就職活動における会社説明会の感想の書き方を徹底解説

就職活動における会社説明会の感想の書き方を徹底解説

2024年8月15日更新

はじめに

就職活動 会社説明会

就職活動をはじめる際に必ずと言っていいほど会社説明会に参加する学生は多いと考えられます。

企業のことを知るためにも会社説明会の参加は必須レベルですが、会社説明会に参加した感想を求められる場合があります。

会社説明会の感想というと一見、選考と関係なさそうな気がしますが、感想だからといって適当に書くと思わぬマイナス評価に繋がる可能性が高いです。

反対に会社説明会の感想を上手く書けば、企業からの評価を上げられるでしょう。

ここでは会社説明会の感想の書き方やポイントを解説します。

企業の会社説明会に参加されるのであれば、感想の書き方を対策して損はありませんので、ぜひ最後まで見ていってください。

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会社説明会の参加率はどれくらいなのか

企業の会社説明会への参加は、企業へ入社する意思を示す最初の場と言えるでしょう。

企業のことをよく知るためにも参加する学生は多いですし、企業や大学、就活サイト側も頻繁に会社説明会を実施して学生との接点を持とうとしてきます。

就活サイトが公開したデータによれば、2023年卒で会社説明会に参加した学生の割合はWebで99%近くと大多数の学生が参加していることが分かります。

対面でも50〜76%と半数以上は参加しているため、会社説明会への参加は当たり前になっていると考えて良いでしょう。

 

企業が会社説明会の感想を求める意図

会社説明会は学生に企業の詳細や選考内容を伝える場として開催されることが多いですが、会社説明会の感想を求めるのにもいくつか理由があります。

ここでは感想を求める意図を5点解説します。

今後の説明会の参考にするため

会社説明会の感想を聞く理由として、今後の参考にすることが挙げられます。

企業側は説明会を年に何度も開きますし、来年以降も開催するでしょう。

企業側も自社の魅力をより伝えるために、説明会の内容を改良していきたい意図があります。

そのため実際に参加した学生たちから感想をもらい、改善の参考にしているわけです。

志望度を確認するため

企業側は会社説明会の感想を通して学生の企業に対する志望度を図っています。

感想が適当であれば志望度が低いと思われますし、感想が完成度高く書かれていれば

それだけ真剣で熱意のある学生だと見られるでしょう。

会社説明会に参加する時点で一定の興味を持っていると考えられますが、中には社会勉強として視野を広げる目的で参加する学生もいます。

説明会に参加した学生の中から、より強い興味を自社に対して持ってくれた学生を見極めるためにも説明会の感想を求めているのです。

また、企業によっては感想とともにアンケートという形で今後、自社の選考を受けるかを質問するケースもあります。

そのように質問してきた場合は、感想も熱意や興味を伝える重要なものになるため、適当に書くと選考に影響を及ぼす可能性も考えられます。

会社のどこに魅力を感じたのか知るため

会社説明会は学生に企業の魅力を伝える場です。

企業側としては、学生が企業のどこに魅力を感じてくれたのかを把握し、学生の意見を知りたがっています。

企業が魅力だと考えているポイントも、学生からすれば魅力だと思われていないかもしれませんし、今まで企業が気付かなかった魅力が見つかる場合もあります。

新しい発見をするためにも、説明会の感想を聞いてくると考えてください。

学生の論理的思考力や文章力を見るため

会社説明会の感想を通して、学生の論理的思考力や文章を書く能力を見ている企業も存在します。

エントリーシートで感想を書かせたりする場合、他の質問内容と合わせて学生の人柄や能力を知る材料として使うケースもあります。

特にある程度テンプレート化やフォーマットの準備ができる自己PR、学生時代に頑張ったことなどと違って、説明会の感想は企業によって回答が異なることも多いです。

文章を正しく書ける能力を知るためにも、感想を書かせるのは有効な方法と言えるでしょう。

また、学生が企業の説明会をしっかり聞いていたかを確認するためにも感想が使われます。

説明会を聞いていなければ感想を書くことはできませんし、書けたとしても内容が的外れだったり、完成度の低いものができるだけで熱意や能力が足りていないと捉えられるでしょう。

