選考は既に始まっている!オンライン説明会で好印象を与える方法を徹底解説
2024年3月21日更新
はじめに
この記事では、オンライン説明会で好印象を与える方法について解説しています。
近年、コロナ禍の影響により、オンライン説明会を導入する企業は急増しました。いまでは、多くの企業が説明会をオンラインで行っている現状にあります。説明会を自宅で受けることで気が緩んでしまうことは仕方ありませんが、説明会は皆さまが想像している以上に選考に影響を及ぼします。
「説明会の段階から選考が始まっている」といっても過言ではありません。
説明会で良い印象を与えることができれば、選考のスタート地点は有利になりますが、その逆もしかりです。この記事ではオンライン説明会で好印象を与える方法について解説していきます。多くの方がしてしまっている意外なNG行動もまとめているので、最後まで目を通してみてください。
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オンライン説明会で好印象を与える
オンライン説明会で好印象を与えることで、選考を有利な位置からスタートすることができます。説明会は学生と企業のファーストコンタクトの場でもあり、説明会が選考に与える影響は大きいです。
実際に、大手化粧品メーカーに内定をもらった友人は、内定のフィードバックで「説明会の時に最前列で熱心に聞いていた時から印象が良かった」と言われていました。
これは対面説明会での例ですが、オンラインの説明会でも同様に、企業側からしっかりとみられています。オンライン説明会で悪い印象を与えてしまうと、後の選考で不利となるのはいうまでもありません。ですが逆もしかり、良い印象を与えることができれば、必ず選考で有利に働きます。
これについて、「選考が始まる前から評価されているなんておかしい」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、採用担当者は学生を能力や学歴だけで判断するわけではありません。結局、最終的な決め手は「一緒に働きたい」という点に集約されます。そのため、説明会の段階から採用担当者に好印象を与えて、内定を勝ち取りましょう。
オンライン説明会の事前準備
オンライン説明会に参加するためには、事前準備を怠らないようにしましょう。多くの場合、説明会に参加した学生は、企業側に名前が残る仕組みとなっています。
そのため、説明会に参加することで志望していることを企業側に伝えることができます。しかし、事前準備を怠ることで、時にマイナスな印象を与えてしまうこともあります。
そのため、しっかり前準備を行ったうえでオンライン説明会に臨みましょう。以下では、3つの事前準備について解説しています。
身だしなみの確認
オンライン説明会に参加する前に、身だしなみを整える必要があります。主に確認する事項は次の通りです。
- スーツを着用している
- 髪型に清潔感がある
- ひげを剃っている
まずは、服装です。オンライン説明会の際には必ずスーツを着用しましょう。これはオンライン説明会に限らず、就活イベントでは原則スーツを着用が必須です。
企業によっては、備考欄に「私服あり」と記載している企業もありますが、それでもやはりスーツを着用している方が好印象を与えるのは間違いありません。
次に、髪型です。髪型は清潔感のあるものにしましょう。前髪が顔にかかっていないことや寝ぐせがない、髪が長い方は、後ろで結ぶなどして、就活に適した髪型にしてください。
髪型で印象はかなり変わるため、しっかりと清潔感ある髪型にしましょう。また、稀に髪を染めている方がいますが、これは本当に悪い印象を与えてしまいます。そのため、髪を染めているうちは、参加しない方がいいといえます。
選考を受けたとしても「この学生は説明会の時に髪を染めていたな」と不利な状況から選考が始まってしまいます。
最後に男性の場合は、しっかりひげを剃っているか確認しましょう。ひげがあることで、企業側にだらしない印象を与えてしまいます。
就活において学生は、フレッシュなイメージを与えることが重要だと言われているなか、ひげはそのイメージに大きく反します。髪型と同様、清潔感を保つようにしてください。
カメラ・マイクの確認
オンライン説明会の参加前には、カメラやマイクの確認をしておきましょう。
参加者の中には、カメラの不具合が原因で、画面が真っ暗のまま参加する方がいます。これにより顔が見える学生と比べて、マイナスな印象を持たれてしまうことがあります。
