外資系企業のインターンシップと本選考の対策法を徹底解説!
2024年3月18日更新
はじめに
外資系企業に入社しグローバルな環境で成長したいと考える就活生は多いものです。
この記事では外資系企業に興味があるものの、
- 英語は完璧じゃないけど外資系企業に入社できるのかな?
- 外資系企業の就活スケジュールはどうなっているの?
- 外資系企業のインターンシップでは何をアピールすればいい?
といった疑問を持つ就活生に向けて、外資系企業の就活スケジュールやインターシップの内容、選考対策について詳しく解説しています。
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外資系企業とは
外資系企業とは海外の企業などが一定以上出資している日本の企業のことです。
ここでは外資系企業について詳しく解説します。
外資系企業の定義
外資系企業とは、主に海外の企業が日本に進出し設立した100%子会社や日本法人を指します。
この定義は、国境を越えたビジネス展開の一環として理解されます。
さらに、海外と日本の企業が共同で出資し設立した企業や、日系企業が外資によって買収された場合も、外資系企業の範疇に入ることがあるのです。
たとえば、日本国内で活動するアメリカやヨーロッパの大手企業の日本法人は、分かりやすい例と言えるでしょう。
参照ページ:外資系企業とは?基礎知識や日系企業との違いを解説
外資系企業に向いている人
外資系企業に向いている人は、自らのキャリアと市場価値を高めるために積極的に動く姿勢を持つ人です。
これは、外資系企業が個々の成果と貢献を重視する文化を有しているためです。
また、しっかりと結果を出し、その結果に見合った収入を求める人にとっても外資系は魅力的な選択肢となるでしょう。
さらに、自分の成果や意見を明確に主張できる人も外資系企業に適しています。
外資系では、積極的なコミュニケーションが奨励され、自己主張がキャリアアップに不可欠だからです。
参照ページ:外資系企業に向いている・活躍している人の特徴は?
外資系企業の就活スケジュール
外資系企業は日本の就活ルールに縛られず、日系企業よりも選考の時期が早いのが特徴です。
ここでは時期ごとに必要な対策やイベントを紹介します。
大学3年4月〜5月
大学3年の4月から5月にかけて、エントリーシートの提出、自己分析、そして企業分析に力を入れるべきです。
この時期は、自分自身と志望する企業について深く理解し、どのようにマッチするかを考える重要な段階になります。
外資系企業は実力主義であるため、他の候補者と比較して自分がどう優れているか、自分の強みや価値を客観的に分析し、明確に表現する必要があります。
特に、スキル、コミュニケーション能力、論理的思考能力が、その企業の求める人物像とどのように合致しているかが評価の対象となります。
したがって、この期間には自分の能力や適性をしっかりと見極め、それをいかにして企業に伝えるかを考えましょう。
大学3年6月〜9月
大学3年生の6月から7月にかけてサマーインターンシップの選考が中心となります。
この選考ではエントリーシートの提出、面接、グループディスカッションなどが主な内容となります。
競争率が高いため、複数の企業にエントリーした方がいいでしょう。
選考を無事に通過すると、8月から9月にかけてインターンシップに参加する機会が与えられます。
インターンシップでは、自身のリーダーシップや積極性をアピールすることが重要です。
これらの資質は外資系企業が特に重視するものであり、実際の職場環境でいかに自分が貢献できるかを示す絶好の機会にしてください。
大学3年10月~12月
外資系企業の就活スケジュールで、大学3年の10月から12月は重要な時期です。
まず10月には、サマーインターンシップでの成果を評価する早期選考が開始されます。
この早期選考は、インターンシップ参加者にとっては正式な採用につながるチャンスですが、落ちた場合、本選考への道が閉ざされるケースが多いので注意しましょう。
また、この時期にはウィンターインターンシップの選考も始まります。
ウィンターインターンシップは、さらなる職務経験を積みつつ、企業との接点を持つ絶好の機会となります。
さらに、10月は企業説明会が多く開催される時期でもあります。
大学3年1月~2月
この期間には本選考が開始されるほか、ウィンターインターンシップへの参加も始まります。
本選考は、これまでのインターンシップや企業説明会で得た知識や経験を活かし、自分の能力をアピールする重要な機会です。
また、ウィンターインターンシップを通じて、さらに企業を深く理解するとよいでしょう。
大学3年3月
3月になると、多くの外資系企業はその年度の募集を終了します。
しかし、総合コンサルやIT系などの一部の業界では、3月以降も選考が続いているケースがあります。
自分が志望する企業がどのようなスケジュールで選考を行っているのかを、その企業の公式サイトや就職サイトで確認することが重要です。
外資系企業への応募に必要な英語力
外資系企業に勤めている人全員が入社前から流暢に英語が話せていたわけではありません。
