【業界研究】外国語を使う仕事一覧!現状と主な職種・ステップアップに必要なことを紹介

【業界研究】外国語を使う仕事一覧!現状と主な職種・ステップアップに必要なことを紹介

2024年1月24日更新

はじめに

就活を成功させるためには、自分が目指す業界研究から始める必要があります。

希望する業界で今何がトレンドであり、特徴は何かなどを事前に理解しておけば、就業後に現実的な課題で悩まされません。

もし一定分野や企業で継続できる仕事をしたいと考えているのなら、業界全体の現状や将来に備えたステップアップの方法も知っておきましょう。

ここでは、外国語を使う仕事への就・転職を考えている就活生へ、主な仕事一覧、業務の実態、将来的観測など、就活に役立つ情報を紹介します。

この記事では、以下の主旨を理解したい就活生を対象にした内容です。

  • 外国語を使う仕事一覧の紹介、その現状は?
  • 外国語を使う仕事への就活難易度はどの程度か?
  • 外国語を使う仕事への選考対策について

外国語を使う仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の結論

外国語を使う仕事は英語が中心ではありながら、近年では多様化し、中国語や韓国語、フランス語などの実力を問う企業も増えてきました。

前提は、世界的に公用語となっている英語力の向上を目指して始めることが基本です。

ただし、日本は英語教育の遅れをとっていることから、TOEICなどの試験の点数レベルで、概ねな業種・業界を志望する現状を受け入れる必要があります。

まずは、いかにして英語で自分を表現できるかが問われるでしょう。

外国語を使える人材は外資系企業を中心にさまざまな分野に広がっています。

コンサルタントファームや製薬会社、保険会社などが好調です。

外国語を使う仕事の主な概要

外国語を使う仕事

海外との取引などを行うグローバル企業が増えたこともあり、英語を中心とした外国語を駆使できる人材が求められています。

その内容としては、専門的な語学スキルを生かした仕事もあれば、日常会話程度でもできる仕事、メールや文書の受送信レベル程度まで、さまざまな範囲や形態です。

企業の事業内容、規模、立地、取引先などによって、必須となる外国語レベルや機会に差があります。

また、基本的には英語を使う場合が目立ちますが、一部では英語圏以外の言語の必要性も高まっています。

ビジネス英語の実力が問われるのは当然ながら、第二外国語、第三外国語まで使える人物であれば、就・転職の可能性がさらに広まるでしょう。

外国語を使う仕事の現状は?

英語や外国語を使う部署が限られて自信がない

英語力

出典元やまとごころ.jp

日本のビジネスはますますグローバル化が進んでいます。

その動きに伴い、さまざまな分野にて、英語をはじめとする外国語を駆使できる人材需要が高まっています。

しかし現状では、まだ外国語を一定レベルで使えるビジネスマンは足りていません。

理由は、現在のところ海外取引がある部署だけで使用する企業がほとんどだからです。

一定の英語や外国語の能力が求められているのは理解していても、今現在のところさほど必要性を感じていない企業が多く見受けられます。

国際ビジネスコミュニケーション協会が調べたデータによれば、接客で丁寧な英語表現「おもてなし英語」が使えるかという質問に対して、「自信があり」は11.0%、「少し自信があり」が10.8%で、これらを合わせても21.8%程度です。

それ以外の接客担当者の約80%が、英語でのコミュニケーションに自信がないという回答をしています。

参照ページやまとごころ.jp PR TIMES

英語力を採用条件にする企業がまだ少ない

出典元就職白書2023

就職みらい研究所の就職白書2023によれば、人材の選考基準の中で、語学力を重視する企業が11%であることがわかります。

現状では、採用の条件で英語力を重視した企業がわずかです。

まだ多くの企業において、業務上で外国語を使うケースが限られているからだと考えられます。

仮に英語力に自信がないとしても、入社後に経験を積みながら身につけていけばよいと判断する企業が多いと見受けられるでしょう。

見方を変えれば、全体の11%前後の企業では、英語力や外国語の一定レベルは重視していると受け取れます。

参照ページPORTキャリア

外国語を使う仕事の将来性は?

