インターンのお礼メールはいらない?好印象を与える書き方や例文を紹介
2024/3/24更新
はじめに
インターンシップに参加したあと、お礼メールを送るべきか悩む学生は非常に多いです。
短期のインターンシップでは、人事の方に印象が残っているかわからないですし、不要なメールを送ってしまうのは逆に失礼かと考えてしまうでしょう。
実際、インターンシップのお礼メールを書くことで印象が良くなることはあります。
今回は、インターンシップのお礼メールがそもそも必要なのかどうか、また、お礼メールを書くときのマナーを例文も合わせて解説していきます。
インターンシップで少しでも人事の印象に残りたいという方、今後の選考で周りより一歩リードしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
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インターンのお礼メールは必須?
インターンシップのお礼メールを送るべきかどうかは、インターンシップの期間によっても変わるでしょう。
長期インターンシップの場合は、長期間その会社にお世話になったわけですし、親しい社員さんもいるでしょうから、必ず感謝のメールを送りましょう。
短期インターンシップの場合、インターンシップのお礼メールを送る必要がないと考える学生は少なくありません。
特に、1dayのインターンシップや、あまり社員さんと関わらなかった場合、「誰にお礼メールを送ればいいかわからない」、「お礼メール送る意味があるの?」といった疑問が湧いてくるでしょう。
短期インターンシップのお礼メールは必須ではありませんが、送るべきだと言えます。
インターンシップのお礼メールを送った方が人事からの印象は良くなりますし、それによって周りに差をつけることができます。
また、インターンシップを実施している社員さんは、普段それ以外の仕事がメインですから、時間を割いてくれたことに感謝すべきでしょう。
お礼メールが送られてきて不快だと感じる人はいませんし、むしろ企業側もインターンシップを実施してよかったと思ってくれるのではないでしょうか。
そのため、お礼メールは純粋に感謝を伝えるために送るべきだと言えます。
ただ、お礼メールを書く際は、送るタイミングや書き方のマナーを理解していないと、かえって失礼なメールを送ってしまうことにもなりかねません。
インターンシップ後にお礼メールを書くのであれば、タイミングやマナーに気をつけて書くようにしましょう。
お礼メールを書くときのマナーについてはこの後解説しますので参考にしてください。
インターンのお礼メールはなぜ書くべきなのか
では、インターンのお礼メールを書くべき理由を詳しく紹介します。
インターンのお礼メールを書くべき理由は次の4つです。
- 印象に残る
- 他の学生より一歩リードできる
- 返信が来ることもある
- アピールする機会になる
- 内容を振り返ることができる
印象に残る
インターンシップのお礼メールを書いた方が、書かないよりは印象に残るでしょう。
やはり、短期インターンシップに参加してお礼メールを書くか悩む学生は多いです。
そんなとき、礼儀正しい文章でインターンシップのお礼メールが届いたら、その学生に「礼儀正しい律儀な学生」という印象を持つでしょう。
また、ビジネスシーンにおいて、商談後に取引先との信頼関係を構築するためにお礼メールが使われます。
就活でも同じで、インターンシップ後にお礼メールを送ることは企業との信頼関係を作るためにすべきでしょう。
他の学生より一歩リードできる
インターンシップ後にお礼メールを送ることで、他の学生より一歩リードできます。
短期インターンシップだと、お礼メールを送らない学生は多いようです。
そんな中でお礼メールを送ることで、他の学生に差をつけることができます。
本選考で有利に進めたいのであれば、お礼メールは送るべきでしょう。
返信が来ることもある
インターンシップ後にお礼メールを送ると企業側から返信が来ることもあります。
企業によっては、インターンシップのフィードバックを書いて送ってくれることも。
インターンシップでの成果や課題を次回に活かしたいのであれば、お礼メールは送っておくべきです。
アピールする機会になる
インターンシップ後のお礼メールでは、インターンシップを通してどんな学びを得たかを書くことで、自分の言動やインターンシップでの成果などをアピールすることができます。
お礼メールに「〇〇さんのお話を聞いてこう思った」「より入社意欲が高まった」などを書けば、入社意欲の高い勉強熱心な学生だという印象を持ってもらえる可能性が高いです。
