オンワード樫山

ES情報

  • 27 年卒
  • 男性
  • 早稲田大学

学生時代に取り組んだこと(800字)

私はお笑いサークルで漫才コンビとして活動し、外部コンテストで2回戦出場という結果を得た。活動を始めた当初、私は大学時代にお笑いサークルで経験を積んでいたプロの芸人に憧れ、プロのネタを模倣した漫才を披露していた。しかし人を引きつける個性がなく、技術力では上級生に劣るため、結果は芳しくなく、サークル内ライブでは20組中14位、エントリー制のライブでは最下位に低迷した。このような逆境にぶつかりながらも、お笑いという新しい領域に挑戦したからには結果を出したいという思いから、まず敗因の分析に取り組んだ。既に学生芸人の大会で上位入賞するなど、結果を出している上級生のライブに週2回通って彼ら・彼女らを観察した。その結果、観客を引きつけているコンビには共通して「そのコンビにしかない個性」があることに気づいた。キャラクターが明確で、他では見られないネタの世界観や特色を持っているコンビほど、会場の空気を自分たちのものにしているのを何度も目の当たりにした。翻って自分たちを見ると、プロの模倣に終始しており「自分たちらしさ」が完全に欠けていた。そこで「プロだったらどうするか」ではなく「自分たちが面白いと思うこと」を軸にネタを作るよう相方に提案し、方針転換を決めた。
この転換を実行するには、互いが正直な意見を言い合える環境づくりが必要だった。当初はお互いへの遠慮からネタ作りが行き詰まることもあったが、反対意見を述べる際は必ず代案をセットで提示することを徹底した。そうすることで、少しずつ率直に意見を共有できる雰囲気を作り上げ、何を面白いと思い、何を面白くないと思うかを明確にしながらネタを磨いていった。こうして自分たちのやりたいことを思い切りネタに反映させた結果、漫才の型からは逸脱するものの、その逸脱をコンビの個性として確立することができた。例えばツッコミについては、怒りや否定をベースとした従来の形式から離れ、ツッコミの主観をそのまま述べる形式へと変えた。これにより「独特なネタのコンビ」としてサークル内外で評価されるようになった。学内ライブでは20組中2位に上昇、外部コンテストでは2回戦に出場するといった結果を得ることができた。この経験から、人を引きつけるためには個性や差別化が大切であると学んだ。