面接徹底マニュアル!家以外でオンライン面接を受けるならココ!
2024年3月20日更新
はじめに
近年、採用面接でオンライン面接はますます普及しています。
しかし、自宅環境が整っていない方や、周囲の音が気になる方は家以外での場所を探す必要があり、どこで面接を受ければいいか迷うでしょう。
そこで本記事では、オンライン面接を家以外で受ける場合のおすすめ場所を5つご紹介します。
オンライン面接のマナーや定番の質問についても掲載しますので、面接対策としてもぜひ参考にしてください。
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場所選びで外せない条件5つ
オンライン面接の場所を選ぶ際は、以下の5つの条件が揃っている場所を選びましょう。
①ネット環境が整っている場所
ネットの接続が不安定だと、言葉や動作が途切れてしまい、音声が聞こえづらくなってしまいます。
そのため、ご自宅以外でオンライン面接を受けるにはネット環境が整っている場所を選びましょう。
②静かな場所
周りの騒音や生活音などが気になる場所を選んでしまうと、面接官に音や声が聞こえてしまい、お互い面接に集中しにくくなってしまいます。
特に人が大勢いる場所で面接をしてしまうと、面接担当者は就活生の話を集中して聞けなくなります。
騒音や生活音だけでなく、人の話し声やチャイムが聞こえるだけでも迷惑に思われてしまうので気を付けてください。
ご自宅以外でオンライン面接の場所を探す際は、静かな場所を選びましょう。
③明るい場所
オンライン面接は、対面の面接と違って就活生の表情が伝わりにくいです。
画面越しで話すことを考慮し、普段よりも明るい場所で面接をしてください。
周りが暗い所でオンライン面接をしてしまうと、面接官は就活生がどんな顔で話しているのかわかりづらくなってしまいます。
ご自宅以外でオンライン面接を受ける際は、できる限り明るい場所を探しましょう。
さらに、面接を受ける前に自分の顔がどのように映るのか確認してしておくといいです。
④大きな声を出しても問題ない場所
周囲に気を使って小さな声になってしまうような環境なら、オンライン面接の場にはふさわしくありません。
オンライン面接で小さな声で話してしまうと、面接官に話していることが伝わりづらく、内気な印象を与えてしまうでしょう。
せっかく面接まで漕ぎつけたのに、場所が原因でマイナスなイメージを持たれてしまってはもったいないです。
そのため、オンライン面接の場所を選ぶ時は堂々と大きな声を出しても迷惑にならない場所を選びましょう。
⑤背景が綺麗な場所
オンライン面接の場所選びで外せない条件の最後は、「背景が綺麗な場所」です。オンライン面接を受ける際、後ろの背景が散らかっていたり、漫画本やポスターなど目立つものが映ったりしていると、面接官は就活生の話を集中して聞けなくなってしまいます。
オンライン面接では、背景を「白い壁」あるいは「白色か淡色系のカーテン」にすると好ましいでしょう。
オンライン面接でおすすめの場所3選
オンライン面接の場所選びで欠かせない条件を満たしているおすすめの場所は、以下の3つです。
①コワーキングスペース
コワーキングスペースは、1時間1,000円前後で契約して借りることのできる共同の作業スペースです。
コワーキングスペースには様々な種類があり、1人用の個室ブースなども用意されている場合があります。
周りの目を気にせずにオンライン面接を受けることができるでしょう。
費用はかかりますが、オンライン面接に適した快適な空間であり、面接だけでなく、就活対策や学校の課題をする時にも使えるのもメリットです。
②レンタル会議室
レンタル会議室なら、静かな環境で集中してオンライン面接が受けられるでしょう。
基本的にネット回線が整っており、アクセス状況が良いです。
料金は1時間あたり1,000〜1,500円ほどが相場です。
③ホテルの一室
「オンライン面接を受けるためだけにわざわざホテルを使うの?」と感じる方も多いでしょうが、ホテルの部屋は清潔感や高級感があるため、オンライン面接におすすめです。
面接官に自分のセンスの良さや意識の高さを感じ取ってもらえるでしょう。
