品質保証に向いている人・向いてない人の特徴は?必要なスキルもご紹介!

品質保証に向いている人・向いてない人の特徴は?必要なスキルもご紹介!

2024/5/20更新

はじめに

就活において大切なことの一つに、「自己分析をして、自分の向いている仕事を知ること」が挙げられます。

自己分析を進めているうちに、「品質保証の仕事に興味が出てきた」という学生さんも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、以下のような点を知りたい就活生を対象に、品質保証に向いている人・向いていない人について解説いたします。

対象
  • 自分が品質保証に向いているか判断したい
  • 品質保証に向いていない人の特徴も知りたい
  • 品質保証を目指すにあたって、役立つスキルも知りたい

ぜひ最後までお読みいただき、参考にしていただけたら幸いです。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、品質保証の仕事は「細かいことに気づける」、「コミュニケーション力が高い」、「論理的思考力がある」といった人に向いています。

さらに、品質保証という仕事は、メーカー内でも製品の「品質」を大きく左右する重要な立ち位置です。

消費者が安心して購入できる製品を作るため、さまざまな法律の知識や、品質改善に向けた多くの人を巻き込んだ対応力が身に付く仕事でもあります。

次の章からは、品質保証の仕事内容・やりがいなどをご紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。

品質保証とは?分かりやすく解説

品質保証とは

品質保証の仕事に向いている人を詳しくご紹介する前に、まずは品質保証という仕事を簡単に解説します。

品質保証は、工場などの製造現場において、自社製品の品質が一定の水準を保っているかを確認し、保証する仕事です。

チェックするのは、原材料の仕入れから製造、出荷、販売、その後のカスタマーフォローなど、全ての工程です。

チェックはJIS(日本産業規格)やISO9000シリーズ(国際規格)などを基に行い、消費者が安心してその製品を使えるように成分データを収集・分析したり、消費者からクレームがあれば対応します。

品質保証の具体的な仕事内容は、主に以下の通りです。

品質保証の具体的な仕事内容
  • 製品の仕様や規格を定める
  • 原材料の品質検査
  • 生産工程での品質調査
  • 出荷前の製品の品質確認
  • 不良品が発生した際の原因調査
  • 不良品の再発防止策の策定
  • 消費者からのクレーム管理、対応

一つずつ解説していきます。

製品の仕様や規格を定める

製品の品質は、「どんな原材料を使うか」、「どんな製造プロセスで作るか」などで決まります。

製品の仕様や規格を書類にまとめ、法律にのっとって表示の仕方などを決めます。

例えば食品であれば、原材料や原産地、内容量やカロリー、アレルギーなどを記載します。

こうした内容に問題がないか最終チェックを行うのも、品質保証の仕事です。

原材料の品質検査

原材料は、製品の品質を大きく左右する一因です。

生産工程がきちんとしていても、原材料の品質が一定でなければ満足のいく製品にはなりません。

そのため原材料のデータを採取・分析し、それをもとに品質に問題ないという報告をするのも、品質保証の大切な仕事です。

また、データは客観性のあるものを集めるため、専門の論文や実験データを収集し、報告書としてまとめることもあります。

生産工程での品質調査

原材料の品質がチェックできたら、生産工程での品質も確認しなければなりません。

仮に品質を保てない生産工程だったと分かった場合は、現場と連携をしながら改善していく必要があります。

製造工程の改善は、品質管理を主導で進めるにしても、現場スタッフや責任者との連携プレーが大切になるため、情報共有や進捗管理などを行いながら、期日までの改善を目指します。

出荷前の製品の品質確認

出荷前の製品の最終確認も、もちろん品質保証の仕事です。

検査の方法は、「外観検査」と「機能検査」という2種類があります。

外観検査は、その名の通り製品の表面を検査する方法です。

色や見栄え、製品の大きさなどのほか、キズがないかや、異物が混入していないか、パッケージの印刷ミスがないか、内部に気泡などが入っていないかどうかなどをチェックします。

