おせっかいは短所?就活で好印象を与える「おせっかい」の言い換え表現20選!
2024年3月22日更新
はじめに
就活の時に短所を聞かれることは多いでしょう。
例えば、「おせっかい」のようなネガティブな印象を与える短所は、どのように伝えれば良いのでしょうか。
この記事では、「おせっかい」をポジティブな表現に言い換えることで、就活で好印象を与える方法を紹介します。
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短所として「おせっかい」を伝える際の注意点
書類審査や面接の場で「おせっかい」という言葉を使うと、採用側にマイナスイメージとして捉えられてしまう可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、「おせっかい」という言葉を使う際の注意点についてご紹介します。
注意点その①:ネガティブな印象を与えないこと
「おせっかい」という言葉は、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、「おせっかい」という言葉を伝える際には、以下のような表現を避けましょう。
- 「おせっかい焼き」
- 「世話好き」
- 「口うるさい」
これらの表現は、上から目線な人、押し付けがましい人という印象を与えてしまうリスクがあるので、書類選考や面接の時にマイナスになってしまいます。
注意点その②:バランスを意識する
短所はネガティブな情報ですが、伝え方によってはポジティブな印象を与えられます。
単にネガティブな要素を書くのではなく、「短所を克服するために努力していること」や「短所がどのように自己の成長に繋がっているか」といった点を伝えればポジティブな要素を補えるでしょう。
ネガティブな要素とポジティブな要素のバランスが取れ、前向きな姿勢をアピールできます。
注意点その③:長所の裏返しとして伝える
一般的に、短所を聞かれる時は「長所」を同時に質問されることが多いです。
そのため、「おせっかい」という言葉を使う時には、「おせっかい」の長所である部分も添えて伝えると好印象になるでしょう。
「おせっかい」の良い面は、「親切心があること」や「周囲をよく見ている」ところです。
このような良い部分を交えて話せば、短所というマイナスなイメージがプラスになるでしょう。
注意点その④:おせっかいを活かせることをアピールする
あなたが志望する業界や職種で、「おせっかいな性格」がどう活かせるか考えてみましょう。
「おせっかい」は短所に聞こえやすいですが、業種業態によってはおせっかいな性格が重宝されることがあるのです。
例えば、営業職やブライダル業界では人と接する機会が多いのでせっかちな性格が重宝されやすいでしょう。
おせっかいな人は人のために行動することが好きな傾向があるので、そこをうまくアピールすれば内定を取りやすくなります。
もしコンサルタントの営業職を受けるなら、「親身に寄り添って顧客の悩みを聞き、より一層深い信頼関係を築く事ができます」のように、おせっかいな性格だからこそうまくできることを強調すると、採用担当者の興味を引けるでしょう
「おせっかい」のポジティブな言い換え表現20選
「おせっかい」は、状況や相手に合わせて様々な明るい表現に言い換えることができます。
以下では具体的な例を20個挙げ、それぞれのニュアンスや使い方を詳しく解説していきます。
「自分のこういう良い内面を伝えたい!」という人は、ぜひ参考にしてください。
積極性・行動力をアピールしたい時
①「積極的に行動できます」
周囲を巻き込み、物事を前に進める力があることをアピールできるでしょう。
②「率先して取り組むことができます」
責任感とリーダーシップがある人間であることを示すことができます。
③「困っている人がいたらつい声を掛けてしまいます」
周囲への気配りと優しさを強調できるでしょう。
④「チャレンジ精神が旺盛だと言われます」
困難なことに立ち向かう意欲を表せます。