外国語を使う仕事 将来性

これからも需要拡大が見込めて高いレベルが求められる

外国語が使える人材と就業についてはますます必要性が問われて、人材が求められる時代に差し掛かってきました。

世界基準でも公用語となる英語は、どの国でも必要とされている言語です。

海外とのやり取りが多い大手グローバル企業・外資系企業では、まず英語の一定レベル以上の力を求めます。

また、需要が高まるのと同時に、個人差が問われるでしょう。

つまり、どのくらいのレベルで使いこなせる人物かによって、仕事は多様化していく可能性があります。

そのための基準とされるのが、TOEICの点数レベルです。

TOEICの結果だけで外国語の仕事を振り分けてはいませんが、重視する企業は多いことでしょう。

TOEIC600点以上で就ける仕事

TOEIC600点以上は、基本的なヒアリング・リーディングレベルです。

一般的な上場企業にて、社員へ推奨するスコア平均とされています。

主な職種としては、キャビンアテンダント、海外企業との電話やメールのやり取り、通訳アシスタント、資料の翻訳・作成などの英文事務、簡単な貿易事務などに就けるレベルです。

TOEIC700点以上で就ける仕事

TOEIC700点以上は、正常な意思疎通ができるレベルです。

外資系企業で必要とされるのはこれくらいのレベルとされています。

海外で商談をする商社マン、買い付けするバイヤー、マーチャンダイザーなどのビジネスレベルの語学力です。

TOEIC800点以上で就ける仕事

TOEIC800点以上になれば、ビジネスシーンでの複雑なやり取りに対応できるレベルです。ほとんどの外資系企業にて語学力があると認められ、海外企業との会議の通訳、翻訳業務を一任できます。