そのため、説明会の参加前には、カメラを起動して作動確認をするなどの対策をしてください。
また、参加中にマイクのミュートが解除されていて、独り言が全て聞かれているなんてことも珍しくありません。
オンラインサービスを使い慣れていない方や、スペースキーを押すとマイクのミュートが解除される設定になっている方などは要注意です。
通信環境の確認
オンライン説明会の参加前には、通信環境の確認をしておきましょう。説明会では、途中で通信環境が悪くなり、離脱する方が一定数います。
これにより重要な説明を聞き逃してしまう可能性があります。そのうえ、再入室には企業側の手間を増やしてしまうことにもなるので、印象は良くないと言えるでしょう。
説明会に参加する前に、実際にアプリを立ち上げるなどして、通信環境の確認をしてください。
また、通信環境以外にも、配信する部屋の環境に気を付けましょう。説明会に参加している学生の中には、部屋の環境が悪い方がいます。
例えば、「洗濯物が干してある」や「部屋が散らかっている」ということが挙げられます。説明会参加時には、なるべく後ろを壁にするなどして、生活感を映さないようにしましょう。
今では、画面上で背景を変えられるエフェクトなども充実しているので、それらも活用してみてください。
オンライン説明会の参加中に心がけること
オンライン説明会では、参加中に心がけるべきことがあります。これらを徹底することで、企業側に好印象を与えられ、周りの学生と差をつけることができます。以下の3つの行動を実践してみてください。
話を聞いている姿勢を見せる
オンライン説明会では、企業側に話を聞いている姿勢を見せましょう。具体的には、大きく相槌をうつことが重要です。
採用担当者いわく、画面上で相槌をうっている学生はとても目に入るうえ、印象が良いそうです。ですが、1つ注意点として、カメラ越しでは、対面よりもリアクションが伝わりづらい傾向にあります。
そのため、すこし大げさにリアクションをとるくらいがちょうどいいです。多くの方が気が緩むオンライン説明会で、しっかり話を聞く姿勢をとることで好印象を与えましょう。
積極的に参加する
オンライン説明会では積極的に参加する姿勢を見せましょう。積極的な姿勢を見せることで、企業側に志望度合がしっかりと伝わります。
例えば、説明会の途中では、その企業に関するクイズが出されるといったことがよくあります。
「弊社は、創業○○年だと思う人は挙手ボタンを押してください」
このような場合、すぐに挙手ボタンを押すことで積極的な姿勢をアピールできます。一方ここで、挙手ボタンを押していない人は、下の方に表示が集まるため、とても目立ちます。
「この学生は参加するだけしてあとは放置しているのかな」
と思われかねないので、積極的にアクションを起こして参加している姿勢を見せましょう。
しっかりメモをとる
オンライン説明会の参加中には、しっかりメモをとりましょう。メモをとっている学生とそうでない学生はカメラによって一目瞭然です。
しっかりメモをとる姿は、その企業を志望している何よりの証拠となり、企業側に対して好印象を与えられます。
また、メモをとることで後のエントリーシートや面接で活かせる情報を収集することができます。
そのため、説明会の際には必ずメモをとるようにしましょう。
オンライン説明会では積極的に質問をしよう
オンライン説明会では、最後の10分間などで質疑応答の時間が設けられていることがあります。この質疑応答の際に、積極的に質問をすることで、その企業への意欲を伝えられます。
特に質疑応答のコーナーが始まったタイミングで、誰よりも早く質問するのをオススメします。質疑応答が始まり、最初の数秒は多くの学生が躊躇するため、少しの時間が生まれます。
そこで、速やかに挙手をすることで積極性と意欲をアピールできます。
また、「1度質問したからといって、2回目の質問をするのは良くない」と考えている方も多いようですが、それは間違いです。
企業側にとって、最悪な状況は「質問者がいない」ことです。そのため、何度も質問してくれる学生には助けられる場面も多々あるようです。
このような学生は、質問をしやすい雰囲気を作っているということもあり、企業側からの印象はとても良いです。
なので「質問者が多いので、2回目の人は当てられません」と合図が出るまでは積極的に質問をする姿勢を崩さないようにしましょう。
しかし、企業に対して何を質問すればいいか分からないという方も多いでしょう。当サイトでは既に、企業に好印象を与えられる質問についてまとめているのでよろしければ、ぜひこちらを参考にしてみてください。
