【新卒カードってなに?】使い方やメリット、就活を有利に進めるためのポイントをご紹介
2024年3月20日更新
はじめに
新卒カードが何か、どんな使い方をすればいいか分からない方もいるでしょう。
新卒カードという言葉は知っていても、新卒カードがどんなものかを知っていなければ、適切に活用できません。
就活を有利に進められる手段があるなら、少しでも多くの方法を知っておいて損はないでしょう。
そこで今回は、新卒カードの実態、使い方やメリットについて詳しく解説します。
この記事を読めば、新卒カードというものを正しく認識でき、就活をより有利に進めるための手段がわかります。
自分のポテンシャルや人間性を知るきっかけにもなりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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そもそも新卒カードとは?
新卒カードという名前のカードがあるわけではありません。
新卒カードとは、就職市場で活動する新卒者が、就職に有利な立場であることを示す言葉です。
学校を卒業し、就職するというタイミングでしか使えないたった一度きりの貴重な切り札なのです。
有効期間は大学を卒業するまでの期間です。
学校を卒業してから間をあけて就職した場合には「既卒扱い」となり、新卒としては認められません。
企業の採用方法として「新卒一括採用方式」というものがあります。
これは、学校に在学中の学生を対象に、「卒業したばかりの学生」いわゆる「新卒生」を一気に採用をする」方法のことです。
多くの企業がこの新卒一括採用方式を行っているため、必然的に新卒生が有利になるでしょう。
限られた期間の間でしか使えないカードだからこそ有効活用し、新卒である期間に就職することをおすすめします。
新卒カードを使うメリットと使うポイント
新卒カードを持っている人に有利な条件はさまざまですが、今回は大きく分けて以下の5つのメリットやポイントをご紹介します。
- 新卒でしか入れない企業がある
- 求人など多くの情報が手に入る
- 大手企業や有名企業に挑戦できる
- 入社後の研修やサポートが手厚い
- 経験やスキルを重要視されない
ご自身で就活対策としてさまざまな行動を起こさずとも、新卒カードを持っているだけで有利な条件がたくさんあります。
ただし、新卒カードを正しく有効的に使うためには使い方を知らないといけません。
正しく、より有効的に活用できる方法をご紹介しますので、ぜひ就活対策の参考にしてください。
新卒でしか入れない企業がある
一部の大手企業の総合職や銀行は、新卒採用しか行いません。
その理由として以下の内容があげられます。
- フレッシュでやる気に満ち溢れているから
- 新卒生にとって最初の企業であり、社風に染まりやすい人材だから
- 同期の仲間と切磋琢磨しながら成長できるから
企業は、社会という環境に対する固定概念のない、まっさらな人材を求めています。
社風に合った有望なリーダーを育てたいという狙いがあるのでしょう。
逆に中途採用のメリットは、社会人経験が豊富で順応性があるところです。
臨機応変な対応が可能だったり、即戦力となったりすることが多いと、企業としても助かることは多いでしょう。
一方でデメリットとしては、以前の職場での固定概念が少なからず染みついていることが挙げられます。
社会人としての基礎知識がしっかりある分、新しい企業には染まりにくい特徴があります。
若々しく、吸収力が高い人材を求めている企業が多いのです。
ご希望の就職先を目指すのはもちろん良いですが、新卒採用のみの企業へ目を向けてみるのも、可能性を広げる糸口になるでしょう。
求人など多くの情報が手に入る
インターンや企業説明会など、新卒生を対象とした情報収集の場が多いことがメリットです。
新卒生向けのイベントはもちろん、大学のキャリアセンターや新卒生向けの就活サイトなどの利用も可能なので、遠慮せずにどんどん活用していきましょう。
進路に悩んでいる人や就職先を決めかねている人は、積極的に企業説明会などへ参加することをおすすめします。
企業や職種をより詳しく知ることは、自分にあった職種を見つけることにも直結するため、さまざまな人や角度から情報収集をしてください。
新卒の就活は皆同じ時期に行うため、基本的には皆同じように進んでいきます。
そのため、就活に関する疑問は他の新卒生と情報を共有すると解決しやすいでしょう。
同じ業種や職業を目指している人同士で情報交換をすることにより、さらに就活がスムーズになります。
自分に必要な情報のみをキャッチできるコミュニティを作るのも、一つの方法です。
友達や同級生と情報をシェアしながら、役立つ情報を見逃さないようにしてください。
大手企業や有名企業に挑戦できる
新卒生のみの採用を行っている企業は、大手企業や有名企業が多いです。
中途採用よりも枠が多く、挑戦できるチャンスがたくさんあるでしょう。
また、新卒生の枠が多いことに加え、新卒生という点だけで採用してくれるため、採用条件のハードル自体が低いです。
自分に合う企業を目指すのはもちろんいいことですが、自分にとってハードルの高い企業にチャレンジすることは、自分を見つめ直す良いきっかけや経験になるでしょう。
自分にとってハードルの高い企業にチャレンジすれば、選択肢の中で比較対象ができるのもメリットです。
