外資系企業の夏インターンに参加するメリットと成功のポイントを解説
2024/2/29更新
はじめに
外資系企業のインターンシップは、期間や内容において日系企業とは異なる特徴を持っています。
本記事では、外資系企業に関心はあるけれども、
- インターンシップではどのような活動をするのか
- インターンシップではどのような点をアピールすれば良いのか
- 外資系と日系企業のインターンシップにどのような違いがあるのか
などの疑問を持つ就活生に向けて、外資系企業のインターンシップに関する詳細な説明を提供します。
この記事を通して、外資系企業のインターンシップに関する疑問を解決し、就職活動に備えましょう。
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外資系企業で活躍できる人の特徴
英語力がある人
外資系企業で活躍するためには、英語力は必須スキルといえるでしょう。
とはいえ、英語ができなくても問題ない場合も確かに存在し、上司や同僚がほとんど日本人であれば、日常業務で英語を使う機会は限られます。
マネージャーなど上のポジションを目指す場合は、海外の本社や上層部とのやり取りが必須となります。
英語が苦手だと、できる仕事が限られたり、キャリアアップの壁にぶつかったりすることが考えられます。
そのため英語力は、外資系企業で活躍するための重要な武器となるでしょう。
英語力は努力次第で向上するので、積極的に英語に触れ、外資系企業での活躍に向けて準備を進めてください。
積極性がある人
外資系企業では指示を待つ受け身な姿勢は評価されず、自ら課題を見つけ、解決策を提案する積極性が求められます。
なぜなら、外資系企業はスピード感と成果重視の文化が根付いているためです。
会議や議論でも、積極的に意見を出すことで、自分の存在感をアピールできます。
外資系企業で活躍したいなら、積極的に行動することを心がけましょう。
秀でたものがある人
外資系企業は、専門性を重視するジョブ型雇用を採用している場合が多く、特定の分野に秀でたスペシャリストが活躍できます。
多様な業務をこなせるジェネラリストよりも、一つの分野を深く掘り下げ、専門知識やスキルを磨き上げることで、希少価値の高い人材として評価されます。
たとえば、マーケティング職なら、デジタルマーケティングやソーシャルメディアマーケティングなど特定の分野に特化することで、より高い成果を生み出すことが期待されます。
外資系企業で活躍するためには、自分の強みや興味関心を活かせる専門分野を見つけ、スペシャリストとして成長していくことが重要です。
論理的に説明が出来る人
外資系企業では、仕事のスピードが求められるため、説明に多くの時間をかけることは避けるべきです。
論理的でわかりやすく、かつ端的に問題点とその解決策を説明できる能力は、高い評価を受けることにつながります。
このようなスキルは効率的なコミュニケーションに不可欠であり、外資系企業で活躍する上で重要な特徴です。
参照ページ:外資系企業に向いている人はどんな人?
代表的な外資系企業
外資系企業の製薬企業と保険会社の大手企業を紹介します。
外資系製薬企業
ファイザー
出典元:ビッグカンパニー
ファイザーは、世界をリードする研究開発型製薬企業です。
この企業は革新的な医療用医薬品やワクチンを研究、開発、製造、そして販売しています。
日本においても、1953年の創業以来幅広い疾患領域で事業を展開し、人々の健康寿命と生活の質の向上に大きく貢献してきました。
ファイザーの成果は、医療現場における治療法の革新に繋がり、多くの人々の生活に直接的な影響を与えています。
スイス・ロシュ
スイスのバーゼルに本拠地を置くロシュは、1896年に設立された世界有数の製薬企業です。
2022年12月期の売上高は663億1,800万ドルに達し、そのビジネスは世界150カ国以上に展開しています。
この広範囲に及ぶ国際的な活動は、ロシュが医薬品業界で持続的に成長し、革新を続けていることを示しています。
また、ロシュは日本市場にも早くから進出し、1932年には日本ロシュ株式会社を設立しました。
これにより、ロシュは日本でもその革新的な医療ソリューションを提供し続けており、日本中の人々の健康と生活の質の向上に貢献しています。
メルク
出典元:wikiwand
メルクは、2022年12月期に売上高592億8,300万ドルを記録した世界的な製薬企業です。
世界140カ国以上で事業を展開し、従業員数は約6万人です。
この広範囲にわたる事業展開は、メルクがグローバルな医療ニーズに応えるための強固な基盤を持っていることを示しています。
日本では、メルク株式会社が1968年に設立されて以来、日本国内での医療と科学の進歩に貢献しています。
メルクの事業は医薬品のみならず、生命科学の分野でも革新的な製品とサービスを提供しており、世界中の人々の健康と生活の質の向上に寄与しています。
参照ページ: 【2023年版】製薬会社世界ランキング
外資系保険会社
クレディ・アグリコル生命保険
出典元:保険の玉手箱
クレディ・アグリコル生命保険は、1894年にフランスで設立された保険会社です。
平均年収は1,234万円と高水準で、社員数は比較的少ないものの、これにより一人ひとりの裁量権が大きくなっています。
