ジョーカツストーリー
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ジョーカツストーリー

叱ってくれる仲間や大人がいたからこそ生まれた、内定後の決意。

坪 宜央

弘前大学内定:株式会社マイナビ

内定を「とること」や、内定を「とるまで」が目的ではない―――。

就職活動において、しばしば言われるこうした言葉がある。坪さんの就活は、まさにその言葉を体現するかのように、「内定をとった後」にこそ大きな意味があった。自信をもって臨んだ数ヶ月の就職活動で出会った仲間や、社会で働く大人たちが、彼に多くの示唆ある言葉を投げかけてくれたという。

学生時代には周囲からも慕われ、リーダーを任されることもあったからこそ、思いどおりにいかない状況に悩んだ時期もあった。一方で、モチベーション高く取り組めた時期もあった。そんな就活を経たからこそ、いま新たな決意が生まれている。

◆シェアハウスで出会った仲間に、刺激を受けた。

「調子に乗ってましたね……、完全に」

坪さんがそう振り返るのは、就活中、第一志望だった会社の最終選考に落ちてしまった時のこと。

「受かるだろう、と思っていたら、落ちて。そのあとも、目的もなくだらだら就活していました。でも、そういう自分を叱ってくれる人が、周りにいてくれたんです」

 

当初、就活に対してやる気がわかなかったという坪さん。

そんな中、弘前で参加した合同選考会で東京の会社の選考に進んだことがきっかけになり、東京で就活を始めた。

 

「やる気になったのは、東京のシェアハウスを利用してからです。一緒に泊まってる他の学生たちが就活に対して本気で考えていたのを見て、俺もがんばろう、って刺激を受けました。

毎晩、自己分析とか自分の就活について話したり、誰かの悩みについて一緒に考えたりしました」

説明会や選考でも、色々な社会人と出会い、新しい情報に触れることで、その考え方を吸収するのが面白かった。日々、自分の成長を実感していた。

◆気づけば、調子に乗っていた。

第一志望の会社の選考も、順調だと思っていた。最終で落とされることはほとんどない、と言われ、臨んだ最終選考だったが、その場で伝えられた結果は「不採用」だった。

 

「受かるに決まってる。自分はもうそのレベルにいるんだ、って調子に乗っていた自分がいました。他にも2つ内定が出ていたし、もう第一志望の会社以外は受ける意味がない。いつのまにか人にも会社にも“上から目線”になりがちで、完全に調子に乗っていましたね」

 

第一志望が候補から消えてしばらくの間は、ただ漠然と就活を続ける日々。

そんな坪さんに、ある日、シェアハウスの友人が声をかけた。

 

「“おまえ、ダサいぞ”って、あるとき突然言われたんです。

“この間までは前向きに頑張っていたのに、いつからそんなにダサくなったんだ”って怒られました。その友人は頑張っていたときのこともよく知ってくれていたから、ガツンと言われて初めて、自分が調子に乗っていただけだったんだ、って気づきました。」

◆悩み、叱られ、また悩んだ。

同じシェアハウスで過ごし、毎晩のように会話を交わしていた人からの叱責の言葉。

調子が良いときのことも知っている。第一志望を落ちた自分を見て、その変化にも気づいている。そんな仲間から、いつの間にか「自分ごと」ではなく、「人のせい」にしていることを指摘された。

だからこそ「あいつがいなかったら、今の自分はいない」と言える。そんな言葉だった。

 

叱ってくれた人は、他にもいた。

内定をとっていたマイナビの人事もそうだった。「自分はスポンジのように吸収できる人間だと思っていたけれど、色んな人の意見を吸収していたら自分の意見がわからなくなった」と相談したら、「軸もないのに自分のことをスポンジだなんて言うな」と返された。

 

「吸収してもそれを自分に還元しないで、吸収するたびに別の意見になっていたら意味がない。ちょっとやそっとじゃブレないような自分の軸を持ってこそ、社会人として活躍ができるんだ、と考えるようになりました」

 

自分の軸が何なのか。この問いには、就活中ずっと悩み続けていた。

「いま思うと、当時考えていたことも間違いではなかったと思います。核心からは遠いけれど、核心に近づくために、できることをしていかなくちゃ、という感じでした」

「めんどくさいなって思った時こそ行動すべき。そうして出会う企業や面談は、必ず役に立つと思います」

◆自分と向き合い直し、自分で出した結論。

仲間からの言葉を受けて、自分の姿勢を見つめ直した。そこで、第一志望の会社にもう一度選考を受けられないかと頼み込んだ。答えはノーだったが、「諦めきれない」という自分の本心とは向き合うことができた。

 

無気力のまま就活を続けてしまっていた自分にも向き合った。

すると、一目惚れした会社に入社することへの憧れや、自ら変わろうとせず周囲に変えてもらおうとしている自分のスタンスが見えてきた。

 

「これは駄目だなと。自分から変わろう、自分で変えようっていう意識になれないかぎり、俺はずっとこのままだなって。だったらもう、競争環境に自分を放り込もうと思いました。それで、内定をもらっていた2社のうち、より競争環境がありそうな方に入ろうと決めました」

こうして、内定から1ヶ月間、常にオブラートなしの言葉を投げかけつつ、見守りながら待ってくれていたマイナビに、坪さんは内定承諾の意思を告げた。

「仮説を立てて、自ら動いて、違ったらまた仮説を立てて。就活で学んだそのサイクルを、これからも続けていきたい」

こぼればなし

「早い段階で、次のステージを目指せるようにしたいんですよね」

春から働くフィールドが決まった今、坪さんはそう語る。「ちゃんと自分で考えて、自分で行動しているときに、自分は満足できる。就活を振り返ると、必ずしも満点と言えるわけじゃありません。だからこそ、これから仕事を通して、自分がちゃんと満足できる状態にしていきたいんです」

 

他者に合わせず、自分を過大評価しないこと。そして、その時々で率直な意見を投げかけてくれる人たちとの関係をつくること。とはいえ「周囲に変えてもらう」ことに頼るのではなく、「自分から変わろうとすること」。それを意識したからこそ、彼は言う。「業界を変えてやろう。そのために自分から変わろう、と思っています。まぁ、自分よりも凄い人たちだらけなんですけどね」

株式会社マイナビ
お名前
坪 宜央(つぼ のりお)
内定
株式会社マイナビ
大学
弘前大学
出身
宮城県
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