【内部リンク】ジョーカツ
質問するときのマナー
オンライン説明会では、質問する時に最低限のマナーがあります。以下の2つのマナーは必ず守ってください。
- 調べてわかることは聞かない
- 答えづらい質問をしない
説明会では、調べて分かることは質問しないようにしてください。待遇面や採用情報などは、基本的に調べてわかることです。酷い場合、説明会で話した内容を質問してしまう方もいるので注意が必要です。
また、企業側が答えづらい質問はしない方が無難です。
もちろん、説明会では、選考中の逆質問よりも、少し踏み込んだ質問をしやすい環境ではあります。ですが、企業が用意した説明会を台無しにしてしまう質問はNGです。実際に、具体例を紹介します。
- 御社では昨年、パワハラ問題が報道されていましたが、今の職場環境はどうですか
- 御社はいつも左に寄った記事を書いていますが、そういった思想の方を積極的に採用しているのですか(新聞社での説明会)
このような質問はしないようにしてください。
「そんな質問する人なんていないでしょ」と思うかもしれませんが、2つとも実際に私が就活時代に遭遇した質問者です。こういった質問をすることで、他の学生にも悪いイメージを与えてしまうので、気を付けましょう。
好印象を与えられる質問例
ここでは企業に対して、好印象を与えられる質問例をまとめています。説明会参加前には、質問を3つ以上は用意しておきましょう。
例文1:ご活躍されている社員の方に共通点はありますか
活躍している社員の特徴を質問することで、入社後即戦力として働こうとする姿勢をアピールできます。また、この質問の回答は「求める人材」にも共通するところがあります。
そのため、活躍している社員の方の共通点を把握できるため、この質問は非常に有効であるといえます。
例文2:御社が求めているスキルや経験はありますか
求めているスキルや経験を質問することで、入社前にしておくべき準備を把握することができます。もし、本選考まで期間がある場合、その企業が求めているスキルや資格などを獲得すると非常に好印象を与えられます。
また、「チームで何かを成し遂げた経験がある人を活躍できる」と回答された場合は、本選考で協調性をアピールするエピソードが有効となります。この質問で、企業の雰囲気や社風を掴むこともできるのでオススメです。
例文3:働く中でやりがいを感じた時について教えてください
社員の方にやりがいを質問することで、入社後のイメージがしっかりと把握できます。
また、このような質問は、社員の方ごとに回答が変わるので、何度でも使用できるメリットもあります。
そのうえで、エントリーシートや面接の際に、「○○様が〜とおっしゃっていた」と社員の方の名前を出すことが可能です。
選考中に社員の方の名前を出すことで、採用担当者と共通の知り合いがいると錯覚させ、距離感を縮めるというテクニックがあります。非常に便利で有効な質問なので、ぜひ常備しておいてください。
例文4:御社のいまの課題を教えてください
企業のいまの課題を質問することで、選考では「その問題を解決する人材になる」とアピールすることできます。
「この学生が入社することで、この問題が少し改善されるかもしれない」と採用担当者に連想付けることで内定の決め手になる可能性があります。
この質問は、選考が進むにつれて大きな力を発揮するので、ぜひ説明会の段階でこの質問をしておきましょう。
終了後のアンケートで好印象を与えよう
多くのオンライン説明会では、終了後にアンケートが設けられています。このアンケートをいい加減に書いてしまう方も多いのですが、こういった方は注意です。アンケートは「形として残るもの」という認識をもって、丁寧に書きあげましょう。良いアンケート回答は社内で共有されることもあるので、好印象を与えられるチャンスでもあります。
アンケートの設問と回答例
よくあるアンケートの設問と好印象を与えられる回答例についてまとめています。
参考にしてください。
設問1:参加しようと思ったきっかけを教えてください
この設問は、かなり多くの企業で取り入れられているものです。言い換えれば、その企業に興味を持ったきっかけであり、回答は個人的なものでも問題ありません。ですが「就活中に見つけて興味を持った」よりも「就活前から知っていて興味を持っていた」という方が印象は良いといえます。
設問2:良かった点と悪かった点を教えてください
この設問も、説明会後のアンケートでよく見られる設問です。この設問での注意点としては、悪かった点を記入する際には十分な配慮が必要です。企業側も改善点を把握して、より良い説明会にしたいという思いがあるので、悪かった点を書いてもらいたいというのが本音です。
