SPIが半分しか解けなかったらどうなる?原因や対策もご紹介

SPIが半分しか解けなかったらどうなる?原因や対策もご紹介

2024年1月26日更新

はじめに

SPIは就活における適性検査の1つであり、選考の第1ステップに設定している企業が多いです。

そのため、そもそもSPIが解けないとそれ以降に進むことができず、内定をもらうことはできません。

とくに、大企業ほどこの傾向があります。

 

そこで、ここではSPIについて半分しかとれない原因や対策をご紹介します。

SPIについて下記のような点に悩んでいる方は、ぜひご確認ください。

  • SPIの概要を知りたい
  • SPIで点数が半分しか取れない理由を知りたい
  • SPIの勉強方法

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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。

「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。

SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。

この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。

この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。

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SPIとは

SPIとは

そもそも、SPIとはどのような試験なのでしょうか。

SPIについて詳しく知らない方は、まずは概要について確認していきましょう。

 

SPIの概要

SPIとはリクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査の一種です。Synthetic Personality Inventoryの略であり、日本語では「総合適性検査」という意味になります。

数学的な力やその人の考えなどを総合的に図ることができるため、就活生と深く関わる時間を取れない企業からすると短期的に人柄・能力を知ることができる便利なツールです。

 

現在、就活で用いられる適性検査にはさまざまなものがありますが、SPIは就活生・企業どちらともから最も有名です。

大企業ほどSPIを採用している傾向があります。

ただし、全ての会社でSPIを採用しているわけではありません。

そのため、勉強を始める前にまずは志望している企業のテスト内容を調べておくことが必須です。

 

SPIの種類

SPIはテストセンター、Webテスト、CBTの3種類があります。

まず、テストセンターは会場に設置されたパソコンで受検する形式です。

会場は自分で選択します。

また、指定された受検期間の間で都合の良い日程・会場を予約して受検します。

テストセンターでは性格検査と能力検査のほかに英語能力検査と構造的把握力検査も受検できます。

Webテストは、インターネットを通じて自分のパソコンで受検する形式です。

 

Webテストは、テストセンターの受検期間外でも受検できるため自分の都合に合わせて受検できるのがメリットです。

インハウスCBTは、企業が自社で用意したパソコンで受検する形式です。

インハウスCBTは企業の独自の設問や配点が採用されている場合があるため、事前に企業の指示に従って準備しておきましょう。

 

SPIを導入している企業数

SPIは2023年3月期の実績において、利用社数は年間15,500社です。

割合に直すと80%以上の実施率です。

このように非常に多くの企業が導入しているため、複数社の選考を受けると当たる可能性が高いです。

就活を効率的におこなうためにはSPI対策は必須といえるでしょう。

就活生の偏差値と5割の立ち位置

SPIは7段階で評価されます。

 

それぞれの偏差値と出現率は下記のとおりです。

  • 段階1:偏差値~29.5、出現率 2.3%
  • 段階2:偏差値~37.5、出現率 9.2%
  • 段階3:偏差値~45.5、出現率 23%
  • 段階4:偏差値~53.5、出現率 31%
  • 段階5:偏差値~61.6、出現率 23%
  • 段階6:偏差値~70.0、出現率 9.2%
  • 段階7:偏差値70.0~、出現率 2.3%

ここから段階4がもっとも平均的な値であることが分かります。

言語、非言語それぞれで段階が付けられますが、どちらを重視するのかは企業によって異なるものです。

 

また、数値としては出てこない性格検査もどのぐらい重視するのかは各会社で異なります。

そして、SPIの5割はボーダーラインを超える企業と超えない企業がかなり分かれる部分です。

というのも、SPIのボーダーラインは人気企業などを除くと6割に設定していることが多く見られます。

そのため、現時点でSPIが5割取れているのであれば、あともう少しでSPIは合格ラインに到達するでしょう。

SPIで出題される分野

SPIでは大きく分けて能力検査と性格検査に分けられます。

能力検査

能力検査は基礎的な学力を測るテストです。

難易度としてはそれほど高くないのですが、短時間で処理することが求められます。

難易度が簡単だからと練習をしないと、時間上で点数が取れなくなる可能性があります。

①言語分野

言語分野では国語の知識や読解力を測定する問題が出題されます。

主な出題分野は以下のとおりです。

  • 二語の関係
  • 語句の意味
  • 語句の用法
  • 文章の整序
  • 文章の要約
  • 言語表現
  • 文章の読解

 

言語分野は出題される問題が非常に多く、短時間の対策が難しいです。

日頃から漢字を意識して見る、もしくは多くの問題を解くなどの対策をしておきましょう。

②非言語分野

非言語分野では数学的な処理能力や論理的思考力を測定する問題が出題されます。

主な出題分野は以下のとおりです。

  • 四則演算
  • 割合と比
  • 図形と計量
  • データの分析
  • 推論

 

各問題は難問ではありませんが、計算を次々とすることが必要です。

解き方を知っていれば解ける問題が多いため、できるだけ早い段階で解くことに慣れておきましょう。

また、時間がないことからケアレスミスを起こしやすいです。

ケアレスミスによって1割以上点数が下がる事もあります。

普段からケアレスミスが多い方は、まずはケアレスミスを無くして半分以上の点数を目指していきましょう。

 

