WEB適性検査のnsvs2.e-exams4とは?出題形式や対策法を解説
2024年8月14日更新
はじめに
就活においてWEBテストのスコアを採用時に重視している企業は多いです。
しかし、WEBテストと言ってもその種類はさまざまでそれぞれ対策方法が異なります。
今回この記事ではWEBテストのひとつである「nsvs2.e-exams4」をご紹介していきます。
概要や対策方法など解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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WEB適性検査とは
近年、企業選考で適性検査を実施する企業は数多くあります。
「適性検査」と聞くと堅苦しく思えますが、非常にシンプルなテストです。いずれの問題も特別な専門知識は必要ありません。事前に対策をしていれば簡単に解けるものばかりです。
適性検査の1番の目的は、学生の能力や性格を定量的に測定するためです。
適性検査での問題内容はテストの種類によって異なります。
主に計算問題や読解問題、受検者の性格を見極めるような問題が課されます。
適性検査はテストの種類によって出題内容だけでなく受検方法も異なります。
パソコンやスマートフォンで受検するWEBテスト、もしくはペーパーテストの2つの形式に分けられ、ほとんどの企業がWEBテスト形式を採用しています。
nsvs2.e-exams4とは
nsvs2.e-exams4とは、志望先の企業の選考フローで行われる適性検査の種類を指します。
これは、日本エス・エイチ・エル(SHL)社が作成している玉手箱もしくはWeb-CABを意味する適性検査のURLです。
玉手箱とWeb-CABのURLは全く同じですが、それぞれ出題科目が違うため、区別をつけることができます。
共にウェブ形式での受験となります。
例えば、以下のようなURLが試験案内で表示されたら上記の適性審査に該当します。
玉手箱の特徴
玉手箱は1998年からスタートしたWeb上の適性検査で、多くの企業で採用されているWEBテストです。
玉手箱の出題科目は「計数」「言語」「英語」
「性格」の4種類で、SPIなどの一般的な適性検査と同じであるのが特徴です。
玉手箱は自宅受検形式とテストセンター形式の2つあり、自宅受検形式の場合は、URLが送られたときに推測することができます。
URLに「e-exam」、「nsvs」、「tsvs」が含まれていたら玉手箱だと判断できます。
他の適性検査と比べて難易度が高いため、対策をしなければスムーズに解くことは難しいです。
玉手箱の出題問題と試験時間は下記の通りです。
①計数
・9分50問:四則演算
・15分29問:図表の読み取り
・20分20問:表の空欄の推測
・35分35問:表の空欄の推測
・35分49問:図表の読み取り
②言語
・10分32問:趣旨判定(IMAGE形式)
・12分10問:趣旨判定
・15分32問:論理的読解(GAB形式)
・25分36問:論理的読解(GAB形式)
③英語
・10分24問:論理的読解(GAB形式)
・10分24問:長文読解(IMAGE形式)
④性格
・20分68問:本格版
・時間なし30問:簡易版
玉手箱は幅広い企業が取り入れており、主に金融業界やコンサル業界で多く採用されています。
玉手箱を採用している主な企業は以下の通りです。
・アクセンチュア
・Amazon
・SMBC日興証券
・KDDI
・野村證券
・みずほ銀行
・三井住友銀行
・モルガン・スタンレー証券
・大和証券
玉手箱の対策をもう少し具体的に知りたい方は、こちらの記事も参考にご覧ください。
Web-CABの特徴
一方Web-CABの能力検査では、四則逆算・法則性・命令表・暗号などの「能力検査」と「性格検査」の2科目から、論理的思考力を測る問題が出題されます。
主に数学的な思考力を問われる問題がメインになります。
GABの出題形式は、テストセンター形式と自宅受検形式があります。
①能力検査
インターネット関連職向けの適性テストになるため、法則性や暗号系の問題が多いです。
・9分50問:四則演算
・12分30問:法則性
・15分36問:命令表
・16分30問:暗号
②性格検査
・20分68問:性格
Web-GABを導入しているのは主に総合商社やコンサルティングファーム、不動産業界、金融業界の企業が多いです。
また、数学的な問題がメインのテストなためIT企業のシステムエンジニア(SE)やプログラマーの職種のケースもあります。
Web-GABを採用している主な企業は以下の通りです。
・三井物産
・住友商事
・東京海上日動火災保険
・住友不動産
・サントリーホールディングス
・JICA
・日本マイクロソフト
引用:理系days
CABテストの対策をもう少し具体的に知りたい方は、こちらの記事も参考にご覧ください。
nsvs2.e-exams4の出題形式
【玉手箱】
①計数
・四則演算
四則逆算は、方程式の形で一部が空欄となっており、空欄に当てはまる数字を答える形式です。
制限時間が9分で50問なので、1問あたり約10秒で回答する必要があります。
・図表の読み取り
図表の読み取りは、図表を見て法則を見つけて答える形式です。
制限時間15分で29問(1問あたり約30秒)であることが多いですが、企業によって制限時間や設問数は異なります。
・表の空欄の推測
表の空欄推測は、表の一箇所が空欄になっており、その空欄に当てはまる数値を求めるものです。
制限時間20分で20問(1問あたり1分)であることが多いですが、企業によって制限時間や設問数は異なります。
②言語
・趣旨判定(IMAGE形式)
趣旨判定(IMAGES形式)は、長文を読んで回答する形式です。
制限時間は10分で32問であり、1問あたり約20秒で回答する必要があります。
・趣旨判定
趣旨把握は、約1,000字の長文を読み、筆者の言いたいことに近い選択肢を選ぶ形式です。
制限時間は12分で10問であり、1問あたり約1分10秒で回答する必要があります。
・論理的読解(GAB形式)