ここでは外資系企業に求められる英語力について解説します。
必要な英語力のレベル
Indeedが行ったアンケート結果によると、外資系企業に入社した新入社員13人中5人のTOEIC® Listening & Reading Testのスコアが800点以上であった一方で、過半数は790点以下であり、600点未満であった人も2人いました。
このデータから、英語力は必要ではあるものの、必ずしも高いスコアが求められているわけではないことが読み取れます。
また、「英語力に不安はない」と感じていた人は13人中わずか3人であり、多くの新入社員が英語力に不安を感じているのが現状です。
英語が苦手な人でも挑戦できるか
外資系企業は英語が苦手な人でも挑戦可能です。
特に日本支社であれば、必ずしも高度な英語力を必要としない業務も存在します。
実際に、英語を第二言語とする従業員も多く、ネイティブレベルの英語力がなくても仕事を遂行できる環境は少なくありません。
使用する英語が業務上限られており、慣れることでコミュニケーションに問題がなくなるという意見もあります。
しかし、部署や業務内容によっては高度な英語力を求められる場合もあるため、自分の目指す職種や業務内容を事前によく調べ、必要なスキルを身につけることが重要です。
外資系企業のインターンシップとは
外資系企業のインターンシップは学生の能力を測る趣旨で行われることが多いものです。
外資系企業ならではのインターンシップの特徴や選考対策を解説します。
インターンシップの環境と雰囲気
外資系企業のインターンシップに参加すると、多くの就活生が「フランクに取り組めた」と感じています。
この環境と雰囲気は、就活生にとって非常に魅力的な点だといえるでしょう。
フランクな対応が推奨される背景には、「就活生の素の人格や仕事ぶりを見るため」という理由があります。
このようなアプローチは、参加者が自然体でいられるため、実際の能力や適性が明らかになりやすいという利点があるのです。
外資系企業では、こうしたオープンなコミュニケーションを通じて、互いの理解を深めることを重視しています。
そのため、インターンシップ参加者は自分自身を表現しやすい環境の中で、貴重な学びと経験を得ることができるでしょう。
選考方法と対策法
エントリーシート
外資系企業のインターンシップ選考は、エントリーシートの提出から始まります。
外資系企業は実力主義が徹底されているため、エントリーシートでは就活生のスキルや能力が重視されます。
具体的には、「なぜその企業のインターンシップに参加したいのか」や「他の就活生と比べて自分が優れている点は何か」など、自己の動機と強みを深く掘り下げ、明確に記述することが求められます。
これにより、応募者がその企業や業界に対してどれだけ情熱を持ち、どのように貢献できるかを評価するための材料となります。
したがって、インターンシップへのエントリーでは、自己分析と企業研究を徹底することが成功の鍵となります。
筆記試験・Webテスト
外資系企業のインターンシップ選考でエントリーシートに通過した後、多くの場合筆記試験またはWebテストが行われます。
これらのテストは日系企業と比べて難易度が高い傾向にあり、論理的思考力や数的処理能力、英語力を測る内容が中心です。
「玉手箱」や「GMAT」をベースにした企業独自の問題が出題されることもあります。
これは、応募者が実際の業務で直面する可能性のある課題を解決する能力を見るためです。したがって、これらのテストでは、ただ知識を問うだけでなく、問題解決能力や論理的な思考をどのように適用するかが評価の対象となります。
インターンシップの筆記試験やWebテストの準備をする際には、これらのスキルを意識的に磨いておくことが求められます。
グループディスカッション
外資系企業のインターンシップ選考では、グループディスカッションが重要視されています。
参加者は3人から10人程度のグループに分けられ、与えられたテーマについて意見交換し、話し合いながら最終的な結論を導き出すことが求められます。
このプロセスを通じて企業は参加者の積極性、リーダーシップ、チームワーク、問題解決能力などを評価します。
事前準備として、グループディスカッション対策用のセミナーやワークショップに参加することが有効です。
事前準備を行うことで、実際のディスカッションで求められるスキルを磨くとともに、自身の意見を効果的に伝える方法を学ぶ良い機会となります。
グループディスカッションでは、自分の意見をはっきりと述べることが重要ですが、他の参加者の意見に耳を傾け、協調性を見せることも同様に大切です。
フェルミ推定
フェルミ推定とは、限られた情報から論理的に推論し、答えを導き出す思考法です。
外資系企業のインターンシップ選考では、このフェルミ推定を用いた問題が出題されることが多く、論理的思考力や問題解決能力を測るための指標として活用されています。
出題例としては、「日本にある電柱の数は?」といった一見答えが分かりにくい問題が出題されます。
しかし、冷静に考えれば、電柱の設置間隔などから推測することができます。