他にも、ビジネス英語を主としたハイレベルな英会話スクールの講師、外国人観光客向けの全国通訳案内士(要国家資格)として活躍できるでしょう。

TOEIC900点以上で就ける仕事

TOEIC900点以上あれば、あらゆるビジネス分野の専門英語が扱えるレベルです。

国連職員として働けるほどの語学力があると見なされます。

他にも、文芸やビジネス書・映画などの翻訳業、英文速記者として実力が発揮できるでしょう。

参照ページマイケル・ペイジ

英語以外の外国語が使える人材が求められる

まずは公用語の英語の力が問われますが、近年のビジネスシーンでは、提携パートナーや交渉先となる企業によっては、英語圏外の国にある場合も増えてきました。

そのため、英語以外の外国語を使う仕事の需要も増えています。

中国語

人口が多いことが理由で、中国語は世界で最も使用頻度の高い言語とされています。

その数も英語圏の約2倍です。

日本国内だけでも、観光などの理由で訪日する外国人の中で、中国人が圧倒的に多くなりました。

中国系企業との取引や、日本企業の中国進出も活発なため、中国語を使える人材は、今後も就・転職へ有利に働くと予測されています。

韓国語

韓国語は日本において需要の多い言語とされています。

世界水準では使用頻度が少ないのですが、日本とは近隣国であるため、訪日韓国人の割合が高く、中国、台湾に続いて第3位(2020年現在)です。

また、韓国にはIT企業が多く、取引が今後も高まると推測できます。

英語の習得に次いで韓国語をマスターすると、かなり仕事上で有利になるでしょう。

フランス語

フランス語を使うことができれば、英語圏と同じくらいグローバルに活躍ができます。

フランス国内だけでなく、カナダ、アフリカの一部地域でも言語として使用されているからです。

数でいえば1億〜3億弱の人数が使用し、世界で10番目に多い言語とされています。

実際に、英語とフランス語の双方が使える人材は、高評価されている現状です。

ドイツ語

ドイツ語も公用語として使用する国が複数存在します。

オーストリア、スイス、ベルギーで使われ、世界で11番目に人数が多い言語です。

テクノロジーや技術力が高いドイツは、ヨーロッパ経済への影響が大きく、欧州の企業と提携する企業で人材が求められています。

スペイン語

スペイン語も、アルゼンチン、チリ、メキシコなど含めた世界20カ国の地域で使用されています。

世界で使用される言語の第4位なので、かなり需要が高い言語です。

また、スペイン語を話す国は、経済成長率の高さが見込まれています。

将来を考えた場合、ビジネス展開においてスペイン語ができると見通しは明るいでしょう。

参照ページマイケル・ペイジ

外国語を使う仕事の主な仕事一覧

外国語を使う仕事に就きたい場合は、自分の得意な言語が使えて、好きな形態の業務を見つけることがポイントです。

一般的に働き方には特徴があります。

その特徴に合わせた、外国語を使うおすすめな職業例を紹介しましょう。

働き方を、以下の7つに分けて考えてみました。

事務系の仕事一覧

外国語を生かせれば、デスクワークを中心とした事務系の仕事がたくさんあるのでおすすめです。

主に英文などのメールや書類の取り扱いをするため、リーディング・ライティングが優れている人に向いています。

  • 英文事務
  • 貿易事務(通関士)/営業
  • 特許技術者、特許事務員
  • 弁理士
  • 英文速記者
  • 翻訳者

旅行関係の仕事一覧

外国語をマスターしたい理由の中でも、海外旅行で自由に会話をしたい目的は多いはずです。

その目的をさらに発展させて、仕事として成立できるのが旅行関係の仕事でしょう。

来日する外国人観光客を対象に、日本について案内する場合と、海外にて日本人を案内する場合に分かれます。

大手旅行会社や航空関係の仕事を中心にしながら、独立して個人事業主として仕事に就く人もいてさまざまです。

  • 旅行会社(リテーラー)
  • ツアープランナー
  • 海外旅行添乗員
  • ランドオペレーター
  • 全国通訳案内士
  • グランドスタッフ
  • キャビンアテンダント

接客中心の仕事一覧

外国語を使うことも好きですが、なによりも接客業が第一優先という場合、会話力と接遇力の双方を生かせる仕事が理想です。

上述の旅行関係の仕事とも重なりますが、以下のような職種があります。

  • ホテルスタッフ
  • テーマパークスタッフ
  • 海外旅行添乗員
  • 全国通訳案内士
  • グランドスタッフ
  • キャビンアテンダント

教育関係の仕事一覧

身につけた語学力を生かして、外国語をマスターしたい人へ教える仕事もおすすめです。

英語教師が一般的ですが、会話力に特化した英会話スクールのスタッフや、自分の留学経験を生かして留学希望者のサポート事業などもあります。

また、英語だけではなく中国語、韓国語などの他の外国語の教師・講師も、近年は人気の職業です。

  • 児童英語講師
  • 英語保育園(保育士)
  • 中高校英語教員
  • 社会人向け英会話スクール講師
  • 語学系大学や専門学校英語教員
  • 海外留学サポート

資格が必要な仕事一覧

外国語の実力や経験とともに、資格取得が義務となる仕事は、安定性があり社会的立場も高い傾向です。

中には、英語力以外の専門知識が必要になる職種があります。

言語だけではなく、何かを学ぶことが好きな人におすすめです。

  • 貿易事務(通関士)
  • 中高校英語教員
  • 語学系大学や専門学校英語教員
  • 弁理士
  • 公認会計士(国際部門)
  • パイロット
  • 航空管制官
  • 全国通訳案内士

フリーランスのための仕事一覧

特定の組織や企業に所属せず、独立してフリーランスで働きたい人でも、外国語を生かせる仕事があります。

ただし、この場合は、新卒でいきなり社会に通用するフリーランスになるのは困難だと思っておきましょう。

まずは、外国語に関連した企業などに就職し、一定の経験を積んだ上で独立することが望ましいです。

  • 全国通訳案内士
  • 社会人向け英会話スクール講師
  • 児童英語講師
  • 語学系大学や専門学校英語教員(非常勤)
  • 通訳者
  • 翻訳者

キャリアアップのための仕事一覧

特定の企業に所属しながら、語学力を生かしてキャリアアップを目指したい人もいるはずです。

昇進のために競争の世界へチャレンジしたいといった、野心や向上心が高い人には、以下のような仕事がマッチします。

  • 商社(総合職)
  • 外資系企業
  • ファンドマネジャー
  • 各種コンサルタント
  • 弁理士
  • 公認会計士(国際部門)

参照ページ神田外語学院

外国語を使う仕事の市場規模・推移

外国語を使う仕事

出典元矢野経済研究所

矢野経済研究所が調べた、「語学ビジネス市場に関する調査を実施(2023年)」によれば、2022年度での語学ビジネス市場規模(主要13分野合計)は、事業者売上高ベースで前年度比0.8%減となる7,806億円とされています。

英会話レッスンなどの教育分野は安定性があるものの、やや傾向に変化が見られるのが特徴です。

これまでの英語を中心とした外国語学習の民間教育サービスでは、外国人講師による少人数のグループレッスン形式、もしくはマンツーマンでの個別レッスンが中心になりました。

