【2024年度版】面接対策におすすめな本15選
2024/2/29更新
はじめに
就活の中で、最も重要なキーとなるのが面接試験です。
どのような業界であろうと、マストでおこなわれています。
規模の大小にも関係なく面接試験をしないで採用をする企業は、皆無に等しいと考えてよいでしょう。
就活の各工程の中、最大の山場となるこの場面を、うまく乗り切れるかどうかによって内定・内々定の扉が開きます。
しかし、面接試験はとても緊張する場所にもなり、どのようなことに注意して心得ておけばよいのか分からない人も意外と多いはずです。
そこで本記事では、一般的な新卒採用試験での面接対策におすすめな本をいくつか紹介します。
面接対策の本を使う意味や、メリット、現在おすすめしたい本を15冊厳選して解説する特集です。
実際にこれから採用試験に臨む就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の結論
新卒採用の面接試験に限らず、企業がおこなう面接とは、応募者と企業とのマッチング、意志の一致、条件の確認をするためにあります。
そのためには、企業に入ってどのような活躍が見込まれるのか、具体的にどのように役立つのかを、プレゼンテーションする場だと考えて臨みましょう。
そのプレゼンを成功に導く方法の一つとして、面接対策用の書籍を活用してみることをおすすめします。
多くの就活生が購読して読んできたおすすめな本を15選して紹介しました。
面接をクリアするための参考として、まずは1冊読破してみましょう。
面接対策の基本と本を活用する意味
就活で欠かせない工程である面接試験では、実際にどのような進行がされているのでしょうか。
なんとなく頭では理解しているようでいて、本当は分かっていないかもしれません。
今では面接対策についての基本も、インターネットの中で閲覧ができるでしょう。
あえて本で情報収集や対策をするメリットはあるのでしょうか。
ここでは、面接対策の基本概要と本を使うメリットを解説します。
面接とは
面接とは、一般企業などが求職者や就活生と対面し、質疑応答をしながら意思確認をするための場所です。
就活生と初めて接触するので、その人物の性格判断や自社の職務に対する意欲、適性、スキルの有無の確認をするために実施されます。
また企業側だけではなく、就活生側に応募者にとっても、その職場の選択が正しい判断になるかのかを確かめ、より状況の理解を深めるためにも必要です。
基本的には同じ場所の対面型がほとんどですが、近年、コロナ禍の影響もありオンライン上で面接を行って効率化を図る企業も増えています。
参照元
面接対策にて本を活用するメリット
就活のための面接対策本は、可能な限り読んでおく必要があります。
よく面接対策の本を読んでも意味がないのでは、と疑問を抱く声もあるようです。
不要だという意見の主な理由としては、以下のようなことがいえます。
- 具体的なアウトプットができない
- 多くの就活生が読んでいるテクニックでしかない
読書はインプットしてアウトプットができなくては意味がないのは当然です。
ところが面接という現場は、実践による本番となり、せっかく書籍を読んで得た知識を発揮できるかどうかが不透明なことも理由の一つとなっています。
それに、対策用にと、世の中の多くの就活生も読んでいる可能性が高く、採用試験を突破するノウハウとして生かされるテクニックにはならないと思い込んでいるようです。
しかし、面接対策のために本を読んでおくと、メリットも必ず生まれます。
面接対策用の書籍を選んで読めば、以下のようなメリットがあるでしょう。
- 自分の不得手な部分がわかる
- 目指す業界・業種の対応に役立つ
- 読破すれば安心材料となる
人はなかなか客観的に自分を判断できません。
自分の強みが何かを問われても、具体的に説明できる人は少ない傾向です。
同じように、自分が不得意・不得手なことには目を背けようとします。
もし、面接にて不得手なところを問われてしまったら、きっと歯が立たなくなるでしょう。
そうならないために、面接対策の基本事項を学んでおけば、一時的にでも役に立つはずです。
また、自分が志望する業種・業界によって面接の進行が違ってくる可能性があります。
目指す分野に特化した面接対策を事前に知っておけば、通過する確率が高まるかもしれません。
以上のようなことも含めて、本番で落ち着いて対処できるための安心材料が、面接対策本には掲載されています。
ある程度、基本的な質問事項は決まっていますが、それを自分流に型にしておけば、複数の企業で面接を受ける際に応用ができるでしょう。
参照元
面接対策にて本を使う方法
