外資就活アカデミアの評判は?ビジョンや選考プロセス・対策まで一挙紹介
2024/4/18更新
はじめに
外資就活アカデミアは、外資系企業の就活に特化している「外資就活ドットコム」を運営する株式会社ハウテレビジョンが母体となり、2020年卒から発足した選抜コミュニティです。
関東と関西合わせて20人程度しか加入できないほど、トップレベルを目指す外資就活アカデミアでは、「最高レベルの就活生」を「最高レベルのビジネスパーソン」に育てることをビジョンとしています。
マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストンコンサルティンググループなど、トップオブトップの企業を目指す学生なら、外資就活アカデミアへの入会を目指すことがおすすめです。
ここでは、外資就活アカデミアの概要やビジョン、選考プロセスや対策など、外資就活ドットコムの評判も含めて詳しく解説します。
選抜コミュニティは数多くありますが、トップ企業を目指すならぜひ参考にしてみてください。
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外資就活アカデミアとは
2019年卒から、外資系就活の界隈は様変わりし、Alternative internshipsやFactLogic
Executiveなどが、トップ層向けの選抜コミュニティを発足させました。
1年遅れの2020年卒から同様のコミュニティを外資就活ドットコムが発足させたものが、外資就活アカデミアです。
選抜コミュニティのなかでは、選抜人数の人数が少ない外資就活アカデミアは、Alternative internships(オルタナ)など他の選抜コミュニティよりも難易度が高く、YC塾と同程度の難易度であると言えるでしょう。
近年は、自己啓発力の高い学生が多く、選抜コミュニティは人気があり、将来を見据えて外資就活アカデミアに入会したいと思っている就活生は、非常に多いと考えられます。
外資戦略コンサル企業や外資系投資銀行のトップ企業を対象とする外資就活アカデミアでは、トップ志向の意気込みを持つ就活生にはぜひ活用して欲しい選抜コミュニティだと言えるでしょう。
外資就活アカデミアの受講内容
外資就活アカデミアでは、以下のような手厚いサポートが実施されています。
- トップティア内定者によるメンター制度
- グループディスカッション対策講座
- ケース対策講座
- ジョブ対策講座
- 企業タイアップ講座 など
選抜を通過できれば、コミュニティメンバーとしてサポートを受けながら、外資系トップティア企業と呼ばれる外資系の投資銀行や戦略コンサルの選考に臨むことができます。
外資就活アカデミアでは、選抜生それぞれに、前年度卒トップティア7企業の内定者がメンターとして個別につくため、エントリーシートの添削や面接対策など選考対策をおこなっています。
また、日頃から必要な思考トレーニングなど、さまざまな角度からサポートしてもらえる手厚さまであるのです。
このようなサポートを受けられるだけでなく、トップレベルに位置する同期の就活生と繋がりを持てるようになり、情報交換や切磋琢磨ができることも大きなメリットだと言えるでしょう。
外資就活アカデミア生限定の合宿や難易度の高い面接対策講座、ジョブ対策講座が提供されていますが、外資就活アカデミアが求めているものは、内定獲得だけではありません。
内定が決まり、アカデミア卒業後もコミュニティメンバーによる座談会や、長期インターシップの斡旋が予定されています。入社までの準備をフラットに訊ねられる空間が用意されている特徴もあります。
外資就活アカデミア 実績
外資就活アカデミアの目指す内定は、世界でもトップレベルの企業ですが、毎年確実に内定者を出しています。
ここでは、外資系の投資銀行と外資戦略コンサル企業の内定者数について紹介するので、参考にしてください。
内定実績は
内定実績には、外資投資銀行にはゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカなどがあり、外資戦略コンサル企業の内定には、マッキンゼー・アンド・カンパニーやベイン・アンド・カンパニーなど、世界で名を連ねる一流企業があります。
各年度における内定実績は以下のとおりです。
年度 | 外資投資銀行 | 外資戦略コンサル企業 |
1期 | 16名 | 15名 |
2期 | 13名 | 19名 |
3期 | 14名 | 25名 |
4期 | 11名 | 13名 |
5期 | 10名 | 10名 |
6期 | 5名 | 2名 |
※上記内定企業には、以下の企業が含まれています。