主要な駅近郊で教室経営をする方式はまだまだ健在です。

その一方で、インターネット授業や電話レッスンが広がっています。

少しづつ、教室型運営からネットなどのオンライン授業へと移行しつつあるようです。

外国語を使う環境は、多様化していくことでしょう。

また、個人向けレッスンだけではなく、法人でのスタッフ研修でビジネス英語の需要拡大、幼児などへの早期英語教育への関心も高まっています。

出典元NIKKEI COMPASS

外資系企業の売上高ランキング

出典元Career Theory

ジャンルや業種が多様化する中で、最も優れた外資系企業を選ぶことは難しく一概には言い切れません。

一方で、CareerTheoryが独自に打ち出した、株価推移や転職サイトの口コミから推測した就活生におすすめできる最新外資系企業のランキングがあります。

その内容を参照すると、1位がアクセンチュア、2位が中外製薬、続いて3位が日本イーライリリー、4位スターバックスコーヒージャパン、5位コストコホールセールジャパンの順です。

各々の企業はまったく異業種ですが、傾向としては、戦略・経営コンサルタントファームや医薬品業界の企業、生命保険などのジャンルが注目されています。

参照ページONE CAREER

外国語を使う大手企業紹介

ここでは、前述のランキングを元にしながら、外国語を使うことが予測できる大手企業で売上の上位を誇り、就・転職におすすめできる代表的な5社について紹介します。

  1. アクセンチュア
  2. 中外製薬
  3. 日本イーライリリー
  4. スターバックスコーヒージャパン
  5. コストコホールセールジャパン

1.アクセンチュア

アクセンチュア

出典元アクセンチュアHP

世界最大級総合コンサルティングファームとされ、世界50カ国200都市(2023年10月時点)に拠点を持っています。

幅広い業界と領域に対応しつつ、電子情報システムなどのテクノロジーの専門知識に強いことが特徴です。

「ストラテジー & コンサルティング」「インタラクティブ」「テクノロジー」「オペレーションズ」の4つの領域をモットーに、幅広いソリューションサービスが定評となりつつあります。