自分が優秀で熱意ある学生だと企業に感じさせるためにも、説明会の感想は重要な材料となります。

雑談のネタにするため

企業によっては面接や面談のネタに会社説明会の感想を使用するところもあります。

学生との接点を持ったり、打ち解けるために使ったりすることで学生の本音を聞きだす手段として活用が見込めます。

こういった雑談ネタにする場合は選考とはそこまで関係ない場合も多いですが、学生からすれば企業に熱意をアピールする場にもなるため、答え方次第で選考に有利になることも多いでしょう。

会社説明会の感想を書く際のポイント

会社説明会の感想をどのように書けば良いのかを知ることで、企業側に好感を与える感想文が書けます。

ただ思ったことを書くのではなく、企業に好印象を与えられるようポイントを押さえましょう。

会社説明会で伝わった企業の魅力を書く

企業が知りたがっていることの一つに「学生が企業のどこに魅力を感じたのか」という点が挙げられます。

企業も今後の説明会の参考にできますし、貴重な意見をもらえることに悪い気はしないでしょう。

魅力を感じたことで企業の選考を受けたくなったという志望動機にも使えるため、魅力の記載はしていきましょう。

魅力といっても企業自体の魅力と会社説明会の魅力の二つがあります。

できれば両方記載することで、企業側からより高評価と好感を持たれるでしょう。

選考を受ける、入社希望の意思を伝える

感想を書く際は、その企業への入社を希望する意思を伝えましょう。

エントリーシートの志望動機のように詳細に書く必要はありませんが、会社説明会に参加して企業の魅力を知り、入社したくなった意思を書けば企業としても説明会を開いた意味を実感するでしょう。

もちろん、ただ感想を書いた学生と感想を書いたうえで入社の熱意を示した学生では後者の方が企業の印象に残ります。

感想の時点で他の学生と差をつけるためにも、選考を受け入社したい意思を伝えていくのがおすすめです。

会社説明会での学びや気付きを書く

企業は会社説明会の感想から学生の着眼点や気付きを見ています。

説明会に参加したことでどんなことを知ったのかを伝えれば、学生の熱意と能力の高さを評価してもらえる可能性が高いです。

着眼点は企業の魅力に気付く点でも重要なので、説明会では新たな気付きを見つけられるように企業の話を聞きましょう。

他の企業では聞かないような内容や、その企業独自の説明会の仕方など様々な角度から気付きを見つけて感想に取り入れてみてください。

自分の感想を伝える

企業に取り繕うとして、説明会の内容を復習するように記載してしまうケースがあります。

感動なのであくまで学生の感じたことを記載することが重要です。

説明会を聞いて思ったことを素直に書くようにしましょう。

自分の感想を述べたうえで、企業に対してアピールしていくことが大切なポイントになります。

説明会の内容はメモをとっておく

会社説明会での内容をメモにしておくと感想を書くときに役立つでしょう。

説明会の中で重要なポイントや気付きをメモしておき、感想を書くときに振り返ることが可能です。

メモを取っていないと後で感想を書く際にどんなことを話していたのか覚えておらず、曖昧な文章になることがあります。

すべての内容をメモする必要はなく、自分にとって重要だと感じた点だけメモを取るようにしましょう。

参照ページ:【例文あり】「会社説明会の感想」面接での上手な答え方 | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

会社説明会の感想を書く際の注意点

会社説明会 感想 注意点

会社説明会の感想を書く際に気を付けなければいけない点もあります。

感想の段階から選考に関わる可能性が高いため、書き方次第ではマイナスな印象を与えかねません。

感想を書くときの注意点を把握して、企業からの印象を良くしていきましょう。

企業や説明会の不満を伝える

説明会で聞いた内容に対して企業の批判や不満を伝えるのは避けましょう。

給料が低い、成長を感じられないなど明らかな批判と思えるような感想を書くと企業側からの印象が悪くなる可能性が高いです。

書くのであれば批判や不満ではなく、改善点を書くのがおすすめです。

例えば「企業の説明会でここが良かったのですが、ここを改善するとより分かりやすくなると感じました」というように企業のことを評価しつつ改善案を提案できると評価に繋がります。