(外資系投資銀行) ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、バークレイ、UBSグループ、ラザードフレール、クレディ・スイス証券 (外資戦略コンサル企業) マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストンコンサルティンググループ、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、ローランド・ベルガー、ZSアソシエイツ、PwC Strategy&、Accenture (Strategy)、アーサー・D・リトル、経営共創基盤(IGPI)、ドリームインキュベータ、コーポレイトディレクション |
外資就活アカデミアのビジョン
外資就活アカデミアは、最高レベルの就活生を育てて、最高レベルのビジネスパーソンにすることをビジョンとしています。
そのため、外資就活アカデミアの厳しい選考を通過できる、トップレベルの就活生が集うコミュニティです。
外資就活アカデミアは、トップオブトップ志向とトップティア7企業を目指しており、そのレベルに達する見込のある就活生のみ入会が許されるため、競争率は非常に高いと言えるでしょう。
ここでは、外資就活アカデミアにおける2つのビジョンについて詳しく解説します。
トップティア7企業
外資就活アカデミアが育て上げたビジネスパーソンの就職先として考えているのは、トップティア7企業と呼ばれる企業です。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストンコンサルティンググループ
- ベイン・アンド・カンパニー
- ゴールドマン・サックス
- モルガン・スタンレー
- J.P.モルガン
- バンク・オブ・アメリカ
前述の内定実績でも紹介した、世界でもトップレベルの外資系投資銀行や外資戦略コンサル企業となっています。
トップティア7企業内定者との縦の繋がりを持ったり、企業や現役社員となどと繋がったりと大きなメリットを入会者に提供しているのです。
トップオブトップ志向
上位のなかでも、トップの偏差値を誇る就活生しか加入できない外資就活アカデミアは、前述でも紹介したとおりトップティア7企業と縦の繋がりを持っています。
トップティア7企業のうち、3企業の就職難易度が発表されていたので参考にしてください。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー:68.9
- ボストンコンサルティンググループ:66.5
- モルガン・スタンレー:61.0
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」と「ボストンコンサルティンググループ」は、全企業のなかでも1位・2位とトップの就職難易度を誇る企業です。
それほど就職が難しい企業と縦の繋がりを持つ外資就活アカデミアは、トップオブトップ志向を持ち、入会できる人数はわずか各期ごとに20名足らずだと言われています。
しかし、トップ企業への就職を目指す就活生にとって、外資就活メディアは通常の就活では得られない特別な就活が可能となるため、非常に高い人気となっているのです。
外資就活アカデミアの入会には選考を受ける必要がある
トップオブトップ志向の外資就活アカデミアを目指すなら、入会に対する選考を受ける必要があります。
トップ企業を目指す就活生なら、誰でも外資就活アカデミアに入会できるわけではないのです。
就職難易度の高い企業を目指したいなら、まずは外資就活アカデミアに入会するため、しっかりと選考対策をおこなうことが重要となります。
ここでは選考対策をおこなうために必要な、外資就活アカデミアではどのような選考がおこなわれているのかという情報をご紹介します。
なお、外資就活アカデミアの選考時期は、例年2~3月に実施されています。
外資就活アカデミアへの入会を検討している就活生は、必ず募集要項も目を通しておきましょう。
エントリーシートとグループディスカッション
外資就活アカデミアの選考には、エントリーシートによる選考がおこなわれます。
エントリーシートを準備したら外資就活ドットコムにログインし、就活アカデミアにエントリーしましょう。
エントリーシートでは、なぜそのコミュニティを選んだのか、コミュニティに入会したらどのように能力を伸ばすのかなど、志望動機や自己啓発に対する評価が選考基準となると考えられます。
また、グループディスカッションによる選考もあり、1日に2回、2日間にわけて開催され、4日程のうちいずれかに参加することになります。
なお、グループディスカッションの時間は各日程とも2時間の予定ですが、最大1時間延長される場合もあるため、参加後に予定を控えている場合には注意しておきましょう。
面接(2回)