性格検査

性格検査では仕事上での人柄や職務・組織への適応力を知ることができます。

約300の質問をし、性格を4側面18種類に分類します。

その検査結果が世の中の一般水準でどのあたりに位置するかを算定し、それが自社に合っているのかを判断しましょう。

SPIが半分しか解けない主な原因と解決法

SPI 解決法

SPIが解けずに選考に失敗する学生も少なくありません。

では、なぜSPIが解けない就活生が出てくるのでしょうか。

SPIが解けない主な原因は以下の5つが挙げられます。

 

原因①苦手分野がある

苦手分野があるとその分野の問題を解くのに時間がかかってしまい、全体の点数が伸び悩む原因となります。

SPIはさまざまな分野から出題されますが、苦手分野がないだけで一気に点数が伸びるでしょう。

ゼロにすることが難しい場合でも、1つもしくは2つに抑えるようにしておくことがおすすめです。

苦手分野を克服するためにはSPI対策問題集やSPI対策講座などを活用して苦手分野の問題演習を重ねることが大切です。

とくに、SPIが5割しか取れない現状であると、はっきりとした苦手分野があるでしょう。

前述のSPIの分野を再確認し、自分が取れない分野を再認識し、集中して勉強を進めていきましょう。

ただし、SPIの半分以上の点数を取るには苦手分野を0にしないといけないわけではありません。

多少は苦手分野が残っていても良いのですが、できるだけ減らす意識を持って進めていきましょう。

 

原因②時間配分が上手でない

Webテスト・テストセンターでSPIを受ける場合の制限時間は、適性検査30分、能力検査35分です。

1問ずつに制限時間があるため、苦手な問題であってもスピーディーにこなしていくことが求められます。

また、テストセンターでは正答率が高くなるほど問題の難易度が高くなっていきます。

そのため、後半になるほど時間が足りなくなるでしょう。

そして、半分しか取れていないということは、簡単な問題にも時間をかけすぎている可能性があります。

次々と解いていくことに慣れると5割以上を取れることができるようになるため、練習段階から時間を測って進めていきましょう。

 

原因③解かなくても良い難問に取り組んでしまっている

SPIでは難易度の高い問題も出題されます。

そして、解かなくても良い難問に取り組んでしまうと時間が足りなくなり、簡単で解くべきであった問題を落としてしまいます。

SPIの攻略法として、まずは解きやすい問題から解き進め、時間に余裕があれば難易度の高い問題に取り組むという方法があります。

しかし、これはWebテストやペーパーテストで利用できる方法である点にご注意ください。

半分以上を取るためには、自分が解くべき問題と解かなくても良い問題を解いている間に何となく分かるようにすることが大切です。

これは練習をたくさんしていくことで身についていきます。

SPIに落ちにくい人の特徴

下記の3つの特徴がある人はSPI試験に落ちにくいです。

もちろん、各企業のボーダーラインを超えることは必須である点にはご注意ください。

 

特徴①苦手分野がなく点数が安定している

SPIでは言語分野と非言語分野の2つの分野で問題が出題されます。

そして、苦手分野に直面すると問題を解くのに時間がかかってしまい、全体の点数が伸び悩む原因となります。

SPIに落ちにくい人は言語分野と非言語分野の両方の分野で点数が安定しており、どのようなテストであっても高い水準の点数を取ることができるのです。

そのため、時間配分をうまくでき、最後まで解き切ることができます。

 

特徴②判断が素早い

SPIでは制限時間内に多くの問題を解く必要があります。

判断が素早い人であれば問題を読み解くスピードが速く、時間を効率的に使うことが可能です。

前述の難問に時間はかけないといった判断もできます。

判断の素早さは性格のものでもありますが、訓練で早くすることも可能です。

とくに難問の取捨選択に関しては訓練しておきましょう。

半分取れているということは、全く判断ができていないというわけではありません。

しかし、それ以上の点数を取りたいならば、より素早く日常的に判断する練習をしましょう。

 

特徴③最後まで集中できる

SPI試験は長丁場です。

しかし、最後まで解ける問題を淡々と解くことが求められます。

最後に簡単な問題が来ることも少なくありません。

そのため、最後まで集中して解くことができるかどうかは点数に直結します。

あまり集中する時間が日常でない方は、問題集を解く際などにも意識しておきましょう。

現段階で最大何分の集中ができるかどうかは今すぐにでも知ることができます。

解く問題はどのような問題でも良いため、自分の集中力の限界を調べておきましょう。

SPIが半分しか取れなくとも内定を獲得する方法

SPIが半分しか取れなくとも下記のような方法で内定を獲得できます。

 

インターンなど選考優遇があるものに参加する

インターンなど選考優遇があるものに参加しておくと、SPIの解けた問題が半分でも人気企業に合格する可能性は高まります。

内定を獲得したいなら、追加得点があるものは積極的に参加していきましょう。

例えば、インターン以外にも逆オファーサイトの利用や説明会への参加、OB訪問などが挙げられます。

場合によっては適性検査の免除などもあるため、優遇の内容についてはしっかりと確認しておきましょう。

 

