面接の準備がスムーズに進んだり、面接の受け答えに一貫性が出たりするからです。
就活の軸は、具体的な内容であることが大切です。
例えば「成長できる環境がいい」というだけでは、まだ抽象的だといえるでしょう。
「研修や資格取得サポート制度が充実しているところがいい」「成果次第で、若くても昇進できる企業がいい」というように、具体的な内容まで深めてみましょう。
軸に具体性をもたせるためのコツは、実現までの道のりをイメージすることです。
例えば「成長できる環境がいい」と思っているのだとすると、「自分は、どうすれば会社の中で成長できるのだろう?」と考えてみることが大切です。
「研修制度が充実しているといいな」「互いに支え合う社風の企業がいいな」など、自分が企業に求めていることがわかります。
そうすると、就活の軸に具体性をもたせていくことができます。
また、就活の軸を考える際は、「働く理由」も一緒に考えてみるのがおすすめです。
「自分はなぜ働くのか」「働く中でなにがしたいのか」を考えてみることで、就活のモチベーションも維持できるでしょう。
対処法②幅広い企業を検討する
少数の企業のみにエントリーしていると、そのぶん、内定はもらいづらくなります。
そのため、NNTから脱するためには、幅広い企業を検討することが大切です。
就活生の中には、「大手企業至上主義」的な考え方の人もいます。
しかし、大手企業はほかの就活生からの人気も高く、内定獲得までの競争率は非常に高いでしょう。
そのため、大手企業ばかり受けていると、NNT状態が長引いてしまうおそれがあります。
その場合は、大手企業以外の企業にも目を向けてみましょう。
中小企業やベンチャー企業の中にも、志望企業と同じ事業内容のところはあるでしょう。
また、大手と同じくらい給与が高いところもあります。
一度、幅広くチェックしてみるのがおすすめです。
それ以外にも、「絶対にこの企業がいい」「この業界でないとイヤだ」というように、こだわりが強い人もNNTが続きやすいです。
この場合は、同業他社や隣接業界の企業についても、一度調べてみるとよいでしょう。
探してみれば、気になる企業がきっと見つかるはずです。
対処法③エントリーシートの内容を練る
エントリーシートは、人事担当者が最初に就活生のことを知る機会です。
そのため、エントリーシートの内容はしっかり練ることが大切です。
エントリーシートは、次のような点に気をつけて読み返してみましょう。
- 誤字脱字がないか
- 内容に矛盾がないか
- 論理的に書けているか
- 長すぎたり短すぎたりしないか
- 手書きの場合は、字を丁寧に書けているか
NNT状態が長引く人に意外と多いのは、自己PRで謙遜しすぎているパターンです。
「たいしたことはないのですが」「短所もあるものの」といった謙遜な言葉は、エントリーシートには要りません。
なぜなら、謙遜の言葉はネガティブな印象を与えてしまうからです。
就活では、自分の強みを存分にアピールしてください。
また、エントリーシートで少し大げさに書いてしまう人も要注意です。
面接ではエントリーシートの内容を深掘りされることが多いため、話を大げさに書いてしまうと、面接でボロが出るおそれがあります。
エントリーシートには、過不足なくしっかりと自分の強みを書きましょう。
そして、エントリーシートをチェックする際は、書いた日から1日以上あけてから読み返すのがおすすめです。
時間を置くことによって、冷静かつ客観的にチェックできるからです。
また、先輩や先生など、信頼できる社会人の人に添削をお願いするのもよいでしょう。
対処法④面接練習をする
面接練習をせずに本番の面接へ挑むと、予想外の質問に上手く答えられなかったり、緊張でしどろもどろになったりして、失敗してしまうことが多いでしょう。
そのため、面接練習をして面接の雰囲気に慣れることがとても大切です。
面接練習をする際には、事前に用意した回答を丸暗記するのではなく、回答の要点だけを整理して頭に入れておくのがおすすめです。
要点だけを頭に入れておくと、柔軟かつ自然なコミュニケーションを実現できます。
回答を丸暗記してしまうと、融通がきかず、咄嗟の対応が上手くいかなくなるでしょう。
また、面接練習を重ねると、正しく自然な敬語の使い方やビジネスマナーにも慣れることができます。
そして、答えに詰まったときの対処法などもうまくなります。
面接練習をしっかり重ねておくと、本番の面接でも落ち着いて実力を発揮できるでしょう。
面接練習は、大学の就職支援センターなどで開催されていることが多いので、ぜひ就職支援センターやそれに類する組織に尋ねてみてください。
また、センターの職員さんだけでなく、OB・OGや大学の教授、両親などさまざまな人に付き合ってもらうのがおすすめです。
複数の人の面接を受けることで、どんな人が面接官だったとしても物怖じしなくなるからです。
対処法⑤仲間や先輩に相談する
NNTから脱するためには、自分1人で就活の準備を進めるのではなく、仲間や先輩に相談するのがおすすめです。
1人きりで取り組むと視野が狭くなり、客観的で落ち着いた判断が難しくなる場合があります。
視野が狭くなることで、「この企業に落ちたらおしまいだ」などとネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
仲間や先輩に相談しながら就活の準備を進めていくと、客観的な意見をもらうことができます。
さまざまな人の意見を聞くことで、多角的な視点から物事を考えられるようになり、視野が広くなるでしょう。
そのため、定期的に仲間と進捗を報告し合ったり、先輩にアドバイスをお願いしたりするのがおすすめです。
また、人と話すことは息抜きにもなります。
定期的に人と会って話すことで、ストレス発散になり、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。
まとめ
ここまで、「NNT」について解説してきました。
NNTとは、就活において、内定がない状態のことを指すネットスラングです。
大学3年生の2月頃まではNNTの人のほうが多いですが、4~5月から内定を獲得する人が増え始め、6~7月頃には過半数の人がNNTを脱しています。
多くの企業は10月に内定式を行いますから、大学4年生の10月にまだNNT状態なのであれば、焦ったほうがよいかもしれません。
NNTから脱するためには、まず、就活の軸をしっかりもっておくことが大切です。
「自分はどんな社会人になりたいのか」「自分は働く中でなにをしたいのか」といったことを深掘りし、自分なりの就活の軸を見つけましょう。
そして、NNTから脱するためには幅広い企業を検討することも重要です。
大手企業や人気企業、第一志望の企業ばかりにこだわってしまうと、NNT状態が長引きやすいからです。
中小企業やベンチャー企業、第一志望の同業他社、隣接業界の企業など、少し視野を広げてチェックしてみましょう。
NNT状態が続くと、非常につらい気持ちになるものです。
しかし、1つ1つコツコツと取り組んでいけば、内定獲得につながるはずです。
この記事が、内定獲得のための第一歩となることを祈っています。