少ない人数で運営されることは社員にとって大きな責任と同時に、仕事のやりがいにもつながっています。
フランスらしい自由な風土の中で、社員は自らの意思で新しいアイデアを提案しやすく、創造的な仕事を進めることができます。
このような環境は、自立心が強く、積極的に業務に取り組みたい人に特に適しているでしょう。
プルデンシャル生命
出典元:Wikipedia
プルデンシャル生命は、1987年に設立されたアメリカの保険会社です。
平均年収1,094万円と、高い給与水準も魅力の一つです。
日本人の採用も多く、日系企業に近い風土で働きやすい環境が特徴です。
英語は必須ではないため、英語に自信がない方でも安心して働けます。
また、充実した研修制度やキャリアパスが用意されており、自分の能力を伸ばしながら長く活躍できる環境が整っています。
カーディフ生命
出典元:保険の玉手箱
カーディフ生命は、2000年に設立された外資系保険会社です。
平均年収1,094万円と、高い給与水準も魅力の一つです。
フランスに本社を置く金融グループBNPパリバ傘下の企業であり、安定した経営基盤とグローバルなネットワークを誇ります。
近年は新卒採用を行っていませんが、中途採用では積極的に人材を募集しており、経験豊富な人材を求めています。
カーディフ生命は、高い専門性とスキルを磨きたい人にとって、最適な環境といえるでしょう。
参照ページ:外資系保険会社のランキングを解説
外資系企業のインターンシップの種類と特徴
外資系企業のインターンシップは、日系企業のインターンシップと比べていくつか顕著な特徴があります。
主に、日系企業がインターンシップを通じて学生に自社の理解を深めてもらうことを目的とするのに対し、外資系企業は参加者のスキルや知識を実践的な業務を通じて見極めることに重点を置いています。
そのため、多くの外資系企業では、1ヶ月以上の長期にわたる実務型インターンシップを提供しており、参加者には実際のプロジェクトに取り組んでもらうことが一般的です。
また、外資系企業は日本の就職活動のルールに縛られないため、インターンシップの段階から積極的に選考を行い、優秀な人材を確保しようとします。
参照ページ:キャリアバイト
夏インターンシップを実施する外資系企業の例
アビームコンサルティングは、24卒向けのサマーインターンシップを実施し、参加者にコンサルタントとして必要な問題解決のプロセスを体系的に学ぶ機会を提供しました。
このインターンシップでは、実際に第一線で活躍するコンサルタントから直接フィードバックを受けることができ、参加者の成長につながっています。
さらに、コンサルタントとの座談会も設けられており、参加者は不明点や疑問について自由に質問できる環境が整っています。
このような構成は、インターン生にとって実践的な知識と経験を得られる貴重な機会となり、コンサルタントとしてのキャリア形成に役立つでしょう。
参照ページ:アビームコンサルティング
夏インターンシップに参加するメリット
ここでは、秋冬インターンシップよりも重要視される夏インターンシップに参加するメリットを紹介します。
企業の雰囲気を肌で感じられる
夏インターンシップに参加する最大のメリットは、応募先企業の雰囲気を肌で感じることができる点です。
実際に働いている社員の様子を間近で見ることで、その業界特有の雰囲気や仕事の実態について深く理解できるでしょう。
これは、企業のウェブサイトや求人情報だけでは得られない貴重な情報です。
また、日々の業務を体験する中で、自分のスキルや価値観がその職場環境に適しているかどうかを具体的に判断できます。
インターンシップは就職活動において、自分に合った企業を見極めるための重要な機会となります。
選考の雰囲気が分かる
夏インターンシップに参加することのメリットの一つは、選考の雰囲気を事前に経験できる点にあります。
多くの企業では、インターンシップ選考にエントリーシートの提出から面接まで、本選考に似たフローが設けられています。
この選考過程を一度経験することで、自分のアピール方法や注意すべきポイント、さらには自身の弱点について深く理解できます。
実際の本選考前にこのような経験を積むことは、選考対策を立てる上で非常に有効です。
外資系企業の夏インターンシップの実施状況
外資系企業における夏インターンシップは、参加学生のスキルと即戦力を見極める重要なプログラムとして位置付けられています。
夏インターンシップは、選考プロセスに直結することが多く、夏休みの期間を利用して実施されることが一般的です。
企業側は、このプログラムを通じて、将来の社員となりうる有望な人材を発掘しようとしています。
インターンシップの選考過程では、エントリーシートに「その企業を選んだ理由」や「他の応募者よりも優れている点」を明確に記載することが求められるでしょう。
これにより、応募者自身のモチベーションと自己PRの能力が試されます。
さらに、リーダーシップやチームワークを示す具体的なエピソードも評価の対象となり、これらの能力がどの程度発揮できるかが重視されます。
外資系企業の夏インターンシップの実施期間とプログラム内容
外資系企業での夏インターンシップは、大学3年生を対象に6月から7月にかけて募集が始まり、インターンシップ自体は8月から9月に実施されることが一般的です。