内容を振り返ることができる
お礼メールを書くことで、インターンシップの内容を振り返ることができます。
インターンシップのお礼メールでは、ただ感謝の気持ちを伝えるだけでなく、インターンシップで何を得たのかを書くのがポイントです。
これを書くと、相手にインターンシップでの成果を伝えるだけでなく、自分自身もその会社のインターンシップでどんなことを行ったのか振り返ることができます。
本選考でインターンシップの内容について質問されることもあるため、お礼メールはインターンシップの内容を忘れないようにする方法の一つです。
インターンのお礼メールを送るベストなタイミング
インターンシップ後にお礼メールを送るなら、相手に失礼と思われないタイミングで送りたいものですよね。
インターンシップ後のお礼メールを送るベストなタイミングは、インターンシップ終了後の当日中です。
インターンシップが終了したらなるべく早く送ります。
なるべく早くお礼メールを送るべき理由は、お互いにインターンシップの内容について記憶が新しいためです。
メールで送る場合、担当者は余裕のある時間にメールをチェックしますから、時間帯はあまり気にしなくて良いでしょう。
ただ、人によっては深夜帯にメールを送るのは失礼に当たると考えている人もいます。
そのため、お礼メールを送るのが深夜になってしまう場合は、次の日の朝から午前中に送りましょう。
インターンのお礼メールを送るのが遅れてしまったら
「インターンシップ後にお礼メールを送るのを忘れてしまっていた」「後から送るべきだと知った」という場合もあるでしょう。
インターンシップのお礼メールは、送るのが遅くなってしまっても大丈夫です。
念の為、お礼メールを送るのが遅くなってしまったことにお詫びの言葉を入れておけば問題ありません。
また、なぜ遅れてしまったのか、理由を簡単に添えると真摯な印象を持ってもらえます。
しかし、やはりお礼メールはなるべく早いタイミングで送るのがベストです。
期間があまりにも伸びてしまうとインターンシップの記憶が薄れてきてしまうので、なるべく記憶が新しいうちに送るようにしましょう。
インターンのお礼メールは誰宛に書くべき?
インターンシップのお礼メールを送る相手は、一般的に人事や採用担当者です。
送信先のメールアドレスは、基本的にインターンシップの案内を送ってくれていた方のメールアドレスで問題ありません。
個人宛にお礼メールを書きたいとき
場合によっては、特にある社員さんにお世話になったということもあるでしょう。
相談に乗ってくれたり、悩みを解消してくれた社員さんには特に感謝の気持ちを伝えたいですよね。
その場合は、個人宛にお礼メールを書いても構いません。
もし個人宛のメールアドレスがわからない場合は、人事や採用のメールアドレス宛にお礼メールを書き、「〇〇さんにお礼をお伝えいただけますと幸いです。」のように、感謝の気持ちを伝えてもらうよう書くと、印象が良いでしょう。
インターンのお礼メールの書き方
ここからは、実際にお礼メールを書くときどのように書いたらいいのか、詳しく解説していきます。
お礼メールを書くときは、次の順序で書くのがマナーです。
- 件名
- 挨拶
- 名前と所属
- インターンシップの感想
- 感謝の気持ち
- 締めの挨拶
- 署名
インターンのお礼メールの書き方:件名
件名は必ず書くようにしましょう。
件名を書くことで、相手がすぐにメールの中身を判別することができるためです。
件名がないメールは、迷惑メールだと思われて中身を見られない可能性もあります。
件名には、「インターンシップのお礼」と書くだけでも大丈夫ですが、大学名や氏名も併せて書くとなお良いでしょう。
インターンのお礼メールの書き方:宛名
メールの最初には、必ず誰宛なのかを書くようにしましょう。
個人宛のメールであれば、会社名と部署名、名前の順序で書きます。
もし人事部や採用部など、部署宛に書く場合や、担当者の名前がわからない場合は、会社名と部署名を書き、「採用担当者様」と書いておけば問題ありません。
名前を間違えてしまうとむしろ失礼に当たるため、名前がわからないときは無理に名前を書かなくても大丈夫です。
インターンのお礼メールの書き方:本文
インターンのお礼メールの本文は、次の順序で書きます。
- 挨拶
- 自分の所属と名前
- インターンシップの感想
- 感謝の気持ち
- 締めの挨拶
最初の挨拶は、「お世話になっております」と書くのが一般的です。