論理的読解(GAB形式)は長文を読み、問題に回答する形式のテストです。
制限時間は15分で32問で52問で、1問あたり約25秒で回答する必要があります。
③英語
・論理的読解(GAB形式)
論理的読解は「言語」で出たGAB形式の問題が、英語で出題される形式です。
制限時間は10分で24問あるため、1問あたり約25秒で回答する必要があります。
・長文読解(IMAGE形式)
長文読解は、英語の長文を読んで選択肢を選ぶ形式です。
制限時間は10分で24問のため、1問あたり約25秒で回答する必要があります。
④性格
玉手箱では上記のような問題だけでなく、学生の性格や素質が社風や職種に合致しているかを判断するための性格テストがあります。
性格テストにも制限時間があり、20分で68問、つまり1問あたりの回答時間は約15秒です。
引用:カチトル就活
【Web-GAB】
①能力検査
・四則演算
CABの中ではもっとも簡単な問題で、内容は基本的な四則演算です。ペーパー形式のCABは10分間で50問、1問あたりにかけられる時間は12秒です。Web-CABは9分に対して50問と、1問あたりにかけられる時間は10.8秒です。解答は5つの選択肢から選ぶ選択方式です。
・法則性
法則性の問題は、ペーパー形式のCABの場合は40問を15分で、Web-CABの場合は30問を12分で解答します。Webの問題の方が難しい傾向があるので練習を重ねておきましょう。よく現れる法則としては次の4パターンがあります。
・命令表
命令表の問題はペーパー形式のCABの場合は50問を20分、Web-CABの場合は36問を15分で解答します。
ペーパー形式のCABは1問につき24秒かけられますが、問題によっては難しいものもあるので簡単な問題は瞬時に答えられるようにしてください。
・暗号
暗号の問題は、ペーパー形式のCABの暗号は39問を20分間で、Web-CABの場合は30問を16分で解答します。
最初に出題される問題は難易度が低い場合が多いため、前半の問題で時間を稼ぎましょう。
引用:ONE CAREER
②性格検査
・性格
性格適性検査テストでは、あなたの性格や思考の癖などを明確にします。性格適性検査テストでは、以下の項目が自社にマッチするかどうかを判断します。
下記の分野を重点的に見られます。
・パーソナリティ
・バイタリティ
・チームワーク
なお、制限時間はなく、全部で68問の設問に解答。問題によって異なりますが、「当てはまる」「当てはまらない」から選んだり、「自分に最も近い」「自分に最も遠い」などの選択肢から選びます。
引用:PORTキャリア
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nsvs2.e-exams4の対策方法
①問題集や参考書を活用する
まずは問題集や参考書を活用して問題を解いてみましょう。
WEBテストの問題集や参考書は玉手箱用やWeb-GAB用など、種類ごとに出版されているものが多いです。
問題集や参考書は、複数のものを使うのではなく1冊を繰り返し解くのがポイントです。
何より同じ問題を何度も解くことで解き方が定着します。そして十分に問題に慣れることができます。
さらに玉手箱は毎年同じような問題が出題されており、出題形式は問題によって決まっています。そして、回答時間が短く限られた時間で回答するためには慣れが必要です。
②他のWEBテストや模擬面接を受ける
志望企業で受験するWEBテストの種類がわかっている場合は、本番前に同じWEBテストを採用している企業のテストを受けてみましょう。
企業のWEBテスト以外にも模擬テストを受けることもできます。
模擬テストを受験できるサイトはネット上に数多くあります。
それらのサイトを活用することでより実践的にWebテストに慣れることができます。
模擬テストは問題や形式に慣れることができ、より本番に近い形式で実践ができます。
解いてみることによって大体の出題傾向を掴むことができます。
何度か模擬テストを受けて、本番に近い環境に慣れておくことが大切です。
③本番同様の時間配分で問題を解く
WEBテストには制限時間があるため、対策時から時間配分を意識して解答していきましょう。
Webテストで苦戦する最大の理由は、制限時間に追われることです。
時間配分を考えないとすべての問題を解き終わらないまま終了してしまうケースもあります。
本番前に問題集を解く際も時間を意識して解いていきましょう。
Webテストの問題数や時間は種類によって違うため、受験するテストでは一問あたりどれくらいの時間で解けばいいかをまずは目安としてチェックしましょう。
そしてタイマーやストップウォッチなどを使って時間を意識して取り組むのが良いです。
具体的には、問題集や参考書に記されている制限時間を遵守しながら進めるのがベスト。
本番のスピード感で問題を解けるようにしておくと、落ち着いて臨めるようになります。
④苦手な問題を徹底的に分析する
問題を解いている中で少しでも苦手だと感じた問題はチェックして、苦手な箇所を重点的に復習しましょう。
問題集や参考書を何度も使用し自信がついてきたら、次は他の参考書などで違うパターンの問題を解いていきます。
これを繰り返し行っていくうちに、確実に苦手分野をなくすことができるでしょう。
Web-GABの内容のうち、「言語理解」と「計数理解」「英語理解」は、過去問や問題集を活用して出題形式と解き方に慣れる練習をするのがおすすめです。時間をかけて繰り返し練習することが大切です。
苦手な問題については、少し見る角度や抽象度を変えてみるといいかもしれません。こちらの記事もご参考になれば幸いです。
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さいごに
Webテストは難易度の高いイメージが大きいですが、適切な対策をすれば問題なく臨むことができます。
事前の対策を入念に行い、本番に焦らないよう苦手部分を克服しておきましょう。
この記事が参考になりますと幸いです。
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