改善点を伝える場合は、改善案を一緒に提案できると能力の高さもアピールできるでしょう。

ただ企業や説明会に不満を言っても悪影響しか与えないため、不満や批判と捉えられるような文章は書かない方が賢明です。

誤字・脱字に気を付ける

エントリーシートにも当てはまることですが、感想を書くときには誤字・脱字に注意しましょう。

誤字や脱字が目立つと企業からの印象は悪くなりがちです。

そこまで気にしない企業もありますが、誤字や脱字が多いと文章を書くのが下手だと思われたり、確認をしない学生だと思われたりします。

感想を書き終わったら一度文章全体をチェックして誤字・脱字の防止をしましょう。

端的な書き方は控える

感想に具体性がなく、浅い文章になると企業に響かないことが多いです。

大まかなことしか書いておらず、誰でも書けそうな感想では企業に印象を与えることは難しいでしょう。

以下に例文を記載するので参考にしてみましょう。

〈悪い例〉

説明会が分かりやすくてためになりました。

〈良い例〉

説明会では企業の事業内容が事業ごとに強みと特色で振り分けて説明されていたため、分かりやすく企業研究の参考になりました。

 

説明会が分かりやすかったではなく、説明会のどういう点が分かりやすかったのかを伝えることで熱意をアピールすることが可能です。

エントリーシートと同じで曖昧な表現を避け、企業側が分かりやすい文章を書くように心掛けましょう。

箇条書きで書いてはいけない

学生の中には感想を箇条書きで記載する人もいます。

しかし、会社説明会の感想は文章で書くのが好ましいと言われており、箇条書きは推奨されていません。

感想は自分の考えや意思、想いを伝えるものなので、文章の方が相手に響きやすいです。

また、文章の記載が苦手だと思われる場合もある他、箇条書きだとどこか機械のような無機質な感じがして印象を下げる可能性があります。

感想を書く際は文章で書けるように練習をしていきましょう。

参照ページ:例文付き|印象に残る会社説明会の感想の書き方を徹底解説 | キャリアパーク就職エージェント (careerpark-agent.jp)

会社説明会の書き方

会社説明会の感想の書き方を覚えることで企業の印象に残る感想が書けます。

ここでは感想の書き方を解説していきます。

冒頭は感謝の言葉を伝える

感想の冒頭では最初に感謝の言葉を伝えましょう。

感謝ができる学生だと思わせることで好印象を与えられます。

一文で十分ですので、書き忘れだけしないように気を付けてください。

企業のどこに興味を持ったのか記載する

次に企業のどの点に興味や関心を持ったのかを記載しましょう。

企業自体のことでも良いですし、説明会のことでも構いません。

詳細な記載を心掛けるために、何に対して興味を持ったのかまで書くと良いでしょう。

説明会の中で出てきた単語やキーワードを拾って書くなど、ありきたりな感想にならないよう意識してみてください。

最後は入社や選考を受ける意思を伝える

感想の終わりには入社希望や選考を受ける意思を伝えましょう。

これまで記載した内容から熱意のある学生だと思われやすくなり、企業の印象に残る可能性が高いです。

感想の段階で企業に熱意をアピールして、選考を少しでも有利にしていきましょう。

会社説明会の感想の例文

会社説明会の感想を実際の例文で紹介します。

例文を参考に感想の書き方やコツを把握していきましょう。

企業によって感想に文字数指定があることが多いため、ここでは文字数に応じた例文といくつかのパターンによる例文を紹介します。

【記載例】200文字の場合

この度は会社説明会を開催してくださり、誠にありがとうございました。

説明会では貴社の「業界を引っ張るための独自技術の採用」の部分に興味を持ちました。貴社のような独自技術を採用している企業は初めて知ったため、より詳細に話を聞きたいと思いました。

