就職活動で優秀な学生だと思われる方法を徹底解説!
2024/4/19更新
はじめに
就職活動をしていると企業の説明会やグループディスカッションなどで多くの学生と出会うことになります。
他の学生と出会うことで新たな視点に気付けたり、就職活動の情報を聞くことができたりしますが、中には自分より優秀な学生が多くて圧倒される場合もあるでしょう。
企業側としても優秀な学生を確保しようと躍起になって採用活動を実施しており、2024年時点で売り手市場になってきています。
そんな状況で自分を優秀な学生だと企業に思わせれば、企業に興味・関心を持ってもらえて内定を獲得しやすくなるのです。
ここでは就職活動における優秀な学生とはどのような学生なのか、優秀な学生だと思わせるポイントやアピール方法などを詳しく解説しますので、希望の企業の内定を得ようとしている就活生の方はぜひ最後までご覧ください。
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優秀な学生が多いイメージのある業界・企業
東洋経済オンラインが過去に発表した「優秀な学生しか入れないイメージの会社TOP20」では、商社やコンサル、広告業界に属する企業が目立ちました。
日本有数の有名企業だけが入っているため業界全体を図るのは難しいですが、様々な取引先を相手に仕事をする商社は昔から優秀な学生が多いイメージを持たれるようです。
また、経営や会計、人事などの問題に対し、経営戦略やマーケティング、IT戦略など多方面でサポートをするコンサルティング業界も、幅広い提案をするイメージから優秀な学生が多いと見られています。
メディアを扱う広告や出版も調査力や興味・関心を引く能力が求められるため、優秀な人材でないと務まらない印象が強く持たれるでしょう。
その他には近年成長著しいIT業界や通信業界も時代の最先端技術を扱う点を見ると、優秀な学生が多くいるイメージを持たれがちです。
これらの業界に属するすべての企業に優秀な学生がいるわけではありませんが、優秀な学生の比率は上がっていくと考えられます。
参照ページ:「優秀な学生しか入れない」イメージの会社TOP20 伊藤忠が他を圧倒、コンサルや広告も上位に | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
企業が思う優秀な学生とはどんな学生か
就職活動で企業が採用したいと思わせる学生の特徴を紹介します。
以下の特徴を持つ学生は優秀な学生だと思われることが多いので、アピールポイントとして参考にしてください。
コミュニケーション能力が高い
就職活動をしていると、多くの企業が求める人物像にコミュニケーション能力のある学生を希望したり、企業の公式サイトにもコミュニケーションが取れる学生を希望する内容が書かれたりしています。
社会人では、仕事で取引先の相手やお客様と接する機会が多くなるため、意思疎通ができる人材が求められやすいです。
また、社内でも多くの社員や従業員と一緒に働くため、和を乱さずに円滑に仕事を進められる学生が必要とされています。
自分の意見を伝える他、相手の話しを聞くこともコミュニケーションの一環です。
社会に出ると様々な人々と仕事をするので、学生時代の頃よりもコミュニケーション能力は重要となります。
論理的思考力がある
論理的思考力があると自分の考えを相手に伝えられるだけでなく、分かりやすく相手に伝えることが可能です。
例えば、エントリーシートでもだらだらと長いだけで何が伝えたいのか分かりづらい文章より、伝えたいことが分かりやすく簡潔に伝えられている方が好印象を持たれます。
文章を組み立てる能力があると、仕事でも資料をまとめるのが得意だと思われやすいです。
また、問題点を発見して解決するときにも課題を一つずつ見つけて対策をするスキルとして論理的思考力が発揮されます。
一つ一つの考えが理由を持って組み立てられる学生は優秀だと判断されるでしょう。
自主性を持って動ける
社会人ともなれば自分の行動に責任が伴います。
自分の行動や言動に責任を持ち、自ら動ける学生は優秀だと思われやすいです。
指示待ち人間ではなく、自分から仕事や課題を見つけて取り組める人材は企業にとって良い影響を与えることが多いため、自主性のある学生は企業からも人気と言えるでしょう。
失敗から学ぶことができる
人間は誰もが失敗するものであり、常に成功し続けられる人はいません。
企業もそのことを理解しているため、失敗してきた学生でも敬遠することはそこまでないと言えるでしょう。