しかし、回答によっては、このアンケートによって良くない印象を持たれてしまう可能性もあります。ここでいう「悪かった点」とは悪口のような回答ではなく、あくまで改善点を伝える回答をしましょう。
例えば、「質疑応答の時間を設けてほしいと感じました」や「現場で働く社員の方にもお話を伺ってみたいと感じました」といった回答がオススメです。ちょうどいい回答が思いつかないという方は、「悪い点は特にないです」と書いてしまうのが無難です。
設問3:この説明会で学んだことを教えてください
この設問をしっかり記入することで、「しっかり話を聞いていた」とアピールすることができます。また、この設問では、社員の方の名前を出すことで良い印象を与えられます。
例えば、「質疑応答で営業部の○○様に1日の流れを教えていただき、入社後のイメージが湧きました」といった回答は非常にオススメです。
多くの企業の場合、アンケートで名前が出れば、社員本人にも共有されます。そのため、「私の回答が学生のタメになった」と喜びを感じる社員の方も少なくないようです。こういった回答をする学生はやはり企業にとっても好印象であるといえます。
設問4:今後の選考を希望するか教えてください
ここでは、学生の選考意欲がみられています。この設問では、必ず「希望する」と回答してください。
たとえ、選考を受ける予定がないとしても「希望しない」と回答するメリットが全くありません。
また、この設問で「希望する」と回答しても必ず選考を受けなければならないというわけではありません。そのため、いずれにせよ「希望する」と回答してください。
アンケート提出前に気を付けるべきこと
アンケート提出前には、以下のことに気を付けてください。
- 誤字脱字がないか確認
- 企業側が伝えたいことを汲み取っているか確認
まず、アンケート提出前には、誤字脱字がないか必ず確認してください。特に、出版社・新聞社などは提出された文章に対して厳しい目が向けられるので注意してください。
2つ目は、企業側が伝えたい内容を汲み取れているか確認しましょう。どの企業も、説明会で学生に認知してもらいたい事業や理念があります。
説明会で多くの時間を割いて解説している部分は、これらに該当します。そのため、企業が強く発信している部分は必ずピックアップして、アンケートにも盛り込むようにしましょう。
オンライン説明会でやってはいけないこと
オンライン説明会でやってはいけないNG行動があるので、それらもしっかり押さえてから臨みましょう。具体的なNG行動は以下の通りです。
- 居眠り
- スマホを触る
- 画面の前からいなくなる
- 就活に相応しくない格好で参加する
居眠りはだれにでも起こりえるNG行動です。就活で疲れが溜まっている状態であれば、なおさら注意が必要です。
対策としては、眠気覚ましのために飲み物などを近くに置いておきましょう。しかし、この時にスマホやゲームを触るようなことはしないでください。
採用担当者いわく、スマホを触っている学生は目線ですぐに分かってしまうようです。眠気覚ましとはいえ、スマホを触っていることがバレてしまえば本末転倒です。
また、カメラの起動が強制ではない説明会の場合、画面の前から移動する方も多いです。
しかし、画面の前から移動することで「企業側が用意しているクイズに当てられても回答できない」や「アンケートなどの提出物を聞き逃してしまう」といった恐れがあります。
そのため、オンライン説明会の参加中は必ず話を聞くようにしましょう。そして当然ですが、就活に相応しくない格好では参加しないでください。
例えば、髪が明るい状態や部屋が汚い状態はこれに該当します。参加することで、企業側に悪い印象を与えてしまっては、意味がないです。説明会に参加できる準備がしっかり整ってから参加しましょう。
まとめ:オンライン説明会を甘く見てはいけない
学生の中には、とりあえずオンライン説明会を受けて、参加したという実績を作ろうとする方がいます。
ですが、こういった軽はずみな気持ちでオンライン説明会を受けてはいけません。多くの場合、説明会は企業と学生が最初に出会う場所です。
そのため、説明会で悪い印象を持たれてしまうと、後の選考に必ず影響します。ですが、本記事で紹介したテクニックをうまく活用することで、企業に好印象を与えることも可能です。ぜひ参考にして、就活を有利に進めてください!
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