【鉄鋼商社の売上・平均年収ランキング】おすすめの鉄鋼商社5選を紹介

【鉄鋼商社の売上・平均年収ランキング】おすすめの鉄鋼商社5選を紹介

2023年10月24日更新

はじめに

伊藤忠丸紅鉄鋼や阪和興業といった鉄鋼商社に就職したいと考えている就活生は多いです。そこで本記事では、鉄鋼商社に就職したい人のために、企業選びにおいて重要な項目である売上・平均年収をランキングで紹介します。

 

またどの企業がいいのか一目でわかるように、おすすめの鉄鋼商社も5つ紹介するので参考にしてください。

鉄鋼商社について

鉄鋼商社とは、鉄鋼を商材とし、鉄鋼製品の販売や輸出入を専門に行っている会社のことです。鉄鋼メーカーから仕入れた製品を、建設会社や製造会社などのユーザーに販売し、二つをつなぐ役割を果たしています。

 

鉄鋼商社と言っても4つの商社に分かれており、簡単に紹介します。

 

・総合商社

鉄鋼以外にもさまざまな製品やサービスを取り扱っている企業です。三井物産、住友商事、豊田通商などがこれにあたります。総合商社は鉄鋼以外にも製品を扱っているので、入社時に鉄鋼に関する仕事に就けるとは限らないので注意しましょう。

 

・‌総合商社系専門商社

‌総合商社系専門商社は、総合商社の鉄鋼部門を母体として設立された鉄鋼の専門商社を言います。総合商社+鉄鋼業者が合わさってつくられた会社が多く、「三菱商事+双日=メタルワン」、「伊藤忠商事+丸紅=伊藤忠丸紅鉄鋼」などがこれにあてはまります。

 

・独立系専門商社

独立系専門商社は、総合商社を母体としない商社のことです。代表的な独立系専門商社で言えば、阪和興業が該当します。国内事業をメインとし、独自ネットワークや社風を持っているのが特徴です。

 

・メーカー系専門商社

メーカー系専門商社は、鉄鋼メーカーを母体とした専門商社です。母体の鉄鋼メーカーと連携をとりながら、流通、金融、資源採掘事業などを業務としておこなっています

鉄鋼商社の売上ランキング

鉄鋼商社の売上ランキングを紹介します。売上も大切ですが、会社が安定しているかどうかを見るためには、経常利益も一緒に見ておくことが重要です。売上と経常利益を見ながら解説していきます。

 

順位会社名売上経常利益
1位伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社3兆6,912億円

(2022年度)

1,477億円(2022年度)※
2位阪和興業株式会社2兆6,682億円

(2022年度)

642億円(2022年度)
3位株式会社メタルワン2兆3,962億円

(2022年度)

548億円(2022年度)※
4位日鉄物産株式会社2兆1,342億円

(2023年3月)

513億円(2023年3月)
5位岡谷鋼機株式会社9,620億円(2023年2月)325億円(2023年2月)
6位神鋼商事株式会社5,848億円(2023年3月)134億円(2023年3月)
7位松田産業株式会社3,510億円(2023年3月)138億円(2023年3月)
8位佐藤商事株式会社2,750億円(2023年3月)67億円(2023年3月)
9位小野建株式会社2,626億円(2023年3月)99億円(2023年3月)
10位アルコニックス株式会社1,783億円(2023年3月)81億円(2023年3月)

※は経常利益ではなく、営業利益を記載しています。

 

鉄鋼商社の売上ランキングベスト10は上記の通りです。1位の伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社が唯一の3兆円越えを達成し、2位と大きく差があります。2位~4位は、ほとんど横並び状態ですが、5位から大きく差が出ています。

 

どの企業も2020年に起きた新型コロナウイルスの影響により、大きく売り上げを落としていたのが特徴です。

 

1位の伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社は、2018、19年は2兆円の売上をキープしてしましたが、2020年で大きく売り上げを落としています。しかし、2021年には1兆円以上売上を回復させ、2022年には売上・経常利益ともに過去最高金額を達成しました。

 

2位の阪和興業株式会社は、2018年~2020年にかけて売上を落としていましたが、2021年、2022年でV字回復を成し遂げた会社です。

 