大事なのは失敗した経験を次に活かすことです。
失敗から改善点を学び、そこから新しい挑戦ができる人を企業は求めています。
失敗しても引きずらず、失敗から学ぶ姿勢を見せていきましょう。
自分の強みや性格を適切に把握している
就職活動では自分の強みや性格を理解している学生ほど、自分をアピールして企業にアプローチしています。
自分自身がどのような人間なのかを正確に把握していれば、自分が会社に入社してどのような成果をもたらすことができるのかを企業側に上手く伝えられるでしょう。
自分の性格や強み、できることなどを伝えられれば、企業側も自己分析を徹底して行っていると判断してもらえます。
就職活動の選考では、自己PRは高確率で出題されるため、自分を上手く説明できる学生ほど他の学生より優秀なことをアピールできるでしょう。
礼節や常識をわきまえている
社会人になるわけですから最低限のマナーは必須となります。
挨拶やお礼など、人としてできて当たり前のことを身に付けておきましょう。
むしろ挨拶や感謝ができない人間は、企業からマイナスな評価を受けやすいです。
選考でも印象が悪くなってしまうため、恥ずかしくないように礼節や一般常識は確認しておくことをおすすめします。
以下、わきまえておいた方が良い内容について書き出します。
- 挨拶が言える・返事を返せる
- 感謝の気持ちを表す・お礼が言える
- 遅刻をしない
- 仕事・プライベートともに約束を守る
- 身だしなみが整っている
- 報連相を徹底する
企業研究を徹底してできている
企業からすると、自社や自分たちの業界をしっかりと調査している学生は評価が高くなります。
企業研究しているほど学生の志望度や熱意を汲み取ってもらえますし、企業としても自分たちのことをよく調べていると感じ、学生の情報収集能力を評価するでしょう。
情報収集能力は仕事をする上でも活用されますし、学ぶ姿勢も社会人になってから重宝されるため、企業研究が十分にできている学生ほど優秀な人材だと捉えてもらえるはずです。
企業によって優秀な学生の定義は変わる
優秀な学生だと感じるポイントをいくつか紹介しましたが、企業に応じて優秀な学生の判断基準は変わるのです。
ここでは企業によって変わる優秀な学生の定義を2点解説します。
業界・業種で求める能力が異なる
業界や企業によって業務内容はまったく異なるものとなるため、求められる能力も変化します。
例えば、接客が得意な人が研究職や製造業などに配属されても能力を活かしきることは難しく、企業側も自社には合わないと感じるでしょう。
学生の性格や強みから学生に合った仕事を企業も割り振りたいので、希望する企業の仕事内容に適した強みをアピールすることが重要です。
企業の社風や価値観によって求める人材が異なる
企業にはそれぞれ社風や価値観が存在しており、まったく同じ社風や雰囲気を持つ会社はほぼありません。
企業側は自分たちの考え方や価値観に共感できる学生と一緒に働きたいと思っています。
結果、価値観が合う学生が優秀な部類に入ることが多いです。
企業の社風や価値観、考え方を調べて企業にマッチする学生だと思わせましょう。
企業が求める人材こそが、企業にとって優秀な人材に当てはまります。
就職活動の際は企業の求める人物像を参考に自分のアピールポイントを探し、企業にとって優秀な学生だと思われるように動いてみましょう。
特別な経験はいらない
優秀な学生である条件に、他の学生が経験したことのないような経験をしていないといけないと思う学生がたまに見受けられます。
特別な経験は就職活動の選考においてアピールにはなりますが、経験しただけで選考を突破できるわけではありません。
選考では自分が経験したことを通して自分という人間をアピールすることが大事です。
自分が過去にこのような経験をした、経験の中で課題が見つかり乗り越えるためにどんな対策をしたのか、対策をした結果どうなったのか、経験から何を学んだのか、学んだことを将来どのように活かすのかなど、自分が経験したことを通じて入社後の活躍を企業にイメージさせる必要があります。
この説明が上手くできれば、特別な経験がなくても企業側が採用したくなる学生だと思わせることが可能です。
アルバイト、サークル、ゼミなど代わり映えのない経験でも自分がその中で頑張った出来事を探しましょう。
ありきたりな題材でも中身がしっかりと話せていれば、企業に響きます。
自分を理解しており、強みも分かっている優秀な学生だと思ってもらえるでしょう。