また、お話の中にありました「仕事の本質を知る」ことについて、今まで考えたことがなく新たな発見ができました。ぜひ、貴社の採用に応募させて頂きたいと考えます。

 

会社説明会の場合は短い文章で書くことも多く、簡潔に書き切る能力が求められます。

無駄な言い回しや単語は避け、伝えたいことだけ記載してください。

例文では感謝の言葉と興味を持った点、新たな気付きを伝えています。

【記載例】400文字の場合

この度は会社説明会を開催してくださり、誠にありがとうございました。

説明会では貴社の「業界を引っ張るための独自技術の採用」という部分に強い興味を持ちました。私はこれまで10社ほど同じ業界の会社説明会に参加しましたが、貴社のような独自技術を採用している企業は初めて知ったため、より詳細な話を聞きたいと思いました。

また、お話の中にありました「仕事の本質を知る」ことについても、今まで考えたことがなく深く考えさせられました。私も今後は、仕事に対する理解を今よりも深めていこうと思います。他にも過去に内定を貰った先輩社員のインタビューや、選考の秘訣など就職活動に対して参考になるお話ばかり聞かせてもらい、とても有意義な説明会でした。

今回の説明会を機会にますますこの業界を知りたいと思いました。ぜひ、貴社の採用に応募させて頂きたいと考えています。

 

200文字の感想をより詳細にしたものにしたのと、説明会の魅力も付け加えました。

冒頭と終わりの書き方は変わりませんが、説明会で聞いた内容を細かく書くと同時に自分の感想を伝えて熱意を表すことが重要です。

分かりやすい文章を書き、論理的思考力を示すためにも感想の書き方の練習をしていきましょう。

【記載例】会社説明会の改善点を伝えるパターン

先輩社員の経験談や質問の回答が参考になりました。また、回答も簡潔にまとめられていて企業の雰囲気や社風が伝わりやすいと思いました。今後、差し支えなければ、質問の内容を同じではなく様々な内容で用意すると、より企業の内面が伝わってさらに良くなると思います。

 

会社説明会の魅力に触れつつ、改善点を伝えるともっと良くなることを記載しています。

改善点を伝える関係上、言葉遣いや書き方にはより注意してください。

自分が言われたら不快な思いをする書き方をしないようにしましょう。

【記載例】選考に対する感想を書いて熱意を伝えるパターン

説明会では選考過程の詳細を知ることができました。

公式ホームページにある選考内容だけでは分からなかった選考で重要視されるポイントなどを知ることができたため、参加できて良かったです。

選考の説明に多くの時間をかけてくださった点も学生の立場を考えていただいていると感じました。

今回の説明会で聞いた内容を活かして、選考に臨もうと考えています。

 

会社説明会では選考に関する紹介もされることが多いです。

選考で気になった点や印象を受けた感想を書き、熱意を伝えてみましょう。

選考に関する話は内定に直接関係するため、他の題材より集中して話を聞くことが多いと言われています。

感想で書ける内容に困ったら、選考に関する感想から企業に対する熱意を表してみてください。

参照ページ:【例文あり】「会社説明会の感想」面接での上手な答え方 | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

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まとめ

会社説明会 感想

今回は企業の会社説明会の感想の書き方や記載に対するポイントなどを紹介しました。

説明会は企業の選考を受けるために必ずと言っていいほど参加するものであり、感想を求められることも少なくないと言えるでしょう。

感想を聞く意図として学生がどこに魅力を感じたのか、志望度はどれくらいあるのか、論理的思考力はあるかなどが挙げられます。

それらの意図を把握して、企業へ自分の熱意を伝えていきましょう。

ここで紹介した書き方やポイントを参考に説明会の感想を書いてみてください。

説明会に参加する機会は多いと思いますので、記載していくうちに書き方が身についていくでしょう。

感想を書くのが苦手な方も身構えず、まずは書き方に慣れることが大事です。

説明会の感想の段階から選考は始まっています。

企業の印象に残る感想を書いて選考を有利にしていき、希望の企業からの内定を勝ち取りましょう。

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