外観検査の手法としては、目で見て確認する「目視検査」や、画像認証システムなどを使う「自動検査」があります。

また、「機能検査」は、仕様書の狙い通りに製品が動くかどうかなどをチェックする方法です。

たとえば、自動車内のモーターであれば、問題なく動くかどうかや、一定の衝撃や高温に耐えられるかなどのテストを行います。

極寒の環境や、砂漠などの高温地帯でも不具合なく動くかどうかを保証するのも、品質保証のミッションと言えます。

不良品が発生した際の原因調査

製造の現場では、何かしら不良品が発生してしまうことがあります。

不良品の発生は人的ミスだけでなく、設計図が複雑さから発生してしまうものや、原材料が原因となったもの、人員不足やタイトなスケジュールによって発生してしまうものなど、原因はさまざまです。

こうした原因を適切に特定し、再発防止で製造工程などを見直すのも品質保証の仕事になります。

消費者からのクレーム管理、対応

不良品の発生だけでなく、品質が一定に達しなかった場合、消費者からクレームが寄せられることがあります。

こうしたクレームの対応は、品質保証部門が対応することもあるのです。

エンドユーザー向けの対応になるため、非常に丁寧な対応が求められます。

お客様の声を集め、品質向上や不良品をなくすための改善対応や、行った改善内容をお客様に報告するなど、トータルな対応を行うこともあります。

品質保証に向いている人の資質や特徴をご紹介!

品質保証に向いている人の特徴は、以下の通りです。

品質保証に向いている人の特徴
  • 細かい点に気づける
  • コミュニケーション能力が高い
  • ルールやマニュアルを遵守できる
  • 論理的思考力がある
  • 常に学び、知識を吸収し続けられる
  • メンタルが強い

一つずつ解説していきます。

細かい点に気づける

品質保証のお仕事は、目視やカメラ撮影による外見のチェック作業や、成分の微妙な違いなど、細やかな点に気づく必要があります。

また、日頃から製品のデータを収集・分析し、そうした細やかなデータを用いながら検査を進めていくことが大切です。

ちょっとした違いが品質に大きな影響を与えることもあるため、細かい作業が得意な方や、見落としが少ない方に向いていると言えるでしょう。

コミュニケーション能力が高い

品質保証は、必要なデータを集めそれを用いて根拠を示しながら製造工程をより良くしていくのも大切な仕事です。

品質を改善していくには、製造工程に関わる沢山の人とコミュニケーションを取る必要があります。

そのため、あらゆる等級の人員とスムーズにコミュニケーションを取れる人は、非常に有利な仕事と言えるでしょう。

ルールやマニュアルを遵守できる

品質保証の仕事は、食品であれば食品衛生法などの法律を遵守し、パッケージの表記や成分表を記載する必要があります。

こうした決まりやルールを守り、逸脱しないように注意を払える性質の方が向いていると言えます。

また、クレーム対応などは、一定のマニュアルを用意し、そこから外れた対応をしないように注意する必要があるのです。

マニュアルに忠実に対応するのに、苦痛を感じる人はあまり向いていない仕事かもしれません。

論理的思考力がある

品質保証は、自分の感情や周囲の強い意見に流されず、数値データやルールにのっとって、生産工程を改善したり、品質向上に向けた取り組みを行う必要があります。

そのため、常に冷静かつ、論理的思考ができる方に向いている仕事だと言えるでしょう。

また、周囲を納得させるためにも、細やかな数値データをまとめ、それに沿った分かりやすい説明を行う事で、スムーズに周囲のメンバーを納得させることが可能です。

こうした対応が得意な人であれば、品質保証として十分に資質を持っていると言えます。

常に学び知識を吸収し続けられる

品質保証の世界では、新たな製品が生まれることはもちろん、新技術による製造工程や、法律の改定など常に知識をアップデートしていく必要があります。

そのため、常に学び柔軟に対応する姿勢がある方であれば、非常に向いている仕事だと言えます。

メンタルが強い

品質保証の大切な仕事の一つに、消費者からのクレーム対応があります。

時に強い言葉で批判されることもあり、その中から一つひとつ意見を吸い上げ、現場のモノづくりに反映していくのも大切な仕事です。

また、これまで会社のさまざまな人員が作り上げた製品の品質について、責任を一手に引き受けるポジションでもあります。

大きなプレッシャーがかかる仕事のため、ある程度メンタルが強く、ストレス耐性がある人が向いている仕事だと言えるでしょう。

品質保証に向いていない人の特徴は?

