仕事以外の夢を面接で聞かれたときの回答例5選!
2024/4/21更新
はじめに
この記事では、就職活動の面接において「仕事以外の夢」を聞かれたときの回答例について解説しています。
次のような方へ向けて、面接で仕事以外の夢を聞かれたときの上手な答え方をアドバイスしていますので、ぜひお役立てください。
- 就職活動の面接対策を万全にしておきたい
- 面接で仕事以外の夢を聞かれたとき、どうすればいいのかを知りたい
- 仕事以外の夢を聞かれたときの答え方のポイントを知りたい
記事を最後まで読むと、面接で仕事以外の夢を聞かれたときの上手な答え方がわかります。
また、仕事以外の夢を聞かれる理由や答え方のポイント、NG回答例もご紹介しているため、万全な対策ができるでしょう。
面接対策を万全にしておきたい方や、予想外の質問に答える際のポイントを学びたい方は、ぜひ最後までお読みください。
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この記事の結論
結論からいうと、答え方のポイントとしては、具体的に答えることがまず大切です。
趣味や生活スタイル、なりたい人物像などについて、素朴な内容でかまわないので、具体的に答えましょう。
NGなのは、「夢は特にない」と答えることです。
意欲や計画性の低い就活生だと思われ、ネガティブな印象を与えてしまうでしょう。
就職活動の面接では、「仕事以外の夢」について聞かれることが時々あります。
頻繁に聞かれる定番質問というわけではありませんが、だからこそ、回答を準備しておらず答えに詰まってしまう就活生も多いでしょう。
この記事では、答え方のポイントやNGポイントを詳しく解説しています。
また、ポイントを押さえた回答例も5つご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
面接で仕事以外の夢を聞かれることはある?
結論から述べると、面接で仕事以外の夢を聞かれることは、時々あります。
就職活動の面接の場では、将来性や計画性、入社意欲を測るために、しばしば「将来のビジョン」や「入社後にやりたいこと」を質問されます。
そしてその流れで、仕事以外のことに関する夢を聞かれることも時々あるのです。
ただし、仕事以外の夢を聞かれる頻度はそれほど多くありません。
そのため、回答を事前準備しておらず、うまく答えられない就活生は多くいるでしょう。
そんななか、しっかりと答えることができると、面接担当者から「自己分析がしっかりしている」「臨機応変な対応力がある」と高評価を受けられるでしょう。
そのため、仕事以外の夢についてもしっかりと答えられるよう対策しておくのがおすすめです。
面接で仕事以外の夢を聞かれる理由とは?
面接で仕事以外の夢を聞かれる理由としては、次の3つが挙げられます。
- 人柄を知りたいから
- 長く働いてくれるか測りたいから
- 計画性があるか知りたいから
1つずつ解説します。
理由①人柄を知りたいから
企業側が面接で仕事以外の夢を聞く理由の1つ目は、就活生の人柄を知りたいからです。
「仕事以外の夢」に似た質問としては、将来のビジョンや入社後にやりたいことなどが挙げられます。
しかし、将来のビジョンや入社後にやりたいことを聞いても、就活生の仕事に関する価値観しかわかりません。
そのため、就活生の人柄を知るという目的で、「仕事以外の夢」について質問される場合があるのです。
仕事以外の将来設計について聞くことで、就活生の人生観や人柄をよりいっそう深く知ることができると考えています。
理由②長く働いてくれるか測りたいから
面接担当者は、自社で長く働いてくれる人材を探しています。
そして、そういった人材を見つけるために、入社意欲や、継続的に努力できる人柄かどうかなどを知りたいと考えます。
そんななかで、「仕事以外の夢」を聞くと、自分の人生の将来設計をどのように考えているのか、未来に向かって努力できる人柄かどうかなどがわかります。
将来設計をしっかりと行い、仕事でもプライベートでも継続して努力できる人柄であれば、長く働いてくれる人材だと考えられるでしょう。
理由③計画性があるか知りたいから