私は常に「現状維持ではなく、より良い状態を目指す」という意識を持ち、周囲を巻き込みながら目標達成に向けて積極的に行動しています。 学生時代には、大学祭実行委員として、企画立案から運営まで積極的に取り組みました。 これまで実施されていなかった企画を提案し、実行することで、来場者数を前年比10%増加させました。 |
責任感・協調性をアピールしたい時
⑤「何事も最後までやり遂げます」
責任感と粘り強さが伝わります。
⑥「チームワークを大切にします」
協調性とコミュニケーション能力をアピールできるでしょう。
⑦「周囲の意見を取り入れるように心がけています」
柔軟性と協調性が伝わってきます。
⑧「サポート力に自信があります」
周囲を支え、貢献できる頼もしさが伝わってきます。
◆責任感・協調性をアピールできる具体例
私は周囲と協力しながら、目標達成を目指すことを大切にしています。 アルバイトではチームリーダーとしてメンバーの意見を聞きながら、役割分担を行いました。 また、メンバーと積極的にコミュニケーションを図り、モチベーションを高めるための行動を心がけてきました。 これらの経験を通して、協調性を持つことの大切さを学びました。 貴社に入社後も、持ち前の協調性を活かし、チームの一員として貢献していきたいと考えております。 |
洞察力・問題解決能力をアピールしたい時
⑨問題点を見つけることが得意です
洞察力と分析力をアピールできます。
⑩改善策を提案することが得意です
問題解決能力と創造性があることを表せるでしょう。
⑪周囲の意見をまとめることが得意です
リーダーシップと協調性がある人だと思ってもらえます。
⑫分析力があります
データを分析し、課題を解決する能力があることを示せます。
⑬論理的に考える力があります
論理的に思考し、問題解決できる人だと思ってもらえるでしょう。
◆洞察力・問題解決能力をアピールできる具体例
私の強みは、洞察力と問題解決能力です。 常に物事を多角的から捉え、問題の本質を見抜く洞察力と、解決策を導き出す問題解決能力を持ち合わせています。 接客業のアルバイトをしていた時は、顧客の行動や表情を観察し、潜在的なニーズを自分なりに分析しました。 ニーズに合わせた商品やサービスを提案することで、顧客満足度を高められるよう努めてきました。 |
思いやりのある人間性をアピールしたい時
⑭「おもてなしの心を常に持っています」
顧客や周囲への気配りができることが伝わってきます。
⑮「親切丁寧だとよく言われます」
相手に寄り添い、誠意を持って接する人間であることがわかります。
⑯「気配りができます」
周囲の状況を察知し、先回りして行動できる人間だと思われるでしょう。
⑰「心配りができます」
相手のニーズを予測し、サポート力のある人間だとアピールできます。
◆思いやりのある人間性をアピールできる具体例
私の強みは、思いやりのある心があることです。 学生時代に、障害者の方々と交流するボランティア活動に参加していました。 参加者一人ひとりの個性やペースに合わせ、コミュニケーションを図るように心がけ、参加者の方々がより安心して活動できるようサポートに努めました |
コミュニケーション能力をアピールしたい時
⑱「積極的にコミュニケーションをとるように心がけています」
周囲との関係を大事にし、良好な関係構築が得意なことがわかります。
⑲「傾聴力に自信があります」
相手の話をしっかりと聞き、理解する能力に長けていることがわかり、好感度が高いです。
⑳「プレゼンテーション能力に自信があります」
相手に分かりやすく情報を伝えることが得意だと思ってもらえるでしょう。
◆コミュニケーション能力をアピールできる具体例
私の強みは、コミュニケーション能力です。 学生時代には、プレゼンテーション課題で、リーダーを務めました。 メンバーと個別に面談を行い、意見やアイデアを積極的に聞いて、反映しました。 話し合いで意見がまとまらないときは、リーダーとして議論をまとめ、チーム全員が納得できる結果になるように促進しました。 その結果、チームワークを発揮し、プレゼンテーションで高評価を得ることができました。 |
その他にも「おせっかい」はポジティブな言い換えができる!
