大雑把な人の言い換え方法は?短所に聞こえない伝え方を解説
2024年3月19日更新
はじめに
大雑把な性格であるために就活の選考の場で、自分の性格を正直に伝えてもよいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
この記事では
- 大雑把な人とはどういう特徴がある?
- 大雑把であることを伝えてもマイナスな印象を与えない方法はあるのか?
といった疑問を持つ就活生に向けて、「大雑把な人」の意味や、大雑把であることをポジティブに言い換える方法を解説します。
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大雑把な人の意味と特徴
ここでは大雑把な人とは具体的にどんな人を表すのかを紹介します。
大雑把とはどういう意味?
「大雑把」という言葉の読み方は「おおざっぱ」です。
この言葉には二つの意味がありますが、多くの人がまず思い浮かべるのは「細部にまで注意が届かず、雑であるさま」という意味です。
つまり、細かい点には目を向けず、全体的に物事をとらえることを指します。
もう一つの意味としては「細部にわたらず、全体を大きくとらえるさま。おおまか」というものがあります。
この意味では、計画を立てる際などに「大雑把な予算としては、10万円ほどかかると予想される」というような使われ方をします。
これは、細かい計算をせずに大まかな金額を提示していることになります。
この二つの意味は、文脈によって使い分けられます。
大雑把な人の特徴
大雑把な人の特徴には、いくつかの面があります。
まず、彼らの「雑さ」が目立ちます。
これは、細かいことにはあまり気を配らず、繊細な作業には向かないことを意味しますが、この性質が良い面として現れることもあります。
小さなことにこだわらないため、ストレスを感じにくく、どっしりと落ち着いて物事に対処することができることです。
さらに、大雑把な人は大局的な視点で物事を考える能力に長けています。
細部に捉われず、全体を俯瞰して捉えることができるため、視野が広いという特徴につながります。
このように、大雑把な性格は、状況によっては非常に有効な資質となるのです。
参照ページ
大雑把な人の長所
「大雑把な人」というとネガティブな意味でとらえられがちですが、長所もあります。
ここでは大雑把な人の長所を紹介します。
他人の評価に左右されない
大雑把な人の長所の一つは、他人の評価に左右されないことです。
この性格の人は、周囲の目を気にせずに、自分がやりたいことを最後までやり遂げる能力を持っています。
たとえば、自分のやり方が雑だと注意されても、それを必要以上に気にすることなく、素早く気持ちを切り替えて前に進むことができます。
このような性質は、ストレスの少ない生活を送る上で役立つだけでなく、心の平穏にも大きく貢献するといえるでしょう。
また、大雑把な人はおおらかな傾向があり、その結果、他人との良好な人間関係を築きやすいという特徴もあります。
彼らは小さなことにこだわらないため、人との間に不要な摩擦を生じさせることが少なく、周りからも好感を持たれやすいのです。
視野が広い
大雑把な人の長所として、その視野の広さが挙げられます。
彼らは物事の全体像を捉えるのが得意であり、この能力は特にコンサルタントやマネージャーといった職種において重宝されます。
大雑把な性格の人は、細部にとらわれることなく、全体を俯瞰して状況を把握することができるため、チームやプロジェクトを効率良く進めることが可能です。
また、些細なことにこだわらないため、仕事を進める上での無駄を省き、効率的にタスクをこなすことができます。
このように、大雑把な性格は、広い視野を持ち大局的に物事を考える能力を持つことから、特定の職業や状況下で大きな強みとなり得ます。
行動力がある
大雑把な人は失敗を過剰に恐れず、どんどん行動に移すことができます。
この性質は、仕事を迅速に進める上で大きな強みになるでしょう。
彼らは始める前からあれこれと悩むよりも、まずは行動に移し、もし失敗したらその時点で対処するという柔軟なスタンスを持っています。
ポジティブな考え方をしている
大雑把な人は、その性質からポジティブな考え方をする人が多いといえます。
彼らは些細なことにとらわれず、心配事が少ないため、常に前向きな思考を持つことができます。
このようなポジティブで明るい姿勢は、職場でも頼もしい存在となります。
気持ちを素早く切り替えられる
大雑把な人は、挫折や失敗に直面しても気持ちを素早く切り替える力があります。
このような人は、ネガティブな状況も成長の機会と捉えるため、落ち込む時間が短く、前向きな行動に早く移ることができます。
決断力がある
大雑把な人は、細かいことを気にせずに大胆な決断を下すことができるため、特にリーダーとしての役割を果たす際にその力を発揮します。
小さなことを気にせず、スピーディーに意思決定を行うことができるのです。
また、その考え方の独特さから、他の人が思いつかないような革新的なアイデアを提案することがあります。
このような大胆さと豪快さを持つ人物は、チームに新たな風を吹き込み、メンバーを引っ張っていくリーダーシップを発揮することも少なくありません。