学力を重視する企業が少ない
優秀な学生というと、学力・学歴に目がいきがちになります。
就職活動をしていると1度は学歴フィルターという単語を聞く機会もあるかもしれません。
たしかに学歴を重視する企業もあり、そういった企業では優秀な学生の定義に学力も含んでいる可能性が高いと言えるでしょう。
有名な大手企業や少数精鋭のベンチャー企業では、学歴フィルターがかかっていることがあります。
企業の採用ページや就活サイトを参考に学歴フィルターがないか確認しておくと良いでしょう。
学歴フィルターをかけている企業は一部ありますが、日本では学歴フィルターをかけていない企業の方が大半を占めています。
企業が重要視するのは学歴ではなく、学生の内面や人物面です。
自社の価値観などを共有でき、ともに働くうえで企業にマッチする学生を探しています。
このことから高学歴な学生だけが優秀な学生かと言うと決してそのようなことはなく、企業が欲しがる人材にフィットする学生が優秀な学生だと言えるでしょう。
企業が思う優秀ではない学生とは
企業が思う優秀な学生の特徴を紹介しましたが、優秀ではないと思われる学生の特徴も存在します。
そのような特徴を把握し、対策しておくことで企業側から優秀ではない烙印を押されずに済むのです。
ここでは企業が思う優秀とは言えない学生の特徴を紹介するので参考にしてください。
自己分析ができておらず、自分を理解していない学生
企業の選考では自分の能力をアピールし、企業に必要な人材だと感じてもらうことが重要です。
そのためには自分自身の強みや能力、考え方、性格などを知っていないといけません。
そこで必ずと言っていいほど実施するのが自己分析ですが、この自己分析が疎かになっていると自分の強みやアピールポイントを上手く伝えられなくなります。
企業側も学生の強みや考えが分からず、自社にマッチする人材なのか判断を下せなくなるでしょう。
結果、自分自身を理解していない学生だと思われ、優秀な人物ではないと判断されます。
就職活動は企業に自分をアピールする場です。
自己分析を徹底することでエントリーシートや面接で自分を上手くアピールでき、選考の突破に繋がります。
自己分析を何から始めたらいいのか分からない学生の方は、まず性格検査から始めてみましょう。
現代ではWebやアプリ上で性格検査が簡単に受けられるので、検査を受けて自分の性格を把握するのがおすすめです。
性格が分かれば、そこから強みや考え方なども深掘りしていくことが可能となるでしょう。
自分の経験してきたことや強みを探すのに苦労する場合は、周りの人に聞いてみましょう。
自分では気が付かなかった強みが見つかることがあります。
家族や知人、就活サイト、大学の相談センターなどを駆使して自分を掘り下げてみてください。
やる気や意欲が欠けている学生
選考に来ても目に見えてやる気のない学生は優秀ではないと思われがちです。
例えば、志望動機がまとまっていない、業界研究や自社の研究ができていない、返事に覇気がないなど意欲に欠ける要因は数多くあります。
企業としても本気で自社に入社を希望してくれている学生を採用したいわけですから、熱意がなくやる気が感じられない学生は採りたくはないでしょう。
業界・企業研究を徹底し、企業に響く志望動機を書いたり熱意を伝えたりすることで優秀な学生だと思われる可能性は高まります。
企業研究、声のトーンや声量、選考に臨む姿勢などを意識してやる気に満ち溢れている学生だと思わせましょう。
時間や一般常識にルーズな学生
優秀な学生の項目で紹介した礼節や常識をわきまえている学生の反対版です。
挨拶ができなかったり、社会人としてのマナーが備わっていなかったりすると取引先や周囲の人たちに悪影響を及ぼす可能性があります。
そのような人材を企業も優秀だとは思わないでしょう。
また、社会に出ると学生時代以上に時間に厳しくなります。
遅刻は印象を悪くしますし、納期が守れないと業務に支障をきたします。
タイムスケジュールの管理と、世間一般とされる常識は身に付けておいた方が企業からの印象は良くなるでしょう。
最低限の自律ができていない学生
社会人になるわけですから、いつまでも周りに頼り切りになる生活からは離れる必要があるでしょう。
「絶対に一人暮らしをする」という訳ではありませんが、何でも親に決めてもらうのは避けた方がいいです。
中には会社説明会に親と参加したり、入社を親に決めてもらう学生がいたりしますが、企業側から見ると自律できていない学生だと思われてしまいます。
