面接で黙り込んでしまったら不採用?沈黙してしまう原因と、答えづらい質問への対応5選!
2024/5/8更新
はじめに
この記事では、面接で黙り込んでしまったら不採用になってしまうのかどうかを解説しています。
次のような方へ向けて、面接で沈黙してしまうことと採用・不採用の関係について解説します。
- 面接で黙り込んでしまった
- 面接で沈黙したら不採用になるのかが気になる
- 面接で答えに詰まったときの対処法を知りたい
この記事を最後まで読むと、就職活動の面接で黙ってしまったら不採用になるのかどうかがわかります。
また、面接で黙ってしまったときの対処法や、沈黙してしまわないためにするべき事前準備についても徹底解説。
「面接で黙ってしまった」という方や「沈黙したらどうしよう」と不安な方だけでなく、緊張しやすい方や口下手な方、面接が不安な方も、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の結論
結論からいうと、面接で黙り込んでしまったからといって、即不採用ということはありません。
なぜなら、面接担当者は、面接のなかで人柄や入社意欲などさまざまな部分をチェックしているからです。
少しくらい沈黙してしまっても、受け答えの内容や態度がしっかりしていれば、それほど気にならないことが多いでしょう。
しかし、当然、沈黙がプラスにはたらくことはありません。
また、あまりにも沈黙回数が多かったり、沈黙時間が長かったりすると、マイナス要素になることは覚えておきましょう。
そのため、面接で黙り込んでしまわないように、事前準備をしっかり行うことが非常に重要です。
くわえて、万が一黙り込んでしまったときのために、沈黙への対応策を頭に入れておくことも大切でしょう。
この記事では、面接で黙り込んでしまわないためにするべき事前準備や、沈黙してしまったときの対応策を詳しく解説しています。
ぜひ、最後までご一読ください。
「面接で黙り込んでしまう=即不採用」ではない!
結論からいうと、面接で黙り込んでしまったら即不採用というわけではありません。
面接担当者は、面接において就活生のいろいろな点をチェックしています。
そのため、少しくらい沈黙してしまったとしても、ほかのチェックポイントで評価が高ければ、それほど大きなマイナスにはなりません。
また、面接担当者は、就活生が非常に緊張していることをわかっています。
ですから、少しくらい答えに詰まってしまったとしても、それほど気にならないでしょう。
ただし、黙り込むことがプラス要素になることはもちろんないため、沈黙しないに越したことはありません。
また、次のような場合は大きなマイナスになってしまうと考えられます。
- 沈黙する回数があまりにも多い
- 沈黙する時間があまりにも長い
- 基本的な質問に答えられず、黙ってしまう
面接で黙り込んでしまうと即不採用ということはありませんが、もちろんプラス要素にはならないため、沈黙を避ける対策をしておくことが大切です。
面接で黙り込んでしまう原因とは
面接で黙り込んでしまうよくある原因としては、次の3つが挙げられます。
- 緊張してしまったから
- 想定外の質問をされたから
- 事前準備した内容を忘れたから
1つずつ解説します。
原因①緊張してしまったから
面接で黙り込んでしまう原因として、もっともよくあるのは緊張してしまったからというものです。
就職活動は人生がかかったものであるため、ほとんどの就活生が極度に緊張しています。
また、慣れないスーツを着なければならなかったり、ビジネスマナーや敬語の使い方に気をつけなければならなかったりするため、緊張はよりいっそう増すでしょう。
その結果、頭が真っ白になってしまい、思わず黙り込んでしまったという就活生は少なくありません。
一生懸命頑張っているからこそ、緊張して沈黙してしまうのです。
原因②想定外の質問をされたから
面接担当者から想定外の質問をされたときも、思わず沈黙してしまいやすいでしょう。
ほとんどの就活生は、面接を受けるために面接対策を万全に行い、回答内容をある程度準備していきます。
そのため、事前に予想できていた質問にはしっかりと答えられる就活生は多いも尾の。
