面接は相槌が重要!好印象をゲットする相槌の打ち方から好印象な話し方のポイントまで解説
2024/5/18更新
はじめに
面接において相槌を打つことは、しっかりと相手の話を聞いて理解しているという印象を与えるためにとても重要です。
面接官の話を相槌を打ちながら聞くことで、コミュニケーション能力があるという印象を与えられます。
しかし、相槌を打ちすぎたり、打ち方が単調でバリエーションに欠ける場合は「適当に話を聞いているのかもしれない」というマイナスな印象を与えることにもなりかねません。
そこで今回は、面接で重要な正しい相槌の打ち方について解説していきます。
相槌を打つ時に使える基本フレーズや、就活生が誤って使いやすいフレーズ、注意すべきポイントなどを解説しますので、普段相槌が使えていないという就活生や自分の相槌の打ち方に不安がある就活生はぜひ最後までご覧ください。
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面接で相槌が重要な理由
なぜ面接で相槌を打った方が良いかというと、相槌はコミュニケーションの基本だからです。
面接など初対面の人と話をする場合に好印象を持ってもらうには、共感力や傾聴力を示すことが重要になります。
自分の話に共感してもらえると、誰でも嬉しい気持ちになりますよね。
面接の場でも同じで、面接官に好印象を持ってもらうためには、話に共感していることを示せるかがポイントになります。
相槌を打つことで、分かりやすく共感している姿勢をアピールすることができ、面接官に好印象を与えられるのです。
逆に相槌がなければ、「話を聞いていないのかもしれない」 と不安感を与えてしまうことにもなりかねません。
そうなれば一緒に仕事をしたいとは思ってもらえず、マイナス評価は避けられないでしょう。
さらに相槌がないことで、「コミュニケーション能力がない」「積極性に欠ける」などとマイナスな印象を感じさせてしまいます。
そのような事態を避けるためにも、相槌を打つことで、共感力や傾聴力をアピールしましょう。
相槌の種類
相槌は主に以下の3種類があります。
- 頷く
- 同意を伝える
- 相手の話のペースに合わせて打つ
それぞれを使い分けることで、面接官に聞き上手な印象を与えましょう。
頷く
面接では「はい」などと同意を示しながら頷くパターンと、無言で頷くパターンを使い分けましょう。
面接官が話しているときに、邪魔をせずにしっかりと聞いているアピールをするときは、無言で頷くのがおすすめです。
声を出して頷く場合は、同意するときのみにすると良いでしょう。
また、頷く際は面接官の目をしっかり見て首を軽く動かすのがポイントです。
頷きにアイコンタクトをプラスすることで、ただ頷くよりもしっかりと聞いているなという印象を与えることができるでしょう。
同意を伝える
相槌の種類の2つ目は、同意を伝えるというものです。
面接官の言葉に同意する際は、「はい」「そうですね」など同意の言葉とセットにして相槌を打ちましょう。
毎回「はい」などの同じフレーズで同意を伝えるより、適度に「そうですね」「私もそう思います」など別のフレーズを使うことで、単調になりにくいです。
「うん」や「ええ」は、面接官など年上や目上の人に使うのは避けましょう。
相手の話のペースに合わせて打つ
3つ目は相手の話のペースに合わせて、相槌を打つというものです。
面接官が話をしている最中で、話の腰を折るように相槌をしたり、オウム返ししたりすると、「この人適当に聞いてるな」と相手に伝わってしまったり、「コミュニケーション能力が低いな」と思われてしまう恐れがあります。
オウム返しする場合は、大事な内容を確認するときのみにすると良いです。
相槌のタイミングを掴むのが難しい場合は、相手が話し終えたタイミングで相槌をするのが確実でしょう。
相槌を打つ時に使える基本フレーズ
面接で相槌を打つ時に使える基本フレーズをご紹介します。
「そうですね」「おっしゃる通り」「お話の通り」
面接時に使う相槌のフレーズとしては「そうですね」「おっしゃる通りです」「お話の通り」などが適しています。
就活生が使いやすい言葉として「大丈夫です」が挙げられますが、「大丈夫」という言葉は、了承しているのか断っているのかが相手に伝わりにくい曖昧な表現なので、使用を避けましょう。
相槌を打つときの注意ポイント
相槌を打つ際に注意したいポイントについて解説します。
過剰な相槌やオーバーリアクションはNG
相槌の打ちすぎは、悪印象となるので注意が必要です。
あまりにも頻繁に相槌を打っていると、話を聞き流しているような印象を与える恐れもあります。
相槌は適度に打つように意識しましょう。
また、オーバーリアクションもあまり良い印象ではありません。
面接官が話しているときに、就活生のリアクションが薄いと、違和感を感じさせてしまうこともありますが、だからといってオーバーリアクションになってしまうのもあまり良くありません。
効果的な相槌とは、面接官に「話しやすかった」と思ってもらうことです。