入社後は自分の言動に責任が出てくるわけなので、親の力は頼れません。
自分一人の力で物事の選択をする機会も増えてくるため、一人だと何もできない学生は優秀とは判断されないでしょう。
万能な人材より一つのことに特化した人材が必要
企業は一人で何でもできる人材より様々な能力や特徴を持った人たちが集まって仕事を進めていきます。
何でもできる人材が優秀なのは間違いないですが、企業が求めているのは一芸に特化した人材です。
同じような学生ばかり集まっても視野が狭くなり、プロジェクトも回りづらくなることが多いとされています。
自分の強みが一つしかないと悲観する学生がいますが、強みが一つでもあれば企業からの内定を十分狙えるはずです。
自分の強みや能力を企業に対してどう活かしていくのか伝えていくと、企業側の印象に残りやすいでしょう。
優秀な学生だと思われる方法
企業に優秀な学生だと思わせる方法を3点紹介します。
すぐに開始できる方法もあるので意識してみてください。
エントリーシートでアピールする
企業の選考で受けることが多いのがエントリーシートです。
エントリーシートは自分を企業に伝える最初の手段になります。
そのエントリーシートのクオリティ次第で優秀な学生だと思わせることが可能です。
自己PRや学生時代に力を入れたことなどを適切に記載していれば、自分の強みや性格が理解できている学生だと企業も捉えてくれるでしょう。
また、志望動機も書けていれば企業・業界研究をしている学生だと思われ、熱意も認めてもらえます。
エントリーシートを分かりやすい内容で伝えたいことが書けていれば、論理的思考力や文章の書き方も熟知している学生だと思わせられるでしょう。
曖昧な書き方は避け、詳細かつ簡潔に文章を書く意識をしましょう。
結論を先に伝えるPREP法を使うなど分かりやすいエントリーシートを心掛けてください。
企業説明会でアピールする
企業説明会は選考ではないですが、企業側は説明会の時点で学生の言動や様子を確認しています。
説明会を受ける態度が悪かったり、やる気のない学生は悪い意味で印象に残ってしまい、選考で不利になる可能性があるのです。
反対に説明会で良い印象を与えられれば優秀な学生だと思われ、選考においてもプラスに働くことがあるでしょう。
身だしなみや挨拶など基本となるポイントを意識する他、メモを取ったり質問をしたりするなど意欲のある姿勢を見せていきましょう。
最初のアプローチに成功すると顔を覚えてもらえる可能性もあります。
説明会に参加する前に、その企業のことを調べておくなど工夫してみてください。
印象を良くする
第一印象は見た目や声で決まることが多いとされています。
もちろん見た目がすべてではありませんが、自分の身だしなみも整えられない人が優秀な人には思えないのも事実です。
最初に悪い印象を持たれてしまうと、なかなか好印象に持っていくのは難しくなってしまいます。
自己PRや話の内容が良くても第一印象が悪いと説得力を欠くことになりかねないので、第一印象には特に注意しましょう。
- 以下の内容を意識して第一印象を良くしてみてください。
- 身だしなみを整える
- 姿勢を正す
- 表情を豊かにして口角を上げる他、相手の目を見て話す
- 声のトーンを上げたり、抑揚をつけたりする
いきなり意識して実践しようとしても上手くいかないことが多いため、日頃から少しずつでも良いので心掛けていきましょう。
参照ページ:第一印象を左右する3つのポイントをおさえよう! – お役立ちコラム│神奈川・横浜の人材派遣・派遣求人【日総ブレイン】 (nsbrain.jp)
企業が求めている人材であることをアピールしよう
企業にとって優秀な学生とは企業の求める条件に当てはまる人材のことです。
募集要項や求める人物像を確認し、企業の求めている人材がどのようなものなのか調査しましょう。
社員のインタビューからどのような人物がその企業に適しているのか調べることも可能です。
OB訪問や座談会なども活用し、企業の求める人物像と自分の強みを当てはめてアピールしていきましょう。
まとめ
優秀な学生の定義は企業によって変化しますので、志望する企業の求める人物像の調査は欠かせません。
この記事で挙げたように、どの企業でも持っていると歓迎されやすい能力もあるため、自分に当てはまるものがあれば自己PRでアピールしていきましょう。
仮になくても自分の経験した体験を元に強みを話すことができれば、選考の通過はしやすいです。
企業にとって優秀な学生になることを目指して、できることから始めていきましょう。