【業界研究】ブライダル業界は!特徴や向き不向きは?選考に役立つ情報を徹底解説!

【業界研究】ブライダル業界は!特徴や向き不向きは?選考に役立つ情報を徹底解説!

2024/03/21更新

はじめに

就活を成功させるためには業界研究をしなければなりません。

業界独自の業務や特徴を知っておかなければ、入社後にギャップを感じて長く続かない可能性があるからです。

また、長く働き続けるためには、業界全体の将来も考えておくことが必要です。

そこで本記事では、ブライダル業界について基本概要から業務内容、就活に役立つ情報をご紹介します。

この記事は以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。

  • ブライダル業界ってどんな仕事をするの?
  • ブライダル業界の就活難易度は高いか気になる
  • ブライダル業界の選考対策

ブライダル業界に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

また、ブライダル以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

【業界研究ガイド】業界一覧

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この記事の結論

ブライダル業界の就職難易度は、他業界と比較するとやや難しいといえるでしょう。

ウエディングプランナーには、専門的な知識や立ち振る舞いといったスキルが求められるからです。

多様化する顧客ニーズに対応するため、要望を理解する地頭の良さを求められますし、実現する為のサポート力や企画力も必要でしょう。

業界大手が最小している主要大学は、偏差値で見ると50後半以上のところが多いです。

また、ブライダル業界はウエディングに関する専門学校出身者が多いため、学歴だけでなく、他の業界とは異なる人物像が求められる傾向があります。

これらの要因が採用難を複雑にしているのです。

しっかり選考対策を行い、他の就活生に遅れを取らないようにしましょう。

選考対策として業界理解を深めると同時に、エントリーシートの段階で自己分析をしっかりと行い、面接の頻出質問にしっかりと対応できるように練習してください。

後ほど具体的な方法を紹介しますので、是非最後までお付き合いください。

ブライダル業界とは?

桜の画像

ブライダル業界はウエディングプランナー、パティシエ、キッチン、マーケティング、映像部門など、社内外の様々な部署・部門と打ち合わせを行い、婚礼サービスを提供する業界です。

一部の企業は近年、以前は外注していた仕事を自分たちでやるようになっています。

人口の減少や感染症拡大などの影響で会社の業績が悪化することを防ごうと、新しい分野にお金をかけたり、様々な事業を始めることで、ブライダル業界の未来を考える会社が増えているのです。

ブライダル業界の現状は?

トピック1:コロナ明けで回復傾向

ブライダル業界は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限の煽りを受けていました。特に2019年から2022年までは、行動制限や3密回避が国民全体の課題となり、婚礼行事は次々とキャンセルまたは延期となってしまいました。

ですが、いったん行動制限が解除されると、婚礼を見送っていたカップルから申し込みが殺到し、挙式件数も回復傾向になりました。

トピック2:人件費や広告宣伝費の削減

新型コロナウイルスによる婚礼の延期が多発したことで、披露宴会場の稼働率は急激に低下し、企業の維持費の負担は大きくなっています。

固定費を抑えるために広告費を減らし、店舗やオフィスの家賃を下げるために移転し、テレワークを導入してオフィスのスペースを減らすなど、苦しい対策がとられています。

広告宣伝費の削減は成約件数に影響するだけでなくブライダル業界全体の集客にも影響を及ぼすため、メリットとデメリットのバランスが難しい経営判断が続いています。

ブライダル業界の未来は?