・「熱心である」
新しい知識やスキルの習得にも意欲的であることをアピールできます。
・「心配性である」
心配性な分、リスク管理能力があると受け取ってもらえるでしょう。
・「几帳面である」
どんな仕事でも正確かつ丁寧にこなす人だと思ってもらえます。
◆ポジティブな言い換えを活かした具体例
私は心配性な性格なので、常に周囲に気を配り、トラブル発生を未然に防ぐよう努めています。 学生時代にイベントの運営業務に携わった経験があり、想定されるトラブルを事前に洗い出し、対策を講じた結果、大きなトラブルなくイベントを成功させました。 また、参加者目線でリスクを考え、安全対策にも力を入れて取り組みました。 |
以上が、「おせっかい」のポジティブな言い換え20選でした。
言い方次第で、「おせっかい」を自己アピールとして有効に表現できます。
これまでの経験や生活環境などを絡めて、エピソードで具体的に伝えるのもいいでしょう。
面接や書類で、ただ「おせっかいな性格です」と伝えても採用担当者の興味は引けません。
むしろマイナスな印象になってしまうでしょう。
採用担当者に興味を持ってもらうためには、「おせっかい」をうまく表現することです。
そのためにも具体的なエピソードを交えると効果的です。
次の章では、具体的なエピソードの伝え方について詳しく解説していきます。
具体的なエピソードと伝え方
「おせっかい」をポジティブな表現に言い換えるだけでなく、具体的なエピソードを交えることで、説得力のある自己PRになります。
今までに経験したことでどんな問題に直面し、どのような対処を行なってきたかという部分を記載すると、採用担当者の興味を引くことができます。
具体的なエピソードを交えた自己PR文の例
学生時代、飲食店でアルバイトをしていた時、新人スタッフがなかなか仕事を覚えられず困っている様子を見かけました。 そこで、私は休憩時間にも積極的にコミュニケーションを取り、不安を解消しながら具体的なアドバイスや指導を行いました。 その結果、新人スタッフは仕事をスムーズに覚えられるようになり、戦力になるまでに成長しました。 このように、私は周囲の人をサポートすることが得意です。 貴社に入社した後も持ち前の積極性と行動力で、周囲と協力しながら、チーム全体の目標達成に貢献していきたいと考えております。 |
このように、問題に直面した時におせっかいな性格が功をなした成功談を交えつつ、入社意欲を伝える文章にすると好印象です。
面接で短所を「おせっかい」と伝えて大丈夫?
曖昧な回答になってしまいますが、面接で短所を「おせっかい」と伝えて大丈夫かどうかは場合によります。
その理由は、業種業態や採用担当者によって「おせっかい」の捉え方が違うからです。
人と接する機会の多い仕事では良い捉え方をされるでしょう。
逆に、技術職などでは、おせっかいな性格は周囲の作業の流れを乱すと見なされることがあります。
そのため、面接で自分の短所を聞かれ、「おせっかいであること」と答えていいかどうかは時と場合によるでしょう。
言い方によっては、「おせっかい」をマイナスなイメージで伝えてしまう表現があるので、以下で確認していきましょう。
「おせっかい」のNG表現と改善例
おせっかいを間違った表現で伝えてしまうと、採用担当者からの印象を悪くしてしまう恐れがあります。
下記のような表現方法をしてしまうとマイナスな印象を与えやすいので、書類や面接では使わないようにしましょう。
「おせっかい焼き」
ネガティブな印象を与えるため、「積極的に行動する」に言い換えたほうが良いでしょう。
「世話焼き」
人に世話を焼くことは尽くすことでもあるため、悪いことではありません。
しかし「世話焼き」という言い方をすると、上から目線の印象を与えるため、おすすめできません。
「周囲への気配りが行き届いている」などと言い換えたほうが良いでしょう。
「口うるさい」
口うるさいは否定的な印象を与えるため、「他人の改善点を指摘できる」などと言い換えたほうが好印象でしょう。
面接で短所を聞く理由とは
採用担当者が面接で短所を聞く理由は、「入社後、どのような活躍をしてくれそうか知るため」です。
面接では、長所を聞くだけではどうしても他の就活生と話が似通って聞こえてしまいます。
逆に短所を聞けば回答に個性が出やすく、一人ひとり異なる濃い内容が聞けると考えているのです。
短所の質問を通して、「その短所に対してどのような対処をしているのか」「自己分析ができているか」といった、その就活生ならではの「人格」を知ることができます。
