ユニバーサルミュージック合同会社のエントリーシートの対策法を徹底解説

ユニバーサルミュージック合同会社のエントリーシートの対策法を徹底解説

2024/5/24更新

はじめに

この記事では、ユニバーサルミュージック合同会社(以下、ユニバーサルミュージック)の内定を獲得したい人や、エントリーシート対策で悩んでいる人に向けて、ユニバーサルミュージックに適したエントリーシートの書き方や対策ポイントについて詳しく解説しています。

ユニバーサルミュージックならではのエントリーシートの書き方や、書類選考に通過しやすい自己アピールの方法など、実際の記載例をもとに分かりやすく紹介しています。

あわせて、ユニバーサルミュージックが求める人物像についても詳しくアドバイスしていますので、ユニバーサルミュージックの内定を目指している就活生は、ぜひ参考にしてください。

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ユニバーサルミュージックの概要

ユニバーサルミュージックのロゴ

出典元:ユニバーサルミュージック合同会社

 

はじめに、ユニバーサルミュージックへの理解を深めるために、どのような企業なのかを簡単に紹介します。

ユニバーサルミュージックとは

ユニバーサルミュージックは、邦楽・洋楽・クラシック・ジャズなど幅広いジャンルで音楽作品を生み出してきた、世界最大の音楽企業ユニバーサルミュージックグループにおける日本法人です。

ユニバーサルミュージックの前身であるポリグラム株式会社は、1990年にポリグラムグループの統括会社として創立され、1998年に米ユニバーサルミュージックと統合し、その後ユニバーサルミュージック株式会社に社名変更されました。

現在の社名は2009年に名称変更となり、以後もEMIミュージック・ジャパンを吸収合併するなど、事業を拡大している企業です。

ライブやイベントの企画や運営、ブランド価値を高めるためのアーティストのマッチング、アーティスト・スポーツマネジメントなど、幅広く事業を展開しています。

そのため、ユニバーサルミュージックでは、音楽ユーザー・クライアント企業・アーティストなど、すべてに対してワンストップで効果的なサポートが実現されているのです。

ユニバーサルミュージックは、コロナ禍で厳しい状況であった音楽業界にいながら、9年連続で過去最高業績を更新し続けるなど、世界でも有数の音楽会社となっています。

 

ユニバーサルミュージックの採用難易度

ユニバーサルミュージックの採用難易度

ユニバーサルミュージックの採用難易度は、比較的高いと考えられます。

過去の採用大学を見ると、早慶やMARCHなどの有名私立大学からの内定者が多いことから、一定の学歴や実績が必要であると考えられるのです。

海外の大学からも採用しており、外資系企業として英語力やプレゼンなど、スキルの保有や即戦力となる人材を求めていることも、視野にいれて対策しなければなりません。

ユニバーサルミュージックは、過去3年間において新卒の離職者はおらず、福利厚生が充実しており、育児休暇後の復職率は100%となっています。

このような背景から、就活生から人気のある企業であることにも頷けます。

しかし、直近3年間の採用者数は以下のとおりで、非常に少ない採用人数です。

  • 2023年:5名
  • 2022年:2名
  • 2021年:1名

就活生から人気のある音楽業界であるにもかかわらず、新卒採用人数が少ないことも採用倍率を上げる要因になっていると考えられます。

ユニバーサルミュージックの内定獲得を目指すなら、他の就活生と差別化を測った選考対策が必要です。

 

ユニバーサルミュージックの採用大学

ユニバーサルミュージックの採用大学

ユニバーサルミュージックの採用大学の実績は以下の通りです。

<大学>

青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、中央大学、津田塾大学、成蹊大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、バークリー音楽大学

 

早慶やMARCHなどの有名私立大学や海外大学からの内定者が多く、偏差値の高いライバルが多くエントリーすると考えておくと良いでしょう。

ただし、ユニバーサルミュージックグループは外資系です。

外資系企業は、高いスキルを持つ人や即戦力となる実力を持つ人を採用する傾向があるため、必ずしも学歴だけで内定を決めるとは限りません。

ユニバーサルミュージックの募集対象は「全学部・全学科」となっていることからも、求められる人物像に合致すれば内定を獲得できる可能性は高くなります。

どのような人材が求められているのかを明確に理解し、効果的な自己PRを重視したエントリーシートで内定を目指しましょう。

ユニバーサルミュージックが求める人材とは?