トピック1:少子化による婚礼数の減少

ブライダル業界全体の課題の1つとなっているのが、婚礼数の減少です。

少子化の影響により人口が減少すると、それに伴い婚姻数も減少していきます。

昨今では、未婚率が増加していることも婚姻数の減少に関係しているでしょう。

経済状況から「入籍しても挙式や披露宴をしない」というカップルも増えており、ブライダル業界は不安定な状況です。

いかに婚礼を実施しない層にアプローチし、気持ちを揺り動かせる施策や企画策定ができるかがポイントです。

トピック2:結婚イベントの構成変更

従来の結婚式では、挙式を挙げて、二次会は別の店を予約して行うことが通例でした。

しかし、今後は、挙式や二次会を含むすべての結婚式関連のサービスを、1つのブライダル会社が提供できる体制を整える必要があります。

ブライダルの総合コーディネートを提供する企業ほど、結婚式やパーティーなどで収益を得るために必要な施設や設備を買収し、自社で開業するようになってきています。

参照ページ

経済産業省|ブライダル産業の構造転換に向けた調査・分析報告書

ブライダル業界の職種

話を聞いている女性

職種内容①:ウエディングプランナー

ブライダル会社の職種の2つ目は、ウエディングプランナーです。

ウエディングプランナーは、結婚式をプロデュースする上で、新郎新婦との打ち合わせだけでなく、コーディーネーター、ヘアメイクなど社内外の様々な部署と連携をとります。

ブライダル業界では花形の職種ですが、婚礼そのものの顧客満足に繋がる部署だけに、責任は大きい職務と言えるでしょう。

職種内容②:コーディネーター

ブライダル会社の職種の2つ目は、コーディネーターです。

コーディネーターは専門分野が分かれており、ドレス、フラワー、ヘアメイク、エステなど美容関連も含んでいます。

花嫁衣裳のサイズ測定や着付けなど、専門的な知識とスキルが要求される仕事だけに、専門学校卒の人が比較的多いです。

職種内容③:シェフ・パティシエ

ブライダル会社の職種の3つ目は、シェフ・パティシエです。

シェフ・パティシエは、披露宴パーティーや食事会で料理を提供するお仕事です。

ウエディングプランナーと共に打ち合わせに参加し、カップルから料理の要望や注意事項をヒアリングする機会もあるでしょう。

カップルにとって想い出の日を、料理でさらに彩る重要な業務を担っています。

ブライダル業界の市場規模・推移

棒グラフ

2020年からは新型コロナウイルス感染症の影響により、市場規模は大きく下振れしました。

しかし、行動規制の解除影響から徐々にコロナ前の市場規模に回復する兆しを見せています。

2022年の見込みは175,77億円となり、市場が正常化に向かって動いていることがわかります。

参照ページ

出典:株式会社矢野経済研究所より

ブライダル業界の売上高ランキング

棒グラフ

ブライダル業界に属する企業の売上高ランキングは、上記の通りです。

上記企業はブライダル業界に属していますが、事業内容は企業によって異なります。

そのため、選考に進む前には各会社の事業内容を調べておきましょう。

ブライダル業界に進むと決めているなら、専門的にサービスを提供している会社なのか、あるいは他の事業も展開している総合企業なのか、違いをよく知った上で結論を出しましょう。

ブライダル業界の大手企業紹介

売上高ランキング上位5つの会社をご紹介します。

  1. リクルートホールディングス
  2. ツカダ・グローバル
  3. 千趣会
  4. テイクアンドギヴ・ニーズ
  5. アイエーG

企業①リクルートホールディングス

リクルートホールディングスロゴ

リクルートホールディングスは、テレビコマーシャルでもお馴染みのゼクシィを出版し、自分らしい結婚式を実現するためのブライダル情報サービスを提供しています。

リクルートホールディングスは、結婚を控えたカップルに必要な情報を提供するために、チャペル、レストラン、ホテルなど様々なウエディング形式を案内しています。

また、婚活サービスのゼクシィ縁結び、妊娠出産をサポートするゼクシィBaby、結婚の準備をWebで行うゼクシィオンライン招待状など、様々な事業を通して業界でトップの売上高を誇っています。

企業②ツカダ・グローバル

ツカダ・グローバルロゴ

ツカダ・グローバルは、日本人らしい挙式をプロデュースする企業です。

神社挙式、親族結婚式、リゾート挙式など、カップルの様々な要望に応えるバリエーション豊富な結婚式をプロデュースしています。

ブライダル事業だけでなく、レストラン運営、衣装、美容、写真、映像なども自社で扱っており、打ち合わせの迅速な対応や新郎新婦の要望を社内で共有し、満足度の高い挙式を提案できる体制が強みです。

