【就活】面接やエントリーシートで挑戦したいことはどのように伝えるべきか徹底解説!
2024/03/22更新
はじめに
面接やエントリーシートで、「この会社に入って挑戦したいこと」などの質問がされることがあるでしょう。
新卒採用では実務経験がないため、イメージがわかずに的外れな回答をしてしまうこともあるはずです。
「こんな回答していいのかな?」と恐れて回答をためらうこともあるでしょう。
この記事では、「この会社に入って挑戦したいこと」を聞かれた場合にどう答えるかお悩みの、以下の学生向けに紹介していきます。
- 受けたい企業のエントリーシートに「この会社に入って挑戦したいこと」という質問がある
- 自身の挑戦したいことがまだわからない
- この会社に入って挑戦したいことの書き方を知りたい
ぜひ最後までご覧ください。
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この記事の結論
企業の面接やエントリーシートでは、入社後に挑戦したいことを聞かれることがあります。
意図としては、仕事に対する熱意や意欲を知りたいのです。
互いのミスマッチを防ぐため、企業で働くイメージをきちんと持っているか確認するために聞きます。
聞かれた際は結論ファーストで答えることが大事です。
自らの経験と入社後のビジョンを結びつけ、業界や職種についての理解を深めましょう。
面接官は企業の考え方を理解しているかも確認しますので、それにも注意を払ってください。
挑戦したいことが見つからない場合は、自らの興味や目標を明確にすることが重要です。
ただし、汎用的な回答は避けましょう。
入社後に挑戦したいことを尋ねられることもよくあるので、それに対する回答にも気を配り、面接やエントリーシートに取り組みましょう。
なぜ企業は挑戦したいことを聞くのか?
社会人として働いていない就活生が、仕事で挑戦したいことを聞かれて答えるのは、ハードルが高いと感じるでしょう。
企業はなぜ挑戦したいことを聞くのでしょうか。
仕事に対する熱意や意欲を知りたいため
面接官が、入社して挑戦したいことを聞く理由の一つは、就活生の仕事に対する意欲が知りたいからです。
就活生が答えられなかった場合、熱意は薄いと感じてしまいます。
たとえ抽象的な内容でも、自分がその会社でやりたいことやビジョンを伝え、企業に意欲を見せてください。
就活生と会社のミスマッチを防ぐため
就活生が実現したいことは、その企業でできることなのかを確認するために質問することがあります。
ベンチャー企業では、安定性や長期的なキャリアプランはあまり一般的ではありません。
同様に、大企業でも単独で挑戦的なアプローチをすることは社風に合わないことがあります。
こうした誤解を避けるために、企業は就活生の挑戦したいことを尋ねるのです。
就活生は、志望企業で実現可能であり、かつ自身のキャリア目標と一致する取り組みを選び、それを就活の基準として検討することが重要です。
企業で働くイメージがあるかを確認するため
入社後に挑戦したいことを聞くのは、働くイメージを持っているかを確認するためでもあります。
適切なビジョンがあれば、入社後に業務が合わないと感じても、早期離職を防ぐことができるでしょう。
もしイメージがずれていた場合は、選考の過程で正確な情報を提供する機会があります。
企業は、「入社後にしたいこと」の質問を通じて、学生が仕事に対する理解を深めることを期待しています。
学生が企業に入社することは大きな転換期であり、企業もそのような側面を重視しています。
挑戦したいことを聞かれた時は?
