ジョーカツストーリー
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ジョーカツストーリー

「正解はわからない」。 だからこそ、修正を重ね続けた。

有坂 祐美

富山大学内定:株式会社MDI

就職活動をはじめた当初は、「環境保全関係の仕事をしたい」と考えていた有坂さん。しかし、最終的に就職を決めたのは、まったく別の業種だった。

就職活動を通して、いつも自問自答を続けてきた。「正解がない」からこそ、自ら考え、改善を繰り返し、修正を重ね続けた。NPOや化粧品メーカー、不動産や人材系など、さまざまな業種を受けては、その日のうちに修正点を探す―――。

いくら考えても予測しても、わからないことも多いのが就職活動。日々、何度も修正を重ねて進んだ結果、予想もしていなかった結果に辿りついた。

大学では野生動物保全学研究室に所属、アメフト部のマネージャーもしていた。

◆インターンで、方向転換の知恵を得た。

大学で学んできたこともあり、インターン先として環境保全にかかわれるNPOを選んだ。

これまでに部活やアルバイトでも、決められたことを次々と片付け、常に新しい仕事や改善点はないかと考えながら動いてきた有坂さんは、インターンでも同じ意識で動いていた。時間に余裕があれば、「いま何かやることありますか?」と聞いて回り、それが終われば次の仕事を探す。

有坂さんにとって、仕事はそういうものだと捉えていた。

 

そんなときに、インターン先の職員から声をかけられた。

「有坂さんって、仕事に対して効率を求めるんだね」

 

その人は、もともと家具の量販店で働いており、そこから転職してNPOに移ってきた職員。

「ぼくも前職では効率重視で働いていたから、ここに来てからはちょっと戸惑う部分もあったんだ。ここの職場は、好きなときに好きなことをのんびりやる環境だから、有坂さんにとっては違うのかもしれないよね?」

その会話がきっかけで、有坂さんも自身の気持ちを打ち明けた。

◆すべての失敗を、もっとよくするための材料に。

「その人には本当に影響を受けました。就活も始めたばかりのときで、頼れる社会人も多くはないですし、誰にでも相談するというのも恥ずかしい気持ちもありました。

その人には“転職でここに来ることもできるんだから、もし自主性を評価されたり、成長したいと考えているなら最初は民間のそういう会社に行ってみてもいいんじゃない?”って、アドバイスをもらいました。」

自分が考えていたより、色々な道があるのかもしれない。そう感じた有坂さんは、環境保全分野からの方向転換を決め、民間企業を受け始めた。

 

とはいえ、うまく行く面接ばかりではなかった。面接で悔しい思いをすることも多かった。

「自分を出し切れずに面接を終えてしまうことが多かったんです。そのたびに悔しい思いをしました。もっとこう話を持っていけばよかったとか、あれも言えたのにとか、帰りの電車で思いつくんです。そういう日は悔しくて悔しくて、夜眠れませんでした」

◆就職活動に正解は、たぶんない。

「就活の軸は、自身の向上心」という通り、悔しいだけでは終わらない。失敗は必ず次に繋げると心に決め、毎回策を考えた。

会話の流れで話題を左右されないよう、何を聞かれても自分の伝えたい話に持っていくために、話題の展開を考える。答えられない質問があったときは、「答えられるように準備してきます」と、はっきり伝える。

 

「何か失敗をしても、ちゃんと爪痕だけでも残せるようにしなくちゃ、って考えていました。できないことがあったとしても、それを次につなげる材料にする。それって、アルバイトや部活でも繰り返してきたことですし、仕事でもそれが認められるようなところで働きたい」

そうしてその都度の失敗から自分なりのノウハウを積み上げていった。就活終盤では、最初の頃よりずっと面接がやりやすくなっていた。

 

とある化粧品会社の最終選考では、社長から疑問を投げかけられたこともあった。

「“向上心を活かしてがつがつ営業したいって言ってるけれど、なんで化粧品の販売なの?”って、ズバズバ指摘されました。さすが社長は飛び抜けた考えを持っているなあ、と受け止めつつも、“それでも私はこう思います”と強めに主張しました。だから絶対落ちたと思ったんですけど……なぜか内定を頂けて。就活ってわからないものだなあ、と思いましたね」

◆修正を重ねた先で、想定以上のゴールに出会った。

就活をはじめて8ヶ月。志望していた化粧品会社からの内定が1つ。他の化粧品会社での選考も進んでいた。

 

しかし、有坂さんは、それらすべてを辞退した。

「実は……化粧品会社の面接で、社長さんに正直な気持ちを恐れずに言えたのって、その前日に行きたかった会社から内定を頂いていたからなんです。化粧品会社ではなく、MDIという不動産の会社。ジョーカツさんから勧められて説明会に参加したときから、惹かれていました」

 

何より惹かれたのは、会社の雰囲気。志望していた業界ではなかったが、話を聞くうちに不動産という商材や仕事の規模も気に入った。選考の途中からは、MDIでなくては駄目だと感じるようになっていた。

化粧品会社の第1志望第2志望の選考を進めつつ、MDIにもエントリー。会社についてネットで調べながらESや面接の準備をし、キャリアアドバイザーと共にブラッシュアップした。言うべきことはこれで合っているか、毎回考えながら選考をクリアし、堅実に内定を掴み取った。

常に自ら考え、改善を繰り返し、修正を重ね続ける。そのスタイルが、実を結んだ結果だった。

パッとした明るさをもつ有坂さん。MDIは「自分の性格を1番活かせる環境だと感じた」。

こぼればなし

「就活が終わった今でも、自分の就活の仕方が“合っていた”のかはわかりません。もっと探し続ければ、より魅力的な会社があったのかもしれない。でもMDIに出会わなければ、化粧品会社に入って満足していたのかもしれない。正解はわかりませんが、その都度自分なりに考えて、決めて、振り返りながら進めてきたら、もう他を探す気がなくなるくらい“ここがいい!”と思える会社から、内定を頂くことができました」

 

就活中は、他人からのアドバイスを鵜呑みにしないようにしていたという有坂さん。

「色んな人がいて、色んな考え方や方法があるからこそ、自分の信頼する人や、信頼できそうな人、共感できる考え方をしていて就活の経験がある人からの助言を大切にして、就活を進められるとよいと思います」

株式会社MDI
お名前
有坂 祐美(ありさか ゆうみ)
内定
株式会社MDI
大学
富山大学
出身
富山県
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