利用料金もデイユースならそこまで高くないので、面接官に少しでも良い印象を与えたい方はぜひご利用してみてください。
ここだけは選ばないで!オンライン面接でNGな場所3選
逆に、オンライン面接におすすめできないNGな場所があります。
下記で紹介する3つの場所は、面接官に悪い印象を与えやすく、周りに迷惑がかかり、面接中でも注意される恐れがあるため、オンライン面接には選ばないようにしましょう。
①カラオケ店
カラオケ店は個室ですが、他のお客さんの歌声や通路に流れているBGMが聞こえてしまいます。
店舗によっては部屋自体が薄暗い場所もあるので、音や明るさの点でもオンライン面接に適さないでしょう。
②カフェ
カフェは周りのお客さんの声や食器の音などでガヤガヤしています。
雑音が入ってしまうため、オンライン面接を受ける場所には適していません。
③車の中
オンライン面接の場所として車の中を選んでしまうと、照明が暗く、通信環境も悪くなる可能性が高いです。
背景をぼかしてごまかしたとしても、特徴的な背景なので車の中だとバレてしまうでしょう。
車の中でオンライン面接を受けているのがわかってしまうと、面接官に悪い印象を与えてしまいます。
NGではないけれど注意が必要な場所
オンライン面接の場所として、ネットカフェや大学を選ぶ人も多いでしょうが、あまりおすすめはしません。
もしどうしてもこれらの場所でオンライン面接をする場合には、以下のことに注意しましょう。
①完全個室のネットカフェ
ネットカフェの個室は壁が薄い傾向にあります。
壁が薄いと、面接時の声や音が隣の部屋に漏れてしまうリスクがあるので要注意です。
周りに音が漏れてしまうと、面接中に店員さんや他のお客さんから注意されてしまう可能性があります。
もしどうしてもネットカフェを利用したいなら、事前に防音性を確認しておき、面接中はあまり大きな声を出さないように配慮しましょう。
②大学
大学の食堂や共有スペースを使ってオンライン面接を受けると、他の生徒の声や雑音が入ってしまう可能性があるため、避けたほうがいいでしょう。
どうしても大学でオンライン面接を受けたいなら、せめて授業がなくて人がいない教室や、誰もいないサークルの部屋など、人が来ない場所を選びましょう。
ただし、面接中に人が出入りする可能性もあるのであまりおすすめはしません。
オンライン面接当日に守るべき8つのマナー
オンライン面接は対面の面接と比べると、あまり堅苦しくないイメージがあるでしょう。
しかし、オンライン面接も面接であることには変わりありません。
ここでは、採用担当者に失礼がないように注意すべき「オンライン面接を受ける際のマナー」を紹介していきます。
①企業の規定に沿う服装にする
オンライン面接では、企業の規定に沿った服装を着用して受けましょう。
服装に指定がない場合はスーツを着ておくと無難です。
上半身しか映らない場合でも、必ず全身着ておきましょう。
企業の規定が「服装自由」な場合でも、オフィスカジュアルな服装が好ましいです。
②スマホやパソコンの通知はOFFにしておく
オンライン面接が始まる前は、必ずスマホやパソコンの通知はOFFにしておきましょう。
対面の面接と同じで、面接中に通知音が鳴ってしまうと集中力が阻害されますし、面接官からの印象も悪くなってしまいます。
マナーモードではなく、「通知OFF」か「電源をOFF」にしておきましょう。
もし面接官が話したことをメモしたい時は、スマホやパソコン上でメモするのではなく、手書きのメモにしてください。
また、メモをとる際に「メモを取ってもよろしいでしょうか?」と一言添えてからメモをとるといいでしょう。
③ログインは面接開始5〜10分前
オンライン面接では、5〜10分前にはログインしておきましょう。
トーク部屋への入室が遅れてしまうと遅刻とみなされてしまいます。
通信トラブルやアクセス障害などでログインに思ったより時間がかかることもあるので、遅くても5分前には入室しておきましょう。
余裕があれば、ログイン前にカメラやマイクの音声チェックなど、動作確認をしておくと安心です。
④始めと終わりの挨拶は忘れずに