では、実際に新卒面接で挑戦したいことを聞かれた時はどのように答えたら良いでしょうか。
具体的なポイントを含めて以下で解説していきます。
結論ファーストで答える
まずは「私は◯◯に挑戦していきたい」という結論から伝えましょう。
次に、具体的にやりたい事業や業務の内容を伝えます。
結論に肉付けをするように話してください。
その過程で自身の価値観と企業の価値観を比較し、互いに適合するかを伝えましょう。
例文
「私は顧客のニーズにマッチした営業をしたいと考えております。
御社の〇〇商品に感銘を受け、私も顧客にニーズがある商品の営業に携わりたいと考えるようになりました。
実際にOB訪問などをさせていただき、営業部の〜〜さんに営業の一連の流れを聞きました。
そして、商品の中でも◯◯を中心に扱う部署で、顧客のニーズを解決することに挑戦したいと思いました。
営業の経験はないですが、〇〇業界で長くアルバイトをしていたため、接客業に携わっておりました。
お客様が困っていることを解決し、笑顔にできる喜びを忘れることはありません。
そのため、私は貴社に入社した際には貴社の商材を使い、顧客のニーズにマッチした営業をしたいと考えております。」
自分の経験+入社後のビジョンを紐付ける
入社後に挑戦したいことを話す際は、今までの経験と入社後ビジョンを細かく伝えると良いでしょう。
入社後にどのような仕事や事業に関わりたいのかを最初に伝えてください。
そして、なぜその考えに至ったのか理由を伝えましょう。
そのためには、学生生活やアルバイト経験など具体的な経験を取り上げ、自分の性格や強みなども強調して伝えるといいです。
単にやりたいことを伝えるのではなく、過去や現在の経験をしっかり伝え、それらが未来にどのようにつながっているかを示すことで、この仕事に対する熱意や適性がより明確に伝わります。
業界やその職種を理解しているかを答える
実際の面接で企業や業界について深く理解していることを示すには、挑戦したいことを通じてその企業や業界について詳しくなることが重要です。
「入社後に挑戦したいこと」を伝えるためには、自身の会社の事業内容やサービス内容を理解していることが必要です。
企業は自社を理解していない学生を採用することを望んでいません。
したがって、入社後に挑戦したいことを具体的に伝えることは、同時に企業や働く環境に対する理解を示すことにも繋がり、好印象を与えるでしょう。
例えば、業界内の同業他社との違いを述べながら、「入社後に挑戦したいこと」に答えることでより信憑性が増し、効果的に伝えることができます。
「挑戦したいこと」の回答で面接官が評価していることは?
では、実際面接官はどのようなところに気を付けて評価しているでしょうか。
企業の考えている方向性と回答が近しいかどうか
企業には経営理念やビジョン、ミッション、バリューなどがあり、その言葉を軸に企業を運営しています。
このビジョンと就活生の実現したい未来に相違がある場合、企業にとっては必要のない人材と判断されることがあります。
各企業は通常公式サイトを持っており、そこには社長の言葉や会社の年表などを記載したページがあるはずです。
特に年表のページがあるかどうかをチェックしてみることをおすすめします。
仕事への向き合い方が企業の考えとマッチしているか
経営理念やビジョン、ミッション、バリューとのマッチングも重要ですが、企業は就活生の仕事への姿勢もマッチしているか知りたいと考えています。
たとえば、堅実にキャリアを積み安定した生活をしたいと考えている就活生にとっては、成長意欲が高い人が多い職場だと、ミスマッチになる恐れがあります。
このようなミスマッチングが生まれないように、企業でどのような人が活躍しているかを確認しましょう。
就活の軸を大切にした上で、その企業の働き方がマッチするかを確認しておくといいです。
挑戦したいことが社会貢献へとつながるものか
企業のあり方としては社会貢献が第一です。
営利目的で社会をより良くするのが企業です。
そこに注意しながら面接に臨みましょう。
自分のやりたいことが独りよがりなものになっていないか注意しましょう。
企業で働く事を意識しているか
挑戦したいことが良い内容でも、企業に就職する際にはその企業の価値観に合致することが求められます。
そのため、収益性や展望などについても質問されることがあります。
具体的なプランを用意しておく必要はないです。
ですが、あなた自身が会社の事業にどのように貢献したいかを表しましょう。
挑戦したいことを見つけるにはどうすればいいか
実際のところ、挑戦したいことは企業で働いていくうちに見つかることもあり、現段階では想像できない就活生もいるでしょう。
しかし、実際にこれという明確な回答方法を持っているだけでも違ってきます。