2.中外製薬

中外製薬

出典元中外製薬HP

1925年に日本で設立、国内にて製薬業界第4位とされている企業です。

2002年10月より、世界的製薬会社ロシュ社との提携契約が成立し合併しました。

現在では外資系企業へと生まれ変わっています。

特徴的なのは、抗体エンジニアリングを独自に確立した高い技術力と化学力です。

しかも、原価率をなるべく低くしながら、グローバル市場への展開を試みています。

コスト削減にも力を注ぎ、売上高営業利益率が38.3%、過去5年間の株価推移が237.02%となりました。

転職サイトの口コミでも高い評価が見られます。

3.日本イーライリリー

イリリイー

出典元日本イーライリリイーHP

日本イーライリリーは、1975年に設立された医薬品日本イーライリリイーHP研究開発・製造と販売をおこなう製薬企業です。

神経系、糖尿病、自己免疫疾患、がん、骨粗しょう症といった分野での新薬の開発と発売を中心に行っています。

これらの分野で45年以上の歴史をもちながら、グローバルな展開も続けていて、現在ではアメリカに次ぐ第2位の規模へと拡大した企業です。

売上は毎年好調で、社員数も15年間で約3倍も拡大しています。

4.スターバックスコーヒージャパン

スタバ

出典元スターバックスコーヒージャパンHP

米国シアトル発コーヒーチェーンとして日本でもすっかり定着しているスターバックス、その日本法人として1995年に設立された企業です。

日本第1号「銀座松屋通り店」のオープンから、2023年現在では全国に1,704店舗を展開しています。

コロナの影響から、2020年度は赤字に転落しつつも、新規出店を地道に続けてきました。

今では1位の国内店舗数を誇っています。

新入社員のほとんどは店舗勤務となりますが、徐々に経験を積み部長クラスになれば、グローバルな視点でのマーケティング業務などにも参画できる可能性があるようです。

やりがいや働きやすさがある企業として、就活生のあいだで高い評価を得ています。

5.コストコホールセールジャパン

コストコ

出典元コストコホールセールジャパンHP

コストコホールセールジャパンは、本社がアメリカにある会員制小売店です。

日本には1999年に登場し、2023年現在で国内27店舗を展開しています。

小規模ビジネスを対象としたコスト削減をベースに、食料品から生活用品、家電、スポーツ用品などを会員制で還元することをモットーにした他企業です。

アメリカ、カナダ、メキシコ、イギリスなどを中心にグローバルに展開しています。

まだまだ国内進出が十分ではなく、社員トレーニングや研修が手薄な状態だという噂です。

しかし徐々に改革の兆しも見られ、これからキャリアアップに恵まれた環境になると予想されています。

外国語を使う仕事でのメリット

外国語を使う仕事でのメリットはいくつも考えられます。

中でも、以下の3つが大きな利点です。

  1. 働きながら語学のスキルアップができる
  2. 一般企業の平均よりも高収入が見込める
  3. 海外出張や赴任の期待ができる

1.働きながら語学のスキルアップができる

外国語を使う仕事のメリットは、働きながらその分野の語学スキルが向上できることです。外国語を使う仕事に就けば、業務を通じながら語学の勉強ができます。

勉強時間を自分で確保することが困難な場合、勤務中のほうがその国の言語に触れる機会が多くなり、業務経験とともに学力向上になるからです。

また、スキルが不足している場合、努力する姿勢が身につきます。

多少の厳しさはあるにしても、実際に仕事の中で外国語の環境に身を置けて、しかも収入が得られるのだと考えれば、かなりメリットが大きいでしょう。

2.一般企業の平均よりも高収入が見込める

外国語を使う仕事は、一般企業の平均より高い給与が期待できるメリットがあります。

ほぼ、どの諸国の言語でも、日常会話を超えた専門性の高さが問われるはずです。

そのため、一般的な仕事より給与設定が高い傾向に見受けられます。

実務経験を積んでいけば昇進も見込めて、さらに好条件での仕事が約束できるでしょう。

転職するなど将来的なビルドアップも目指せます。

3.海外出張や赴任の期待ができる

外国語を使う仕事に就くと、海外に行く機会が増える可能性があります。

駐在員などで現地に滞在することや。一時的な業務で出張をするビジネスマンはたくさんいる現状です。

その中のひとりとして、日本国内のみで勤務するのとは違った経験ができます。

とくに英語を使う国は世界でも多いので、英語力を身につけた上で、さらに他の言語にチャレンジしてみるのもよいでしょう。

ビジネス英語のスキル向上を図れば、主要諸国での活躍が期待できそうです。

外国語を使う仕事でのデメリット

外国語を使う仕事へは、メリットだけではなくデメリットも知る必要があるでしょう。

デメリットの中には、その職業上特有なものもあれば、一般的社会人が感じるデメリットも存在します。

就活では、自分の適性を考えながら公正な決定をすることをおすすめします。

外国語を使う仕事にて起こり得るデメリットには下記のようなものがあります。

  1. 実力重視なので安定性がない
  2. 福利厚生が不十分な場合もある
  3. 赴任先によっては危険性もはらむ

1.実力重視なので安定性がない

外国語を使う仕事のデメリットでも多いのが、企業内での立場の安定性です。

欧米を中心とした海外大手企業は、実力主義を重く受け止めています。

もし能力が発揮できなければ、簡単に解雇や左遷されてしまうなどは日常的です。

日本国内の一般企業と比較しても、同じ部署内での人の入れ替わりが激しいといった声があります。

長く安定的に働くことに不安を感じるのがデメリットです。

2.福利厚生が不十分な場合もある

外国語を使う仕事の中では、福利厚生が整備されていない企業も存在することがデメリットです。

これは上述した実力主義優先という考えとも関係があります。