3位の株式会社メタルワンも同様に、2020年に大きく売り上げを落としてしまうものの、2年間で約1兆円の売上を伸ばし、経常利益とともにV字回復しています。

 

安定した企業に就きたい人は、売上だけでなく経常利益にも注目しましょう。売り上げ上位の企業は、売上も経常利益もともに伸ばしているため、安定していると言えます。

 

売上は伸びているけど、経常利益は下がっている企業も中にはあるため、そのような企業は将来的に注意が必要です。神鋼商事株式会社は売上が低迷気味になっていますが、経常利益は徐々に上がり、2023年では大きく伸ばしています。

 

このように、売上が低迷していても、しっかり利益を残せていれば将来的にも問題ありません。次は、働くうえでモチベーションをあげる項目として、平均年収について見ていきましょう。

鉄鋼商社の平均年収ランキング

次は鉄鋼商社の平均年収ランキングを見ていきましょう。

 

順位会社名平均年収
1位阪和興業885万円
2位岡谷鋼機株式会社863万円
3位白銅 836万円
4位日鉄物産 830万円
5位神鋼商事 826万円
6位アルコニックス817万円
7位伊藤忠丸紅鉄鋼 766万円
8位佐藤商事株式会社 762万円
9位株式会社メタルワン 698万円
9位カノークス698万円

 

鉄鋼商社の平均年収ランキングの結果は上記の通りです。dodaが調査した鉄鋼/金属メーカーの平均年収は455万円です。

 

ちなみにですが、国税庁が行った「令和3年分 民間給与実態統計調査」では、日本の平均年収は「443万円」となっています。鉄鋼メーカー自体が日本の平均年収を少し上回っています。

おすすめの鉄鋼商社5選の紹介

鉄鋼商社として人気の高い売上トップ4に加え、今回売上5位にランクインした岡谷鋼機を紹介していくので、企業研究に役立ててください。

 

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社

まずは伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社の会社概要から見ていきましょう。

会社名伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社
本社所在地東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目ビルディング16-18F
会社設立2001年10月1日
売上高3兆6,912億円(2022年度)
従業員数連結人員: 10,463名 (2023年4月1日現在)
平均年収766万円
経営・企業理念鉄を商う。未来を担う。

引用元:伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社

 

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社は、鉄鋼製品の輸出入、販売、加工以外にも、金融・IT・物流・リスクマネジメントなどを取り扱っている総合商社です。

 

総合商社である伊藤忠商事と丸紅が統合して誕生しました。どちらの企業も海外にまでネットワークを広げている大手企業であるため、将来的にも安定した企業だと言えます。

 

阪和興業株式会社

まずは阪和興業株式会社の会社概要から見ていきましょう。

会社名阪和興業株式会社
本社所在地大阪市中央区伏見町4-3-9 HK淀屋橋ガーデンアベニュー
会社設立昭和22年(1947年)4月1日
売上高2兆6,682億円(2022年度)
従業員数1,562名 (連結:5,442名) ※2023年3月31日時点
平均年収885万円
経営・企業理念私たちは、時代と市場の変化に迅速に対応し、

「流通のプロ」として顧客の多様なニーズに応え、

広く社会に貢献します。

引用元:阪和興業株式会社

 

阪和興業は鉄鋼事業を中心に、非鉄・金属原料、食品、石油・化成品、機械、木材などの幅広い商材を取り扱う、独立系商社です。独立系であるため、新規事業に挑戦しやすく、自由な経営が特徴的です。

 

国内事業をメインにしていますが、東南アジア・南アジア・オセアニア・ 東アジア・北米・中南米・欧州・中東・アフリカなど、海外にも拠点を置いています。

 

株式会社メタルワン

まずは株式会社メタルワンの会社概要から見ていきましょう。

 

会社名株式会社メタルワン
本社所在地東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
会社設立2003年1月6日
売上高2兆3,962億円(2022年度)
従業員数連結 約10,000名(2023年4月1日現在)
平均年収698万円
経営・企業理念良き地球市民、お客様の最高のパートナーとして、

金属産業の持続的な発展に貢献。

引用元:株式会社メタルワン

 