外資系企業のインターンシップでは、参加者の中から早期に内定を出す企業も少なくありません。
特に、コンサルティングファームや外資系マーケティング会社では、このような傾向が強いといえます。
インターンシップのプログラム内容として、たとえば三菱UFJモルガン・スタンレー証券のリサーチ部門では、インターンシップを完全オンライン形式で開催しています。
参加者は、証券アナリストの業務について学び、実際の業務に関わるワークを経験することができます。
このように、夏インターンシップは実務経験を積みながら企業の雰囲気を感じ取ることのできる貴重な機会です。
参照ページ:サマーインターン特集
外資系企業の就活スケジュール
外資系企業の採用プロセスは就活ルールの枠組み外で行われるため、日本の企業に比べて選考プロセスが早期に進行する傾向があります。
たとえば、大学3年生の11月ごろにはすでに本選考がスタートし、翌年3月までには結果が出るケースがあります。
この迅速な選考フローは、早めに自分の進路を決めたい学生には特に魅力的でしょう。
外資系企業の採用活動やイベントは、以下のスケジュールで進むことが一般的です。
4月〜5月:自己分析や企業研究を含むエントリーシートの準備 6月〜7月:サマーインターンシップへの応募 8月〜9月:サマーインターンシップの参加 10月〜12月:サマーインターンシップに基づく早期選考、ウィンターインターンシップへの応募、企業説明会の開催、本選考 1月〜2月:本選考の実施とウィンターインターンシップの参加 3月:内定獲得 |
外資系企業のインターンシップで求められる能力
外資系企業では日系企業と違う能力が求められます。
外資系企業に必要な能力を把握して準備をしておきましょう。
成果志向
外資系企業では実力主義が強く根付いており、成果を出せる人は年齢や社歴に関わらず、昇格や昇給のチャンスが広がっています。
このシステムは、個人の能力と努力を直接的に評価し、報酬に反映させることによって、モチベーションの向上を促します。
しかし、成果を上げることができない場合、降格や降給、場合によっては解雇されることもあり得るため、高いプレッシャーの中で働くことになります。
このため、自分の能力に自信があり、若いうちからキャリアを加速させたい人にとっては、外資系企業は非常に魅力的な環境といえるでしょう。
参照ページ:外資系に向いている人の9つの特徴を紹介! 業界別の志望動機例文付き
柔軟性
外資系企業で求められる重要な能力の一つに柔軟性があります。
特にIT企業や証券会社など、スピード感のある仕事を行っている場では、本社の意向によって方針が急変したり、新たな事業が突然始動したりすることは少なくありません。
このような状況では計画通りに物事が進まないことが多く、予期せぬ変化に迅速かつ柔軟に適応する能力が強く求められます。
変化を恐れず、むしろそれをチャンスと捉えられる人材は、外資系企業において非常に価値が高いといえるでしょう。
外資系企業の夏インターンと冬インターンの比較
外資系企業は夏と冬にインターンシップが開催され、夏のプログラムは特に重視されており、内定に直結する可能性が高いとされています。
冬のインターンシップは早期選考の時期と重なりますが、夏と比べると重要度に差があります。
しかし、どちらのインターンシップも内定を獲得するための貴重な機会と捉えることが重要です。
日本企業の夏インターンシップとの違い
外資系と日系企業のインターンシップには明確な違いがあります。
外資系企業では、インターンシップの期間が長く設定されており、多くの場合数週間から数ヶ月に及びます。
一方で、日系企業のインターンシップは数日から数週間という短期間で終了することが一般的です。
日系企業は学生がこれまでに学んできたことや経験(ガクチカ)を評価する傾向がありますが、外資系企業では実務経験の獲得をより重要視しています。
加えて、日系のインターンシップが緊張感のある雰囲気になりやすいのに対し、外資系企業の場合は開放的でフランクな雰囲気が多い傾向があります。
参照ページ:就活市場
外資系企業の夏インターンシップでアピールすべきこと
外資系企業が実施するインターンシップでは、参加学生の取り組み方を見て能力を評価するようなプログラムが多いです。
単に仕事を体験するだけではなく、企業理解を深める以上の内容が含まれているのが特徴です。
外資系企業は、実務にすぐに対応できる能力のある人材を探しています。
そのため、インターンシップを通じて自らのスキルや経験、成果を前向きに示すことが大切です。
まとめ
この記事では、外資系企業で活躍する人の特徴やインターンシップの実施状況、インターンシップでのアピールポイントについて深く掘り下げてきました。
外資系企業では特に英語力、積極性、柔軟性といった能力が高く評価されます。
インターンシップでは、これらの能力をはじめとするあなたの仕事ぶりが直接的に評価の対象となります。
そのためインターンシップを単なる体験ではなく、自分をアピールし、将来的に企業に貢献できることを証明するチャンスと捉えましょう。
積極的に参加し、自身の能力を存分に発揮することで外資系企業でのキャリアを切り開く第一歩としてください。