どの仕事においても、先を見据えて計画を立て、着実に実行していく計画性は重要です。
なぜなら、企業は組織として行動することが大切だからです。
周囲の人と協働して仕事を進めていくためには、計画を共有し、同じ目標に向かってまい進することが重要と考えます。
計画性のある人材であれば、計画を適宜変更したり、計画に基づいて行動したりする能力が期待できるでしょう。
企業は「仕事以外の夢」を質問することにより、その人が計画性のある人かどうかを見極めることができます。
なぜなら、仕事以外のプライベートな部分について聞くことで、その人がこれまでの人生をどのように生きてきたかが垣間見えるからです。
行き当たりばったりで生きてきた人は、仕事以外の夢についてうまく答えられないかもしれません。
その反面、その都度目標や計画を立てて生きてきた人は、仕事以外の夢についても咄嗟(とっさ)に答えられる可能性が高いでしょう。
仕事以外の夢について質問することで、その人の人柄や計画性を知ることができるのです。
面接で仕事以外の夢を聞かれたときのポイント
面接で仕事以外の夢について聞かれたら、次のポイントに気をつけて答えるとよいでしょう。
- 具体的に答える
- 理由もあわせて伝える
- 仕事と関連づける
ポイント①具体的に答える
仕事以外の夢について聞かれたときは、まず、具体的な内容を答えるのが重要です。
なぜなら、具体的に答えることによって、真実性をアピールできるからです。
仕事以外の夢について、抽象的な答え方をしてしまうと、「それは本当に思っていることなのだろうか」と真実性を疑われてしまいます。
反対に、具体的な内容を答えると、日ごろからそのことについて本当によく考えているということをアピールできるでしょう。
加えて具体的に答えることで、自分が計画性をもった人間であることも伝えられます。
また、物事をわかりやすく論理的に説明できる力もアピールできるでしょう。
たとえば、「マイホームを買いたいです」と答えるより、「30歳までにマイホームを手に入れたいという夢があります。そのために大学2年生のころから貯金をしており、現在のところ計画どおりに進めることができています。社会人になってからもこの調子で夢に近づいていきたいです」と答えたほうが、自分の魅力をアピールできます。
ポイント②理由もあわせて伝える
次に、夢の内容を答えるだけでなく、その理由もあわせて伝えられるとよいでしょう。
「なぜそうしたいのか」をあわせて伝えることによって、夢への真剣さや誠実さが伝わるからです。
たとえば、次の例を比較してみましょう。
- 「いつかアメリカへ旅行に行きたいです」
- 「20代のうちにアメリカ旅行へ行きたいと思っています。なぜなら、映画の『ティファニーで朝食を』が大好きだからです。映画のロケ地を巡ったり、ゆかりの地を訪れたりするだけでなく、アメリカの文化にも触れてみたいと思っています」
2つ目の回答のほうが、自分の価値観や人柄が伝わる内容です。
また、理由をしっかり説明できると、自己分析が深まっていたり、論理的思考力があったりすることをアピールできます。
ポイント③仕事と関連づける
最後に、仕事と関連づけながら答えられるとベストだといえるでしょう。
もちろん、「仕事以外の夢」を聞かれているのですから、仕事に関する目標を答えるのは質問意図からズレています。
また、むりやり仕事に関連づける必要もありません。
しかし、就職活動における面接のため、すべての質問は「仕事」のために聞かれています。
そのため、仕事以外の夢について答えるときでも、仕事に関連させながら答えるのがベストです。
たとえば、「英語の勉強をして、一人で海外旅行へ行くのが夢です。昔から洋画が好きで、主にヨーロッパの国々に憧れがあるからです。御社の業務内容にもプラスになると思っているため、社会人になったあとも現在のまま英語の勉強を続けていこうと考えています」といった答え方は、仕事以外の夢を答えつつ仕事にも関連づけられているため、ベストな回答例だといえるでしょう。
面接で仕事以外の夢を聞かれたときのNG例
面接で仕事以外の夢を聞かれたとき、NGな答え方は次の3つです。
- 「夢はない」と答える
- 印象の悪い内容を話す
- プライベートのことばかり話す