しかし、事前に予想できていなかった質問が飛んでくると、動揺して思わず黙り込んでしまう場合があります。
しっかりと準備をしていたからこそ、想定外の事態にパニックになるのです。
原因③事前準備した内容を忘れたから
面接で沈黙してしまう原因として、事前準備した回答内容をうっかり忘れてしまったから、というものも挙げられます。
就活生は、面接の前に質問内容を予想し、それに対して回答内容を事前準備していく人がほとんどです。
しかし、緊張や疲労などの影響で、準備していた回答内容を忘れてしまう人がいます。
特に、準備した回答内容を丸暗記していた場合などは、文章や単語を1つ忘れただけで回答のすべてが出てこなくなることがあります。
そのため、なにも言葉が出てこず、思わず黙り込んでしまうのです。
もし沈黙してしまったら? 答えづらい質問への対応5選
どれだけしっかりと準備していても、本番の面接で思わず黙り込んでしまう危険性はあります。
そのため、万が一黙り込んでしまった場合はどうすればいいのかを事前に確認しておきましょう。
面接でもし沈黙してしまったら、次の5つの対応をとるよう心がけてください。
- 「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」と言う
- オウム返しで間を埋める
- 「そうですね」で間をつなぐ
- 「失礼しました」でリカバリーする
- 「わかりません」は極力避ける
1つずつ、詳しく紹介します。
対応①「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」と言う
まず、一瞬答えに詰まってしまった場合の対応策をお伝えします。
咄嗟に答えられず一瞬詰まってしまったり、聞かれた瞬間に「どうしよう」と思ったりしたときは、「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」と言いましょう。
発言後、数秒間は沈黙しても大丈夫です。
その間に、なんとか答えを考えたり、内容を思い出したりしましょう。
ただし、1回の面接で使えるのは最大でも2回程度です。
3回以上になるとマイナスの印象をもたれてしまいますから、注意しましょう。
また、「志望動機」や「自己PR」といった基本的な質問内容には使えないため、こちらも注意してください。
対応②オウム返しで間を埋める
一瞬「あ、どう答えよう」と迷ってしまったときは、質問に対してオウム返しをすることで沈黙の間を埋めましょう。
オウム返しとは、相手が言ったことをそのまま繰り返す返事のことです。
たとえば、次のような使い方で一瞬の沈黙を埋めましょう。
当社の事業内容について、あなたはどのような点を強みだと考えていますか
御社の事業内容のどのような点を強みと考えるか、でしょうか。私は、御社の事業内容の強みは、クライアント企業のDXについて最初から最後まで丸々サポートできるような包括的な事業体制にあると考えています。~以下略~
学生時代はバスケットボール部に所属していたとのことですが、部活動における挫折経験や、それに対してどう対処したかなどがあれば教えてください
バスケットボール部の活動における挫折経験と、それに対してどう対処したか、ですね。私は、バスケットボール部において副部長を務めていました。そんななかで悩んでいたのが、学年間におけるモチベーションの差でした。~以下略~
質問内容をオウム返しすることで、数秒間を埋めることができます。
くわえて、質問内容を咀嚼(そしゃく)し、頭のなかを整理することもできるでしょう。
そのため、一瞬答えに詰まったときは、オウム返しで間を埋めるのがおすすめです。
ただし、オウム返しがあまりにも多いと、面接担当者にコミュニケーション能力が低いと感じられ、ネガティブな印象をもたれてしまいます。
多用しないように注意しましょう。
対応③「そうですね」で間をつなぐ
一瞬答えに詰まったときは、「そうですね」で間をつなぐのもおすすめです。
時間にすると1~2秒間しか埋められませんが、オウム返しと異なり、ある程度多用しても気になりにくいため、困ったときに咄嗟に使いやすいでしょう。
間を埋める言葉としては、「そうですね」以外に、次のようなものもおすすめです。