そのあとは必ず自分の所属と名前を名乗り、インターンシップに参加したことも明記します。
そして、インターンシップに参加した感想や得たものについて書きますが、ここで入社意欲についても触れると、あなたのアピールが企業に伝わるでしょう。
インターンシップを通して得た新たな発見や、心境の変化について簡潔に書けると良いです。
そのあとは、忙しい中インターンシップを実施してくれたことに感謝の気持ちを述べます。
最後に、締めの挨拶として、「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」といった言葉で結びましょう。
インターンのお礼メールの書き方:署名
本文の後は、自分の名前や所属、連絡先を書きます。
インターンシップのお礼メールに返事を書いてくれる企業もあるため、メールアドレスや電話番号などを書いておきましょう。
メールアドレスは必ずお礼メールを送ったメールアドレスを記載してください。
インターンのお礼メールの例文を2つの場面で紹介
では、実際にインターンシップのお礼メールはどんなものがいいのか、以下2つの場面に合わせて例文を紹介します。
- 部署宛にインターンのお礼メールを送る場合
- 個人宛にインターンのお礼メールを送る場合
具体的にどんなことを書けばいいのかわからない人はぜひ参考にしてください。
部署宛にインターンのお礼メールを送る場合
一般的に、インターンシップのお礼メールは部署宛に送ることが多いでしょう。
部署宛にメールを送る際は次のように書くと良いです。
To:internship@co.jp
件名:インターンシップのお礼 〇〇大学□□学部 就活太郎
株式会社〇〇 人事部
担当者様
お世話になっております。
本日、貴社のインターンシップに参加いたしました、〇〇大学□□学部所属の就活太郎です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
営業部の〇〇様にお話を伺い、より深く仕事や業界の展望を理解することができ、将来のビジョンが明確になりました。
また、ワークショップでは、仕事に必要な考え方を知ることができ、〇〇の仕事では〇〇が重要だということに気づきました。
かねてから貴社を第一志望としておりましたが、本日のインターンシップを通して、より貴社への入社意欲が高まりました。
本日のインターンシップで得た〇〇は、今後の就職活動にも活かして参りたいと思います。
この度は、お忙しい中、このような貴重な機会をいただきましたことを重ねて感謝申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
就活太郎
〇〇大学□□学部
TEL:123-4567-8900
taro.shukatsu@co.jp
個人宛にインターンのお礼メールを送る場合
人によっては、お世話になった方宛にメールを送りたい場合もあるでしょう。
個人宛にインターンシップのお礼メールを送る場合は、その方のお話を聞いた具体的な感想や今後の目標などについても詳しく書けると好印象です。
To:internship@co.jp
件名:インターンシップのお礼 〇〇大学□□学部 就活太郎
株式会社〇〇 △△部
〇〇様
お世話になっております。
本日、貴社のインターンシップに参加いたしました、〇〇大学□□学部所属の就活太郎です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
本日のインターンシップを通して、貴社の皆様が〇〇という思いを持って仕事に取り組んでいるのを肌身に感じました。
特に、〇〇様のお話には非常に感銘を受けました。
私自身も今後の学生生活の中で〇〇という経験を身につけ、成長していきたいと思っております。
また、〇〇様に相談に乗っていただいたことで、自分の現状の課題と、〇〇という新たな目標を見つけることができました。
まだまだ未熟ではございますが、〇〇様を理想の社会人像として目指し、精進して参りたいと考えております。
本日のインターンシップで得た学びは、今後の就職活動にも活かして参りたいと思います。
この度は、お忙しい中、このような貴重な機会をいただきましたこと、また、ご指導いただきましたことを重ねて感謝申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
就活太郎
〇〇大学□□学部
TEL:123-4567-8900
taro.shukatsu@co.jp
インターンのお礼メール送信前にチェック
インターンシップのお礼メールの書き方はわかりましたか?