外資就活アカデミアの面接は2回おこなわれています。
- 個別ケース面接
- 最終面接
個別ケースでは約1時間、最終面接では30分程度を予定しています。
秋の選考に参加するデメリット
外資就活アカデミアは、春のみ選考がおこなわれていますが、他の選抜コミュニティでは秋の選考も実施されています。
しかし、秋の選考には3つのデメリットが考えられるので注意しておきましょう。
- 肝心な選考対策が受けられない
- 限られた学生だけが選抜される可能性が高い
- 倍率が春の選考よりも高い
どの選抜コミュニティの選考対策を見ても、サマージョブに合わせて選考対策がおこなわれているという特徴があります。
秋の選考で選抜コミュニティへの入会を狙う場合、こうした選抜対策に対する講座が受けられないことになってしまうデメリットがあるのです。
また、選抜コミュニティは内定実績の向上を目指していることから、秋の選考では内定の可能性が高いと考えられる学生が選考を突破している傾向にあります。
戦略コンサルタントや、外資系投資銀行などのサマージョブへの参加経験がある学生の方が有利であると考えておくべきだと言えるのです。
このような背景から、秋の選考は能力の高い学生がエントリーする可能性が高く、春の選考よりも倍率が高くなってしまうデメリットがあります。
選抜コミュニティへの入会を狙ったり、トップティア7企業への就職を狙ったりする学生は、外資就活アカデミアの選考時期を見逃さないようにしておいてくださいね。
外資就活アカデミアの選考対策
外資就活アカデミアの選考を確認したところで、ここからは選考対策を解説していきます。
トップオブトップをビジョンに掲げて、他の選抜コミュニティとの差別化をはかっている外資就活アカデミアは、エントリーシートも含めて非常に倍率が高いと考えておくべきです。
一般的な選抜コミュニティでは、ネガティブチェックをチェックする程度のエントリーシート選考ですが、外資就活アカデミアは違います。
心してエントリーしなければ、外資就活アカデミアに入会する権利を手にすることができません。
ぜひ、ここで選考対策のヒントを得て、いまから準備しておきましょう。
エントリーシート・グループディスカッション対策
外資就活アカデミアのエントリーシート選考では、志望動機や将来像など、自己分析や文章構造が正しくおこなわれているかなどを、しっかりチェックされます。
志望動機などを記入するときは、PREP法を用いて結論から延べ、説得力が増すように意識しておきましょう。
おすすめの記入方法は以下のような順で記載することです。
- 結論
- 結論に対する理由
- 結論に関する具体例
- 最終結論
グループディスカッションでは、1問あたりの時間は20分前後と短いですが、チームメンバー変更を繰り返しながら、2~3問のグループディスカッションが出題されます。
一般的な出題傾向は、売上向上に関するビジネスケースですが、稀に予想もつかないような数字を論理的思考能力頼りで概算するフェルミ推定が出題される場合もあるので、しっかり対策しておくことが大切です。
外資就活アカデミアには、外資系金融志望の高い就活生が集まっていますが、意外とおろそかになりやすいフェルミ推定の対策は、しっかり対策しておいた方が安心だと言えるでしょう。
外資就活アカデミアのエントリーシートや、グループディスカッションの選考倍率は公表されていませんが、グループディスカッションの倍率は一般的に5~10倍と言われています。
そもそも所属人数が少ない外資就活アカデミアでは、他の選抜コミュニティ選考よりも倍率が高いと考えられるため、10倍以上の倍率があると考えて挑んだ方が良いでしょう。
エントリーシートでは、他の学生と差別化をはかる内容で自己PRをしっかりおこない、グループディスカッションでは、リーダーシップをはかって積極的に取り組む姿勢を心がけておいてください。
面接対策
面接から「外資系コンサル」と「外資系銀行」の志望に分かれて選考がおこなわれているようです。
一般的に外資系コンサル志望の学生にはケース面接、外資系銀行志望の学生には人物面接が適用され面接による選考が実施されています。
「ケース面接」では、特定の課題に対し一定時間で考えて回答します。その後続けて面接官より質問があるため、矛盾点が出ないように次々回答していかなければなりません。
論理的思考力や、問題解決能力が試される選考となるので、回答の矛盾や破綻がないよう回答できるよう、何度も繰り返し過去問を解いておきましょう。
「人物面接」では、人柄を重視した面接となるため、自己分析によりアピールできる部分をしっかり把握しておくことが大切です。
このとき、必ずしも飾り立てて良い人柄を演じる必要はありません。
どのような言葉で伝えれば、自分自身の魅力を伝えられるかをよく考えておきましょう。