NG①「夢はない」と答える
まず、もっとも避けたほうがよいのは、「夢はない」と答えることです。
「夢はない」と答えてしまうと、面接担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。
日ごろから将来設計や目標立てを行わずに生活しているという印象を与え、「仕事への意欲も低いのではないか」と思われてしまうかもしれません。
想定外の質問に動揺したり答えに詰まったりして、「特にないです」などと答えたくなるかもしれませんが、「ない」という回答は避けましょう。
NG②印象の悪い内容を話す
2つ目のNGは、印象の悪い内容を話すことです。
プライベートでの会話ならどのような夢を語ってもよいですが、就職活動の面接の場では、一般的に印象のよくない内容は避けるようにしましょう。
たとえば、次のような話題には触れないほうがよいでしょう。
- ギャンブル
- 水商売
- お酒/たばこ
また、「宝くじで一等を当てたい」など、本人の努力や行動とあまり関係がないような夢も、面接の場では不適切だといえます。
NG③プライベートのことばかり話す
最後に、プライベートのことばかり話すのも、適切ではないため避けたほうがよいと考えられます。
もちろん、「仕事以外の夢」という話題ですから、話がプライベートな内容に及ぶのは当然です。
しかし、最後までプライベートの話に終始してしまったり、あまりにも長々とプライベートの話をしてしまったりするのは印象がよくありません。
ポイントは、最後は仕事の話へ関連づけるようにすることと、簡潔に話すことです。
仕事以外の夢に関する質問は、面接のメインの質問ではないことが多いため、長々と話すのではなく、手短にわかりやすく話すようにしましょう。
面接で仕事以外の夢を聞かれたときの回答例5つ
面接で仕事以外の夢について聞かれたときの回答例を5つご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
回答例①生きがい
私は、20代のうちに47都道府県すべてを訪れたいという夢があります。子どものころによく旅行へ連れていってもらっていた影響で、いまでも旅行が好きです。そして、高校生のころから、47都道府県全制覇チャレンジを始めました。いまの段階で32の都道府県へ旅行できています。このチャレンジは、生活に張り合いをもたせてくれていて、旅行を楽しみにすることで厳しい試験や難局をこれまでたくさん乗り越えてきました。社会人になると仕事で忙しくなると思いますが、私に活力を与えてくれる取り組みなので、社会人になってからもコツコツ挑戦していきたいと思っています。 |
ポイント:この回答は、「20代のうちに」と具体的な期限を示せているのがよいです。
また、「47都道府県すべてを訪れたい」という内容からは、好奇心や行動力、計画性がある人柄をアピールできているでしょう。
そして、仕事のモチベーションとなる生きがいをもっていると伝えることで、ストレス耐性の高さをアピールできています。
そのため、「仕事で大変なことがあっても、すぐに落ち込んでしまうのではなく、前向きに努力を重ねてくれそう」という印象を面接担当者に与えることができるでしょう。
回答例②初任給の使い方
僕は、初任給で両親に食事をプレゼントしたいという夢をもっています。なぜかというと、これまで育ててくれた両親に恩返しをしたいと思っているからです。両親は共働きなのですが、毎日仕事が大変ななか、二人で協力して家事も行ってくれ、僕を大学まで入学させてくれました。そのため、社会人になってから初めてのお給料は、両親への恩返しに使いたいと思っています。僕の両親は食べることが好きなので、少し奮発して、美味しいディナーをご馳走したいです。 |
ポイント:「両親へ食事をプレゼントしたい」という内容を伝えることで、温かみのある誠実な人柄をアピールできる回答です。
また、両親への感謝の思いや、「食べることが好きなので食事をプレゼントしたい」という明確な理由を伝えることで、回答の真実性を補強できています。
そして、初任給の使い方について話すことで、入社意欲や勤労意欲の高さもアピールできています。