対策としては、業界特有のジャンルや過去問題を分析し、推論に必要なデータや知識を整理しておくことが重要です。
たとえば、コンサルティング業界であれば、市場規模や顧客数などのデータを知っておくと役立つかもしれません。
参照ページ:就活市場
オススメの参考書
ここでは外資系企業のWebテスト用のオススメ参考書を紹介します。
【これが本当のWebテストだ!(1) 2025年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)】
出典:Amazon
言語・計数・英語・性格の全科目に対応しており、それぞれ問題形式になっているので、この一冊で玉手箱の対策をすることも可能です。
分野別の対策や模擬テストもあるため充実した内容となっています。
【Webテスト1【玉手箱シリーズ】完全対策 2025年度版 就活ネットワークの就職試験完全対策】
出典:Amazon
基礎から分かりやすく解説している参考書なので「Webテスト対策の最初の一冊」に最適です。
玉手箱を速く解くためのテクニックについて解説されており、時間が無い人にも最適な一冊となっています。
【1日10分、「玉手箱」完全突破! Webテスト 最強問題集’25年版】
出典:Amazon
玉手箱のみならず他のWebテストにも対応している問題集です。
問題数が豊富なので、問題に慣れることができるでしょう。
最新の過去問も掲載されているので安心です。
外資系企業のインターンシップの特徴
ここでは外資系企業のインターンシップの特徴について紹介します。
選考直結のインターンシップが多い
外資系企業のインターンシップは、選考に直結するケースが多いのが特徴です。
これは、実務を通して学生の能力を直接評価し、優秀な人材を早期に確保したいという外資系企業の考えに基づいています。
選考直結型のインターンシップでは、インターン期間中に良い成績を収めた学生には、内定オファーが出されることもあります。
これは、就職活動を早期で終えることにもつながり、学生にとって余裕が持てるチャンスといえるでしょう。
夏のインターンシップが重要
外資系企業のインターンシップにおいて、夏のプログラムは特に重要視されています。
この期間に行われるインターンシップで優秀な成績を収めると、本選考においてかなり優遇されるケースがあります。
夏のインターンシップは、学生が実務経験を積み、企業が学生の能力を直接見る絶好の機会となります。
このため、参加者には本選考に向けて有利な立場を得るチャンスが与えられるのです。
スキルを求められるプログラムが多い
外資系企業のインターンシップでは、参加学生のスキルが重点的にチェックされます。
これはインターンシップが単なる体験プログラムではなく、採用活動の一環として位置づけられているためです。
企業は、実際の業務を通じて学生の実務能力や適応性、コミュニケーションスキルなどを評価し、将来の採用につなげる機会と見なしています。
このため、インターンシップに参加する学生には、専門的な知識や技能だけでなく、チームワークや問題解決能力などが求められます。
倍率が高い
外資系企業のインターンシップは、志望する学生が増え続けているため、倍率が非常に高くなっています。
この競争率の高さは、参加を希望する学生にとって、選考過程で高度な課題に取り組む必要があることを意味しています。
これらの課題は、学生の論理的思考能力や問題解決スキルを試すものが多く、外資系企業が求める高いレベルのスキルと適性を有しているかを見極めるために設定されています。
参照ページ:外資系の雰囲気とは?
外資系企業で役に立つ資格とスキル
外資系企業で働く際には、英語力の証明が欠かせません。
TOEICで700点以上、TOEFLでは105点以上を目指すことが望ましいです。
また、業界によっては特定の資格が求められることがあります。
たとえば、金融業界では「証券外務員資格」が、不動産業界では「不動産鑑定士」や「1級建築士」の資格が有利に働くことがあります。
これらの資格は、専門知識を持っていることを証明し、業務遂行能力があることを示す重要な指標となるでしょう。
外資系企業の本選考の面接対策法
外資系企業の本選考の選考フローで最も重要なのが面接です。
特に、外資系コンサルティング会社ではケース面接がメインとなります。
ケース面接とはすでに説明している「フェルミ推定」と「ビジネスケース問題」の二つがあります。
ビジネスケース問題とは、「あるビジネス課題を解決する施策を考えること」です。
たとえば、「東京駅近郊の居酒屋の売上を2倍にするには?」といった問題が出題されます。
これらの問題で重要なのは、答えを導くまでの論理性です。
まとめ
この記事では、外資系企業の就活スケジュール、インターンシップの内容、選考対策に焦点を当てて解説しました。
外資系企業は積極性と実力を兼ね備えた人材が求められます。
また、インターンシップは本選考に直結するケースが多く、成功への重要なステップであることを意識しましょう。
外資系企業の選考を目指すにあたって、英語力の向上、選考フロー把握、そして具体的な選考対策の理解と準備を怠らないことが必要です。