- はい
- なるほど
- それに関しましては~
- 履歴書の内容とやや重複する部分もございますが~
- 先ほどお伝えした内容とやや重複する部分もございますが~
- どうお伝えすればいいか、少し難しい部分もあるのですけれども~
- 恥ずかしながら、これまであまり深く考えたことがなかったのですが~
上記のような言葉を工夫して使いつつ間を埋め、その間に答えを考えましょう。
対応④「失礼しました」でリカバリーする
もし万が一、何も言うことができずいきなり沈黙してしまったという場合は、沈黙ののちに「失礼しました」と言ってリカバリーしましょう。
基本的に、「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」や「そうですね」といった言葉もなく、突然黙り込んでしまうのは、避けたほうがいいです。
しかし、頭では理解できていても、咄嗟のことで思わず黙り込んでしまう場合もあるでしょう。
その場合は、できるだけ早く「失礼しました」と言って、沈黙をリカバリーしましょう。
「失礼しました」と言ったあとは、そのまま、質問に対する回答を述べれば大丈夫です。
また、「失礼しました」だけでもいいですが、そのあとで「少し答えに詰まってしまいました」「少し回答に迷ってしまいました」といった言葉を付け加えてもいいでしょう。
対応⑤「わかりません」は極力避ける
答えるのが難しい質問だったとしても、「わかりません」と答えるのはやめましょう。
面接の場であったとしても、そこで行われているのは人と人との会話です。
そのため、通常であれば、事前準備していた内容を忘れてしまったとしても、なんらかの返答はできるはずです。
そんななか、「わかりません」と答えてしまうと、質問内容に関して自分でしっかり考えていないと思われてしまいます。
また、業界研究や企業研究が充分でないと判断されてしまうこともあるでしょう。
「わかりません」と答えるより、言葉に詰まりながらでも、その場で考えて自分の言葉で答えるほうがいい印象をもたれます。
答えの内容に自信がないときは、「不勉強で恐縮なのですが」「勉強が足りておらず申し訳ないのですが」といった言葉を付け加えたうえで、自分の考えや気持ちを述べるといいでしょう。
面接で黙り込んでしまわないためにとるべき事前準備5選!
面接で黙り込んでしまわないためには、事前準備を入念に行うことがもっとも重要です。
面接での沈黙を避けるためには、次のような事前準備を行うのがおすすめです。
- 自己分析を深める
- 業界研究と企業研究をしっかり行う
- 面接練習を行う
- 回答は丸暗記ではなく要点を整理する
- 回答は受け売りではなく自分の言葉で考える
1つずつ解説します。
準備①自己分析を深める
まず大切なのは、自己分析をしっかり深めることです。
多くの場合、面接担当者は、就活生の人柄を知りたいと思っています。
なぜなら、自社の社風にマッチする人材を採用したいからです。
そのため、面接では人柄やこれまでの経験を問う質問が多くなります。
そして、人柄を問う質問は、会話の流れで深掘りされることが多いため、定番質問ではないイレギュラーな質問が多くなります。
このとき、自己分析をしっかり深めることができていないと、定番質問以外の質問にしどろもどろになってしまい、答えに詰まりやすくなるでしょう。
それに対して、自己分析をしっかり深められていれば、軸がしっかりしているため、どのような質問をされてもその場で考えて答えることができます。
自己分析をする際は、自分の強みや弱みを多角的な視点から捉えてみましょう。
自己認識だけでなく、自己分析の本や自己分析ツールを用いて、客観的な視点を取り入れることが大切です。
家族や友人など身近な人に「自分はどういう人間か」を尋ねてみるのもおすすめです。
準備②業界研究と企業研究をしっかり行う
次に大切なのは、業界研究と企業研究をしっかり行うことです。
面接担当者は、就活生の人柄を重視すると同時に、就活生の入社意欲も大変重視しています。
なぜなら、入社意欲の高い人材は、入社後に大きく成長することが見込まれるからです。
そして、入社意欲や業界研究や企業研究の深さからもはかることができます。