ユニバーサルミュージックが求める人物像は、常識にとらわれず自ら苦境を乗り超えていったり、変化を起こしたりできる人です。

個性を活かす「ダイバーシティ&インクルージョン」の考え方を持ち、音楽業界では今までになかった革新を起こすことが、ユニバーサルミュージックの大きな目標です。

そのために、常識にとらわれることなく、すでに確立されたものを壊してでも、新たに構築していくチャレンジ精神を持った人材を求めているのです。

ユニバーサルミュージックから内定を貰うためには、エンターテインメントや音楽に対する情熱や入社後に挑戦したい内容などを、明確かつ論理的に伝えることを心掛けておきましょう。

また、グローバルに活躍するユニバーサルミュージックでは、英語力や多国籍間におけるコミュニケーション能力など、柔軟性をアピールすると採用担当者の目に止まる可能性が高くなります。

今まで培った経験やスキルを見つけて自己PRできるよう、徹底的な自己分析が大切です。

 

ユニバーサルミュージック各社の採用方向性の違いは?

ユニバーサルミュージック各社の採用方向性

ユニバーサルミュージックでは、新卒採用のほか、プロセスイノベーション本部DSC部やコーポレート・ファイナンス本部で管理職なども募集しています。

 

新卒採用では、コミュニケーション能力やチャレンジ精神、音楽に対する情熱を持っている人材を求めています。

総合職として募集していますが、新卒や第二新卒だと音楽会社の軸ともなる「レーベル部門」に配属されます。

レーベル部門とは、アーティストの発掘から音源の制作、作品を販売するためのセールスマーケティングといった役割です。

実績や経験を積み、実力やスキルが身につくと、デジタル部門やマーチャンダイジングやライブ運営を担う部門、マネジメント部門など幅広く活躍できます。

 

プロセスイノベーション本部DSC部では、主任(プロジェクトリーダー)となれる人材を募集しています。

ビジネス英語を使って社内外とのチームワークが必要となるため、求められる人物像は、英語力やコミュニケーション能力、プロジェクトリード経験を持った人です。

ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキング、誠実性やチームワークへの深い理解を持ち、即戦力となる人を必要としています。

 

コーポレート・ファイナンス本部で募集しているのは、ファイナンシャル・アカウンティング部の管理職です。

ユニバーサルミュージックグループでは、コーポレート部門の強化に力を注いでいます。

そのため、様々な角度から物事を見て、積極的に行動できる人が求められ、ビジネス英語力が必須です。

会計システムや関連システムに精通し、SAPスキルなどを持っているなど、経験や実力重視の採用だと考えられます。

 

ユニバーサルミュージックは、幅広い分野に進出している企業であるため、新卒で「レーベル部門」に採用されたあと、スキルを磨くなど自己啓発を心掛けていくことで、さまざまな経験ができる企業です。

世界を相手に、グローバルな活躍ができる可能性のあるユニバーサルミュージックの内定を獲得するためには、求められる人物像をしっかり理解し、エントリーシートではしっかり自己表現できるよう心掛けておきましょう。

選考ステップやスケジュールに関する詳細は、ユニバーサルミュージックの採用ページで案内されているので、事前によく確認しておいてください。

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

ポイントの概要

エントリーシートで企業がチェックしているポイントは、以下の3つです。

  • 他社に明確に伝える言語化力があるか
  • 自社の求める人物像に合っているか
  • 入社後の活躍を期待できるか

社会人になれば、プレゼンや企画提案、チャット、メールなどで自分の考えを相手に伝える場面が増えます。

そのため、エントリーシートでは自分の魅力や志望動機を、論理的な文章構造で分かりやすく書くことが重要です。

また、企業は採用する際に、自社で実際に活躍している人や企業理念、ミッションなどをもとに求める人物像を決めています。

エントリーシートに記載された経験や入社後のキャリアビジョンを確認し、求める人物像にマッチしている人材であれば、自社での活躍に期待ができると判断し、就活生に興味を持つのです。