面接が始まる際には、「音声は聞こえていますでしょうか?」と通信状況を確認しましょう。
その後に、「本日はお時間をいただきありがとうございます。◯◯と申します。よろしくお願いいたします」と挨拶をします。
面接が終了したら「本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました。失礼いたします。」と一礼をしてから退出しましょう。
⑤目線から2〜3㎝高い位置にカメラを置く
オンライン面接では、カメラを目線より下に置くと、相手を見下ろす形になってしまいます。
ですから、カメラは目線より2〜3cm高い位置に置くことをおすすめします。
目線より2〜3cm高い位置に置くことで目の位置が自然になり、面接官から顔が真っすぐ見えるようになります。
オンライン面接でも対面の時と同じで、相手の目を見て話すことが大切です。
しっかりとアイコンタクトをとるためにも、カメラ目線を意識しましょう。
⑥部屋を明るくしておく
オンライン面接は画面を通して話すため、表情が暗く映ってしまうことがあります。
明るさを補うためにも、100円ショップなどでレフ板を買っておくといいでしょう。
レフ板がない場合は、スタンドライトや鏡などでも代用できます。
⑦アカウント名やプロフィール画像を確認してく
意外に見落としがちなのが、「アカウント名」や「プロフィール画像」です。
プライベートで使用しているアカウントでオンライン面接を受ける場合は、プロフィール画像をアニメのキャラクターやプライベートで撮った画像にしていることもあるでしょう。
そのような画像は面接官から「ビジネスにふさわしくない」と思われ、マイナスな印象になってしまう恐れがあります。
アカウント名やプロフィール画像には遊び心は加えず、ビジネスシーンでも通用する真面目なものを選びましょう。
オンライン面接ではこのような細かなところにも注意が必要です。
⑧笑顔で元気よく質問に答える
オンライン面接では画面越しで面接を行うため、対面で会うよりも暗い印象を持たれてしまう場合があります。
オンライン面接でも明るい印象を与えるためには、ハキハキとした受け答えを意識し、リアクションは普段より大きめにしましょう。
豊かな表情に自信がない人は、口角を上げ、目はしっかり見開き、本番前にカメラの前で笑顔のトレーニングをしておくといいでしょう。
オンライン面接でよく聞かれる定番質問7つ
オンライン面接では、どんな企業でもよく聞かれる定番の質問パターンがあります。
ここでは、よくある質問に対する回答例やポイントをご紹介します。
①自己紹介
自己紹介では、面接官は就活生の個性や性格だけでなく、コミュニケーション能力や、重要なポイントを簡潔にまとめて伝える能力など、将来の仕事で必要なスキルを見極めています。
ですから、自己紹介をする時は自分の能力がどう仕事に活かせるかを端的に伝えましょう。
また、聞かれた質問に即答できるように事前に回答を事前に用意しておき、自信を持って受け答えできるようにしましょう。
自己紹介はおよそ1分間で答えられる範囲にしておくのがおすすめです。
文字数でいえば、250〜300文字程度のボリュームがが適切です。
②転職理由
中途採用の場合は、かなり高い確率で転職理由が聞かれます。
面接官が転職理由を聞く理由は、前職と同じ理由による退職を防ぐためです。
面接官によっては、前職と同じ理由で退職されることを防ぐため、以下のような突っ込んだ質問をするケースがあります。
- 「転職の動機は、自社に転職することで改善できると思いますか?」
- 「同じ理由でまた転職する可能性はありませんか?」
- 「自社との適合度の高さとしては、どのくらいだと思っていますか?」
こういった質問に答えるポイントは、嘘をつかず誠実に答え、具体的で論理的に話すことです。
前職の退職理由がネガティブな理由だったとしても、その理由から前向きな姿勢が伺える答えなら良い印象を与えられるでしょう。
③志望動機
面接官が志望動機を聞くのは、以下の3つのことを知りたいからです。
- 就活生にどんな能力があるのか?
- 入社したら何がしたいのか?
- 本当に一緒に働きたいのか?
- 自社とマッチしているのか?