入社意欲が高ければ、その企業が属する業界やその企業についての調査・分析を怠らないはずだからです。
反対に、入社意欲が低ければ、業界研究や企業研究は甘くなってしまうでしょう。
そのため、面接では、業界や企業の情報について突っ込んだ質問をされることが多いでしょう。
面接担当者は、定番質問だけでなく、より深掘りした内容を質問したいと考えています。
なぜなら、深掘りした質問をすることによって、その就活生の本当の入社意欲を見極められるからです。
業界研究や企業研究を行う際は、表面的な情報を眺めるのではなく、自分の頭でしっかりと理解しながら研究を進めるようにしましょう。
準備③面接練習を行う
事前準備としては、面接練習を行うことが非常に重要です。
なぜなら、入念に回答を準備していても、いざ会話のなかで伝えるとなると途端に詰まってしまうことが多いからです。
面接では、想定していた質問を想定のまま聞かれることはあまりありません。
面接は会話のなかで行われるため、むしろ想定とは違うかたちで質問されることのほうが多いでしょう。
そのため、面接練習を行うことで、柔軟な対応力を身につけることが重要です。
面接練習を行うと、事前準備していた回答をうまく組み合わせながら、自然なかたちで質問に答えられるようになります。
また、想定外の質問に動揺してしまったときや、答えに詰まってしまったときの間のつなぎ方も練習することができます。
面接練習は、大学のキャリアセンターや就活支援センターで受けられることが多いです。
そのほかにも、身近にいる社会人の先輩や家族などに頼んで、練習させてもらうのもいいでしょう。
準備④回答は丸暗記ではなく要点を整理する
想定質問に対して回答を用意する際には、回答内容を丸暗記するのではなく、回答の要点を整理するかたちで準備するようにしましょう。
なぜなら、回答を丸暗記してしまうと、ど忘れしてしまいやすいからです。
就活生のなかには、回答内容を文章で完璧に用意し、それを丸暗記するかたちで事前準備を進める人がいます。
しかし、そのかたちで面接に臨んでしまうと、想定とやや異なるかたちで質問されたとき、質問から少しズレた返答をする可能性があります。
また、丸暗記した内容では対応できないと気づいたときに、パニックになったり、頭が真っ白になったりするでしょう。
そのため、回答内容を準備するときは、文章をつくってそれを丸暗記するかたちではなく、回答の要点を整理し、それを頭に入れておく方法をおすすめします。
準備⑤回答は受け売りではなく自分の言葉で考える
想定質問に対して回答を用意する際は、書籍やインターネットの回答例をそのまま覚えるのではなく、かならず、自分の言葉でしっかり考えるようにしましょう。
書籍やインターネットで、想定質問集や回答例を調べるのは非常に有効な準備方法です。
自分ひとりで質問を予想するのは不可能に近いうえ、回答例を見ることで模範回答がわかるからです。
しかし、書籍やインターネットで見た回答例をそのまま覚え、それで面接に臨むのはおすすめできません。
なぜなら、自分の言葉ではないため、どこかで違和感や矛盾が生じてしまいやすいからです。
面接担当者は多数の就活生と面接をしているため、どこかから受け売りしたような回答は簡単に見抜かれてしまいます。
書籍やインターネットの回答例は、あくまでも「参考」としてチェックしましょう。
大切なのは、模範回答例を参考にしたうえで、自分だけのオリジナルの回答を用意することです。
言葉遣いや回答の構成、回答のポイントは参考にしつつ、内容は自分でしっかりと考えるようにしましょう。
また、自分でしっかりと考えたほうが、頭にも残りやすいため、ど忘れする危険性は低くなりますよ。
まとめ
ここまで、面接で黙り込んでしまったときの対応策や、黙り込んでしまわないための事前準備について解説しました。
面接で黙り込んでしまったからといって即不採用となるわけではありませんが、沈黙を避けるに越したことはありません。
落ち着いて堂々と面接に臨むためにも、事前準備を入念に行い、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
この記事が、内定獲得のための一助となれば幸いです。