BKUP【例文付き】就活で求められている好印象な個性とは?
2024年8月18日更新
はじめに
就職活動ではエントリーシート・面接試験のなかで自分自身のことをPRする必要があります。限られたスペース・限られた時間のなかで初対面の人に自分のことを売り込みます。
エントリーシート・面接試験で聞かれる主な質問として「志望動機」「学生時代に力を入れたことは?(いわゆるガクチカ)」「自己PR」の3つがあります。この3つを表現するうえで、意識したい点が「個性」です。
「自分らしさ」「自分の強み」を意識し、他人にはない自分の「個性」を伝えることが就活成功のポイントと言えるでしょう。
今回は、就活で「個性」を伝えるための具体的な方法、ポイントについて紹介・解説します。エントリーシートの記入や、面接試験での受け答えの参考にしてください。
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1.就活で求められている個性とは
就職活動で求められている個性とは、一体どんなものを指すのでしょう?
自分の「個性」と言われてもなかなか表現するのは難しいと思われる方も多いことでしょう。
就活で求められる個性を語るうえで、次の2点がポイントとなります。
- 特別なスキルを求められているわけではない
- 活躍できる人材なのかが求められている
- 箇条書き3
以下、それぞれ内容を解説します。
特別なスキルを求められているわけではない
就活における「個性」とは「強み」「PRポイント」とほぼ同義と捉えましょう。
自分の個性を伝えることで、採用してもらうための自己アピールとなります。
「自分はこんなことをやってきて、こんなことができる人材なんだ」ということを伝えることが採用試験の目的です。
ここでの「個性」や「強み」は決して特別なスキルを求められているわけではありません。
採用する側からすれば、特別なスキルや技術は会社や組織に入ってから身につけてもらえれば良いので、あまり重視しないということも多いです。
活躍できる人材なのかが求められている
就職試験で問われる「個性」を通じて、採用側として自社・自組織の中で活躍できる人材がどうかを見極めています。
自社の文化・風土にあった人材か、組織の中で周りと協調して仕事ができる人材なのか、部下・同僚にして問題ない人物かどうかといった視点で選考しています。
採用する側としては仮に優秀なスキルがあったとしても、組織に合わないと判断した場合は選考を見送ることも大いにあり得ます。
2.就活における個性は学生時代のエピソードが重要
就活で問われる「個性」を語るうえで、重要なことは「具体的なエピソード」を語ることです。
エントリーシートや面接で求められる「学生時代に力を入れたことは何ですか」(=通称ガクチカ)などの経験・体験を表現することで自分の「個性」(強み・自己PRポイント)を伝えます。
エピソードは数多くストックしておきましょう。このために行う作業が「自己分析」です。
自分自身の行動・経験・体験を振り返り、自分らしさが表現できるエピソードを複数準備します。
次に、具体的にエントリーシート・面接で「個性」をアピールするための書き方・答え方について紹介します。
就職活動の第一関門であるエントリーシートを書き上げるうえでの参考にしてください。
学生時代のエピソードのアピールには、ぜひ以下の記事もご活用ください。
3.就活(ES・面接)で個性をアピールする書き方・答え方
就活で個性をアピールするためのエントリーシートの書き方、面接時の答え方について、ポイントは以下の4点です。
- ①達成したことを簡潔に伝える
- ②困難・原因・改善を伝える
- ③結果・学びを伝える
- ④入社してから学びの活かし方を伝える
次に各項目について詳細を解説していきます。
①達成したことを簡潔に伝える
エントリーシートや面接で、「学生時代に達成したことは?」という設問があります。
その設問に答える際には、まず達成したことを簡潔にまとめ、結論を先に述べます。
その後に、達成するにあたって自分自身が行ったことを補足で説明をします。
達成するうえで、自分が努力した点、力を入れた点をわかりやすく(情景が浮かぶように)まとめることがポイントです。
②困難・原因・改善を伝える
エントリーシートや面接での質問で多いものに「挫折経験」や「失敗経験」があります。
この質問の答えは、困難な状況でも立ち向かい、失敗を乗り越えた経験、体験を語ることで、自身の個性・強みを伝えることです。
例えば、「アルバイトでミスをしてしまい、店長に怒られたとしても自分のミスの原因をしっかり捉え、繰り返し同じミスをしなくなった経験」など困難な難しい場面でどのように行動してきたかをうまくまとめることは「個性」を語るうえでとても重要です。
挫折経験をうまくアピールポイントとするためには、以下の記事も参考にしてみてください。
③結果・学びを伝える
色々な経験・体験・取り組みから何を得たかという結果と、そこから学んだことを簡潔に伝えることも重要なポイントです。
エピソード、ひとつひとつを意味づけし「行動から何を得たか?」を分析することで伝えるべき自身の「個性」が見つかります。