大雑把な性格が、ポジティブな影響を与える場面は意外と多いものです。
大雑把な人の短所
大雑把な性格ならではの短所もあります。
ここでは短所について見ていきましょう。
計画通りに動くのが苦手
大雑把な人は、計画を立てても実行するのが苦手という側面があります。
緻密な計画よりも、その時の気分や状況に合わせて行動することを好む傾向があり、物事が計画通りに進まないことも多いものです。
デリカシーに欠けた発言をすることがある
大雑把な人は、空気を読むことが苦手であることが多く、その場にふさわしくない発言をしてしまうことがあります。
本人は悪気なく発言していても、周囲の人にとっては不快な思いをさせてしまうこともあるのです。
さらに、大雑把な人は自分の発言が相手にどのような影響を与えるのかを想像することが苦手なので、自分が失言をしていることに気づかないことも多いです。
片づけに苦手意識がある
大雑把な人は整理整頓に苦手意識を持ち、よく物を無くす傾向があります。
貴重品を含め、大事なものを安全に保管するためには、決まった場所に置くなど、無くさない工夫が必要です。
大雑把な性格の影響
大雑把な性格は仕事や人間関係に影響を与えることもあります。
ここでは大雑把な性格の影響について紹介します。
大雑把な性格が仕事に与える影響
大雑把な性格は仕事において、二面性を持ちます。
経理やデータ管理のような細かい仕事では、数字の入力ミスや伝票の誤処理など、小さなミスが大きな影響を与える可能性があります。
そのため、数字や書類を正確に扱う几帳面さや、ミスを犯さない慎重さが求められます。
確認を怠ったり、書類を雑に扱ったりする大雑把な性格は、これらの仕事においてはミスを誘発するため、マイナスになる可能性が高いです。
一方、営業のように積極性や行動力が求められる職種では、大雑把な性格が強みとなり、優れた成果を上げることにつながるケースもあります。
このように、大雑把な性格は、担当する業務によって長所にも短所にもなるのです。
大雑把であることは悪いことか
大雑把であることが必ずしも悪いとは限りません。
細かいことを気にしない性格は、効率的に動くことができ、時間を節約することが可能です。
たとえば、計画を立てる際に、細部ばかりを考えるのではなく、大まかな方向性だけを決めて行動に移すことで迅速に仕事を進めることができます。
しかし、細かい注意が必要な場面では、大雑把な性格が問題を引き起こすこともあります。大雑把であることが悪いとはいえませんが、その性格を理解し、適切に対応することが求められます。
参照ページ
大雑把の言い換え語を用いたポジティブな伝え方
就活の選考の場では「自分は大雑把な性格です」とストレートに伝えるより、言い方を工夫した方が好印象を残せる場合があります。
ここでは大雑把な性格をポジティブに言い換える方法を紹介します。
おおらか
goo辞書によると「おおらか(大らか)」とは
【心がゆったりとして、こせこせしないさま。おおよう。】
とあります。
面接での回答例は以下の通りです。
自分は大らかな性格であると自認しています。 その根拠は、厳しい状況でも動じない心の広さにあります。 具体的には、大学時代にグループワークで意見が対立した際、チームメンバー間の橋渡し役として冷静に対話を進め、すべての意見を調和させることに成功しました。 この経験から、多様な意見や状況にも柔軟に対応できることを学びました。 この性格は、様々な背景を持つ人々と協働する職場環境で大いに貢献できると確信しています。 |
この回答例には、面接時に自己PRを効果的に行うための要素が詰まっています。
まず、自己認識から始め、「大らかな性格」という特徴を明確に提示しています。
ここで大切なのは、自分の性格を抽象的に述べるのではなく、その性格が具体的にどのような行動に表れるかを示している点です。
大学時代のグループワークでのエピソードは、面接官に対して自分の性格が実際の行動や成果にどう反映されるかを理解させるのに役立つでしょう。
小さなことにこだわらない
面接での回答例は以下の通りです。
私は小さなことにこだわらない性格だと自負しています。 この性質が特に役立つのは、チームでのプロジェクト作業です。 たとえば、大学の課題でチームメンバーと意見が異なる場面がありましたが、目の前の小さな相違点に固執することなく、最終目標にフォーカスすることで、スムーズに課題を進めることができました。 この経験から、大局を見据え、柔軟な姿勢で物事に対処することの重要性を学びました。このようなアプローチは、特に多様な意見が交錯する職場環境において、チーム全体の生産性を高める上で貢献できると確信しています。 |
この回答例は、自己の性格特性を前向きな資質としてどのようにアピールするかを示している例です。
小さなことにこだわらないという性格を、チームプロジェクトにおける効果的な対応として具体化しています。
大学の課題における経験を引き合いに出すことで、自身がどのようにして困難な状況を乗り越え、目標達成に貢献したかを明確に伝えています。
この話は、面接官に対して、応募者がチームワークを大切にし、柔軟な思考で問題解決ができる人物であることを効果的に示しています。