志望動機の内容は、その会社でないといけない明確な理由であるべきです。
「他社ではなく貴社に応募した理由」や、「これまでのキャリアや経験と貴社との関連性」に焦点を当てて答えることが重要です。
他社との違いや、なぜその企業に興味を持ったのか、自身の経歴がどのように企業のニーズや価値観に合致するかを明確に説明しましょう。
説得力のある志望動機を回答するためにも、応募先の企業のホームページや求人情報を徹底的に調査し、経営ビジョンや価値観、製品やサービスなどについて調べておきましょう。
④自己PR
面接官が自己PRを聞くのは、就活生の自己理解度や自己分析力、自社とのマッチ度などを精査したいからです。
そのため、自分が活かせるスキルや経験、実績についてはまとめて答えられるようにしておきましょう。
そうすれば、入社後にどのような活躍ができるかを説明でき、企業が求めるスキルや能力を持っていることをアピールできます。
また、前職で達成した実績があれば、それを達成するために具体的にどのような行動を取ったかなども説明しましょう。
⑤自分の長所と短所
面接官が長所と短所を聞く理由は、自分のことを客観的に見て把握できているか知るためです。
長所を話す時に「ポジティブな部分」だけを語ってしまうと、傲慢、プライドが高いといった印象を与えてしまいます。
一方で、短所を話す時に「ネガティブな部分」のみを語ってしまうと、マイナスな印象を与えてしまうので注意が必要です。
「自分の短所を克服するためにどんな努力をしているのか?」というところまで言えるといいです。
もし長所が短所を補える内容なら、それらを一貫性のある内容で話すことが重要です。
⑥企業選びの基準
オンライン面接では、企業選びの基準や軸について聞かれることがあります。
企業はこの質問をすることで、「就活生と自社の価値観が合っているか」「入社後長く働いてもらえるか」といったポイントを確かめたいのです。
企業選びの基準を答える時のポイントは、将来性やキャリアパスを見据えて答えることです。
過去の経験から得た価値観と企業の特徴が一致する点を含めて、自分の将来やキャリアパスについて話せると良いでしょう。
⑦逆質問
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
このような質問をするのは、
- 自社への志望度を確かめるため
- ミスマッチを防ぐため
- 自社への不安や疑問を解消するため
といった意図があります。
ここで避けたい回答は、「待遇面」を聞くことです。
会社のことや仕事内容のことについては質問せずに、給与や福利厚生などについて聞いてしまうと、条件や待遇ばかり気にしているように捉えられてしまいます。
以下のような回答をした方が、面接の通過率はグッと上がるでしょう。
「もし貴社とご縁があり、営業部に配属された場合、どういった仕事を任せていただけますか?」
「ベンチャー企業でリーダーとして働いた経験がありますが、貴社でも新規事業に関する提案できる制度などはありますか?」
逆質問は意欲をアピールできる最大のチャンスです。
会社のことをよく調べた上で、面接官にやる気や前向きな姿勢を示せる逆質問を用意しておきましょう。
オンライン面接でよくあるQ&A
オンライン面接におけるよくある質問と回答をご紹介します。
Q.オンライン面接はスマホで受けても大丈夫ですか?
A.スマートフォンで面接を受けても問題ありません。
カメラ機能とマイク機能があり、面接を受けられる環境が整ってさえいれば、基本的にどのデバイスからでも面接を受けていいです。
ただし、企業からデバイスの指定がある場合は、必ず指定されたデバイスでオンライン面接を受けましょう。
Q.面接に有利な時間帯ってありますか?
A.面接時間帯で有利なのは、10時〜12時スタートです。
一般的に、朝起きて夜寝るライフスタイルなら、午前中が最も集中力が高まる時間帯です。
南オーストラリア大学の研究によると、朝は夜に比べて作業効率が約8倍上がります。
面接官の集中力の効果も考慮すると、この時間帯が有利な時間帯といえるでしょう。
参考URL:Fatigue, alcohol and performance impairment | Nature
Q.オンライン面接でイヤホンをつけても大丈夫ですか?
A.オンライン面接では、話している内容を周囲に聞かれないためにもイヤホンの使用がおすすめです。
イヤホンを選ぶ際は、声が聞こえやすいマイク機能がついているイヤホンを選びましょう。
Q.オンライン面接中に回線が切れたらどう対処すれば良いですか?
A.途中で回線が途切れてしまい、面接官の声が聞こえないといったトラブルが発生した時は、速やかに電話で採用担当者に連絡しましょう。
また、面接中に回線トラブルが起こった場合は、面接後に謝罪メールを送っておくと丁寧です。
回線トラブルを避けるためにも、アプリやOSのアップデートや回線速度のテストをしておくのも大切です。
まとめ
オンライン面接を家以外で受ける場合、場所によっては面接の結果に悪影響を及ぼします。
通信環境が悪い場合は通信トラブルの原因にもなるため、場所選びは非常に重要です。
あらかじめ準備と対策を万全に行い、内定を勝ち取るために頑張ってくださいね。