先ほど紹介した例を参考に、相手に感謝の伝わるお礼メールが書けると良いですね。
お礼メールを書いたら、送信する前に以下の3つをチェックしましょう。
- 簡潔でわかりやすい内容か
- 略語で書いていないか
- 誤字脱字がないか
簡潔でわかりやすい内容か
簡潔でわかりやすい内容かどうかです。
あまりに長文でダラダラ書いていると、読んでいる側は「結局何が言いたいの?」という疑問が残ります。
せっかくお礼メールを書いたのに、かえって良くない印象を持たれてしまうことになりかねません。
そうならないために、伝えたいことがきちんと伝わる文章かを確認しましょう。
簡潔でわかりやすい内容にする書き方のコツは、以下のようなものがあります。
- 書く内容を2つ程度に絞る
- 一通り読んでみる
まず、書く内容が多すぎないかチェックしましょう。
インターンシップに参加すると、多くの新たな発見や学びを得ることができますよね。
しかし、その全部を書いてしまうと、長くてわかりにくい文章になってしまいがちです。
インターンシップの中で特に印象に残った話や体験を2つ程度に絞り、それに対してどんな感想を持ったのか、今後どうしようと思ったかなどを簡潔に書くようにしましょう。
また、一度お礼メールを書いたら送信する前に必ず一通り読んでみてください。
通して読めば、違和感があれば気づけるはずです。
自分で一通り読んでみても不安な場合は、周りの人にチェックしてもらう、時間を置いてから読んでみるなどの方法を試してみると良いでしょう。
略語で書いていないか
就活においてメールを書くとき、単語を略して書くのはマナー違反です。
略語を使ってしまうと、「この学生は正しい言葉遣いができない」と思われてしまうことにもなります。
よく学生がやってしまいがちなのが、「就職活動」を「就活」と略してしまうことや、「エントリーシート」を「ES」、「インターンシップ」を「インターン」と略してしまうことです。
こういった些細なものでも、良くない印象に繋がってしまう可能性があります。
お礼メールを送信する前に、こういった略語を使っていないか必ず確認しましょう。
誤字脱字がないか
誤字脱字がないかは必ず確認しましょう。
特に、会社や部署名、名前を間違えることは大変失礼です。
こういったことがないように、必ず送信前に読んでチェックしてください。
万が一間違えてしまった場合は、改めてお詫びのメールを送ると良いでしょう。
インターンのお礼メールに返信が来た時の対処法
企業によっては、お礼メールに返信してくれる場合もあります。
インターンシップのフィードバックをもらえることもあるかもしれません。
その場合、返信をいただいたこと、フィードバックをいただいたことへのお礼を書いて返信しましょう。
もし、「返信は不要です」と書かれていたら、返信しなくても問題ありません。
また、お礼メールを送る際に、万が一企業から返信メールをいただいたら申し訳ないと思う人もいるかと思います。
そんな人は、メールの最後に「お忙しいとは存じますので、返信は不要です。」と添えると礼儀正しい印象が持たれますよ。
まとめ
今回は、インターンシップのお礼メールの書き方やマナーについて解説しました。
インターンシップに参加した後は、なるべく早いタイミングでお礼メールを送ることで企業の印象に残り、他の学生に差をつけることができます。
また、あなた自身がインターンシップの内容を振り返ることができ、今後の選考にも活かすことができるでしょう。
しかし、書く際にはビジネスマナーを守って書かないと、かえって印象が悪くなってしまうかもしれません。
感謝を伝えたくてメールを書いたのに、かえって失礼だと思われたら元も子もありません。
お礼メールを書く際には、適切なマナーを守って、企業に感謝を伝えつつあなたのアピールに繋がるようなメールを書きましょう。