「上京して自分の力を試したい。」
そんな挑戦者の志を応援します。

ジョーカツサービスを提供する株式会社ナイモノの代表、霜田のメッセージとして、「ジョーカツサービスはなぜ生まれたか?」「どうして、無料でシェアハウスの提供や交通費の支給ができるのか?」ということについてご説明します。

ジョーカツサービスはなぜ生まれたのか?

私たち、株式会社ナイモノは、2013年6月に設立されました。設立当時の私たちの事業は、採用アウトソーシング事業でした。これは、企業からの依頼で採用に関する様々な業務を代行するもので、例えば、学生の応募から選考、採用までのスケジュール調整、企業説明会の企画や運営、面接の担当などです。
なかでも多かった仕事は、東京に本社を持ちながら、全国の学生を採用するような企業の地方学生に向けた会社説明会や、その学生たちの1次選考を代行する仕事でした。

そんな仕事をしながら感じたのは、地方学生の多くは東京で就職活動に、とても苦労していることです。

「地方学生の苦労を解決したい。」

それが、ジョーカツサービスを思いつくきっかけでした。地方学生が東京で就職活動するにはとても大きなハンデがあります。

  1. 1金銭面

    就活のための上京費用は、平均で30万円、多い学生は100万円を超えていました。

  2. 2時間的な不利

    せっかく選考が進んだのに、選考スケジュールに東京の滞在期間を合わせることができずに断念する方もいらっしゃいました。

  3. 3情報不足

    首都圏の学生ならば、気になった企業にすぐに足を運んで説明会に参加したり、OB訪問などができますが地方だとそうはいきません。

移動距離や経済的な理由で、夢や目標を
あきらめる世の中であってはいけない。

こんな地方学生のハンデを解決しなければならない。と感じていた時、とても印象的な出来事が起きました。
それは、北海道の女子学生の1次選考で私が面接を担当していた時のことです。彼女は、面接がはじまって開口一番、

「御社の選考はいつまでに終わりますか?」
「私は、家庭の事情で2週間しか東京にいることができません。」
「もし、私の評価が御社に見合っていればこの2週間での
選考スケジュールを組んでいただけませんか?」

と言ったのです。

私はとてもびっくりしました。1次選考の開口一番、
そんなことを言うなんて・・

よくよく聞いてみると、この学生は、母子家庭で育ち、当時、お母さんのお母さん、つまりお婆ちゃんの健康状態が悪く、お母さんが、つきっきりで面倒をみなければいけなく、結果、お母さんまでも体力が消耗し、外で働けなくなっていたのです。

お母さんが外で働くことができず収入が無いことの金銭的な問題、お婆ちゃんの面倒をみなければいけないという時間的な不利、そんなハンデを背負っても彼女は、どうしても東京で働きたい。という想いで就活の為に上京していたのでした。
その時、私はこんなふうに思ったのです。

距離や経済的な理由で、夢や目標をあきらめる世の中であってはいけない。

そうして、上京して就職活動をする地方学生を応援するサービス「ジョーカツ」が生まれたのでした。

そんな挑戦者の応援をボランティアではなく、企業側にもメリットを生み、ビジネスとして成立させたい。

私たちが採用代行をしていた多くの企業は、
これから、大きく事業を成長していこうという企業でした。
私たちは、企業を大きく成長させるためには、自社にとって身分不相応ともいえるくらい、優秀なクラスの人材を獲得し続けなければいけないという持論を持っています。

しかし、そうなると大企業と争って優秀な学生を獲得しにいかなければいけません。当然ながら大企業はテレビCMや各種イベントなど、多額の費用で自社の認知をあげています。そんな大企業と争うことになるのです。

まだ、大企業ほどの規模ではないが、成長することに挑戦している多くの優良企業の採用コストは年々高騰していました。学生1人あたりの採用に企業が支払う金額の平均をご存じですか?

なんと80万~100万以上もするのです。

さらなる問題は、現在の求人サイトを使っての自社の露出は、採用が苦戦すればするほど費用が高騰する仕組みになっています。

求人サイトを扱っている人材会社の提案はこうです。

「今回の採用、目標人員に達成しませんでしたね。」
「その人数の採用を実現するためには、そもそも応募数をあげなければいけません。」
「サイト内でもっと多くの学生に認知させるためにトップページに自社のバナーを目立たせるプランはいかがですか?」

よくある求人サイトのトップページで自社を目立たせるための掲載料、実は250万円、300万円ほどもかかるのです。

私は、このような、採用がうまくいかなければいかなくなるほど、求人サイトが儲かるような業界の流れをなんとか変えたいと思いました。

そこで、思いついたのが、成長企業が現在、払わされている採用コストの一部を地方学生の就活費用に回し、その対価として優秀な地方学生に優先的にその成長企業を知ってもらう手段はないのか?ということです。 そして、この仕組みがジョーカツのビジネスモデルなのです。

どうして学生は無料で宿泊できるの?
どうして交通費が支給出来るの?

今回、このジョーカツを学生の皆さんがご利用するにあたって、無料で宿泊できるシェアハウスや、上京するための交通費の一部は、「挑戦者を応援したい」というジョーカツの理念に賛同し、そして、優秀な地方学生と出会いたいと考えている首都圏の成長企業からの費用でまかなっています。
だからこそ、私たちは、地方から挑戦するために上京する学生の応援はもちろんですが、大企業に負けない挑戦をしている成長企業も全力で応援したいと思っています。

そんな両者のベストマッチングを実現するために、時には学生の皆さんには、その行動や振る舞いをストレートに指摘することがあるかもしれません。社会人になって、皆さんが成長企業の原動力となって活躍できるように指導することもあるでしょう。

しかし、それが、私たちが考える挑戦に対する寄り添い方であり、上京して自分の力を試したい地方学生と、大企業に負けない事業成長に挑戦している企業に対する真っ直ぐな応援だと思っています。

株式会社ナイモノ 代表取締役
霜田 孝太

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