就活のために面接対策の本を読むのであれば、適切な使い方も知っておくほうが良いでしょう。
ここでは、面接対策の本の使い方について解説していきます。
以下のような手順・ポイントを押さえておきましょう。
- 1冊のみをしっかり読んでみる
- 内容と自分とを照らし合わせる
- 型としてフォーマット化し練習する
1冊のみをしっかり読んでみる
就活は何度も工程を繰り返すことが多く、心身ともに疲労感を覚えます。
例えば会社説明会、ESや履歴書作成、適性検査などが考えられるでしょう。
どうしても面接対策について、後手にまわりがちになる可能性があります。
ところが、採用の大半を決定させるのが面接試験での印象であることを忘れてはなりません。
しっかりと本1冊を読むことは、無駄にはならないと自覚してほしいのです。
面接試験で繰り広げられる質問事項はパターン化していますが、そのすべてを網羅することは不可能といえるでしょう。
ならば、ある程度のパターンを事前に知っておくだけで、必ず応用が利きますし、時間を有効化するために1冊のみに集中したほうが効率的です。
参照元
内容と自分とを照らし合わせる
本に書かれている内容を下にしながら、自分のこととして捉えて、質問事項や回答例を分析し言い直してみましょう。
書籍の内容は客観的なので一般論です。
それを自分の身の上に落とし込めるかどうかがポイントになるでしょう。
自己PRの方法や好きなこと、将来やりたいことなどは各人によって個人差があります。
それらを自分のエピソードや性格などと照らし合わせて、自分の言葉として表現することが大切です。
型としてフォーマット化し練習する
一つの自分なりの面接用回答例が完成したら、それを型にしてフォーマット化し、複数の回答例も用意しておきましょう。
採用試験を受ける企業は1社のみではないはずです。
多くの場合、複数の企業の面接試験に臨むのが普通なので、その企業数だけ面接用に準備をするということになるでしょう。
多少の言い回しや表現なども差し替えて、各企業の理念やビジョンにマッチした自己PRや回答例を分析した上で言葉にします。
最終的な仕上げとして、口頭で自然と話せるくらいロールプレイングしておくことをおすすめします。
面接対策におすすめな本15選
出典元
面接対策に活用できそうな書籍はたくさん出版されています。
数多い本の中からどれを選んで使えばよいのでしょうか。
ここでは、面接対策に役立つおすすめな本として15冊を紹介します。
以下のような区分にしながら、一冊づつ解説していきましょう。
- 伝えるためのノウハウ本
- 質問事項・回答例の本
- 面接に臨む心構えの本
伝えるためのノウハウ本
「伝え方が9割」佐々木圭一
出典元
面接対策に特化した本ではありませんが、人生のさまざまなシーンで自分のことを伝える瞬間があり、その際に役立つポイントが書かれているベストセラーとなった書籍です。
伝え方次第によって、同じ内容でも結果が変わってしまうことがよくあります。
自分では当たり前と思い込んでいる正論が構築されているからです。
しかしその正論は、必ずしも相手にとっての正論ではないことも多々あるのだと理解しなくてはなりません。
相手が理解するよう工夫し、成果を得るためのノウハウが掲載されています。
言い方次第、ボキャブラリ次第で、しっかり気持ちが伝わるのです。
面接でも効果的な伝え方をする参考になる価値の高い1冊になるでしょう。
「伝わる・揺さぶる! 文章を書く」山田ズーニー
出典元
この本の内容は文章を書くためのノウハウになっていますが、エントリーシートや履歴書作成を含めた、自分の意見を伝える意味では広く共通で、大切なことが書かれています。
糸井重里氏が運営するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」にて、「大人のための小論文教室」というコーナーを長年連載している、小論文の専門家による著書です。
論点と根拠がとにかく基本となり、具体的な文例を紹介しながら解説しています。
面接試験対策にとどまらず、その後に社会人となっても役立つ伝え方の基本が理解できるおすすめな本です。
「超一流の雑談力」安田正
出典元
無駄に思われがちな雑談の中に、コミュニケーションの真髄が隠れていることを発見できる本です。
無意味な気持ちではなく、意味のある雑談をすることで、仕事や人間関係が変わると著者は述べています。
雑談力を高めるための方法について、具体性と実践的内容で解説してある本です。
面接試験では必要なさげな雑談ですが、実際にそうするというより、豊かな表現力を身に着けて、通り一遍で無機質な回答を防ぐために役立ってくれるでしょう。