ホテルや旅館などのサービス業では特に、傾聴力は重要なスキルになります。
面接の場で傾聴力をアピールするには、面接官が話している際は、無言で頷いたり、話の腰を折らないタイミングで「おっしゃる通りです」など同意を伝えて頷くようにすると良いでしょう。
相槌を打つ時は「はい」が基本です。
また、頷き方はなるべくゆっくりとした動きを意識してください。
小刻みに頷きすぎると、落ち着きのない人という印象を与えてしまう恐れがあるからです。
適切な相槌と頷きで、面接官が安心して話せるような環境作りを心がけましょう。
不適切な言い回し
面接時には不適切になる言い回しについてご紹介します。
日常的によく使うような言い回しが多いため、面接時に誤って使ってしまわないようにチェックしておきましょう。
「なるほどですね」「たしかに」
就活生が誤って使用しやすいフレーズとして、「なるほどですね」「たしかに」があります。
これらのフレーズは、自分と対等な人に向かって使用するフランクな表現であり、評価しているようなニュアンスも含まれるため、面接中や目上の面接官に対しての使用は特に避けるのが無難です。
相槌であればシンプルに「はい」と言い換えたり、同意を伝えたいなら「おっしゃる通りです」「私もそう思います」などを使うと良いですよ。
その他の面接時の不適切な言い回しと、言い換え方の例については、下表にまとめていますのでチェックしてみてください。
NGな言い回し | OKな回答例 |
了解しました | 承知しました、かしこまりました |
参考になります | 勉強になります |
すみません | 申し訳ございません、申し訳ありません |
「えー」「その」「あの」
話始めや合間に「えー」や「その」「あのー」という人も多いですが、面接の場でこれらの言葉を使ってしまうと、コミュニケーション能力が低いと判断されてしまうので使用を避けましょう。
不要な言葉は営業や接客業など、お客様とコミュニケーションを取る必要がある職業では特にマイナスな印象を与えてしまうため、「えー」や「あのー」などの口癖がついてしまっている場合は意識的に使用しないようにしてください。
自分の口癖についてよく分からない場合は、親しい人などに変な口癖はないか聞いてみるのもおすすめです。
「はいはい」「はーい」
「はい」ではなく、「はいはい」と重ねてしまうのも、あまり良い印象を与えません。
「手早く話を終わらせたいのかな」、「本心では否定したいのかな」などとマイナスな印象を与えやすいので、使用を避けましょう。
また、「はーい」という返事だと歯切れが悪く間延びしていて、だらしのない印象を与えてしまいます。
就活生は素直さやフレッシュさが大切なので、「はいっ!」と最後に小さい「っ」が入るくらいハキハキとした返事を心がけると良いです。
「うん」「ええ」
面接官は目上の人にあたるので、「うん」や「ええ」も不適切なフレーズになります。
これらのフレーズも自分と対等な人に対して使う言葉なので、マイナスな印象を与えないように使用は避けた方が良いです。
特に「ええ」は丁寧な響きに聞こえるので、間違って使ってしまっている就活生もいるかと思いますが、「ええ」という言葉は本来、自分より目下の人や対等な人に使う言葉なので十分注意してください。
基本的な相槌や返事は「はい」に統一しましょう。
「〇〇ッス」
「〇〇ッス」という語尾は特に男性に多くみられますが、社会人としては不適切なワードなので、使用を控えましょう。
学校で先輩や先生に対して使う場合が多いと思いますが、面接官にはため口と受け取られやすい語尾のため十分注意してください。
志望職種が接客業や営業職の場合は特に、お客様と接する職業なので言葉遣いが重要視されます。
即不採用とならないように、口癖になっているものがあれば日ごろから気を付けておきましょう。
「問題ないです」
何かを聞かれたときに「問題ないです」と答える人がいますが、面接の場では悪印象に繋がるため注意が必要です。
「問題ないです」は自分と同じ立場の人に対して使う言葉なので、目上である面接官に使うのは避けましょう。
また、「問題ありません」も誤って使いがちな就活生は多いと思いますが、仲の良い先輩や距離感の近い上司に対して使う言葉なので、あまり適切とは言えません。
初対面となる目上の面接官に対しては、一番適切で丁寧な言葉となる「問題ございません」を使うようにしましょう。
好印象を与えるために相槌以外でできること
面接で面接官に好印象を持ってもらうために、相槌以外で就活生ができることを下記の4つに分けてご紹介します。
- 身だしなみを整える
- 姿勢や表情に気を配る
- 結論ファーストで丁寧に話す
- 正しい敬語・一人称を使う
相槌と並行して実践することで、面接時の印象をさらに良くしていきましょう。
身だしなみを整える
面接では、入室したときのパッと見の第一印象が、合否を左右するほど重要なポイントです。
どれだけ受け答えの内容が良くても、身なりが整っていないと清潔感のないだらしない印象を与えてしまいます。