そのため、エントリーシートを書く際には、企業の求める人物像を理解して入社後の活躍を期待させるようなアピールをしなければいけません。

また、志望動機についても「他の企業ではなくその企業を志望する理由」を明確にできるよう対策しておくことも大切です。

選考を通過しやすいエントリーシートの書き方

エントリーシートの選考を通過しやすくするためには、読み手が理解しやすい論理的な文章構造を心がける必要があります。

PREP法と呼ばれる文章構造は、結論から読み進められるため、論理的な文章構造にしたいときに効果的です。

PREP法で書く際の手順は、以下の通りです。

  1. 最初に結論を提示する
  2. 結論を納得させる理由を書く
  3. 理由を強調するために具体例を用いる
  4. 最後に再び結論を提示して強調する

 

PREP法は結論から書き始めているため、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく説得力が増します。

以下にPREP法を用いた文章を紹介するので、ぜひエントリーシートを書く際の参考にしてみてください。

結論:私は「お客さま第一」をモットーに、目の前の人が求めていることに対し、プラスアルファの気配りができる人間です。

理由:高校時代から現在まで、ファストフード店のアルバイトを続けてきました。

その中で、お客さまに目を配る意識が芽生えたため、頼まれていなくても椅子やテーブルを整理したり、子どもにおもちゃをプレゼントするサービスをしたり、トイレ清掃に力を入れたり、お客さまが快適に過ごせるように工夫を重ねてきました。

具体例:店長からも信頼してもらうことができ、大学1年生になってからはバイトリーダーとして新人の指導を任されるようになりました。

また、現在までに、お客さまへの対応や清掃を徹底する改善策を自ら提案し、店舗スタッフ全体の取り組みとして実施することができています。

結論(結び):学生時代に身につけた気配りの力を生かして、社会人になってからはより多くのお客さまのために、プラスアルファの提案をしていきたいです。

ユニバーサルミュージックの価値観やカルチャーを文章に取り入れる

エントリーシートで最も大事なポイントは、企業を選んだ理由を明確にすることです。

企業理念への共感や業務内容への理解を示すと、企業が求める人物像との合致や、入社後の活躍への期待を感じてくれる可能性が高くなります。

たとえば、ユニバーサルミュージックでは「幅広い音楽の楽しみ方や出会いの場を提供したい」や「アーティストから選ばれ続ける会社でありたい」といった思いへの共感を含めると、効果があるといえます。

もちろん、ユニバーサルミュージックのエントリーシートでは、企業理念への共感だけにこだわる必要はありません。

自分の強みや性格を活かした自分の将来像を明確に伝えることも、企業が目指す理想に貢献できることを示せるので有効的です。

自分が働いている姿を想像してもらうことができれば、他の就活生との差別化につながり、選考を突破できる可能性が高まるでしょう。

エントリーシートで意識すべきポイントは、「なぜユニバーサルミュージックを志望したのか」について、明確かつ論理的に伝えることであることを意識しておいてください。

 

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

エントリーシートの位置づけを考えるなら、主に就活生の論理的思考を試しているセクションだと捉えておきましょう。

もちろん、志望動機や自己PRも評価の対象ですが、企業は文章の構造や論理的な展開となっているかにも着目しています。

ユニバーサルミュージックへの就職を目指すなら、まずはエントリーシートの選考を突破しなければいけません。

企業に提出する前には、必ず論地展開や文書構造を見直し、読み手が理解しやすいかを確認しておきましょう。

また、ユニバーサルミュージックのエントリーシートでは。企業の設問に対する回答は以下のように分類され、選考されています。

設問選考基準
志望動機企業研究や熱意、成長意欲、社会貢献、理念への共感
過去の経験コミュニケーション能力や実績、研究、英語力
未来目標向上心、企業ミッションへの貢献
価値観個性や協調性、社会貢献、長く働いていけるか
その他長所や論理性、音楽への熱意、常識にとらわれない思考ができるか

 