ボーダーラインが低い企業に応募する

SPIのボーダーラインというものは企業それぞれが設定しています。

そのため、ボーダーラインが低い企業の選考であれば半分の点数でも充分に通過する可能性が高いです。

しかし、ボーダーラインは一般的には公開されていません。

そのため、過去の口コミや企業規模などから推定する必要があります。

 

SPIを設けていない企業に応募する

SPIは必須なものではなく、企業がある考えのもと採用しています。

そのため、SPIが不要と考えている企業はSPIが設けられていません。

また、SPIは費用がかかるため、別の場所にお金をかけたいといった考えもあります。

選考内容はHPなどから事前に公開されていることが多いため、SPIがどうしても苦手で解けない場合はSPIを設けていない企業を探していきましょう。

SPI対策におすすめなアプリ

SPI対策におすすめなアプリとしては下記のようなものがあります。

 

①SPI言語【Study Pro】

SPI言語【Study Pro】はSPIに関する問題が一通り搭載されています。

また、1つ1つに解説があることも魅力的です。

そして、本アプリには苦手な問題が出題される学習モードが搭載されており、苦手な問題を徹底的に繰り返すことができます。

隙間時間でおこなえるように設計されているため、とりあえずダウンロードしておきましょう。

 

②SPI非言語 【Study Pro】

SPI非言語 【Study Pro】はSPI言語【Study Pro】の非言語版です。

基本的なメリットは言語版と同様になっています。

非言語問題は苦手に感じている就活生が多いため、アプリで徹底的に練習しておきましょう。

ただし、非言語問題は計算が必要なことから言語と比べると手軽に利用することが難しいかもしれません。

 

③SPI非言語|スキマ時間で合格率アップ!

SPI非言語|スキマ時間で合格率アップ!はLEVEL1、LEVEL2、LEVEL3と難易度別に問題演習が可能です。

そのため、現在のレベルと志望している企業によって適した演習を受けることができます。時間制限機能もあることから、素早くSPIの問題を解く力も身に付けることが可能です。

その他の適性検査

SPI その他の適性検査

就活で出てくるテストはSPIのみとは限りません。

その他の適性検査についても軽く確認しておき、選考に進む企業別に対策しましょう。

 

①玉手箱

玉手箱はSPIの次に有名な適性検査です。

玉手箱は一問にかけられる時間が短く、問題を素早く解く力が求められます。

言語理解、計数理解、英語理解、性格適性検査の4つのセクションで構成されています。

言語理解は文章理解や語彙力、読解力を問う問題が出題されます。

計数理解は数学的な思考力や処理能力を問う問題が出題される分野です。

英語理解は英語の読解力や語彙力を問う問題が出題されます。

性格適性検査は志望企業の求める人物像と合致する性格かどうかを判定する問題が出題されます。

玉手箱の特徴は1問あたりにかけられる時間が短いことです。

そのため、問題を素早く正確に解く力が必要となります。

また、同じ問題形式において1種類の問題のみが出題されるという特徴もあります。

玉手箱はSPIと比べると難易度がやや高いため、玉手箱で5割以上取れるのであればSPIも解けるでしょう。

 

②GAB

GABは日本エス・エイチ・エル社が提供するWebテストです。

言語理解、計数理解、英語理解、性格適性検査の4つのセクションで構成されています。

言語理解は文章理解や語彙力、読解力を問う問題が出題されます。

計数理解は数学的な思考力や処理能力を問う問題が出題されることが多いです。

英語理解は英語の読解力や語彙力を問う問題が出題されます。

性格適性検査は、志望企業の求める人物像と合致する性格かどうかを判定する問題が出題されます。

GABと玉手箱の大きな違いは問題形式です。

GABは長文読解や論理問題など幅広い問題形式が出題されます。

そのため、基礎的な学力に加えて思考力や応用力が必要です。

 

③TG-WEB

TG-WEBはヒューマネージ社が提供するWebテストです。

言語理解、計数理解、英語理解、性格適性検査の4つのセクションで構成されています。

言語理解は文章理解や語彙力、読解力を問う問題が出題される分野です。

計数理解は数学的な思考力や処理能力を問う問題が出題されます。

英語理解は英語の読解力や語彙力を問う問題が出題される分野です。

性格適性検査は、志望企業の求める人物像と合致する性格かどうかを判定する問題が出題されます。

TG-WEBの特徴は、問題の難易度が高いことです。

そのため、基礎的な学力に加えて応用力や思考力が必要となります。

また、TG-WEBは性格適性検査の比重が大きいことも特徴です。

TG-WEBはやや独特なテストであるため、TG-WEBが半分しか取れないからといってSPIも取れないわけではありません。

別物として認識しておくことをおすすめいたします。

まとめ

今回は、SPIが解けない原因と対処法について解説しました。

SPIは多くの企業で第一関門として出てくるものです。

SPIが半分しか解けないということは、あともう少し頑張れば合格ラインに到達するため諦めずに勉強を続けていきましょう。

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就活ハンドブック編集部

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