「仕事以外の夢」に関する回答で困る場合は、初任給をなにに使いたいかを考えてみるのがおすすめです。
回答例③なりたい人物像
私の夢は、友達が多く、周囲の人から慕われているおじいちゃんになることです。私がこう思う理由は、自分の祖父に憧れているからです。私の祖父は非常に友人が多く、ほとんど毎日だれかと会ってお話をしたり、一緒に食事をしたりしていました。老人ホームに入居してからも、会社員時代の部下の方が会いにきてくださっていて、それを見たとき、「自分もこんなふうに歳をとりたい」と思いました。祖父が人に慕われるのは、いつも笑顔でポジティブな人だからだと思います。そして、人の言うことを否定しない優しさや、新しい価値観を取り入れる柔軟性もある人でした。祖父のようになるためには、いまの段階から、前向きさや優しさを大切にして日々を過ごすことが大切だと思います。社会人になってからは、何事にも前向きに取り組み、周囲の人に対して親切に接することができるよう、心がけたいと思っています。 |
ポイント:仕事以外の夢に関する回答としては、「どのような人になりたいか」を伝えるのもよいでしょう。
ただし、それだけでは抽象的な回答になってしまうため、この回答例のように、「どの年齢の段階でどんな人になっていたいか」を考えてみるのがおすすめです。
「こんな30歳になりたい」「こんな70歳になりたい」と伝えるのがよいでしょう。
回答例④趣味
私は、ハーフマラソンに挑戦したいという夢をもっています。私は子どものころから運動が苦手だったのですが、大学2年生のとき、そんな自分を変えたくてランニングをし始めました。はじめは非常につらかったです。しかし、続けていくうちに、どんどん速く走れるようになる面白さや、続けられているという達成感を味わえるようになっていきました。いまは、数年以内にハーフマラソンに挑戦することを目標にしていて、毎日トレーニングを続けています。ランニングで得られる体力や持続力は、社会人として働くうえでも非常にプラスになると思うので、社会人になってからもランニングを継続していきたいと思っています。 |
この回答では、まず、体力があるということをアピールできています。
回答内でも触れているとおり、社会人として働くうえで体力は重要なポイントです。
そのため、スポーツや運動を継続している方はアピールしてみてもよいでしょう。
また、この回答では、苦手分野を克服したという成功体験にも触れています。
苦手なことを克服できる人は、仕事においても、試行錯誤を重ねて問題を解決できる人材だと判断されます。
そのため、苦手なことを克服した経験がある人はぜひ伝えてみましょう。
回答例⑤生活スタイル
僕は、数年以内にペットを飼いたいと思っています。僕は動物が好きなのですが、両親は動物が苦手なので、いままでペットを飼えませんでした。そのため、社会人になったあかつきには、一人暮らしを始め、ペットを飼いたいという夢をもっています。ただ、一人暮らしを始めたばかりだと生活や経済状況も不安定だと思うので、しっかりと動物を迎えられる準備が整うまで、迎えるのは待とうと考えています。ペットを飼うためにはまず自立することが大切なので、社会人になったら、仕事や自炊、貯金を頑張って、一人前の社会人になりたいと思っています。 |
就職活動の面接の場では、大きな夢を語らなければならないと思うかもしれませんが、「小さな夢かもしれない」と思う内容でも問題ありません。
なぜなら、大切なのはスケールの大きさではなく、自分でしっかりと考えて話せる人かどうかということだからです。
たとえ「ペットを飼いたい」といった素朴な内容だったとしても、なぜそう思うのか、そのためにどう努力するのか、といったことをしっかり話せれば問題ありません。
まとめ
ここまで、面接で「仕事以外の夢」について聞かれたときの答え方や、「仕事以外の夢」を聞かれる理由について解説してきました。
面接で仕事以外の夢を聞かれる頻度はそれほど多いわけではありませんが、だからこそ、対策しておかなければ、回答に詰まってしまうおそれがあるでしょう。
将来設計や今後のビジョンなどについて一度考えてみて、そのうえで回答を用意してみてくださいね。
この記事が、万全な面接対策のための一助となれば幸いです。