いかに面白おかしく、自分に興味を持ってもらえる会話ができるかが、人生を彩ってくれます。
「1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」伊藤羊一
出典元
面接では、1人に与えられる所要時間が限られてきます。
限られた時間内でどのくらい自分をアピールできて、面接担当者が納得できる回答を伝えられるかにかかってくるでしょう。
そこでこの本のタイトルにあるように、「1分で話せる」ことに意識を傾ける必要があります。
どんなに長く話しても、伝わらないものは伝わりません。
この本は、人前に立って話す、指示する、伝える、といった行動が苦手な人のための指南書です。
著者は、ソフトバンクの孫社長をも唸らせた実績があり、現在はグロービスの講師として、あるいはZアカデミアの学長として、ビジネスパーソンへのプレゼン方法を指導しています。
誰でもできる自分らしさの伝え方、しかも1分で伝える方法を伝授してくれます。
質問事項・回答例の本
「受かる! 面接力養成シート」田口久人
出典元
前作のヒット作「受かる!自己分析シート」の面接バージョンとして出版されたものです。
面接前の準備方法に始まり、質問のシミュレーション、面接後の対応に至るまでが、流れに沿って書かれているので、面接の基本を押さえたい人におすすめできるでしょう。
また、質問回答例なども充実していて、左ページに質問および回答見本、右ページに自分の回答の書き込み用スペースの見開きになっているので、本番直前に活用できます。
「2024年度版 一問一答 面接攻略 完全版」櫻井 照士
出典元
採用面接試験での質問事項の意味をしっかり読み取るために役立つ本です。
面接をクリアするためには、採用側の質問意図を汲んで、その内容に合わせた回答を想像して話すことが理想です。
ただし本番になると、誰しも実力の5割から7割しか発揮できません。
そこでこの本を活用し、何度も質問と回答のロールプレイングをすることをおすすめします。
自己PR、学生時代に関する質問、志望動機、職業観、その他の5つのカテゴリーに分類され、140の例が掲載された内容です。
OK例・NG例なども書かれていて理解しやすいでしょう。
「マイナビ2025 オフィシャル就活BOOK 要点マスター!面接&エントリーシート」才木弓加
出典元
就職情報サイトの『マイナビ』にて、就職アドバイザーをしている才木弓加氏による、就職採用試験での効果が高い面接&エントリーシートの対策が書かれています。
面接試験でおこなわれる基本や質問についての回答の方法、集団面接、個人面接での各々の対応方法といったポイントを分かりやすく解説した内容です。
また、実践的で本番で役立つ回答例も多く掲載されています。
知っておくと役に立つ面接試験対策の虎の巻としておすすめな対策本です。
「最新最強の面接対策 ’24年版」小林常秋
出典元
予測できる質問事項が多いのも面接のための質問事項の特徴です。
つまり、最初から予測を捉えて何度も練習しておけば、ほぼクリアできると考えてもよいでしょう。
この本は、就職面接情報をオールインワンにしてある便利な1冊です。
面接本番にて聞かれる質問事項が幅広く網羅され、敏速に役立つことと、多様な回答例も収録されています。
何度もこの本の内容を刷り込み式で練習すれば、きっと役に立つでしょう。
「過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題」大石哲之
出典元
外資系コンサルタントファームなどで出題された、地頭力に効果的な面接問題、およびその模範解答例が綴られています。
そのため、就活生はもちろんのこと、地頭力を養いたいビジネスマンにも愛読者がいる本です。
この本の特徴はシンプルに2つだけ述べています。
1つは、実際に出題済みの外資系戦略コンサルティング会社の質問であること、そしてもう1つは、現役の外資系戦略コンサルタントがその時に回答した模範解答であるということです。
これら2つだけでも、かなり説得力があり実践にも役立つ内容が盛り込まれていると考えられるでしょう。
外資系コンサルタントファームなどの就職はかなり難易度が高いことで知られています。
そのようなハイレベルな現場で繰り広げられた事実であることが、この本の中核になっているといえるでしょう。
面接試験対策はもちろんのこと、自己啓発の目的としても読み応えがあります。
「面接・面談の達人 目には見えない力を鍛える125の問い」相川秀希
出典元
就職活動で気になるのが就職偏差値や難易度といった客観的な数値です。