また、面接官の質問の意図もしっかり理解することも重要です。
求められている回答に対し、自己PRを含めて回答にオリジナリティを出すようにすることがおすすめです。
ケース面接の選考を突破すると、最終面接です。
短い最終面接ですが、企業と同じような面接対策として、以下のようなポイントを重視して対策しておきましょう。
- 入会後はどのようなことをやりたいか
- 将来、どのようなことを目指しているのか
- なぜ外資就活アカデミアでなければならないのか
一般的な志望動機や将来像となりますが、他の就活生と類似する回答をしても選考を突破することは困難です。
いかに自己PRができるかがポイントとなるので、自己分析から考えられる自分だけの強みを見つけておきましょう。
外資就活ドットコムの口コミ評価を紹介
旧帝大や早慶大学など、最難関と言われる上位大学にシェア率が高い外資就活アカデミアですが、そもそも株式会社ハウテレビジョンが運営する就活サイトの外資就活ドットコムが、本当に大丈夫なのか心配に感じている人も少なくないようです。
そこで、外資就活ドットコムについて調べてみると、肯定的な評価と否定的な評価があることがわかりました。
外資就活アカデミアの母体に対する口コミを確認しておくことも大切ですよね。
ここでは、それぞれの口コミについて紹介するので、参考にしてみてください。
肯定的な評価
外資就活ドットコムの口コミで、肯定的な評価であったのは、以下のようなコメントでした。
- エントリーシートの書き方が参考になる
- ケーススタディのお題を事前に知ることができる
- 就活のトップ層は、外資就活ドットコムとワンキャリア
難関大学では浸透してきている外資就活ドットコムは、外資系企業への志望を持つ学生が増えてきてる背景もあり、全国の大学へと広がりつつあります。
大手企業の選考を確認するなら、外資就活ドットコムの登録は欠かせないと言え、上手なエントリーシートの書き方を参考にして自分と見比べることに役立っているようです。
また、実際に出題されたコンサルティングファームのケーススタディを確認できるので、多角的な物事の考え方などへの回答などが多数あります。
参考にできる知識を豊富に有しているため、実際の外資系企業でありうる面接の参考となり、トレーニングになることでしょう。
否定的な評価
トップ企業を目指すための外資就活ドットコムですが、否定的な口コミもあったのでご紹介します。
- 質問コーナーで回答している人が怪しい
- 過去にリクナビへ情報を売っていた
- 大手企業しか情報がない
外資就活ドットコムでは質問箱コーナーがありますが、戦略コンサルのプロフィールが公開されておらず、回答している人が誰なのか怪しいという声がありました。
また、過去にリクナビが学生情報を企業と売買する関係にあり、この事件が明るみになったとき、外資就活ドットコムが加担していたことがリクルートキャリアの会見で明らかにされました。
これは、外資就活上の行動をリクルートに提供していたという内容であり、結果的に外資就活ドットコムを利用していた学生も被害を受けたと考えられるのです。
人気企業やトップ企業の情報が豊富な外資就活ドットコムは、その特徴から大手企業しか情報を取り扱っておらず、万人受けするものではないと言えるでしょう。
たとえば、ベンチャー企業や中小企業を目指す学生なら参加は無意味ですし、キャリアに興味を持っていない人にとっても、あまり大きなメリットはないでしょう。
どんな学生にマッチしたサービスなの?
外資就活アカデミアは、全国の大学生を対象としています。
エントリー後は厳しい選考が控えていますが、選考を突破すればトップ企業を目指し、入社できる可能性が高まる就活が期待できると言えるでしょう。
そんな外資就活アカデミアにマッチしている学生は、以下に考えている就活生です。
- 外資系コンサルや外資系銀行など、トップティア企業に就職したい
- 難関インターンの内定をもらうため、情報収集や対策をしたい
- 同期生のトップレベルと繋がりたい
- 外資系のトップ企業や内定者と繋がりを持ちたい
- 自分自身のキャリアに向き合いたい
このように、他の就活生と差別化したり、自分自身を成長させたりなど、大きな目標を掲げている学生に向いていると言えるでしょう。
まとめ
トップオブトップの企業への就職を目指す就活生を育てている外資就活アカデミアは、関東と関西合わせても20人程度しか加入できない外資就活ドットコムが運営する選抜コミュニティです。
トップティア7企業との強固な繋がりを持つ外資就活アカデミアなら、企業タイアップや講座メンター制度など、通常の就活では考えられないほどの強い味方になってくれるでしょう。
トップ企業を目指す学生なら、就活をリードするためにも、一度は選考会に参加してみてください。