また、多様な意見が交錯する職場環境での適応能力とチームの生産性への貢献についても言及しているため、応募者が組織における価値ある一員となることを確信させる回答であるといえるでしょう。
鷹揚(おうよう)
コトバンクによる同様の意味は下記の通りです。
① ゆったりとして威厳があること。小さなことにこだわらないで、おっとりしているさま。ようよう。
② 動作のゆっくりしているさま。
③ (━する) 世に出ること。名をなすこと。
面接での回答例は以下の通りです。
私の性格は鷹揚で、物事を大局的に捉えることができます。 たとえば、大学時代のサークル活動で、イベント企画の責任者を務めた際、メンバー間の意見が衝突し、企画が停滞してしまったことがあります。 そこで、私は個別にメンバーと面談を行い、それぞれの意見を丁寧に聞き取りました。 そして、意見の相違点ではなく、共通点に焦点を当て、メンバー全員が納得できるような解決策を提案しました。 このように、私は常に全体を見渡し、冷静に判断することで周囲を巻き込みながら目標達成を目指すことができます。 貴社に入社後も、この強みを活かして、チームワークを大切にし、周囲と協力しながら目標達成に貢献していきたいと考えております。 |
この回答例では、自身の鷹揚な性格とそれがいかにして具体的な状況で役立つかを示しています。
応募者が意見の対立を乗り越え、チーム内の共通点を見出し全員が納得できる解決策を導き出したプロセスは、その鷹揚さが実際にチームワークを促進し、プロジェクトを前進させる上でいかに重要であるかを強調しています。
このアプローチは面接官に対して、応募者がチーム内の紛争を冷静にかつ建設的に解決できる能力を持っていること、そしてその性格が今後の職場でもプラスの影響をもたらす可能性があることを効果的に伝えています。
このような回答は、職場での適応能力と協調性の高さを示すものであり、面接官にとって魅力的に映るでしょう。
自然体
goo辞書によると「自然体」とは
【気負いのない、自然な態度。】
とあります。
面接での回答例は以下の通りです。
私は自然体な性格で、飾らない自分らしさを大切にしています。 これは、周囲の人とのコミュニケーションにおいても重要だと考えています。 たとえば、アルバイト先のカフェで、常連のお客様から「いつも元気だね」と声をかけられることがあります。 これは、私が常に笑顔で接客し、自然体なコミュニケーションを心がけているからだと考えています。 このように、私はどんな状況でも自分らしさを失わず、周囲の人と誠実に接することで、信頼関係を築き、協調性を生み出すことができると考えています。 貴社に入社後も、この強みを活かして周囲と協力しながら、チームに貢献していきたいです。 |
この回答例は、自然体であることの価値と、それがどのように周囲との良好な関係を築く上で役立つかを効果的に説明しています。
アルバイト先でのエピソードは、応募者が人と接する際に自然体でいることの重要性を理解し、実践していることを示しています。
加えて、自分らしさを大切にする姿勢が、チームワークや職場の協調性を高めるための基盤となることを強調しており、応募者が職場でポジティブな影響を与えることができる人物であることを示しています。
この回答は、自己理解が深く、人間関係を大切にする応募者の姿勢を効果的に伝えるものだといえるでしょう。
行動力がある
面接での回答例は以下の通りです。
私は自ら積極的に行動を起こす性格だと考えています。 この点が特に役立ったのは、大学時代にボランティア活動の企画を立ち上げた経験です。最初は参加者が集まらず、プロジェクトの存続が危ぶまれました。 しかし、私は諦めずに様々な方法で宣伝し、直接人々に働きかけました。 その結果、多くの仲間が集まり、活動は大成功に終わりました。 この経験から、目標に向かって自ら行動を起こすことの重要性を学び、どんな困難な状況でも解決に向けて積極的に取り組む力が身につきました。 この行動力を生かし、将来の職場でもチームに貢献し、目標達成に向けて前進していきたいと思っています。 |
この回答例は、就職活動の面接で自己の行動力を効果的にアピールする方法を示しています。
大学時代にボランティア活動の企画を立ち上げ、参加者が集まらない困難に直面したにもかかわらず、諦めずに積極的に宣伝し、最終的には大成功を収めたエピソードは、応募者が持つ行動力の高さと目標達成に対する強い意志を具体的に物語っています。
このような体験は、単に自己の性格を述べるだけでなく、実際にどのように行動に移し、問題を解決に導いたかを示すことで、面接官に強い印象を与えることができるでしょう。
さらに、この経験から学んだ教訓を将来の職場での貢献に活かしたいという意欲を示すことで、応募者の前向きな姿勢とチームプレイヤーとしての資質を強調しています。
まとめ
大雑把とは、細部にこだわらず、全体を大まかに捉えることを指します。
大雑把な人は、視野が広く、柔軟な思考を持つと言い換えることができます。
また、行動力があり、迅速に物事を進める能力があるともいえるでしょう。
しかし、細部への注意が欠けることから、ミスを犯しやすいという短所もあります。
就活の選考の場では、このような長所と短所を理解し、自分の性格をポジティブに表現することが重要です。