株式会社メタルワンは、サービス・機能、建機・建設・造船向け、薄板・自動車・電機産業向け、資源エネルギー・海外市場向け、線材・特殊鋼・ステンレスといった事業を行っています。三菱商事と双日が合弁した専門商社です。

 

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社と同様に、大手企業が合併しているので、安定した企業と言えます。

 

日鉄物産株式会社

まずは日鉄物産株式会社の会社概要から見ていきましょう。

会社名日鉄物産株式会社
本社所在地東京都中央区日本橋二丁目7番1号 東京日本橋タワー23~26階
会社設立1977年(昭和52年)8月2日
売上高2兆1,342億円(2023年3月)
従業員数連結 6,580名
平均年収830万円
経営・企業理念1.新たな社会的価値を持った製品、サービスを生み出す高い志を持った企業グループであり続けます。

2.信用、信頼を大切にし、お客様と共に発展します。

3.人を育て人を活かし、人を大切にする企業グループを創ります。

引用元:日鉄物産株式会社

 

日鉄物産株式会社は、鉄鋼事業、産機・インフラ事業、食糧事業、繊維事業の4つの事業を中心に展開する「複合専業商社」です。

 

複合専業商社とは、異なる事業を専門として確固たる地位を築いて商売(トレード)を行い、時に新たな価値、ビジネスを生み出す商社のことを言います。

 

岡谷鋼機株式会社

まずは岡谷鋼機株式会社の会社概要から見ていきましょう。

会社名岡谷鋼機株式会社
本社所在地愛知県名古屋市中区栄二丁目4番18号
会社設立1937年(昭和12年)
売上高2兆1,342億円(2023年3月)
従業員数連結:5,554名 単体:668名 (2023年2月期)
平均年収863万円
経営・企業理念ものつくりに貢献するグローバル最適調達パートナー

引用元:岡谷鋼機株式会社

 

鉄鋼セグメント、情報・電機セグメント、産業資材セグメント、生活産業セグメントの4つの事業を展開している独立系商社です。メインの鉄鋼は40%の売上を占め、海外にもいくつか拠点を置き、グローバルに活動しています。

鉄鋼商社についてよくある質問

鉄鋼商社について調べているとよくある質問をまとめてみました。

 

鉄鋼商社は激務なのか?

会社によって忙しさは変わりますが、メーカー側とユーザー側のどちらも対応しなければいけないため、鉄鋼商社は激務な会社が多いです。独立系商社は、販売する商品が決まっておらず、何を売るか考えて売るため激務になりやすいです。

 

一方の専門商社は売る商品が決まっていて、それを売るだけなので独立系商社に比べると激務ではありません。接待などで人脈の確保をしなければいけないため、商社は激務になりやすいです。

鉄鋼商社に向いている人の特徴は?

鉄鋼商社は、グローバルに活動している企業が多く、海外出張や海外勤務など世界で活躍するチャンスがあります。そのため、日本にとどまらず、世界にも挑戦したい人に向いています。

 

また多様なバックグラウンドを持つ人たちと一緒に働くことになるので、コミュニケーション能力が高く、チームワークを尊重できるひとにもおすすめです。

鉄鋼商社は将来性があるのか?

結論から言えば、鉄鋼商社は将来性に期待することができます。近年では、製造業向けの需要が高くなっているため将来的にも需要は大きいままです。

 

しかし、世界市場の多くのシェアを握っているのは中国であるため、日本の技術の向上が今後のカギになるでしょう。

鉄鋼商社の売上や平均年収を知って企業研究に役立てよう

鉄鋼商社の売上と平均年収のランキングをまとめた結果、「伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社」、「阪和興業株式会社」、「株式会社メタルワン」、「日鉄物産株式会社」の4会社が頭ひとつ抜けた状態になっていることがわかりました。

 

鉄鋼商社に就職を考えている人も、この4社は特に注目すると思いますので、しっかり企業研究を深め、選考に挑んでください。

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監修者情報

須藤由加里

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社やまとに新卒入社。
全国での採用担当&新卒中途の研修担当の3職種を経験。 その後挑戦心が原動力となり2020年に株式会社ナイモノにジョイン。 現在キャリアアドバイザー リーダーとして就活生のサポートを行う。