自己分析をするうえで、いろいろな場面で自分の経験を振り返ることが必要です。今の自分にとってそれぞれの経験・体験がどんな意味があったのかひとつひとつ書き出して、まとめてエピソードのストックを増やしていきましょう。
④入社してから学びの活かし方を伝える
就活で自分の個性をPRするポイントとして、大学時代の経験・体験から学んだことを入社してからどう活かすかを伝えることが挙げられます。
採用側の視点として、自社・自組織にとってどんな貢献をしてくれる人材なのかを見極めるうえで、具体的な貢献イメージを持つことが可能です。
就活生側としては自分を採用するとこんなメリットがあるのだという直接的な自己PRとなります。
4.就活で個性が伝わるエピソード例
ここでは、具体的に就活で自身の個性が伝わるエピソードの例を以下、紹介します。
エントリーシート作成や面接での受け答えの参考にしてください。
よく使われる個性として以下の4つが挙げられます。
- チャレンジ精神がある
- 細かな気配りができる
- 課題解決力/li>
- 傾聴力/li>
以下、エピソードの具体例を紹介します。
チャレンジ精神がある
私の個性はチャレンジ精神があることです。
コロナ禍において活動が制限されたサークル活動では今まで例のないオンラインを活用した活動を積極的に取り組みました。
活動の幅が広がり、今まで以上に充実したものにすることができました。
今後も困難なことがあっても持ち前のチャレンジ精神を活かし、仕事に取り組んでまいります。
細かな気配り
私の個性は細かい部分まで気にできることです。
レポート課題を作成する際には提出期限ギリギリまで、読み返し友人などと推敲を重ね完成度の高いレポートを作成することを心がけています。
今後も、この個性を活かしひとつひとつの仕事に関して細部に注意を払い丁寧に取り組んでまいります。
課題解決力
私の個性は課題解決力があることです。
コンビニエンスストアのアルバイトでミスをして店長に叱責された経験をうけて、ひとつひとつの課題を自ら考え、工夫をして解決策を導くことを心がけました。
この経験を活かして、今後も自ら課題を開設できる人材として貢献してまいります。
傾聴力
私の個性は傾聴力があることです。
大学祭実行委員会では企画班のリーダーとして班員の意見をよく聴き、皆が納得するまで話し合いを続けました。
また、個別指導塾では面談担当として生徒の思いを引き出し、指導に活かしました。
今後も傾聴力を活かし、お客様の声をしっかり受け止め、よりより商品・サービスの提供を心がけてまいります。
個性としてよく使われるキーワード(「チャレンジ精神」「細かな気配り」「課題解決力」「傾聴力」)とそのエピソードを4つ紹介しました。
まず結論を記載して、その理由や具体例を続け、最後に今後にどう活かすかで締める形式でまとめています。
学業面・サークル活動・アルバイトなど様々な場面で自分の個性が発揮されたエピソードをたくさんストックすることをおすすめします。
5.就活で求められる個性に関するよくある質問
就活で問われる個性に関して、よくある質問として以下の2点があります。
・面接やESで「あなたの個性はなんですか」の質問にどう答える?
・服装やスーツで個性を出すのはアリ?
それぞれの質問について、以下、詳しくみていきましょう。
面接やESで「あなたの個性はなんですか」の質問にはどう答える?
個性と言われるとなかなか答えづらいかもしれません。「個性」を「自分らしさ」「強み」へ変換して答えを用意すると志望先へのPRにつながります。
答え方のポイントは、まずは結論を述べます。(「私の個性は〇〇です」)その後その理由(「それは〇〇だからです」)、具体例を続けます。(サークル活動で〇〇をやり遂げました)最後にその個性を就職してからどう活かすかを語るようにしましょう。
服装やスーツで個性を出すのはアリ?
服装や、スーツで個性を出すのはあまりおすすめできません。
ファッションは好みもありますし、個性的な服装は、「常識がない」「協調性がない」といったマイナスの評価になってしまう可能性もあります。
就活でいう「個性」は外見ではなくあくまでその人の体験・経験から表現されるもので、エントリーシートや面接でのやり取りの中味で表現することが求められます。
面接時などの服装については、以下の記事でもご確認ください。
おわりに
今回は、就活での求められる個性について、内容や書き方について紹介してきました。
個性を伝えるためには、就活生が体験・経験してきたことから学んだこと、得たことのエピソードの積み重ねが重要です。
いろんな場面のエピソードのストックを豊富にもつことで、様々な面で個性を表現することが可能になります。
例えば、学業の面、サークル活動の面、アルバイトの面、趣味の面など多くの場面でのエピソードを語ることで自分自身の個性=自分らしさ=強みが表現できます。
自己分析をしっかり、おこなって志望先の会社にとって必要な人材であると思われる「個性」をアピールできるエピソードをたくさんまとめて、就活に臨みましょう。
今回の記事を参考に、魅力的な「個性」を表現できるよう頑張ってください。