上記のような特徴を持っている人は、品質保証の仕事と非常に相性が良いと言えるでしょう。

一方で、品質保証に向いていない人の特徴は、以下の通りです。

品質保証に向いていない人の特徴
  • ルールや決まりを守るのが苦手
  • コミュニケーションをとるのが苦手
  • 数値管理が苦手
  • 向上心がない
  • ストレス耐性が低い

以下で、一つひとつ詳しく解説していきます。

ルールや決まりを守るのが苦手

品質保証が守るべきルールは、国内の法律や国際的な規格に基づいて定められているものです。

「これぐらいならいいだろう」という考えは安全性においても、品質を保つことに関しても非常に問題があるため、ルールや決まり事をしっかりと守れない人には難しい仕事だと言えるでしょう。

コミュニケーションをとるのが苦手

品質保証の仕事は、データだけでなく日々たくさんの人と関わりながら仕事を進めていく必要があります。

スムーズに業務を進めるには、各部門関係者や外注業者、そしてカスタマー窓口に意見をくれるお客様など、その人に合わせたコミュニケーションが不可欠です。

「ただ数値データと向き合っていたい」という想いでは、スムーズに仕事は進められないかもしれません。

数値管理が苦手

製品の原材料の割合や重さ・長さ・耐用年数など品質保証は非常に多くの数値データを収集し、適切に管理しなくてはなりません。

時に自分で実験を行い、情報を集める必要もあるため、こうしたコツコツとした作業や数値管理が苦手な方は、品質保証の仕事は難しいかもしれません。

向上心がない

新たな製品が生まれるには、それに合った品質の管理が必要です。

また、通常モノづくりの現場では複数の製造方法や工程を使いこなすため、品質保証もそれぞれの工程にまつわる技術や原材料、製造の際に気を付けるべきことなど、多岐にわたって知識をつける必要があります。

また、法律の改正がある度に知識をアップデートし、時代に合ったモノづくりを影から支えるのも、品質保証にとって重要な役割です。

そのため、常に勉強し続ける向上心がない方には、非常に難しい仕事だと言えるでしょう。

ストレス耐性が低い

窓口に品質にまつわる問い合わせが来た場合、品質保証として顧客対応は避けて通れない業務です。

顧客窓口への意見は、時に強い口調で寄せられることもあり、ストレスがかかることもあります。

しかし、そんな中でも意見をくみ取り、品質改善に役立てる必要があります。

クレームに対しても冷静に、しっかりと対応できる精神力がない方には、少し難しい仕事かもしれません。

品質保証のやりがい4選をご紹介!

品質保証を生涯の仕事にするには、収入の高さや働きやすさだけでなく、やりがいも大切な要素です。

ここでは、品質保証のやりがいを4つご紹介いたします。

品質保証のやりがい
  • 顧客の「安心」を守る
  • たくさんの人と関わりながら仕事ができる
  • モノづくりにトータルに関われる
  • 会社への貢献度が高い