自分が目指している企業や職種の難易度を把握するきっかけになるでしょう。
中途採用が挑戦しづらくなるのは、新卒ではない分、過去の経験やスキルが問われるからです。
新卒カードを持っている、新卒カードを有効的に活用できる期間だからこそ得られる経験があることを頭に入れておいてください。
可能性を広げるためにも、大手企業や有名企業へのエントリーを選択肢に入れることをおすすめします。
入社後の研修やサポートが手厚い
社会人1年目ということもあり、一般的にはビジネスマナーやビジネススキルの習得を目的とした研修期間を設けている企業が多いです。
期間も長く、手厚いフォロー体制で育成をしてくれるため、着実にマナーを身につけられるでしょう。
仕事や業務に必要なスキル全般を教えてくれるので、仕事や業務内容を問わず、汎用性の高いスキルを得られるのが特徴です。
中途採用ですと、すでにビジネスマナーやビジネススキルを習得しているはずだと認識され、手厚い研修期間はほぼありません。
業種や職種を変えて転職した際に研修期間がないと、厳しい条件下で就業することになる可能性があります。
一方で、新卒生の場合は、就業期間中に社会人としてのスキルを習得できるので、仕事の基本から覚えられるでしょう。
新卒の期間が過ぎるとすぐ既卒扱いとなり、研修期間の内容の濃さに影響してきます。
そのためスキル習得を重要視しているなら、新卒カードをしっかりと活用しましょう。
過去の経験値やスキルを重要視されない
新卒である期間の就活では、新卒であることが最も重要です。
企業側は「新卒生なのだからスキルや経験がないのは当たり前」と考えるからです。
ですから、新卒生自身の経験やスキルはそこまで重要視されないでしょう。
代わりに重要視されるのが、新卒生自身の人柄やポテンシャル、入社後のビジョンなど、将来どんな人材に育つのかなどです。
あわせて、企業の社風に合っているか、どんな業務に貢献してくれるのかという点も重要視されるでしょう。
過去の経験やスキルが必要とされない分、自分がどれだけ将来のビジョンを思い描けるかがポイントです。
ただし、過去の経験やスキルが全く重要視されないということではありません。
採用条件として大切な要素の一つであることには変わりないので、しっかり自分の経験やスキルを整理しておきましょう。
企業でどのように過去の経験やスキルを活かし、貢献していくかなど、さまざまな情報をかけ合わせることで将来のビジョンは描きやすくなります。
新卒カードを無駄にするとどうなる?
新卒カードを活用せず無駄にしてしまうと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは大きく分けて、以下の3点を解説していきます。
- 求人が少なくなる
- 中途採用だと新卒で就職しなかった理由を聞かれる
- 情報収集がしにくくなる
新卒生である期間は限られています。
ずっと持っていられるカードではないということを、今一度頭に入れておきましょう。
少しでもタイミングを逃してしまうと、希望する企業へ挑戦するチャンスすら逃してしまいます。
デメリットを知ることで就活における重要なポイントが見えてくるはずなので、この機会に自分の立場を見つめ直しましょう。
求人が少なくなる
新卒カードを無駄にしてしまうと、単純に求人の選択肢が少なくなります。
多くの企業が新卒を大量に採用していることから、必然的に既卒や中途採用の枠が少なくなるからです。
このため、自分の希望する企業や職種に就ける可能性は低くなるでしょう。
また、「経験必須」という条件を提示する企業もあるため、新卒カードを捨てたタイミングではエントリーしづらくなるでしょう。
新卒カードを捨て、新卒という期間を無駄にすると、応募条件を一つも満たせなくなってしまいます。
ただし、中には卒業して3年未満であれば、新卒枠として採用してくれる企業もあります。
新卒の時より応募条件は厳しくなりますが、求人が全くなくなるわけではないので、視野を広げて就職先を見つけましょう。
中途採用枠だと新卒で就職しなかった理由を聞かれる
既卒や中途採用の面接では、「なぜ新卒で就職しなかったのか」と聞かれることが多いです。
理由はそれぞれ異なるはずですが、就職しなかった理由をネガティブに伝えてしまうと、採用担当にマイナスな印象を与え、評価が下がる可能性があります。
また、採用担当が納得できるような内容でないと評価されにくいです。
「実際に入ってみたら企業が自分に合わなかった」
「内定がもらえなかった」
など率直過ぎる理由を語ってしまうと、「能力が低く、人間性に問題があるのではないか」「仕事に対する向き合い方が良くないのではないか」など、不利な情報として伝わってしまいます。
就職しなかった理由は、できるだけ前向きな理由を意識してください。
「以前の職場では自分の能力を活かせなかったので、新しい職場で自分の能力をしっかり理解した上で貢献したいと感じました。
そのため御社に応募しました。」
このように、過去の経験や失敗から学んだことを生かし、就活に関して前向きに取り組んでいることを強調しましょう。
情報収集がしにくくなる
既卒や中途採用の枠が少なくなるということは、求人情報や就活に関する情報も少なくなるということです。