ここでは、実際にどのように挑戦したいことを見つければいいか解説していくので、ぜひご参考にしてください。
強みから挑戦したいことを導く
社会に出ると得意な分野を任されることが増えてきます。
自己PRで自分を最大限アピールすることと同様に、企業はあなたの強みを注意深くヒアリングするでしょう。
人との会話が得意なら、社会人になって顧客とのやりとりでコミュニケーション能力を活かせることが強みとなります。
この場合、「クライアントから信頼が得られる人材になることに挑戦したい」と言えるでしょう。
他にも、分析をするのが得意な方でしたら、社会人になったらさらに分析に力を入れて、顧客に最適な提案をすることが強みとなるでしょう。
この場合、「競合他社にリサーチや業界のリサーチを行うことで、会社の利益に貢献することに挑戦したい」と言えるでしょう。
結論を述べた後は必ずなぜと聞かれます。
その際は強みの部分を最大限に活かし、アピールしましょう。
受けたい企業のホームページを見る
受けたい企業のホームページを確認すると、必ず企業理念や経営理念が出てきます。
志望企業で実現できることは何かを確認しましょう。
そうすることで自ずと「挑戦したいこと」に置き換えることができます。
「その挑戦をするために貴社に入りたい」というところまで言えたら完璧です。
筋の通った回答になるはずです。
OB・OG訪問に行く
選考を受けたい企業のOBやOGに相談するのもおすすめです。
すでに社会人が挑戦していることを知ることで、より具体的にイメージできるようになります。
経験していないことを想像するのは難しいため、社会人が日々どのような挑戦に取り組んでいるかを知ることは、非常に有益な情報源となるでしょう。
大学のキャリアセンターなどに行くと、よく過去の情報が詰まった資料や連絡先が記載されています。
OB・OG訪問は緊張するでしょうが、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
合同説明会・学校説明会に参加する
志望企業がまだ決まっていない人も多いでしょう。
そのため、多くの企業の業務内容や理念を理解しておくことで、自分に共感できる企業や新たな挑戦の機会を見つけることができます。
合同説明会に参加すると情報が得られます。
合同説明会だけでなく、学校説明会に参加するのもいいでしょう。
学内で行われる説明会では、同じ学歴や状況の人を対象にした内容が多いため、情報が不足することが考えられます。
そこで、以下の4つの方法を試してみることをおすすめします。
実際に働いている人から刺激を受けることがあるので、それらの方法を試してみるといいでしょう。
一人で考えることも大切ですが、できるだけ多くの人と意見交換をすることも大切です。
挑戦したいことを回答するときの要注意ポイント
ここでは、実際に面接やエントリーシートなどで「挑戦したいこと」を聞かれた際に、注意すべきポイントを紹介します。
以下のポイントに注意することで、より具体性が生まれ、面接官を納得させることができます。
企業理念やビジョンとは一致させる
企業は、同じ価値観や目標を持つ人材を採用したいと考えています。
例えば、地域に貢献したいという企業に応募しているのに、宇宙に関する話題を提起しては社風や価値観にそぐわない挑戦となってしまいます。
また、営業が主要な業務の会社なのに、裏方業務を志すなども的外れです。
目指す方向が企業の理念や文化に合致していることが重要です。
具体性を出す
うわべだけの回答は控えましょう。
結論から答え、誰が聞いてもその理由やエピソードがイメージができるように具体的に伝えてください。
企業はあなたのことを知りたいからこそ、「挑戦したいこと」という難しい質問をします。
特にエピソードに関しては、自分の年表を作成することで自己理解を深めることができます。
NHK就活の公表によれば、企業は新卒採用で最もポテンシャルを重視しています。
これは即戦力を重視する企業の2倍の結果です。
しかし採用面接者側の悩みの1位は、「就活生の本来の性格や人間性を見抜くのが難しい」ということです。
そこで、自分史を作成し、自己理解して他人に伝えることをおすすめします。
自分史は、自分が生まれた時から現在までの経歴をまとめたものです。
人生の転機を詳しく記述し、そこに感情や経験を追加していきましょう。
それを表にまとめれば、自己理解を深めることができます。
私の例を紹介します。
幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | |
頑張ったこと | 泥遊び | 野球、サッカー | 野球部での部活 | 野球部での部活 | 野球サークル |