また、少子化による挙式件数の減少を見越して、多角的な事業展開を着実に進めています。

企業③千趣会

千趣会ロゴ

千趣会は津藩サイト「ベルメゾン」を運営する会社であり、主な事業は通販事業です。

その中でブライダル事業を展開しているのです。

2016年には、子会社のディアーズ・ブレインと資本業務提携契約を締結したワタベウェディング株式会社と、共同出資による合弁会社を香港に設立しました。

そしてリゾート、ホテル、ゲストハウスなど多様な業態を販売網とし、ブライダル事業のサービス価値を高めています。

企業④テイクアンドギヴ・ニーズ

テイクアンドギヴ・ニーズロゴ

テイクアンドギヴ・ニーズは、当時の日本では珍しい「ハウスウェディング」を広めた企業です。

従来は、同じ会場で複数のカップルが時間をずらして挙式を行うのが一般的でした。

しかし、ハウスウェディングなら会場が邸宅となり、1組のカップルが自由かつ完全貸切で利用できます。

ただし、少子高齢化の影響により結婚式のあり方が変化している現在では、ハウスウェディングが難しいケースもあります。

今後は時代の変化にどのように順応していくかが課題です。

企業⑤アイエーG

アイエーGロゴ

アイエーGは、ブライダル事業のほか不動産売買、賃貸管理、修繕や建設工事を行っています。

各種資格取得のための奨学金を設けており、ブライダルコーディネーターに必要なスキルの取得を会社が応援してくれます。

事業を通じてスキルとノウハウを培うことができるので、ブライダル専門家としてステップアップできる環境と言えるでしょう。

ブライダル業界で働くメリット

上を見上げているスーツ姿の女性

ブライダル業界で働くとどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、代表的な2つのメリットについて確認してみましょう。

