ジョーカツストーリー
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ジョーカツストーリー

最初から正解を目指す必要はない。自分への負担を減らす就活術。

工藤 吉貴

山形大学大学院内定:株式会社UNCOVER TRUTH

「たとえば受験なら選択肢が限られるので、志望先を決めて動けるけれど、就活はそうはいきませんよね。会社は星の数ほどあって、選択肢をすべて知って動くことは不可能。そんななかで、良縁に出会うためにどうするかを考えて修正しながら動くのが、就活だと思っています」

頭のなかで思考のブロックを組み立てるように、ちょうどいい早さで、わかりやすく話してくれる工藤さん。

就職活動という海には選択肢が尽きないからこそ、具体的な目標を定めて動くのはむずかしい。就活にメンタルを左右されないように、就活を楽しくこなすために、工藤さんはいつでも、泳ぎ方を考えて進んでいった。

「手書きの履歴書は一切出さないなど、やりたくないことはなるべく避け、就職のプロセス自体を面白いと感じられるように心がけました」

◆とりあえず一度アウトプットしてみて、アップデートし続ける。

なんでも早めに準備するスタイルは、大学生になってから身につけたもの。就職活動も、大学院に合格すると同時に着手しはじめた。

「就活って何なんだ? というところから、ネットサーフィンしました(笑) 19卒の募集はまだ始まっていなかったので、選考過程や就活サービスにはどんなものがあるのかを調べました。調べるうちに感じたのは、実践しないことには何も始まらない、ということ。実践してみて、修正しながら進めるのが現実的だし、一番早いと思ったんです」

 

はじめの一歩として役立ったのは、就活サービスへの登録。

「課題でもなんでも、まずは一回アウトプットしてみるんです。いったんある程度、形になるものをつくってしまってから、徐々にアップデートしていく。

就活も同じで、就活サービスに登録するときに自分についていろいろ書かされますよね。まずはあれを、えいやっと一回書きあげました」

 

就活サービスに登録する際に、必要となるプロフィールや志望状況。これらをまずはいったん完成させてしまうことが、就職活動の最初の土台となった。ここでつくったものを、ことあるごとに振り返り、アップデートしつづける作業は、就活が終わるまで続いた。

◆正しい答えを探すより、違った答えの「何がどう違うのか」を考える。

業界や会社選びは、普段どういうものに自分のアンテナが反応するかを糸口にした。

もともと、ツイッターなどで最新アプリや最新テクノロジーの情報を追うのが好きだった。

「テクノロジー×○○というざっくりした大きな枠で、会社を調べ始めました。職種も絞らず、興味が持てればなんでもいいな、くらいで。ただ、いろいろな会社や業界の雰囲気を見るうちに、プログラミング職の需要が高いことが見えてきました」

 

世の中の需要にしたがってそういう職につくのもありかもしれない、と考えはじめた。テクノロジーに関わりたいという方向性にも合っているし、プログラミングを学ぶことに抵抗もない。

さっそく、プログラミング職を募集しているITの会社をいくつか受けた。

 

すると、1社の選考がとんとん拍子に進んだ。

「これ、いけるんじゃないか? と思いました。

でも最終面接で、社長から考えたこともない内容ばかりされて、答えられなくて……。ほかの会社でも、『プログラミングが必要だと思うなら、なぜ今やっていないの?』と聞かれて、ホントにそのとおりだな、と。そうやって何社か受けるうちに、自分にとって“プログラミングは正直そんなにでもない”というところが、浮きぼりになりました」

 

工藤さんにとって、世の中に必要とされている、という理由は、自分の仕事を選ぶ上での理由にはならなかった。行動したからこそ、得た気づきだ。

さらに、なぜプログラミング職では駄目なのか? を考えるうちにわかってきたのは、自分の経験や考えにもとづいて行動したい、という自分のこだわりだ。自分自身の経験や考えに即して就活を進めたい、という、新たな指標を手に入れた。

◆直感と理論、どちらも使える。

情報収集と実践を繰り返すことの大切さを理解していた工藤さん。逆求人サービスやリクルーターなど、いくつかの情報の窓口を並行して持つようにしていた。説明会や選考も、数をこなすようにした。

目まぐるしい毎日をこなすため、重宝したのは、直感だ。

「まず直感で取捨選択するようにしていました。直感で選り分けてから、選んだものと選ばなかったものの違いを考える。違いを考えることで、自分の志向をときほぐしていく感覚です。ちなみに直感で迷った場合は、日程の都合がつくなら見にいく、とあらかじめ決めておきました」

 

その一方で、理論をつくることにも力をいれた。

「自分としては、面白そうと思える会社に入れればいい、と思っているんです。でも、選考でそう言ってしまうと、ちゃんと考えていないと思われてしまうから、相手にしっかりと伝わる志望理由をつくるようにしていました」

志望理由づくりにも、実践が役に立った。実際の選考で相手に伝わるかどうかを確認しながら、理論の精度をあげた。志望度の高い会社の選考では自然と力が入り、図解資料もつくった。

 

「人との繋がりもとても大事。エージェントや就活生から『え!何それ!?』と驚くような情報が手に入ることもあります」

◆自分を楽にする仕組みをつくっておく。

「就活は相手がいるものなので、思いどおりにならなくて当たり前。

ただ、そうは思っていても、失敗したりお祈りされたら、どうしたって気分は落ちこみます。だからこそ、はじめから仕組みをつくっておくことで、ネガティブな状態にとらわれないようにしていました」

 

最終面接で社長に「君を育てる」と言われ、熱い握手まで交わしたのに、翌朝メールで不合格の連絡をされたこともあった。そうしたことに一喜一憂していては、自分がもたない。そう感じた工藤さんは、いつでも3~4社の選考が同時進行するようにスケジュールを組んだ。常に意識を分散しておくことが、選考の結果やその都度の感情にとらわれないための予防になった。

 

自分の負担を軽くする仕組みづくりの例は、ほかにもある。

「たとえばSPIやWebテストには労力をかけないと最初に決めてしまって、テストのない会社を中心に受けました。あとは、就活も大学院もおろそかにしたくなかったので、就活を始める時に就活の期間は3ヶ月と決めて、集中できるようにしました。」

自分にかかる負担を積極的にケアすることで、就活もよりよく進められた。

就活はコントロール不可能なもの。だからこそ、「“コントロールの難しさ”を面白がれるように」就活のプロセスを設計した。

こぼればなし

就活にかける期間を設定したり、仕組みをうまく使ったりする、というのは一見、効率を重視しているように見えるが、そういったやり方は、しっかり時間をかけて就活したいからこそだ。

 

「すぐに内定が出て、すぐに就活が終えられたら、そりゃあいいです。

でも僕は、スピードよりも納得がほしいと考えました。就活は時間をかければかけるほど、いろんな選択肢をつぶせて、納得感を得やすいと思います。ただ、時間がかかるほど、たくさん悩むし、しんどい時もある。だから、自分を少しでも楽にしてあげるために、考え方や仕組みの力を借りるんです」

株式会社UNCOVER TRUTH
お名前
工藤 吉貴(くどう よしき)
内定
株式会社UNCOVER TRUTH
大学
山形大学大学院
出身
新潟大学
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