外資系企業等の場合は、社員全員を平等に扱うというよりも、それなりに成果を上げた人への待遇措置をする方針のほうが強いからです。

退職金制度のような、長期での勤務への優遇制度があまりないという声も目立ちます。

3.赴任先によっては危険性もはらむ

外国語を使う仕事では、海外の赴任先によっては危険を伴う場合があります。

安心・安全な国ばかりではなく治安の悪い場所や、発展途上国のように劣悪な環境の国もあるのが現実です。

場合によっては、日本国内よりも危険性のはらんだ外国への赴任を引き受けなくてはならない事情も考えられます。

外国語を使う仕事の就活を成功させるためには

外国語を活かす仕事に就く前提として、希望する業種・業界に関係なく対策が必要です。

エントリーシートの書き方、面接試験対策の2つは必須なので、計画的にすすめるようにしましょう。

外資系企業を含めた外国語では、一般企業以上に語学力が問われ、そのための選考が考えられます。

志望動機をしっかりと考えておく

エントリーシートの記入や面接試験では志望動機が必須です。

これは業界・業種の違いに関係なく、入社したい理由を企業が知りたいのは当然だと考えておきましょう。

志望動機作成のポイントとしては、「なぜその分野や業界でなくてはならないのか」「その企業なのか」を自分なりに説得力を持って発言できるように仕上げておくことです。

一例として、留学経験が発端となり、一般的な日本人が味わえない特殊な状況下からの影響を動機にするなどが考えられます。

その上で、企業を志望する理由などを、企業理念や事業の特徴などをホームページで調べ、独自な視点でその理由を考えておくとよいでしょう。

英語でのWEBテストを想定しておく

主に外資系企業、商社、メーカー、インフラ業界では、英語によるWEBテストを実施する企業が目立ちます。

英語力を試すことは当然ですが、SPIなどの能力検査としても出題されるでしょう。

大学入学共通テストレベル以上の内容で、TOEICと同じくらいのボリュームが考えられます。

エントリーシートの提出と同時か、その1週間後に受けるパターンです。

外国語の仕事の基本はとにかく英語力なので、常に語学向上の意識を持って取り組む姿勢が問われてきます。

自己分析をしながら英語による回答を考えておく

企業研究と自己分析をした上で、ESや面接試験の対策として構成を考えておく必要があります。

聞かれることを予想し、質問事項に対する自分なりの答えを用意するという意味です。

それに英語での自己PRをする時間も与えられる可能性があります。

基本は、相手を意識しながら簡潔に伝えることです。

以下のような質問事項は最低限されるものと思っておきましょう。

  1. 志望動機(一言で)
  2. 具体的理由(その業界・企業でなければならない理由)
  3. 入社後に描いているビジョン

これら3点に則って、以下のような事例を参考にしてみてください。

1.志望動機(一言で)

自分がその企業を志望した理由を、一言で言い切りましょう。

例えば、医療品や製薬業界を志望するのなら「幼い頃にかかった病気の治療に、御社の薬や医療機器の処方によって元気になった」などです。

2.具体的理由(その業界・企業でなければならない理由)

企業が知りたいことは、「自社で活躍できる人材なのか」です。

そのためには、志望する企業の特徴を捉えて、強みを論理的に説明できるようにしておくことが大切でしょう。

企業理念、展開事業、ビジネスモデル、社風などを調べておき、自分の特徴や強みとどう関係するのかを考えることです。

例えば、「病弱だった幼少期の中で、御社の薬と出会って回復しました。

その経験と感銘した気持ちが大人になった今でも忘れられず、グローバルに展開する御社の理念に救われていく人々を、もっと増やしたいと考えました」といった内容を用意しておきましょう。

3.入社後に描いているビジョン

どのような企業でも志望者に求めるのは、自社の企業ビジョンが理解されていて共感してくれるかどうかです。

高学歴で語学が堪能、海外経験が豊富な人物だとしても、企業ビジョンと本人のビジョンが一致していなければ、おそらく採用は難しいでしょう。

これも事前に希望する企業の理念やミッションなどを研究し、何よりも自分の考え方にマッチし、寄り添えるくらいに気持ちがあるかを判断することです。

注意しておきたいのは、あくまでも入社後のキャリアビジョンを意識するように考えなければなりません。

個人的なビジョンではなく、企業に役立つような挑戦、活躍をどのようにしていきたいか具体的計画を述べる必要があります。

以上のように、質問に対する回答とその理由を、具体例にあげながら自分の経験と紐づけし、入社後の将来像を思い浮かべられるような回答を、英語でPRできるようにしておきましょう。

また、具体的な面接対策を紹介している記事などが他にありますので、是非合わせて読んでみてください。

【面接対策】就活で抑えたい時事問題の出題傾向と対策方法とは

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まとめ

外国語を使う仕事をする場合、最優先で考えておくべきことは語学力です。

中でも英語の実力が問われるのは言うまでもありません。

新卒採用で未経験者だとしても、一定の英語力レベルを判断し、採用内定を出すことになるでしょう。

また、売上が好調な企業は、コンサルタントファームや製薬会社などです。

海外進出や赴任しても環境に順応できて、円滑に仕事をこなせる実力者を求めています。

採用条件の難易度がかなり高くて高学歴者が目立ちますが、TOEICなどの対策を練って地道に向上している人物などは有利に働くケースも考えられるでしょう。

語学に強くて向上心が高いと思える人は、ぜひ検討してみてください。

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監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。