メリット①働きながら様々なスキルが得られる

ブライダル業界で働くには、お客様に感動を提供するために多岐にわたるスキルが必要です。

ホスピタリティ、コミュニケーション、協調性、創造力などをフル活用していく必要があるでしょう。

社内スタッフや関係会社とも連絡を密に取り、スケジュール調整やリクエストを形にするため、企画力やスキルも必要です。

できなかったことが1つずつできるようになっていき、達成感が得られるでしょう。

メリット②幸せな気持ちを共感できる

ブライダル業界の仕事はお客様に感動を提供する仕事です。

どうすればお客様の要望を満たせるかを考え、関係部署と調整を行う中では、思い通りにいかず困難な場面に直面することも多々あるでしょう。

時に難しい案件もありますが、一生懸命頑張った結果お客様から感謝の言葉をもらい、笑顔を間近で見られた時は、他の仕事では味わえない幸福感を感じるでしょう。

人と接するのが好きで、人を喜ばせるのが好きな人こそブライダル業界の仕事は向いています。

その上でクリエイティブな専門スキルが備わっていることが必要な素質です。

参照ページ

ブライダル業界への転職はブライダルビズより

ブライダル業界で働くデメリット

女性の影の画像

ブライダル業界で働くことはメリットだけではありません。

ブライダル業界で求められることが、人によっては耐えられない程辛いこともあるでしょう。

メリットだけで決めるのではなく、自分の適性も確認した上で進むべきかどうか判断してください。

ブライダル業界で働くデメリットには下記のようなものがあります。

デメリット①プレッシャーに耐えなければいけない

ブライダルはやり直しの聞かないお仕事だけに、プレッシャーがかかります。

お客様にとって最高の1日になるはずが、取り返しのつかない最悪の1日にしてしまうリスクもあるのです。

満足してもらうためにも、綿密な確認や調整が必要不可欠です。

多忙なスケジュールと多数の取引先との間で目まぐるしい日々を過ごすことが多いため、体力と精神力が共に必要です。

デメリット②残業が多い

ブライダル業界はやるべき仕事内容が多いことから、残業が日常的になりがちです。

顧客第一主義なので、例えばカップルとの打ち合わせは、2人が揃う時間帯としてどうしても夜や土日祝日に集中することがあるでしょう。

休日にお客様からの連絡が入れば代わりのスタッフが対応しますが、担当者にしか解決できない場合もあります。

いくらシフト制の勤務体系といっても、休日でもお客様のことを考える時も出てくるでしょう。

仕事と休日のメリハリを保つためにも、リフレッシュできる環境を工夫して作る必要があります。

ブライダル業界への就活を成功させるためには

面接に挑む女性

基本的に、就活においては業界関係なく対策が重要です。

エントリーシートをブラッシュアップし、面接対策は必ず徹底的に行いましょう。

業界の特徴を意識して志望動機をまとめておくとより理想的です。

志望動機を作る上で大切なポイントは4つあります。

ここではそれぞれの特徴と、ブライダル業界でよくある志望動機を見ていきます。

なぜブライダル業界なのか

  • なぜ数ある中からブライダル業界なのか
  • それは他の業界ではできないのか

なぜその企業なのか

  • 数ある中でなぜその会社を選んだのか
  • それは競合他社では達成できないことなのか

なぜその職種なのか

  • 専門職種がいくつもある中でなぜその職種を応募したのか
  • 果たして希望職種に必要なスキルを身につけためにどんな努力ししてきたのか

以上の3つが自分のやりたいことや方向性とどうマッチするのか

  • まず以上の3つ内容に相違はないか、論理的に破綻していないか
  • そのうえで、自分が将来目指したいことや達成したいことにマッチするか

それぞれの質問に対する回答例を見ていきましょう。

エントリーシート・面接頻出質問をご紹介

  1. なぜこの業界を志望しているのですか?

「私がブライダル業界を志望する理由は、親族の結婚式に参加した際に、そこで働く方々の振る舞いに感銘を受けたからです。

この経験から、将来この業界に従事したいと考えました。

私はブライダル業界を早い時期から目指していたことから、専門学校に進路を絞り、ブライダル業界で必要なスキルの習得や勉強に励み、研修などの経験を通じて実務知識を身につけました。

今後は今日まで憧れ続けたブライダル業界の仕事に就き、専門学校で学んできた経験を活かし、お客様に感動を提供できるウエディングプランナーとして活躍し、貴社に貢献したいと考えます。」

  1. なぜ弊社にご応募いただいたのですか?

「貴社の文化である、お客様を感動させるにはまずは自分も楽しむことが大切であるという考えに、深く共感したからです。

私は仕事に関して、お客様を喜ばせることが基本という考えを持っていました。

貴社の会社説明会に参加させていただき、理念を聞いた時に考えを改めるきっかけとなりました。

確かに、自分が楽しんでいなければ、人に楽しさや感動を提供することは無理だと思ったのです。

この経験を通じて、ますますブライダル業界への就職を強く希望するようになりました。

そして、感銘を受けた理念を掲げる貴社で働き、人間的にも成長し、会社に貢献していきたいという考えに至りました。

私はキャリアアップとして様々な事業や部門を経験し、ウエディングプラナーとしてトータル的なサポートができる人材になることが目標です。

資格取得を奨励する風土も根付いており、自分に貴社がマッチしていると考えています。

入社後はこの豊富な実務経験と学んだ知識を活かし、貴社のブライダル業務において即戦力として貢献します。」

この質問返答を4つのフレームワークに当てはめて回答すると、以下のようになります

質問1

なぜブライダル業界なのか

  • 幼い頃から憧れた職種だったから

なぜその企業なのか

  • 会社の理念に共感し、自分の経験や知識を活かして貢献したいと考えたから

なぜそのジョブなのか

  • お客様をトータルサポートできるジョブがウエディングプランナーだったから

以上の3つが自分のやりたいことや方向性とどうマッチするのか

  • 憧れの仕事を、理念が共感できる会社で知識やスキルを活かして貢献したいから

以下質問に応じて記載

自分のやりたいことや将来のイメージに対して、現在とのギャップを埋めるために貴社を志望するという考え方も、一つの方法です。

具体的な面接対策を紹介している記事は他にもありますので、是非あわせて読んでみてください。

【面接対策】就活で抑えたい時事問題の出題傾向と対策方法とは

ジョーカツ 面接対策

まとめ

本記事ではブライダル業界について解説しました。

ブライダル業界は、コミュニケーション能力とチームワークを必要とする業務です。

お客様に最高の1日を提供する必要があるため、プレッシャーの重い業務にはなりますが、やり遂げた後には大きな達成感を感じるでしょう。

求められるスキルが高い分やりがいがあり、転職でも有利になるため、気になっている方は説明会に参加してみましょう。

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