エントリーシートを提出するときは、各設問で企業が読み取ろうとしているポイントを意識して、対策しながら記入することが大切です。

なお、エントリーシート対策をするうえで必要な情報は、下記のエントリーシート対策記事で詳しく紹介しているので、ぜひ併せてご確認ください。

過去のエントリーシートの質問内容と記載例

ユニバーサルミュージックの書類選考について、過去のエントリーシート回答例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ユニバーサルミュージックのエントリーシート

志望動機

【記載例】

私は、音楽を通じて多くの人の背中を押したいと考えるため貴社を志望します。

私は映画やドラマなどエンタメ全般が好きですが、人々にとって最も身近なエンタメはいつでもどこでも聞くことができる音楽だと考えています。私自身がこれまで落ち込んだときなどに音楽を聴き、背中を押された経験が何度もあります。

その音楽の持つ力を多くの人に届けたいと考えています。

私は貴社の「日本と世界を音楽でつなぐ」という姿勢に共感しました。

私が貴社に入社することができたら、世界で活躍することができるアーティストを発掘し、宣伝していきたいと考えています。

近年、世界で活躍する日本人アーティストが増加していますが、私は世界に認められる力を持つアーティストはまだ多くいると思っています。

アーティストに合わせてどの地域、国が適しているかを見極め、その国に合った戦略を立てて世界に日本のアーティストを広めていきたいと考えています。

ポイント:PREP法を意識して結論ファーストで書かれており、志望動機を理解しやすい点が評価できます。

また、自分自身の経験をもとに、将来像を明確にしていることから、実際に働いている姿を想像でき、他の就活生と差別化できています。

自己PR

【記載例】

私には常により良いものを求めて行動できる「向上心」があります。

私は昨年プログラミングを学び、映画のレビューサイトを制作しました。

類似サイトでなくこのサイトを利用したいと思ってもらえるサイトを作りたいと思い、ニーズ調査アンケートを実施しました。90名ほどの回答より、「何を見ればよいかわからない」などの理由から映画をほとんど見ない人が半数近くいることがわかりました。

この結果より、好みや気分から誰でも簡単に映画を探せる映画診断機能を実装し、600本以上の作品を内包しました。

実際にサイトを使っていただいた多くの方から今後も使いたいと好評をいただき、全受講生の中で3位を受賞しました。

貴社での仕事では、アーティ ストの才能や魅力を最大限活かし、人々により響く音楽を提供するための力が必要とされるため、私の力を活かすことができると考えています。

ポイント:結論ファーストで伝えているものの、経験と結果を伝える文章となってしまい、せっかくの熱意が伝わりにくくなってしまっています

自己PRでは、経験における結果内容よりも、自分の強みがどこで活かされているのかを明確にして伝えることが大切です。

PREP法を用いて、結論のあとに理由、具体例を出すことで、より論理的で理解しやすい文章となるので、文章構造には注意しておきましょう。

まとめ

この記事では、ユニバーサルミュージックの会社概要やエントリーシートの対策方法について、それぞれ詳しく解説しました。

ユニバーサルミュージックは、ライブやイベントの企画や運営など、多岐に渡る事業を展開している音楽エンターテイメント会社です。

そのため、ワンストップで効果的なサポートができることを強みとしています。

今後、音楽業界でいままでにない革新を起こすことを目標としているユニバーサルミュージックでは、常識にとらわれず何もないところから構築していくポテンシャルを持っている人材を求めています。

エントリーシートでは、志望動機や過去の実績だけでなく、コミュニケーション能力やポテンシャルの高さなど、しっかり自己PRすることで求められる人物像にマッチしていると判断されるでしょう。

ユニバーサルミュージックは、有名私立大学など偏差値の高い大学から採用されている実績がありますが、必ずしも学歴だけで判断しているわけではありません。

ライバルとの差別化を図るためにも、エントリーシート対策を入念におこない、企業理念への共感なども含めて就職への熱意をしっかり伝えましょう。

そのためには、論理的な文章構造を意識し、採用担当者の目に止まるようなエントリーシートを心掛けておくことが大切です。

この記事を参考にして、ユニバーサルミュージックにあったエントリーシートを作成し、内定獲得に一歩でも近づけるよう役立ててください。

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