そのため、スーツの着方や髪型、男性は髭の剃り残しがないか、女性はメイクが整っているかを面接前に再確認しましょう。
姿勢や表情に気を配る
面接時に正しい姿勢とにこやかな表情ができている人は、面接で好印象を与えられます。
まず、椅子に座る際の姿勢のポイントをチェックしておきましょう。
- 背もたれに背中をつけず、握り拳一個分の隙間を空けて座る
- 背筋をピンと伸ばす
- 女性はつま先を揃えて足を閉じ、手は膝の上に揃える
- 男性は足の間に握り拳一つ分のゆとりを保ち、手は軽くグーにして膝の上におく
面接では、緊張して表情が強張りがちになるので、にこやかな表情を保つために口角を意識的に上げておきましょう。
口角を上げることで、面接官に明るい印象を与えることができ、自分もポジティブな気持ちに持っていきやすく緊張も少しほぐれます。
また、口角を上げると声のトーンも自然に上がるので、面接官に自分の声が伝わりやすくなり、大事なアピールの場面でも役立つでしょう。
結論ファーストで丁寧に話す
面接では、限られた時間の中で、相手にとって分かりやすく自分をアピールするために、結論から話すように心がけましょう。
質問に対しては特に、まずは結論から伝え、次にその結論に至った理由について説明することで、自分の考えを分かりやすく伝えられます。
日頃の会話で結論から話すことは珍しく、意識して練習しないとはじめは話し慣れない人も多いでしょう。
そのため、面接前に想定される質問について回答をまとめておき、まとめた回答を実際に声に出して練習しておくのがおすすめです。
声に出して練習することで、内容が頭に入りやすくなり、結論ファーストで話す方法が身につきやすくなります。
正しい敬語・一人称を使う
最後に、正しい敬語と一人称を使えているかを確認してください。
正しい敬語や一人称は、面接だけでなく入社後ももちろん必要になるので、それらを正しく使えていなければ、社会人として不安要素となります。
話の内容が良くても、正しい敬語が使えていないと、あまりいい印象を与えられません。
特に注意すべき敬語・一人称は下表をチェックしてみてください。
正しい | 間違い | |
一人称 | わたし、わたくし | 僕、俺、自分 |
企業の呼び方 | 御社 | 貴社、自社、当社 |
就活生が間違えやすいものとして、貴社と御社がありますが、メールや書類などの文面では「貴社」を使用しますが、話す際は「御社」と言います。
使い分けられていない場合は、面接練習の時から声に出して自然に話せるようにしましょう。
好印象な話し方のポイント
面接での好印象な話し方のポイントを下記の4つに分けて解説していきます。
- 結論から話す
- ゆっくりとしたテンポで話す
- 抑揚をつけて話す
- 語尾までハッキリと話す
結論から話す
先ほども述べたように、面接時は結論ファーストで話すことを意識しましょう。
結論から話すことで、話の内容が相手に伝わりやすくなります。
結論を述べた後は、理由を詳細に説明しましょう。
結論から話すことに慣れていない場合は、声に出して練習しておくことがおすすめです。
ゆっくりとしたテンポで話す
緊張しやすい面接では、ゆっくりとしたテンポで話すように意識すると良いです。
人は緊張すると早口になりやすく、早口になると聞き手にとっては聞き取りにくくなるので、伝えたい内容が伝わりづらくなってしまいます。
自分をアピールするための面接で、面接官に話の内容が伝わらなかったら勿体ないですよね。
普段自分でも気付かないうちに早口になりがちで、よく人から聞き返される機会が多いなという人は、自分が思っているよりももう1テンポゆっくりめに話すことを心がけると良いでしょう。
抑揚をつけて話す
抑揚がないと感情が伝わりづらく、機械的で棒読みな印象を与えやすいです。
感情が伝わりにくいと、志望企業に対する意欲や志望度の高さなども伝わりづらくなってしまいます。
特に営業や接客業が志望職種の場合は、コミュニケーション能力が求められるので、好印象をもってもらうためにも抑揚をつける練習をしておきましょう。
語尾までハッキリと話す
面接で話をするときに、緊張してしまって思わず語尾が小さくなってしまうという就活生も多いのではないでしょうか。
語尾が小さいと、面接官に自信がないように感じさせてしまい、マイナス評価に繋がります。
話すときは、語尾の「です」「ます」まで発声を意識して、気を抜かないようにしましょう。
まとめ
面接では、面接官の話をしっかりと聞いていることを示すために、相槌が重要であることが分かりました。
相槌には、単に相槌を打つ場合と、同意を伝える、相手が話しているテンポに合わせて打つ3パターンがあります。
それぞれを状況に合わせて使い分けて、単調にならないように相槌のフレーズもいくつか使えるようにしておきましょう。
面接時には不適切なフレーズや、過剰な相槌、オーバーリアクションにならないように注意することも大切です。
相槌とセットで効果的な話し方のポイントについても意識して、面接で好印象を勝ち取ってください。