ジョーカツストーリー
STORY

ジョーカツストーリー

悩みに向き合うことができたのは、「納得して決めたい」という気持ちがあったから。

長坂 克己

香川大学内定:株式会社リンクバル

「いろいろ変遷を経ましたが、就活をはじめた初期に考えていたのは、営業職でした。アルバイトで接客や笑顔をよく褒めていただけたので、営業職向きなのかなって。そのころは、もっと自分について具体化しなきゃいけないということも、わかっていませんでした」

企業や業界の研究はしていたけれど、自分のことについては曖昧な状態ではじめた就職活動。アパレルや外食チェーンまで、あらゆる会社を見て回った。選択肢が増えるたび、悩みも増えた。様々なことを悩み続け、方向性がはっきりしない期間も長かった。

それでも考え続けることができたのには、理由がある。人との関わりと、「納得して決めたい」という自分自身の気持ちが、長坂さんを支えていた。

 

香川大学教育学部。もともとは教師を目指していたが、進路変更し就活に切り替えた。

◆あらゆることで悩み続けた就活。

大学3年生の終わりに、教員コースから一般就活コースへの転科を決めた。実際に教育実習に行ってみて、一般企業で働く方が向いていると感じたためだった。

「留年をして、企業研究や業界研究をしながら、夏休みから短期インターンに参加し始めました。最初はとにかく、事業の将来性だけを重要視していました。将来も伸びる事業でしっかり働いて、家族や周囲の人を守りたいという気持ちが強かったんです」

 

東京での就職を目指す後輩から話を聞いて、自分も東京での就職を考え始めた。気になったらまずは取り入れてみる、柔軟な性格だ。最初に営業職を考えたのも、インターンで営業職の社会人から話を聞いたことが影響している。

「いろんな意見を取り入れていく一方で、ちゃんと吟味してから決めたい慎重な性格でもあるんです。おかげで就活中は、色々な選択肢を取り入れてみては納得いくまで考え続ける、の繰り返しでした。ずっと悩んでましたね」

◆考え続けられたのは、納得して決めたかったから。

方向転換も多かった。東京での就職自体を辞めかけたこともある。ジョーカツのシェアハウスを利用し始めてすぐの頃だ。

「母と妹を地元に残すのは心配だし、僕自身も寂しくて。やっぱり地元に就職しようと思ったんです。でも家族にそう伝えたら、逆に背中を押されました。東京でしっかり頑張ろう、そう覚悟が決まりました」

 

本格的に始めた東京での就活。社会人や就活生と話す機会がぐっと増えた。シェアハウスでは夜な夜な、ジョーカツ生同士が就活の悩みや将来の夢を語り合っていた。

そうして人と話すようになった結果、自分の就活軸の浅さを痛感した。考えを深めようと日々努めたが、そう簡単に考えはまとまってくれない。

「不安でした。ふわふわした就活軸でこのまま進めていいのか、そもそも内定がとれるのか。でももっと怖いのは、自分の将来を適当に決めてしまうこと。だから、自分で納得できるまで考え続けました。自分の条件に合っている会社しか受けなかったし、選考途中でも合っていないと感じた場合は辞退しました。自分がその会社で働くことに納得できていないなら、内定しても意味がないんです」

◆悩みに効いたのは、「自己分析」と「人との会話」

就活の方向性に影響を与えたのが、マッチング事業との出会いだった。

人と人をつなげる事業、その場をつくる事業は、これまで未知の分野だったが、出会ってすぐに興味がもてた。これまでの人生を考えてみても、友人同士をつなげることに楽しみを見出していたからこそ、その親和性もあるように思えた。

 

しかし、マッチング事業と出会ったからこそ出てきた悩みもあった。

「それまで『やりたいことがわからない』と散々悩んでいたので、まずは自分を疑うところから始めました。ただ、『マッチング事業こそが、自分のやりたいことだ!』と思い込もうとしてるんじゃないのか? と。でも、それまで考えていた『色々な価値観の人と話す仕事に就きたい』という軸と照らし合わせて、マッチング事業は確かに自分に合っていると納得できました」

 

他にも悩みがあった。

確実に成長する事業で稼いで、将来は家族や周囲の人を守りたい。当初から抱いていたその想いが、マッチング事業をやりたいという新たな想いとぶつかった。

「一番悩みましたが、ある会社の人事に相談したら、一気に解消しました。『今盛んなIT業界だって、保証なんかない。将来が保証されているかどうかよりも、その仕事がどうなっても『この仕事をやってきてよかった』と思える仕事に就いたらどうか』とアドバイスを頂いたんです。とても納得して、マッチング事業の道に進むと決められました」

最初は不安だったシェアハウスでの共同生活。今ではシェアハウスで出会った友人たちと「就職後にまた一緒に住もう」と話しているそう。

◆ふたつの立場で人と話す。

納得いくまで考え尽くせたのには、コツがあった。ふたつの立場で人と話すことだ。

「ひとつめは、就活で出会う社会人に相談に乗ってもらうことです。僕の場合、特にジョーカツのキャリアアドバイザーの方にお世話になりました。僕が自分のことを話すと、それを組み立てて、矛盾点を突いて、浅い部分を指摘してくれる。その繰り返しがなかったら、ここまでたどり着けませんでした。

その一方で、同じ立場の学生の相談にのることも役に立ちました。人の相談に乗っていると、いい意味で自分を棚にあげられる。すると、わかっているつもりだったことが、客観的に意見を言うことで初めて言語化できました」

 

マッチング事業に進むと決めてから、長坂さんは2種類の会社に絞って選考を受けた。

マッチング事業をやっている会社と、マッチング事業に必要なエンジニアスキルが身につく会社だ。株式会社リンクバルは、その両方があてはまる。

 

リンクバルの最終面接があった日、長坂さんはジョーカツナイトに参加した。同じイベントに、リンクバルの人事も来ていた。その場で「おめでとうございます」と告げられた。

あらゆる悩みを納得いくまで考え、進めた就活。もどかしさの果てで、納得のいく内定にたどり着いた。

 

「色々ありました」と就活を振り返る。「シェアハウスで出会った仲間からエネルギーをもらえたから、ここまで頑張れた」

こぼればなし

就活軸を固めようと考え続ける中でネックになったのは、「やりたいことが見つからない」という悩み。長坂さんは悩んだ末、一つの方向性を見出していた。

「“自分は今後、どういう日常の中で生きていきたいんだろう” それを考えることが、大きなヒントになりました。

例えば僕の場合、まず刺激的な日常の中で生きていきたい。じゃあ、僕にとって日常が刺激的であるために必要なものは何か? それは、人から面白い話を聞いたり、新しい価値観を得たりすること。それならば、色々な価値観の人と話す機会がたくさんある仕事がいい、と考えたんです」

株式会社リンクバル
お名前
長坂 克己(ながさか かつみ)
内定
株式会社リンクバル
大学
香川大学
出身
徳島大学
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