勉強について | ゲームを買ってもらうため九九を覚える | クラスでは3番目くらいで親に言われ渋々やっていた | 上位だが部活に熱中したため力は入っていなかった。 | 勉強は手につかず成績を落とす | フル単位を取得 |
部活・課外活動 | 無し | 少年野球クラブに入る | 中学校の野球部に入る | 高校の硬式野球部へ行く | サークル活動 |
交友関係 | 濃い三人組でいた | 男女分け隔てなく仲良し、好きな子ができる | 部活の友達とばかりいる | 部活の友達とばかりいる | サークル仲間やバイト仲間と時間を過ごす |
趣味 | マリオカートなどのゲーム | 鉱物などの石集め | モンスターハンターなどのゲーム | YouTube | バイクでのツーリング |
上記のような表が作成できたら、喜怒哀楽で分けてみましょう。
例)
- 幼稚園の時にゲームを買ってもらうために九九を覚えた。
- 九の段まで言えてゲームを買ってもらったときは非常にうれしかった。
- 小学校の時は鉱物集めにはまり図鑑で覚えるのが時間を忘れるほど楽しかった。
- バイク仲間とのツーリングはいろいろなところへ行けて楽しかった。
このように、過去から自分が思っていることを一つずつまとめてみるのです。
ただし、事実と異なることや未来の出来事を書くのは避けてください。
嘘のエピソードは面接官にすぐに見抜かれてしまいます。
事実のみを明確に書きましょう。
このような自分史を作っておくことで、面接でどんなことをアピールしていくかという方針が決まります。
惜しみなく、自分がどんな人物でどんなことを頑張ってきたか伝えるチャンスです。
他の企業でもできる回答は控える
例えば、「貴社に入社したら新規顧客をたくさん獲得することに挑戦したい」という回答があります。
しかし、これは営業職ならどこでも使える回答です。
どこの企業に入社しても挑戦できることなので、取り立てて良い評価にはつながらないでしょう。
ご自身の経験と企業の特色を絡めた上で、挑戦したいことを回答してください。
挑戦したいことへの回答は他者と比較できる?
入社後に挑戦したいことは、高頻度で企業から質問されます。
そのため対策をきちんとしておき、他の就活生と差別化しましょう。
そのためのポイントをご紹介いたします。
企業の理念や仕事内容と挑戦したいことを関連付ける
「入社後に挑戦したいこと」は、企業の事業内容や理念、今後の方向性と近い必要があります。
企業の考えている事とかけ離れた発言をしてしまうと、その企業で活躍できないのではと判断される可能性があります。
挑戦したいことを結論ファーストで論理的に伝える
「入社後に挑戦したいこと」を伝える際は、論理的な文章が書けているかどうかも評価されます。
結論を先に述べ、その理由を裏付ける文章構成を意識しましょう。
挑戦したいことに向けて今後努力する姿勢を示す
「入社後に挑戦したいこと」を述べる際は、努力しようとする積極的な姿勢を示すと説得力が出ます。
企業の利益や収益を予想しながら回答する
企業はあくまでも利益を求める組織です。
あなたが入社することで、どのように会社に貢献できるかを伝えると、よりプラス評価に繋がるでしょう。
社会貢献を意識した回答
企業は利益集団であると同時に、社会の課題解決をする組織でもあります。
そのような意識をきちんと持ち合わせているかも重要なポイントです。
このポイントを押さえるだけでも面接時の印象が大きく変わるでしょう。
是非エントリーシートや面接の際は気を付けて回答してください。
まとめ
企業の面接やエントリーシートでは、入社後に挑戦したいことを聞かれることがあります。
これは、仕事への熱意や意欲を把握し、就活生の考えと企業の理念が合致しているかどうかを確認し、ミスマッチを防ぐためです。
回答する際は、結論を先に述べることや、自身の経験と入社後のビジョンを結び付けること、業界や職種について理解していることを意識しましょう。
面接官は、企業の方針と回答が一致しているか、ビジネスへの意識があるかを重視します。
挑戦したいことを見つけるためには、自身の強みを活かして挑戦したいことを見つけることや、企業のホームページを確認したり、OB・OG訪問に行ったり、合同説明会・学校説明会に参加したりするといいです。
自ら行動して情報を収集し、自己理解を深めることが重要です。
また、企業理念やビジョンと一致させることや具体性を示すこと、他の企業でもできる回答は避けましょう。
就活では、入社後に挑戦したいことが高い確率で聞かれます。
その際には企業の事業内容や理念、今後の方向性と自身の志向が近しいか、論理的に結論を述べ、今後の努力する姿勢を示すことが重要です。
さらに、企業の利益や収益を予想しながら答え、社会貢献の視点も持った回答ができるかもポイントです。