しかし、そのようなデータはあくまでも参考であり、もっと大切なのは「非認知スキル」だと、この本では訴えています。
面接の場では、マニュアル通りには一切通用しません。
とにかく、臨場感を持ってできる限りロールプレイングしながら、慣れる体質に変えていくしかないのです。
そこで本書ではオリジナル問題も含めた、企業および大学の面接で実際にあった質問125問が掲載されています。
ただし「答え」がありません。
正解のない問いに対する乗り越え方を網羅した、面接や面談の際の想定外ハプニングに必ず役に立つ本です。
面接に臨む心構えの本
「改訂版 採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する」渡部幸
出典元
約6万人の就活生や転職者をサポートしてきた専門家によるロングセラーの本です。
テーマは「採用側の本音とタテマエ」といえるでしょう。
面接での質問に隠された本音を知れば、面接をクリアできると綴られています。
質問事項は、聞きにくいことを別の言葉でオブラートに包んだ表現をしていて、本音にフォーカスした回答を考えておけば評価されやすくなるのです。
相手の意図を予測し、面接に臨むことが重要となるでしょう。
例えば、どこの企業でも自己PRの質問を投げかけます。
実はその本音は、応募者のアピールする長所が、当社にどのような貢献をもたらせそうかを知りたがっているわけです。
企業側のマインドと裏側に潜む本音を探るための実用的な内容が書かれています。
面接直前にでも最終確認の意味で、一読しておく価値があります。
「1週間で面接に自信がつく本」渡部幸
出典元
もし面接試験まで時間が足りずに困っている場合は、この本がおすすめです。
わずか1週間で面接対策ができるように指南されています。
多くの就活生と向き合ってきたプロのキャリア・アドバイザーによる実践的内容です。
とくに第4章4日目として書かれている内容は、面接本番にて聞かれる質問の本質となっています。
準備に戸惑っている就活生は、まずこの1冊に集中してみましょう。
「『納得の内定』をめざす 就職活動1冊目の教科書 2025」就活塾 キャリアアカデミー
出典元
とにかく初めての就職活動なので、何から手をつければいいのかわからないという人向けの本です。
内定率99%とされる就活塾でのノウハウで、「納得の内定」が取れるオンライン就活対応本となっています。
いつ、何からはじめるのか、必要な準備はなにか、オンライン面接の概要を知りたい・・・といったオンライン面接での悩みや不安に対する心構えなどが書かれている一冊です。
自己分析・企業研究・ES・面接・GD・マナー・服装・リモート面接などの各々の基本を、すべてこの1冊で理解できる就活ガイドブックとしておすすめできます。
「プロカウンセラーの面接の技術」杉原保史
出典元
この本は、相手からのリクエストや悩みなどを聞き出すカウンセラーの傾聴力に関する本です。
しかし、企業の人事担当者や教育現場での面接などにも通用し、人が人と会って話を聴き出す場で何がおこなわれているのかを理解できるでしょう。
相手と信頼関係、理解を深めていくことが最終目的であると認識できます。
この本には、具体的な質問の仕方、相手との向き合い方、関係の作り方、オンライン面接のコツなどが書かれているので、これから面接試験に臨む就活生側からの客観的な判断に役立つでしょう。
面接官が何をおこなおうとしているのかがわかってくるでしょう。
「読むだけで内定が取れる人になれる本」葵あすか
出典元
会社の採用計画から会社説明会の企画、やがて何百人もの学生の前でプレゼンを行い、書類選考から面接に至るまで、採用試験の判断のすべてに携わった元採用担当による全て本音の内容が記載されています。
面接の成功の鍵は、企業が望む内容に沿って期待できるエントリーシートが提出された上で、答えて欲しいことをしっかり答えられる学生が採用されると言い切っているのが印象的です。
面接官に気に入られるための指南書としておすすめです。
まとめ
就活生の面接対策に参考になる本を紹介してきました。
冒頭でも述べているように、就職試験での面接の重要性はかなり高いことを、多くの人々が知っているはずです。
しかしその割には、対策の練り方を疎かにしがちなところがあります。
面接試験がなぜおこなわれるのかを、必ず自分なりに落とし込んでおく必要があります。
その上で、いかにして自分がその企業に必要な人材なのかを、売り込む作業だと考えてください。
自分と対象企業とのマッチング、その理由を簡潔に述べるようにしましょう。
もちろん、就活生としてのマナーや礼儀も忘れないように臨むことも大切です。
ぜひ、実りある就職活動をしてください。