企業説明会やインターンなどは基本的にターゲットが新卒生なので、新卒の期間が過ぎたら当然参加できなくなるでしょう。
就活する時期が周りとずれることにより、新卒生同士の情報取集ができなくなります。
そのせいで情報収集のための窓口が減ることも、デメリットとして挙げられます。
新卒の場合、就活中には周囲が自然とサポートしてくれることが多いですが、既卒の場合は自ら行動しない限り、情報を得るのは難しいことを覚えておいてください。
とはいえ、自ら情報収集をするための手段はたくさんあります。
ハローワークや転職エージェントなどを活用すればいいのです。
就活に関する情報以外にも、ビジネスマナーなどの情報が得られるでしょう。
さまざまな種類のサービスを利用することをおすすめします。
新卒カードを有効に使うために
新卒カードを有効的に使うためには、使い方のポイントを知ることが重要です。
ここでは、以下の3つのポイントについて詳しく解説します。
- さまざまなパターンの面接練習
- 企業ごとの志望動機を考えておく
- さまざまな求人サイトで情報を得る
新卒カードを有効的に使うためには、視野を広げることが重要です。
さまざまなジャンルの企業にチャレンジすることで可能性が広がり、自分の特性を分析できるなど、就活を有利に進めるために必要な情報がたくさん入ってくるでしょう。
チャレンジの数だけしっかりと対策を練ってください。
数だけ打っても結果に繋がらなければ意味がありません。
経験のためのチャレンジも大切ですが、常に将来のビジョンを思い描きながら就活対策をしていきましょう。
さまざまなパターンの面接練習
面接にはさまざまなパターンがあります。
一般的には以下の3つが主流です。
- 個人面接
- 集団面接
- オンライン面接
個人面接では1対1のやり取りになるので、人間性を重視した質問が多くなります。
将来のビジョンを聞かれることも多いので、企業分析は怠らずに面接に挑みましょう。
集団面接ではグループディスカッションが行われるため、協調性やコミュニケーション能力が評価されます。
集団面接は、過去の経験や自分のスキルを存分に発揮できるチャンスです。
だからこそ、怖がらずに積極的に行動を起こしましょう。
コロナ禍になってからはオンラインでの面接が増えました。
その分、時間や場所に縛られず、面接ができる機会自体は過去より増えたでしょう。
とはいえ、オンライン面接は画面越しでの面接となるため、その人自身の雰囲気や表情が読み取りにくくなります。
そのため、普段より表情豊かに話したり、声を明るく大きくしたりして、画面越しでも良い印象を与えるように意識しましょう。
企業ごとの志望動機を考えておく
企業や職種ごとのさまざまなパターンの志望動機を、事前に考えておきましょう。
企業ごとの対策を練ることで、選べる就職先の選択肢が増えるからです。
たとえ希望していない職種や企業だったとしても、対策として志望動機を考えることは、自分を見つめ直すきっかけになります。
職種や企業の未来をイメージすることで、自分の特性がより明確になるはずです。
その結果、面接で思いがけず勝負できる武器が増える可能性があります。
志望動機を考えることは企業分析にも繋がります。
企業のことを深く理解した上で考えた志望動機は、より魅力的な内容になるでしょう。
企業に寄り添った志望動機を考えてください。
志望動機を複数考えると、面接練習もはかどるはずです。
志望動機ごとに伝えたい要点をまとめ、たくさん面接練習を重ねましょう。
自己分析の延長戦だと考え、さまざまなパターンの志望動機を考えることをおすすめします。
さまざまな求人サイトで情報を得る
新卒採用の枠は広く、一つのサイトでも新卒カードが活用できる求人情報は多数掲載されています。
しかし、求人サイトの種類によって重要視されているポイントは異なります。
それぞれの職種や業界に特化した求人サイトがあるので、自分に合う求人が掲載されているサイトを探しましょう。
求人サイトを複数利用すれば、下記のように新たな視点で就活ができるはずです。
【例:食品に関する職に就きたくて食品メーカーの就職先を探していましたが、いい企業が見つかりませんでした。
そこで、求人サイトを変えて視野を広げ、食品を製造する企業を探してみたら、新卒カードが使えるし、より自分にあった条件の就職先が見つかりました。】
このように、視点を変えることで自分の想像していない形で希望の業界へ入れる可能性があります。
一つのサイトのみを利用していると、知らない間に可能性が狭まってしまう恐れがあるのです。
新卒カードを使える期間だからこそ様々な求人サイトを利用し、より多くの業界へチャレンジしてみてください。
まとめ
新卒カードの使い方やメリットについて解説してきました。
深く理解していただけたなら幸いです。
本記事をお読みになり、使い方とあわせてメリットやデメリットを知れば、自分なりの新卒カードの使い方がイメージできるでしょう。
ただし、新卒カードを使って就活をすれば有利に進められるものの、あくまでも方法の一つと認識しておいてください。
誰にでも自分に合った就活対策があるはずです。
新卒カードという武器を持っていることを忘れずに、就活対策を模索してみましょう。
皆さんが新卒カードを活用し、希望の企業へ就職できることを祈っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。