一つずつ解説していきます。

顧客の「安心」を守る

モノづくりの現場では、自社製品に対して誇りを持つとともに、社会的な責任を抱えています。

顧客が安心・安全にその製品を使用したり、食べたりするには、品質保証の存在が欠かせません。

そのため、原材料の管理から、製造工程のチェックや完成品の検査など、モノづくりのチェック体制を作り上げるのも品質保証の仕事です。

全ての工程に詳しくないといけないため、必要とされる知識量も膨大ですが、その分「顧客の安心」を守るという大きなやりがいを感じられるでしょう。

たくさんの人と関わりながら仕事ができる

製造の規模が大きければ大きいほど、関わる人の数は多くなります。

品質保証の仕事は、たくさんの生産工程の関係者と関わりながら、品質を改善したり、時には労働環境や人員配置を見直すこともあります。

たくさんの人と関わることで、ビジネススキルだけでなくヒューマンスキルも成長できるでしょう。

また、大人数をまとめ上げるからこそ、達成感も大きなものになります。

モノづくりにトータルに関われる

製造の仕事は、通常であれば一部の工程に携わるだけのケースが多いです。

しかし、品質保証の仕事は新たな製品が生まれる際には、商品の企画から製造工程、パッケージの表記、出荷や流通の経路など、全ての工程に関わることがあります。

製品が法律や、会社が定める基準を満たすため、「最適なモノづくり」のために奔走するのが品質保証です。

会社の「顔」とも言える商品づくりにトータルに関われるポジションは、製造業においてそうそうないため、どんな仕事よりも大きなやりがいを味わえるでしょう。

会社への貢献度が高い

会社の利益や知名度を左右するのは、その会社の「製品」です。

消費者は製品を通して会社を知り、製品の品質によって会社への信頼度が生まれます。

そのため、会社の製品の品質を保つ「品質保証」の仕事は、会社の業績にも大きな影響を及ぼします。

また、品質保証の仕事により、不良品の発生率を下げたり、製造現場の健全化などが行われるため、会社をより良くするためにも欠かせないポジションだと言えるでしょう。

また、消費者からのクレームや意見をまとめ、それに応えていくことで、より市場から求められるモノづくりを実行できるようになるかもしれません。

このように、品質保証は多角的に会社に貢献できるというやりがいを感じられるのです。

品質保証を目指すのに役立つスキルは?

品質保証を目指すのに役立つスキル

品質保証に関連した資格をとったり、知識を習得することで能力として評価されるだけでなく、志望度の高さも伝わるため、就活に有利に働くでしょう。

とはいえ、品質保証は特に「これを必ず取った方がいい」という資格はありません。

しかし、一部の資格は品質保証にも役立つ知識を身につけられるため、以下3つの資格をご紹介します。

品質管理検定(QCC検定)

品質管理検定は、「品質管理」という職種に非常に役立つとされる資格ですが、こちらは品質保証のポジションの方が受けても非常に役立つ資格です。

というのも、製造工程の改善や現場の人員管理など一部の仕事は品質管理とも重なる部分があり、特に中小企業であれば、兼任しているケースも珍しくありません。

特に2級の試験は、品質保証の仕事に就いている人向けの試験内容となっているため非常におすすめです。

JSQC認定品質技術者

JSQC認定品質技術者は、上記の「品質管理検定(QCC検定)」の上位資格です。

品質管理検定(QCC検定)の2級合格後かつ過去5年間で実績ポイントを8ポイント以上取ることで受験資格を得ます。

非常に高度な知識やスキルを証明することができる資格で、資格取得者にはそうそうたる大手企業などのメンバーが並びます。

ソフトウェア品質技術者資格認定

「ソフトウェア品質技術者資格認定」は、一般財団法人「日本科学技術連盟(日科技連:JUSE)」が主催する、ソフトウェア品質にまつわる資格です。

多くの製造現場では、組込み系のシステムやソフトウェアが使用されているため、こうした資格を取得していると非常に有利となる資格になります。

また、この資格を取得することで品質事故を減らすなど、さらなる活用が見込まれるでしょう。

初級・中級の2種類があり、ホームページでサンプル問題が公開されているため、しっかりと対策を行った上で挑みましょう。

 

まとめ

本記事では、品質保証に向いている人・向いていない人の特徴をご紹介しました。

モノづくりの現場で作り上げられた製品が、市場に流通できる基準を満たし、消費者が安心して利用できるような品質に保つのが品質保証の仕事です。

細かい点に気づきやすい方や論理的な思考をお持ちの方、コミュニケーション能力に優れた方であれば、非常に向いている仕事だと言えるでしょう。

もし自己分析を通して品質保証が向いていると感じたら、本記事を参考にエントリーシートや面接対策に役立てていただけたら幸いです。

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