例えば、同じ企業の面接に来ている2人の就活生がそれぞれ以下のような長所と短所を回答したとしましょう。
就活生A 長所:責任感があり、最後までやり遂げる力に自信があります。 短所:十分にリサーチや裏付けをせずに物事を進めてしまいます。 |
就活生B 長所:何事も目標に向かって最後までやり遂げます。 短所:データ収集や下調べに時間をかけてしまい、スタートが遅いです。 |
二つの例では、長所は同じような回答です。
しかし、短所については全然異なる回答が返ってきました。
Aは、短所を「十分にリサーチや裏付けをせずに物事を進めてしまう」と答えたことで、面接官は「ミスをする可能性はあるが、スピーディーに仕事をこなす人物である」と想像できます。
一方で、Bは「データ収集や下調べに時間をかけてしまい、スタートが遅い」という回答でした。
この答えにより、面接官は、「スピーディーさは持っていないものの、ミスが少なく正確な仕事ができる人物である」と捉える可能性があります。
その後は、その短所に対し本人がどう向き合っているかを聞き、企業が求める人物像とマッチするか最終的に判断することになるでしょう。
要するに、面接官は「実際に採用したときにどのような活躍をしてくれそうか」という側面を知りたいため、面接で短所を聞くのです。
就活で好印象を与える「短所」の伝え方
ここまでお伝えした内容をまとめると、就活で好印象を与える「短所」の伝え方は以下の3つです
1. 言い換え表現を検討する
「おせっかい」という言葉は、場合によっては相手を不快にさせる可能性があります。
先述した通り、状況に合わせて言い換え表現を検討しましょう。
2. 改善策を伝える
短所を自覚し、改善しようと心がけていることを伝えることで、問題解決力に優れた人材であることをアピールしてください。
3. 自己PRに繋げる
短所を克服するために努力していることを伝えることで、成長意欲をアピールできます。
その努力がどのように仕事に活かせるのかを説明できるとさらに説得力が増すでしょう。
おせっかいな人に最適な職業5選
おせっかいな性格は、周囲への配慮や貢献といった多くの職業で求められる能力と関連しています。
以下、おせっかいな性格が活かせる職業をいくつか紹介します。
①接客業
ホテルスタッフ
おせっかいな人は、世話好きで周りの人のことをよく見て配慮している傾向にあります。
そのため、訪れたお客さんに気配りをするホテルスタッフの仕事が向いているでしょう。
ホテルスタッフは顧客一人ひとりに寄り添い、快適にホテルで滞在してもらうためのサポートをすることで、顧客満足度向上に貢献します。
百貨店店員
高級ブランドの知識を活かし、顧客に最適な商品を提案することで、売上向上に貢献できるでしょう。
顧客の服装や好みを把握し、コーディネートを提案できるのもやりがいです。
旅行会社スタッフ
顧客の旅行目的に合わせたプランを提案することで、思い出に残る旅行を提供できます。
②営業職
顧客管理職
マーケティング系の営業なら、顧客情報のデータベースを構築し、顧客との長期的な関係構築をサポートできるでしょう。
営業事務
営業担当の事務的な業務をサポートすることで、業務効率化に貢献できます。
③介護職
介護士
施設の利用者のニーズを察知し、適切なケアを提供することで、利用者の生活をサポートできるでしょう。
例えば、利用者の体調や気分に合わせて適切なケアプランを作成することで、やりがいを得られます。
デイサービススタッフ
レクリエーションやリハビリテーションプログラムを実施することで、利用者にとって楽しい時間を提供できます。
特養ホームスタッフ
高齢者や要介護者の方の生活をサポートすることで、安心できる生活環境を提供できるでしょう。
④教員
おせっかいな人は人に「教える」ことも向いています。
おせっかいでつい口を出してしまうのは、いってみれば「親切」だからです。
そんな性質は教員という職業に適しています。
生徒たちに寄り添い、心身ともに健やかに成長できるようサポートすることで、やりがいを得られるでしょう。
中学や高校教員になると進路指導も行うため、生徒の目標達成もサポートできます。
⑤カウンセラー
心理カウンセラー
心理カウンセラーは、クライアントの悩みや問題を解決するために、カウンセリングを行います。
クライアントの話を丁寧に聞き、共感を示す力が必要ですが、おせっかいな人は人に興味があり、よく観察する傾向にあるため向いていると言えるでしょう。
キャリアカウンセラー
クライアントの強みや価値観を明確化し、目標達成に向けたサポートができます。